『S−Report』  7/14号 参加と協働を考えるサロン 総合ボランティア・市民活動センターのあり方


 協働→参加のまちづくり市民研究会では毎月原則一回「参加と協働を考えるサロン」を実施している。
このサロンはその名のとおり参加と協働を考えるもので、各地の参加と協働の事例を自治体と市民の両方側から聞いて学びあうものである。  
 この中で、総合ボランティア・市民活動センターのあり方についても継続的にテーマとしてきた。
 同研究会の調査報告書「協働でまちをつくるのだ!」では協働の例として川口ボランティアサポートステーションや鶴ヶ島社会福祉協議会ボランティアセンターを取り上げており、昨年は東京「北区NPO・ボランティアぷらざ」の経緯やその展開など、今年5月にはさいたま市の市民活動支援室の取り組みについてもサロンのテーマとしている。
 6月8日(水)川口ボランティアサポートステーションにて、「協働→参加のまちづくり市民研究会」主催による、「参加と協働を考えるサロンin川口」(通算39回)が開かれました。
 ゲストスピーカーは川口ボランティアサポートステーション鷲巣所長とNPO ユニバーサルデザイン・ステップ小澤代表、小田副代表でテーマは、「総合ボランティア・市民活動センターと協働」でした。
 場所は川口ボランティアサポートステーションのフロアで見学も兼ねて行い、参加者は近隣の自治体職員、川口市民、まちづくりに係わる学生さんなど24名の大盛況でした。
 「協働でまちをつくるのだ!」では川口ボランティアサポートステーションを取りあげさせて頂きましたが、その後ということで、鷲巣所長からは現在まで経過と新しい仮称「かわぐちパートナーシップステーション」の展望、NPO ユニバーサルデザイン・ステップ小澤代表からは川口での総合的学習の時間での川口ボランティアサポートステーションとの取り組み、小田副代表は川口ボランティアサポートステーションとの関わり方について語った。
 また、質疑などを通じて「総合ボランティア・市民活動センター」のあり方を検討した。
 参加者のアンケートによる感想は
 ・まちづくり係わる学生として参考になった。
 ・何が問題でどのようにが良く分かった
 ・いろいろあるボランティア窓口をひとつにすることが有効だと・・  

 さて、川口ボランティアサポートステーションとかわぐちボランティアセンターの協働を目指した「ボランティアスタートライン」とは?、「総合ボランティア・市民活動センター」である仮称「かわぐちパートナーシップステーション」はなぜこういう名前か?  この内容は「またいつか」ということにして。

 秋には同じく「総合ボランティア・市民活動センターと協働」をテーマに11月に鶴ヶ島で参加と協働を考えるサロンを開催する予定である。
 同研究会の調査報告書「協働でまちをつくるのだ!」では鶴ヶ島社会福祉協議会ボランティアセンターや補助金を公開して審査する活動を取りあげたが、その後、市の市民活動推進センターも開設されており、鶴ヶ島市市民活動推進センターからその設立経緯から現状を、鶴ヶ島社会福祉協議会ボランティアセンターから現在の取り組みをそれぞれお話頂き、質疑などを通じて「総合ボランティア・市民活動センター」のあり方を検討したいと考えている。  行政の市民活動センター・ボランティアセンターと社会福祉協議会ボランティアセンターを一本化する動きがみられるが、それぞれ成り立ちも、果たす役割も違う部分もあり、単純統合することはできないが、組織ではなく住民や地域を考えたときに「住民や地域を中心に考えた総合ボランティア・市民活動センター」を模索していく必要はあるのではないか。


■参加と協働を考えるサロン in わらび  「わらび学びあいカレッジ」編

●日時:2005年8月3日(水)午後7時00分〜8時30分

●場所:蕨市民会館301室 JR京浜東北線 蕨駅西口下車10分
 中央公民館と併設の施設なのですが、入口は、駐車場に近いほうの結婚式場の方の入口からお入りください。入口が間違えやすいので注意してください。
http://www.city.warabi.saitama.jp/skaikan/skaikan/index.htm

●主催 協働→参加のまちづくり市民研究会

●参加費:500円(資料代)

●内容

蕨市では、既存の行政主導の生涯学習から受益者負担を取り入れた、運営・企画から市民の手による市民のための市民参加型の生涯学習システムを推進するため。『わらび学びあいカレッジ』を平成15年9月から開校しています。 既製のモデルや、初めから完璧な学習システムを求めるのではなく、市民の力を結集し、手探り・手作りで『わらび学びあいカレッジ』を創り上げています。講座の内容は、IT系、まちづくり系、健康系などもりだくさん。 詳細は、まなびあいカレッジのホームページ (http://www.warabi.ne.jp/manabi/mokuji.htm)を是非、ご覧ください。 そのカレッジの中心メンバーのお二人と市の担当職員をゲストに迎えて、「協働によ る参加のまちづくり」を考えてみたいと思います。ご参加お待ちしています。

□■guest■□

●…杉田登志子さん/わらび学びあいカレッジ事務局長
●…大貫妙子さん/わらび学びあいカレッジIT部会長
●…加藤智子さん/蕨市生涯学習課 * サロンの後は恒例の居酒屋談義を予定しています。
* お時間にゆとりのある方は是非、こちらの方もご参加ください。


■協働→参加のまちづくり市民研究会  「参加と協働を考えるサロン in 鶴ヶ島」


●日 程  今年 11月2日 

●場 所  鶴ヶ島市市民活動推進センター

●内 容

1.鶴ヶ島市市民活動推進センターの設立経緯から現状と今後

2.鶴ヶ島社会福祉協議会ボランティアセンターから現在の取り組みと今後

3.質疑・討論 *サロンの後は恒例のオフサイトミーティングを予定しています。  

協働→参加のまちづくり市民研究会 http://machiken.org/

  関係イベント


 杉並区教育委員会   すぎなみコミュニティカレッジ
 
   多世代共学による地元発見〜児童館をみんなのよりどころに
  
     子ども・おとな学びあい〜地域にある学びの種を見つけよう

  子どもの目線を学び、子ども・おとなが一緒になってフィールドワークすることで、子どもを社会の構成員とした位置づけ、地域の素材をもとにした学びのありようを考えていく講座です。 地域にある「学びの種」を一緒に見つけてみませんか
 杉並区児童課や本天沼児童館と連携しながら、地域に存在する様々な資産を発掘し、地域社会のありようなどを子どもの目線に立って検証し、地域から学ぶ人材を養成する。

 そのために児童館での子どもとのふれあいを組み込んだ講座です。

期間: 7月〜9月(全6回)

場所: 杉並区科学館(杉並区清水3-3-13)
      杉並区本天沼児童館(杉並区本天沼3-34-35) 他、区内公共施設
                       
(1)講座の方針・目的・ガイダンス
 7月19日(火)10:00〜12:00 井草地域区民センター

講座の方針・目的・ガイダンスなどを通した参加者どうしのさまざまな共有と児童館職員からの子どもの現状についての講義。 担当 企画者および児童館職員

(2)児童館と地域の関係など
  7月26日(火)10:00〜12:00 杉並科学館 

児童館館長から児童館と地域の関係などの話と、それをもとにした子どもとの接し方の検討。 担当 企画者および児童館館長

(3)フィールドワークと児童館で子どもの目線を把握する実習(その1)
  8月9日(火)13:00〜16:30 本天沼児童館および周辺地域 担当 田中恒明(地域情報研究所)長岡素彦(地域情報研究所)

(4)フィールドワークと児童館で子どもの目線を把握する実習(その2)
  8月16日(火)10:00〜12:00 本天沼児童館および周辺地域 担当 田中恒明(地域情報研究所)長岡素彦(地域情報研究所)

(5)振り返りを通して、地域での学びのあり方を考えるプランニングの練習
  9月 6日(火)10:00〜12:00 杉並科学館 担当 山田清(人イエまちネットワーク)

(6)地域での学びのあり方のプランニング作成 参加者の意向により決定  担当 山田清(人イエまちネットワーク)

受講料:無料    教材費:1000円

定員:各15名(応募多数の場合は抽選)
参加ご希望の方は往復はがき・電話・FAX・E―mailでお願いします。 申し込み〆切 10月28日まで
 〒166-0004杉並区阿佐谷南1-1-5 巨lイエまちネットワーク
TEL(5377)7166 FAX(5377)7167 marukomex.jp@nifty.ne.jp


 第1回 パートナーシップ・カフェ 「燃え上がれ!学生のエコ・パワー」
                  〜若者の環境パートナーシップ事例紹介〜

日時:2005年7月19日(火)16:00〜18:00

会場:環境パートナーシップオフィス(EPO) EPO会議室

対象:他セクターとパートナーシップを組んだ事業を展開したい学生環境団体。学内にエコ容器 を導入したいと考えている学校または学生団体。学生とパートナーシップを組みたい企業、行政、NPO団体。環境技術を提供することで社会貢献をしたいと考えている企業。 など

内容:学生とその他セクターにおける環境パートナーシップを組んで活動している好事例を 発表し、参加者と発表者の間で意見交換をします。

発表団体:

1早稲田大学 学生環境NPO 環境ロドリゲス 学内生協で使っている環境にやさしいお弁当容器は、消費者とお弁当容器作成会社と大学 生協の三主体間で作られたプロジェクトから生まれました。はてさて、今後の展開は?

2麻布大学 さがみはら環境まつりと淵野辺ボンバイエ! パートナーシップとは、突き詰めれば「まち」という同じリングに立つことです。私たちは、 上るべきリングを創ることからはじめました。いまや産官学民のリングができつつあり、子 どもから企業まで楽しんでくれています。私たちのリング「淵野辺ボンバイエ!」と、市・ 事業者・市民・大学と協働した「さがみはら環境まつり」に上がってみませんか?

主催:地球環境パートナーシッププラザ(GEIC)/環境パートナーシップオフィス(EPO)  

参加費:無料 お申込み・お問合わせ

 地球環境パートナーシッププラザ(GEIC) 

 担当:美濃部、小島   TEL:03-3407-8107 E-mail:minobe@geic.or.jp  


■ウェブアクセシビリティ推進フォーラム 主催 埼玉県ウェブアクセシビリティ推進連絡会
  後援  マイクロソフト株式会社

平成17年7月26日(火)午後1時〜午後4時30分 費用無料

さいたま新都心 彩の国8番館 1階セミナールーム (JRさいたま新都心駅から徒歩3分)

公共分野におけるウェブアクセシビリティ基礎講座
アクセシビリティの必要性
障害者ユーザーの利用状況と実態
アクセシビリティ対応の基礎の基礎
埼玉県のアクセシビリティ向上の秘策?


お申し込み、お問い合わせ:
埼玉県ウェブアクセシビリティ推進連絡会事務局
さいたま市大宮区吉敷町1-124 埼玉県大宮合同庁舎3階 NPO法人WeCAN!首都圏テレワークセンター内
電話 048-647-8031 FAX 048-647-8032 電子メール info@saitama-web.net

夏からスタートする簡易診断、ガイドライン検証を踏まえ、埼玉県、大学関係者、障害者NPO、制作SOHOや町村会長を交えて具体的にアクセシビリティ推進の対策を考えるミニシンポジウム。



■「私のまちにも必要な場所  コミュニティカフェ・コミュニティレストラン」       
  お母さんの地域通貨会議 第1回地域通貨当事者会議 

「自分たちが歳をとったとき、安全で健康的な食事をだれかといっしょに食べる ことができたら1人で元気に老いることができるかもしれない」
「もうあんまりばたばたしたくない、ぼんやりお茶でも飲んでいたい」、「それ でも、気持ちの良い街には住んでいたい」
「地域の縁側」と「LOHAS=ロハス:Lifestyle of Health and Sustinability」  

こんな場所があなたのまちにもあったらと思いませんか?
 地域の再生?? 
 まちの活性化??
 こういう言葉でいろいろなことが行われていますが、
 それは大げさな計画ばかりでせんぜん進まない   
  理屈ばかりで、地に足のついていないことが多いです。

 コミュニティカフェ・コミュニティレストランは
   安全で健康的な食事をみんなで食べる
    人が集うことで人と人のつながりを紡ぎなおす
     そして、それがまちを育てるものです。

 各地でコミュニティカフェ・コミュニティレストランを運営している方々をお迎えして、その作り方、運営の仕方、そして、なによりも、人とまちに必要な場 所についてお聞きします。
 そして、「私のまちにも必要な場所」としてのコミュニティカフェ・コミュニ ティレストランを実現するための”ひとつの方法”として地域通貨などもお話し ていきたいと思ってます。

主 催 お母さんの地域通貨会議 協 賛 調布地域通貨さ〜らの会、他
後 援 調布市   

日 時 8月28日(日) 13時〜

場 所 調布市市民プラザあくろす・市民活動支援センター
電 話 : 0424−43−1220 F A X : 0424−43−1221
所在地 : 東京都調布市国領町2−5−1 
市民プラザあくろす2階 京王線国領駅より北口徒歩1分(北口を出てすぐ目の前の34階建てビルの2階部分) http://chofu.town-info.com/npo-center/about-center.htm#access

参加費 500円

  【 当日のメニュー 】

 開会あいさつ
  おかあさんの地域通貨会議  さ〜ら          

1.アペタイザー  発表 13時から

【ソノヨコ】 宇都宮市 
 「TESiO」−テシオー とちぎ市民まちづくり研究所  活動部門・事務局担当 荻野夏子

【レストランサラ】 立川市  
特定非営利活動法人 高齢社会の食と職を考えるチャンプルーの会 

【まちづくりカフェカフェ・ドゥー・ドゥー】 多摩市   
地域通貨 COMO事務局 

2.メイン パネルディスカション 15時以降

【レストランサラ】 立川市  特定非営利活動法人 高齢社会の食と職を考えるチャンプルーの会
【まちづくりカフェカフェ・ドゥー・ドゥー】 多摩市   地域通貨 COMO事務局 
【ソノヨコ】 宇都宮市   とちぎ市民まちづくり研究所 代表  陣内雄次

3.デザート −ハッピーワーク、ハッピーバザール
 参加者全員による「自分の町に欲しいコミュニティレストラン」の意見発表。  発表者には100さ〜ら  また、上記、パネルディスカッション等も含めて発言者、会の最初にお配りする アンケートに答えてくださった方には50さ〜らを支払います。
※ 当日は、さ〜らコミュレス、さ〜らフリマ出張所が出展しており そこで簡単な軽食や買い物を地域通貨さ〜らにてすることができます。 また、さ〜らは会が終わっても、さ〜ら提携店(調布市5店、府中市1店)にて 使うことが出来ます。

お申し込みは、住所、氏名、 連絡先を記入の上、下記へ

 お母さんの地域通貨会議   長岡     http://www.e-tiiki.net/mc/

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お母さんの地域通貨会議とは・・・、
地域通貨の一時的な ブームは去ったという人もいます。
  「にもかかわらず、なぜやるのか?」 という問いへの答えを探しながら、の活動です。
  地域通貨とは、今、失われつつある地域や人との信頼関係を結び直す力を持 ち、より豊かな人生を送るために役に立つ道具です。  
  経済優先の<競争社会>ではなく、<共生社会>なら、それぞれが気持ちよ く 暮らせるということにみんなが気づき始めたから、「それでもなお」地域通 貨を試みる動きが、広がっているのかもしれません。変化はゆっくりと、だけど 確実に起こっています。
 1人ではできないことも、自分の立場で何ができるかを考えて、ミッションと いうことで、つながる時、今まであたりまえで壊せないと思っていた壁の向こう 側にある景色がみえてくるのかもしれません。
「お母さん」とは女性、子どものいる人だけを指しているのではありません。 「育てる存在」を「お母さん」と考え、「消費」社会から「育てる」社会への提 案を さぐっていきます。 育てるということは、個々の伸びる力や可能性を信じ て見守りながら、互いに支えあうということです。 育つ対象は子どもとは限りません。パートナーでも、事業でも、農産物でも、 人間関係でも、ヒトはだれもが何かを育てて、育てられながら、自己実現に向け て学ぶ力のあるイキモノなのではないでしょうか。
  地域通貨は使う人のもの、です。 「反発しない」 「競わない」「否定しな い」 「考え抜く」「支えあう」「信頼しあう」「あきらめない」をキーワード に、肩の力を 抜きつつも、いったん決めたらそこに向かう揺るぎない強さを こ の会議を作ることを通して、 探してみませんか。

  ***************8月のぶれイベント***********

コミュニティカフェ見学会@カフェスロー & 地域通貨の集い@おかあさんの地域通貨会議  

7/31(日) 13時〜17時 カフェスロー 毎月恒例の『地域通貨の集い@カフェスロー』にて『おかあさんの地域通貨会 議』より齋藤さん・長谷さんをお迎えすることになりました。
 お母さんの地域通貨会議とはなんぞや?
 今後何をしていこうとしているのか?

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