『S−Report』 7/21号 2025年の持続可能な社会に向かって BeGood Cafe Tokyo『2025年 未来の記憶』
10日、BeGood Cafe Tokyo Vol.79『2025年 未来の記憶』が東京代官山のボール・ルームで開かれた。 このBeGood Cafeは「素敵ないいことを始めよう」をテーマに「みんなと語るカフェ」であり、地球環境や現代社会に対して参加者が少しずつできることをする「ピースな輪」を広げるイベントであり、1999年から毎月1回、オシャレな空間でゲストの話を参加者が聞き、お互いの意見を交換するという日本におけるカフェ型サロンの草分である。 BeGood Cafeはすでに全国各地で行われているが、愛・地球博でもBeGood Cafeは食の循環とパーマカルチャーを実践するチュラルフード・カフェとオーガニック・ガーデンを行っている。今回は愛・地球博の会場の電灯を消して行った100万人のキャンドルナイトの様子も報告された。 今回は、20年後2025年の社会や地球・自然環境の未来をテーマにピーター・バーグ氏やレーナ・リンダル氏を迎えて行われた。 まず、インド最北部のラダック地方での開発とその問題点を描いた映画『懐かしい未来』の上映から始まり、2025年の未来を参加者がともに考えて短冊に託す「言の葉さらさらプロジェクト」のワークショップなどが行われた。 この他にも、ムビラ・ジャカナカによるアフリカの楽器「ムビラ」の演奏やSUIKAによるポエトリー・リーディングとラップをはさみながら、持続可能な開発のための教育の10年推進会議による国連「持続可能な開発のための教育の10年(ESD)」の紹介や「貧困をなくそう」というメッセージを個人が示すホワイトバンドの「ほっとけない 世界のまずしさ 」キャンペーン実行委員会の告知、中山実生氏のインドのこどもたちの現状と展望を示したレポートと写真展「自由への翼〜働く子どもたちに子ども時代を返そう」 も行われた。 ビーグッドTALKではピーター・バーグ氏にテレビ朝日アナウンサー丸川珠代氏が質問をする形で進められた。 ピーター・バーグ氏はプラネット・ドラム財団創始者あり“バイオリージョナリズム”(生命地域主義)提唱者である。 “バイオリージョナリズム”とは「バイオ=生命の、生態系の」と「リージョン=地域」を組み合わせた考え方である。 「この考え方では、各々の地域には、独特の気候・風土があり、固有の動植物がいる。人間が自然と調和し、地域で循環した生活を続けていくためには、それぞれの地域環境の違いから生まれる、その地域に合った、生態系、ライフスタイル、文化があってしかるべきで、そうした社会的な基本単位を見直そうとするもの。この考えでは、単なる自然保護や科学的な概念ではなく、人間の生活的な要素も重要とします。」 「バイオリージョンの思想について」 http://www.wri.jp/bio-region/ バーグ氏は地震で壊滅したエクアドルのバイーア市の地震被災復興計画を山に固有の木や植物を植えていくことからはじめた例やアメリカの大都市で行っているグリーンシティプログラムについてを語り“バイオリージョナリズム”での地域再生のプロセスを説明した。 また、6月5日にサンフランシスコで行われた「都市環境協定」(Urban Environmental Accords )に触れ、具体的な都市づくりの必要性を指摘した。この「都市環境協定」は世界中の市長たちが環境に配慮した都市づくりのための21の施策をそれぞれの都市で実施する国際協定に調印したものだ。 □2015年までに、都市の住民のための安い公共輸送の手段を拡充する。 □2040年までに、埋め立てや焼却にまわされるごみの量が増えないようにする。 □7年以内に、都市のピーク電力量の1割を再生可能エネルギーでまかなうよう努力する。 バーグ氏はこれらを実現し、2025年には都市が消費地ではなく「緑や食料の生産地」になるような具体像を語った。 今回のBeGood Cafe Tokyo Vol.79『2025年 未来の記憶』でプレゼンテーションされたチュラルフード・カフェやホワイトバンド、持続可能な開発のための教育の10年(ESD)、100万人のキャンドルナイトなどの活動は2025年に地域が命が生かされる持続可能な社会になっているための重要な試みであり、提案ではないか。 BeGood Cafe http://BeGoodCafe.com/ プラネット・ドラム協会 http://www.planetdrum.org 懐かしい未来へ〜伝統智を活かした未来のオルタナティブ〜 http://www.adf.jp/~af/ 「ほっとけない 世界のまずしさ 」キャンペーン http://hottokenai.jp/index.html 持続可能な開発のための教育の10年推進会議 http://www.esd-j.org/
杉並区教育委員会 すぎなみコミュニティカレッジ 多世代共学による地元発見〜児童館をみんなのよりどころに 子ども・おとな学びあい〜地域にある学びの種を見つけよう 子どもの目線を学び、子ども・おとなが一緒になってフィールドワークすることで、子どもを社会の構成員とした位置づけ、地域の素材をもとにした学びのありようを考えていく講座です。 地域にある「学びの種」を一緒に見つけてみませんか 杉並区児童課や本天沼児童館と連携しながら、地域に存在する様々な資産を発掘し、地域社会のありようなどを子どもの目線に立って検証し、地域から学ぶ人材を養成する。 そのために児童館での子どもとのふれあいを組み込んだ講座です。 期間: 7月〜9月(全6回) 場所: 杉並区科学館(杉並区清水3-3-13) 杉並区本天沼児童館(杉並区本天沼3-34-35) 他、区内公共施設 (1)講座の方針・目的・ガイダンス 7月19日(火)10:00〜12:00 井草地域区民センター 講座の方針・目的・ガイダンスなどを通した参加者どうしのさまざまな共有と児童館職員からの子どもの現状についての講義。 担当 企画者および児童館職員 (2)児童館と地域の関係など 7月26日(火)10:00〜12:00 杉並科学館 児童館館長から児童館と地域の関係などの話と、それをもとにした子どもとの接し方の検討。 担当 企画者および児童館館長 (3)フィールドワークと児童館で子どもの目線を把握する実習(その1) 8月9日(火)13:00〜16:30 本天沼児童館および周辺地域 担当 田中恒明(地域情報研究所)長岡素彦(地域情報研究所) (4)フィールドワークと児童館で子どもの目線を把握する実習(その2) 8月16日(火)10:00〜12:00 本天沼児童館および周辺地域 担当 田中恒明(地域情報研究所)長岡素彦(地域情報研究所) (5)振り返りを通して、地域での学びのあり方を考えるプランニングの練習 9月 6日(火)10:00〜12:00 杉並科学館 担当 山田清(人イエまちネットワーク) (6)地域での学びのあり方のプランニング作成 参加者の意向により決定 担当 山田清(人イエまちネットワーク) 受講料:無料 教材費:1000円 定員:各15名(応募多数の場合は抽選) 参加ご希望の方は往復はがき・電話・FAX・E―mailでお願いします。 申し込み〆切 10月28日まで 〒166-0004杉並区阿佐谷南1-1-5 巨lイエまちネットワーク TEL(5377)7166 FAX(5377)7167 marukomex.jp@nifty.ne.jp
■ウェブアクセシビリティ推進フォーラム 主催 埼玉県ウェブアクセシビリティ推進連絡会 後援 マイクロソフト株式会社 平成17年7月26日(火)午後1時〜午後4時30分 費用無料 さいたま新都心 彩の国8番館 1階セミナールーム (JRさいたま新都心駅から徒歩3分) 公共分野におけるウェブアクセシビリティ基礎講座 アクセシビリティの必要性 障害者ユーザーの利用状況と実態 アクセシビリティ対応の基礎の基礎 埼玉県のアクセシビリティ向上の秘策? お申し込み、お問い合わせ: 埼玉県ウェブアクセシビリティ推進連絡会事務局 さいたま市大宮区吉敷町1-124 埼玉県大宮合同庁舎3階 NPO法人WeCAN!首都圏テレワークセンター内 電話 048-647-8031 FAX 048-647-8032 電子メール info@saitama-web.net 夏からスタートする簡易診断、ガイドライン検証を踏まえ、埼玉県、大学関係者、障害者NPO、制作SOHOや町村会長を交えて具体的にアクセシビリティ推進の対策を考えるミニシンポジウム。 ■「私のまちにも必要な場所 コミュニティカフェ・コミュニティレストラン」 お母さんの地域通貨会議 第1回地域通貨当事者会議 「自分たちが歳をとったとき、安全で健康的な食事をだれかといっしょに食べる ことができたら1人で元気に老いることができるかもしれない」 「もうあんまりばたばたしたくない、ぼんやりお茶でも飲んでいたい」、「それ でも、気持ちの良い街には住んでいたい」 「地域の縁側」と「LOHAS=ロハス:Lifestyle of Health and Sustinability」 こんな場所があなたのまちにもあったらと思いませんか? 地域の再生?? まちの活性化?? こういう言葉でいろいろなことが行われていますが、 それは大げさな計画ばかりでせんぜん進まない 理屈ばかりで、地に足のついていないことが多いです。 コミュニティカフェ・コミュニティレストランは 安全で健康的な食事をみんなで食べる 人が集うことで人と人のつながりを紡ぎなおす そして、それがまちを育てるものです。 各地でコミュニティカフェ・コミュニティレストランを運営している方々をお迎えして、その作り方、運営の仕方、そして、なによりも、人とまちに必要な場 所についてお聞きします。 そして、「私のまちにも必要な場所」としてのコミュニティカフェ・コミュニ ティレストランを実現するための”ひとつの方法”として地域通貨などもお話し ていきたいと思ってます。 主 催 お母さんの地域通貨会議 協 賛 調布地域通貨さ〜らの会、他 後 援 調布市 日 時 8月28日(日) 13時〜 場 所 調布市市民プラザあくろす・市民活動支援センター 電 話 : 0424−43−1220 F A X : 0424−43−1221 所在地 : 東京都調布市国領町2−5−1 市民プラザあくろす2階 京王線国領駅より北口徒歩1分(北口を出てすぐ目の前の34階建てビルの2階部分) http://chofu.town-info.com/npo-center/about-center.htm#access 参加費 500円 【 当日のメニュー 】 開会あいさつ おかあさんの地域通貨会議 さ〜ら 1.アペタイザー 発表 13時から 【ソノヨコ】 宇都宮市 「TESiO」−テシオー とちぎ市民まちづくり研究所 活動部門・事務局担当 荻野夏子 【レストランサラ】 立川市 特定非営利活動法人 高齢社会の食と職を考えるチャンプルーの会 【まちづくりカフェカフェ・ドゥー・ドゥー】 多摩市 地域通貨 COMO事務局 2.メイン パネルディスカション 15時以降 【レストランサラ】 立川市 特定非営利活動法人 高齢社会の食と職を考えるチャンプルーの会 【まちづくりカフェカフェ・ドゥー・ドゥー】 多摩市 地域通貨 COMO事務局 【ソノヨコ】 宇都宮市 とちぎ市民まちづくり研究所 代表 陣内雄次 3.デザート −ハッピーワーク、ハッピーバザール 参加者全員による「自分の町に欲しいコミュニティレストラン」の意見発表。 発表者には100さ〜ら また、上記、パネルディスカッション等も含めて発言者、会の最初にお配りする アンケートに答えてくださった方には50さ〜らを支払います。 ※ 当日は、さ〜らコミュレス、さ〜らフリマ出張所が出展しており そこで簡単な軽食や買い物を地域通貨さ〜らにてすることができます。 また、さ〜らは会が終わっても、さ〜ら提携店(調布市5店、府中市1店)にて 使うことが出来ます。 お申し込みは、住所、氏名、 連絡先を記入の上、下記へ お母さんの地域通貨会議 長岡 http://www.e-tiiki.net/mc/ ************* お母さんの地域通貨会議とは・・・、 地域通貨の一時的な ブームは去ったという人もいます。 「にもかかわらず、なぜやるのか?」 という問いへの答えを探しながら、の活動です。 地域通貨とは、今、失われつつある地域や人との信頼関係を結び直す力を持 ち、より豊かな人生を送るために役に立つ道具です。 経済優先の<競争社会>ではなく、<共生社会>なら、それぞれが気持ちよ く 暮らせるということにみんなが気づき始めたから、「それでもなお」地域通 貨を試みる動きが、広がっているのかもしれません。変化はゆっくりと、だけど 確実に起こっています。 1人ではできないことも、自分の立場で何ができるかを考えて、ミッションと いうことで、つながる時、今まであたりまえで壊せないと思っていた壁の向こう 側にある景色がみえてくるのかもしれません。 「お母さん」とは女性、子どものいる人だけを指しているのではありません。 「育てる存在」を「お母さん」と考え、「消費」社会から「育てる」社会への提 案を さぐっていきます。 育てるということは、個々の伸びる力や可能性を信じ て見守りながら、互いに支えあうということです。 育つ対象は子どもとは限りません。パートナーでも、事業でも、農産物でも、 人間関係でも、ヒトはだれもが何かを育てて、育てられながら、自己実現に向け て学ぶ力のあるイキモノなのではないでしょうか。 地域通貨は使う人のもの、です。 「反発しない」 「競わない」「否定しな い」 「考え抜く」「支えあう」「信頼しあう」「あきらめない」をキーワード に、肩の力を 抜きつつも、いったん決めたらそこに向かう揺るぎない強さを こ の会議を作ることを通して、 探してみませんか。 ***************8月のぶれイベント*********** コミュニティカフェ見学会@カフェスロー & 地域通貨の集い@おかあさんの地域通貨会議 7/31(日) 13時〜17時 カフェスロー 毎月恒例の『地域通貨の集い@カフェスロー』にて『おかあさんの地域通貨会 議』より齋藤さん・長谷さんをお迎えすることになりました。 お母さんの地域通貨会議とはなんぞや? 今後何をしていこうとしているのか? ***********************************