『S−Report』 9/1号 情報社会の合意形成における市民の役割
国際大学グローバル・コミュニケーション・センター(GLOCOM)がGLOCOMフォーラムを、8月20日、21日の2日間にわたり、横浜プリンスホテルで開催した。 このフォーラムでは、「情報社会の合意形成」をテーマとして、20日には情報に関する各分野のテーマ・セッション、21日にはシンポジウムを行われた。その中、20日の模様は実験的にインターネット・ストリーミングライブ放送された。 20日のテーマセッションの1つとして、「情報社会の合意形成における市民社会の参加: ポストWSISへ向けて」が行われた。 情報社会の実現へ向けた国際的な議論と実践の場での日本の市民社会の役割を考え、国連世界情報社会サミット(WSIS)終了後も継続的な市民社会の参加のための方策を検討することをテーマとしていた。 アダム・ピーク氏(国際大学GLOCOM)は情報社会における市民社会の役割を語り、浜田忠久氏(市民コンピュータコミュニケーション研究会)は情報社会の公共性や情報NGOの役割について紹介した。 横澤誠氏(野村総合研究所、京都大学大学院客員教授)は情報社会におけるガバナンスと合意形成について、近藤勝則氏(総務省情報通信政策研究所)はグローバリゼーションによる国際社会の変化と市民の役割について述べた。 伊藤道雄氏(アジア・コミュニティ・センター21)は日本の国際協力NGOネットワークの形成を紹介した。会津泉氏(ハイパーネットワーク社会研究所、多摩大学情報社会学研究所)は情報社会における市民・市民社会の役割とインターネットガバナンスについて語った。 この中で、限られた時間の論議ではあったが、情報社会の合意形成における市民の役割やそのためのネットワークについての論議が行われた。 同日、このセッションに先立って、情報に関する市民社会について、日本のNGO・市民によるワーキング・ミーティングが開かれた。9月の世界情報社会サミット準備会合PrepCom3と11月のWSIS本会合へ向けた市民社会の意見交換とWSIS以降を目指した市民社会の今後についての論議が行われた。 今回のワーキング・ミーティングは、国連世界情報社会サミット東京ユビキタス会議の市民社会セクションの準備過程で集まった日本の市民・NGOが企画したものであり、このミーティングをきっかけに情報社会に関する市民活動の連携や産業界・政府とのコラボレーションなどのネットワークを模索していくことを目的としている。 国連世界情報社会サミット・フェーズ1は、情報というものをどのように扱っていくかを世界の政府・国際機関・産業界・市民社会で論議するもので、2003年2月にジュネープで開かれ、ジュネーブ基本宣言と行動計画が採択された。今年11月に世界情報社会サミットはチュニジアのチュニスで開かれ、フェーズ2(実践段階)のテーマが検討される予定だ。 5月に行われた国連世界情報社会サミット(WSIS)東京ユビキタス会議の準備過程で、日本の市民・NGOが集まり、市民社会準備委員会を結成し、市民社会セクションの企画とサイドイベントを計画・実施した。 今回のGLOCOMフォーラムや市民・NGOのワーキング・ミーティングなどのような日本国内の市民・NGOの動きが、「国連世界情報社会サミットやその後」といった情報社会の問題にとどまらず、幅広い情報社会の諸問題の解決のための動きになっていくと思われる。
地球温暖化防止 ESDの推進 人・森・地域いきいきフォーラム −飯能市小岩井・自由の森で考える 主役であるこどもたちや地域の住民の意思と無視したこれまでの教育や地域開発は行き詰っています。 自由の森学園の自然・人・地域資源を活用した教育再生の試みといきいとする地域再生の熱い論議の広場が出現します。 持続可能な地域、持続可能な社会をつくるためには「持続可能な開発のための教育 ESD」が必要です。 あなたも参加しませんか。 共催 さいたまグリーン・エコツーリズム協議会 自由の森学園 会員団体 【日時】 9月18日(日) (終日予定) 【場所】 自由の森学園 (多目的ホール) 埼玉県飯能市小岩井613番地 TEL 042-972-3131 http://www.jiyunomori.ac.jp/access.html (アクセス) あいさつ 1.自然と子どもたち −環境教育の現場から コーデネーター 自由の森学園 ・高等学校 ドイツの環境教育の報告 ・高等学校 里山保全 2.木と森の活用 ・森林の現状と活用−井上淳治氏(予定) ・木の活用と住まいづくり−吉野勲氏(予定) ・質疑 3.地域再生へ−森とまちづくり コーデネーター さいたまグリーン・エコツーリズム協議会 ・前のセッションを踏まえて全体討議 クロージング さいたまグリーン・エコツーリズム協議会 その他 廊下で生徒と参加団体で見本市
杉並区教育委員会 すぎなみコミュニティカレッジ 多世代共学による地元発見〜児童館をみんなのよりどころに 子ども・おとな学びあい〜地域にある学びの種を見つけよう 子どもの目線を学び、子ども・おとなが一緒になってフィールドワークすることで、子どもを社会の構成員とした位置づけ、地域の素材をもとにした学びのありようを考えていく講座です。 地域にある「学びの種」を一緒に見つけてみませんか 杉並区児童課や本天沼児童館と連携しながら、地域に存在する様々な資産を発掘し、地域社会のありようなどを子どもの目線に立って検証し、地域から学ぶ人材を養成する。 そのために児童館での子どもとのふれあいを組み込んだ講座です。 期間: 7月〜9月(全6回) 場所: 杉並区科学館(杉並区清水3-3-13) 杉並区本天沼児童館(杉並区本天沼3-34-35) 他、区内公共施設 (1)講座の方針・目的・ガイダンス 7月19日(火)10:00〜12:00 井草地域区民センター 講座の方針・目的・ガイダンスなどを通した参加者どうしのさまざまな共有と児童館職員からの子どもの現状についての講義。 担当 企画者および児童館職員 (2)児童館と地域の関係など 7月26日(火)10:00〜12:00 杉並科学館 児童館館長から児童館と地域の関係などの話と、それをもとにした子どもとの接し方の検討。 担当 企画者および児童館館長 (3)フィールドワークと児童館で子どもの目線を把握する実習(その1) 8月9日(火)13:00〜16:30 本天沼児童館および周辺地域 担当 田中恒明(地域情報研究所)長岡素彦(地域情報研究所) (4)フィールドワークと児童館で子どもの目線を把握する実習(その2) 8月16日(火)10:00〜12:00 本天沼児童館および周辺地域 担当 田中恒明(地域情報研究所)長岡素彦(地域情報研究所) (5)振り返りを通して、地域での学びのあり方を考えるプランニングの練習 9月 6日(火)10:00〜12:00 杉並科学館 担当 山田清(人イエまちネットワーク) (6)地域での学びのあり方のプランニング作成 参加者の意向により決定 担当 山田清(人イエまちネットワーク) 受講料:無料 教材費:1000円 定員:各15名(応募多数の場合は抽選) 参加ご希望の方は往復はがき・電話・FAX・E―mailでお願いします。 申し込み〆切 10月28日まで 〒166-0004杉並区阿佐谷南1-1-5 巨lイエまちネットワーク TEL(5377)7166 FAX(5377)7167 marukomex.jp@nifty.ne.jp