『S−Report』 4/21号 さいたまグリーン・エコツーリズム協議会
グリーンツーリズム・エコツーリズムについては環境まちづくりフォーラム埼玉なとで継続的に検討してきました。 『S−Report』 2005/2/10号 はじめよう!つながろう!環境まちづくり−環境まちづくりフォーラム・埼玉 『S−Report』2003/3/20号 新しい観光を目指して − 参加型オルタナティブツーリズムの可能性 4月25日、さいたまグリーン・エコツーリズム協議会の設立総会が川越福祉センターで開かれた。 グリーンツーリズムとは農業環境の保全・農業振興のために農村おける農村資源を活用した観光要素を持った地域交流であり、エコツーリズムとは自然環境の保全・地域振興のために自然環境などを損なうことない自然を対象とする観光要素を持つ地域交流である。 全国的にも都市と農山漁村の交流、農山漁村の活性化、ネットワーク化を目指し、政府サイドでは都市と農山漁村の共生・対流推進会議(オーライ!ニッポン)が設立され、NPO法人日本グリーンツーリズム・ネットワークセンターなども設立され、また、自然保護としても政府サイドでは「エコツーリズム推進会議」の設置と「エコツーリズム憲章」が制定がなされ、NPO法人日本エコツーリズム協会なども設立されている。 埼玉県内でも、環境まちづくりフォーラム・埼玉などで継続的にグリーンツーリズム、エコツーリズムが検討されていた。 今回、環境まちづくりフォーラム・埼玉などに参加している環境団体やグリーンツーリズムを志向する市民団体、まちづくり、コミュニティビジネス、SOHO、地域通貨、ESDなどの団体などが参加して、さいたまグリーン・エコツーリズム協議会が設立された。 さいたまグリーン・エコツーリズム協議会では今後、広く会員を募集し、東武東上線エリア、高崎線エリア、東武伊勢崎線エリアで活動をしながらネットワークを広げ、秩父地区・飯能地区などとも連携を図りながら、グリーンツアー・エコツアーを実施していくとのこと。 同時に地球温暖化防止や農業振興を目的としてグリーンツーリズム、エコツーリズムによって学校の環境学習・農業体験学習を支援するためイベントなどを行う予定もある。 さいたまグリーン・エコツーリズム協議会 ■趣旨 埼玉県でもグリーンツーリズム、エコツーリズムを推進していくために、この度さいたまグリーン・エコツーリズム協議会を立ち上げたいと思います。 また、地球温暖化防止や今年から始まる「持続可能な開発のための教育の10年」のさいたまでの活動にも貢献いたしたく、ここに、関係各位のご理解・ご支援をお願いする次第であります。 ■目 的 さいたまでのグリーンツーリズム(含む、農業体験教育・食育)の推進 さいたまでのエコツーリズムの推進 さいたまでのエコミュージアムの推進 さいたまでのフォレストツーリズムの推進と「木の文化」をはぐくみ さいたまでのリバーツーリズムの推進 さいたまでの環境学習及び地球温暖化防止の推進 さいたまでの持続可能な開発のための教育の10年の推進 上記のためのツアー共同企画、運営 上記のためのスロービジネスの推進 上記のための情報センターとポータルサイトの運営 上記のための行政機関や企業との協働の推進 ■プロジェクト ●さいたまグリーン・エコツーリズムのポータルサイトの運営 さいたまでのグリーンツーリズム、エコツーリズム、エコミュージアム、フォレストツーリズムの推進と「木の文化」をはぐくみ、リバーツーリズムの推進、スロービジネスの推進のためのポータルサイトの運営を行います。 ●ツアー共同企画、運営 さいたまでのグリーンツーリズム、エコツーリズム、エコミュージアム、フォ レストツーリズムの推進、リバーツーリズムの推進、スロービジネスの推進のためのツアー共同企画、運営を行います。 ●まちの先生の見本市 グリーンツーリズム、エコツーリズムの推進のために、小中学校などでの環境学習・農業体験学習(その他、福祉学習・防災学習・国際学習も含めて)を支援するため、地域で各分野の普及啓発活動を進めている個人や団体の人材情報・プログラム情報を収集すると共に、その情報をつなぐ仕組みづくりを計画しています。 この新しい仕組みを広く知っていただくために、小学校を会場に、小中学校の先生や地域センター・児童館などの方々に集まっていただき、“まちの先生見本市”を実施します。見本市の参加者・参加団体を募集すると共に、応援団登録票の記入を呼びかけます。社協の夏ボラなどの一環として行えればと思っています。 ●持続可能な開発のための教育の10年の推進 持続可能な開発のための教育の10年」は、ヨハネスブルグサミットで提起され、2002年の国連総会で採択された国連「持続可能な開発のための教育の10年」に基づき2005年より各国で展開されています。昨年12月、持続可能な開発のための教育の10年さいたま地域ミーティング「持続可能な社会を協働で築こう!」が東松山市で開かれ、今年より本格的に展開します。 ●スロービジネスの推進 さいたまでのグリーンツーリズム、エコツーリズム、エコミュージアム、フォレストツーリズムの推進と「木の文化」をはぐくみ、リバーツーリズムの推進のためのスロービジネスを推進します。 ■参加 市民、環境団体・NPO、農・林業者、流通関係、生活協同組合、企業、社会福祉協議会、行政 さいたまグリーン・エコツーリズム協議会発起人 特定非営利活動法人エコ・コミュニケーションセンター 代表 森 良 特定非営利活動法人まちづくり楽会 広報・自然ツーリング担当理事 山本正史 東松山市 加藤敏彦 特定非営利活動法人すぎとSOHOクラブ 代表 小川清一 特定非営利活動法人えがお・つなげて 常務理事本部コーディネーター 藤木照治 上尾ビレッジ 代表 若島敏夫 彩コミュニティCSOネットワーク 代表 中村博行 持続可能な開発のための教育の10年さいたま 代表 長岡素彦(ESD) 特定非営利活動法人 東上まちづくりフォーラム 代表 柴田郁夫(アドバイザー)
「ユビキタスネット社会の実現に向けて」 さて、国連「世界情報社会サミット(WSIS)」のテーマ会合「ユビキタスネット社会の実現に向けて」のお知らせです。 2003年2月に第一回「世界情報社会サミット(WSIS)」の準備過程で日本のNGOが集まり、WSIS日本NGO委員会(Japan NGO Coordination Committee for WSIS)を形成しました。 今回のテーマ会合「ユビキタスネット社会の実現に向けて」では政府と国際機関が主催ですが、そのWSIS日本NGO委員会を基礎に「市民が企画する市民社会セッション」として 『人間中心の包括的な開発志向のユビキタスネット社会』の企画をしてまいりました。 この度、その概要が決まりましたのでお知らせすると共に、参加申し込みのご連絡をします。 WSISテーマ別会議「ユビキタスネット社会の実現に向けて」 −いつでも、どこでも、何でも、誰でも− 目的 「いつでも、どこでも、何でも、誰でも」簡単にネットワークに接続できる「ユビキタスネット社会」の概念が、各国の政府や産業において大きな注目を浴びている。ユビキタスネット社会では、あらゆる人や物が結びつき、これまでとはまったく次元の異なるICT利活用の新たな革命が起こることが予想される。そこでは、人に優しい心と心の触れ合いが実現し、利用者の視点、利便性が融けこむとともに、個性ある活力が湧き上がる社会が実現されることが期待されている。 世界情報社会サミット(WSIS)ジュネーブ基本宣言及び行動計画でも、全ての人々が、ユビキタスに手頃な料金でアクセスが可能となる情報通信インフラを開発すること等の重要性が強調されている。この考えは、ユビキタスネット社会のビジョンとまさに共通するものである。そこで、ユビキタスネット社会に関するWSISのテーマ別会議を日本において開催することとし、その実現に向けた具体的方策や想定される課題への取組みについて提言をまとめる。 開催時期及び場所 2005年5月16日(月)、17日(火) 東京(京王プラザホテル) 主催者(共催)総務省、ITU、国連大学 会 場 東京 京王プラザホテル(東京都新宿区西新宿2-2-1 TEL:03-3344-0111) 参加者 各国政府、国際機関、民間企業、シビルソサイエティー(市民社会)等から約400名程度 会議構成 ・開会式 ・オープニングプレゼンテーション ・オープニングステートメント ・プレナリー ・分科会 (1)技術が拓く情報社会への展望 (2)人材育成(知識共有) (3)デジタル・ディバイドへの取組 (4)人間中心の包括的な開発志向のユビキタスネット社会-市民社会セッション (5)ユビキタスネット社会の実現に向けて 展示会場内で、ブロードバンド・モバイル・電子タグ等、ユビキタスネット社会に関連する最新技術、サービス、アプリケーションなどの展示を行う。 「ユビキタスネット社会の実現に向けて」 http://www.wsis-japan.jp/index_j.html 締め切りが4/4となっていますが、その後も可能です。 国連サミットの会合で政府と国際機関が主催ですが、前回と同じく”WSIS 4 ALL” の原則でおこなっています。 ”WSIS 4 ALL” この意味を私はこう解釈しています。 "The World Summit on the Information Society For All" 「世界情報社会サミットはNation (国)、International organization(国際機関)、Private sector (民間、私企業等)、Civil society・NGO's(市民社会・NGO)の4者すべてのためのものである。」 長岡の記事等 世界情報社会サミット開幕へ http://preview.janjan.jp/world/0312/0312069150/1.php アジアの市民が描く、情報社会の未来像 http://www.janjan.jp/living/0310/0310237690/1.php ICT(IT)は誰のもの − WSIS 4 ALL http://www.e-tiiki.net/wk/2.htm