『S−Report』  4/21号  小江戸のグリーンマップ誕生 −川越グリーンマップ


 コアメンバーとして約一年間取り組んできた川越グリーンマップができました。

 川越グリーンマップは川越市と市民、大学・学生により完成した。

 グリーンマップとは世界共通のアイコン(絵文字)を使って住民が自らフィールドワークを行って地域の環境の地図をつくり、エコロジカルな視点の共有と環境改善に結びつけるものだ。

 グリーンマップは政府や企業といった特定の機関がつくるのではなく、ニューヨークのグリーンマップシステム本部に登録したマップメーカーといわれる地域の団体がつくる。
 グリーンマップのプロジェクトは1992年からスタートしており、創始者のウェンディ・ブラウアー氏が「都市に住んでいる人々が、自分の周りの環境とのエコロジカルなつながりを再発見するためのツールを作りたかった」ということで始めた。  その後、プロジェクトは、日本(京都、世田谷、広島など)も含む世界の33カ国の90以上の都市で、その趣旨に賛同する人々の草の根的な取り組みによって展開され、国連がNGOに対して認定する「BestPractice100」にも選ばれている。
 インターネット上のグリーンマップのサイトでは、サンフランシスコやコペンハーゲンなどの都市の地図を見ることができ、ウェブ上にあるニューヨークのマップなどでは、アクセスした人自身がそこに情報を書き込むことによって、自らプロジェクトに参加することもできる。  

 川越グリーンマップは、市がマップメーカーとして登録料や制作費を出し、延べ137人の市民、学生が参加し、まちめぐりフィールドワーク・公開ワークショップや東洋大学工学部によるフィールドワークなどによって情報を収集し、コアメンバーにより地図が作成された。
 グリーンマップは世界共通のアイコン(絵文字)を使って表現するが、地域固有のアイコンをつくることができるが、川越グリーンマップでは川越のアイコンとして有名な蔵づくりを表す「蔵」のアイコンと菓子屋横町などで有名な菓子を表す「お菓子」が世界標準として登録された。  
 この川越グリーンマップは20日から市環境政策課で有料頒布されるとともに、小中学校などでの環境学習での活用も考えられている。

 行政がつくる地図は数多く存在するが、グリーンマップのように単なる地図づくりではなく、住民が自ら地域の環境の地図をつくり、エコロジカルな視点の共有と環境改善をおこなうことが重要ではないか。

  地域情報研究所予定

 
  こども環境学会・2005年度大会および国際シンポジウム            

   「こどもの安全と健康のための環境」

 展示及び発表をします。



 開催日 2005年4月22日(金)〜24日(日)

 会 場 建築会館(東京都港区芝5−26−20)

 主 催 こども環境学会 http://www.children-environment.org/

  問合せ こども環境学会事務局(担当:中山、井上、西本)  

   〒152-8552 東京都目黒区大岡山2-12-1  東京工業大学内

   TEL: 03-5734-3163, FAX: 03-5734-2923  Mail to: info@children-environment.org  

  参加費

  大会参加(4月22日〜24日)会員4,000円、学生会員3,000円、非会員4,500円

  国際シンポジウム(4月23日13時〜17時) 会員4,000円、学生会員3,000円、 非会員4,500円

  懇親会(4月23日午後18時より) 3,000円

 都市化社会の中で事故や犯罪の危険に晒されているこどもたちの現状に 鑑み、テーマを「こどもの安全と健康のための環境」と題し、ハード(物的環 境)とソフト(社会的・文化的環境)の両面からの安全な環境づくりとこどもた  ち自身の安全能力や健康の向上に向けて討論をし、こどもの安全と健康のための環境づくりの具体的な方向を見出したいと思います。
 研究者のみならず、こどもの環境づくりや子育て支援に取り組む幅広い実践者、子育て中の家族の方々、そしてこどもたちなど多くの方々の参加を期待しております。

 開催概要

 〇4月22日(金) 12:00〜18:00

 エクスカーション(活動実践施設の見学ツアー)町田市玉川学園子どもクラブ、ころころ児童館、ゆう杉並、羽根木プレーパークにて前夜祭

 〇4月23日(土) 9:00〜18:00

 開会講演:千田満氏「こどもの安全と健康のための環境」
 基調講演:イアン・ロバーツ氏「こどもと交通戦争」 

 国際シンポジウム:こども事故防止の専門家、神戸のWHO健康開発総合研究センター(WKC)の都市健康学者、韓国の児童学者、パキスタンの母 子保健学者、スポーツ環境学者らの参加により、国際的な枠組みの中で  こどもの安全と健康を守る環境づくりを考えます。

 分科会:23日11:00〜12:20

 1)「安全で楽しいあそび環境づくり」(千田満氏ほか)
 2)「こどもが事故にあわないまちづくり」(木下勇氏ほか)
 3)「住環境と母子の健康生活」(織田正昭氏、小澤紀美子氏ほか)

 総会:17:00〜 
 懇親会:18:00〜 

 〇4月24日(日)9:00〜17:00

 分科会:24日9:00〜10:20

 4)「環境としての学校」(汐見稔幸氏ほか)
 5)「こどもを犯罪から守るまちづくり」(中村攻氏ほか)
 6)「こどもと情報文化環境」(高山英男氏ほか)

 特別講演:10:40〜  平山宗宏氏「わが国の母子健康の流れと今後の課題」

 ポスターセッション発表:12:00〜
 中庭でのワークショップ:12:00〜
 子どもから大人へのメッセージ:13:00〜

 ※子どもの声を募集中 http://www.children-environment.org/kids/

 総括セッション(アジェンダの採択):16:00〜


 さて、こどもの声を生かすイベントです。


  こどもの声が大人を動かす!メッセージ募集 2005/03/29

 こども環境学会が、2005年こども環境学会大会開催(4月22日〜24日)に伴い、こどもシンポジウム「子どもから大人へのメッセージ」の開催を予定しており、こどもたちからの意見を募集している。
 こども環境学会は「学問の領域を超えて、こどもを取り巻く環境=「こどもの環境」の問題に関心や係わりのある研究者や実践者が集い、共に研究し、提言をし、実践してゆくなかで、こどもの成育に寄与する環境科学を確立し、こどものためのよりよい環境を実現する」ために昨年設立された。

 今年は大人がこどもについて論議するばかりでなく、こどもの参画を促すために、こどもから「こどもの参画サイト みんなの声(BLOG)〜みんなの声が大人を動かす!募集中!」で意見を寄せてもらったり、こどもシンポジウム「子どもから大人へのメッセージ」で発言をしてもらったりして、こども環境学会のアジェンダに反映したいとのことだ。


  こどもの声が大人を動かす!だからみんなの声を聞かせてほしい!

                                   こども環境学会会長  仙田満
                                   2005年こども環境学会大会実行委員長  福岡孝純

 こども環境学会(事務局 東京工業大学内)が開催する「2005年こども環境学会・大会および国際シンポジウム」では都市化社会の中で事故や犯罪の危険に晒されているこどもたちの現状に鑑み、テーマを「こどもの安全と健康のための環境」と題し、ハード(物的環境)とソフト(社会的・文化的環境)の両面からの安全な環境づくりとこどもたち自身の安全能力や健康の向上に向けて討論をし、こどもの安全と健康のための環境づくりの具体的な方向を見出したいと思います。  本大会ではこどもたちが主役の「(仮称)こどもシンポジウム」の開催を予定しており、こどもからの意見を下記の通り募集します。また、その意見をみて、こどもに「(仮称)こどもシンポジウム」のパネラーもお願いします。


  こども環境学会はきみたちが大人にぶつけたいメッセージを大募集

1.お願い  

  4月23〜24日、こども環境学会の年に1度の大会が開かれます。そこで、大人にぶつけたいメッセージを募集します。テーマは一応「こどもの安全と健康のための環境」っていうものだけど、だいたい、こどもって大人が「安全」やら「健康」を考えるってどんな気持ちなのかなぁ。

 それにさ、そもそも、こどもの「安全」とか「健康」って何だと思う?

          たくさんのメッセージまってるョ!

                     みんなの声が大人を動かす!  
                                           ホントじゃ!!

2.いつまで

 1次締め切りは4月10日まで。

3.だれが  20才になってなければ誰でもいいよ。

4.どこに、どうやって

 ホームページ「みんなの声が大人を動かす」から、パソコンおくってね。メッセージは短くてもいいよ。  

  http://www.children-environment.org/kids/,

5.どうなる  ホームページ「みんなの声が大人を動かす」にきみの意見がのります。
 それに、こどもの意見を聞く大人からお返事ものります。
 この意見の中から、2005年こども環境学会大会「(仮称)こどもシンポジウム」の参加をお願いすることがあります。  きみも、学会で大人に言いたいことを言おう!!

6.保護者・関係者の皆様

 頂いたお子さまのメッセージやプライバシーの取り扱いにつきましては細心の注意を払います。
 ご参加をお願いするお子様については事前に個別にご連絡しご相談をさせていただきます。

【こども環境学会とは】

 学問の領域を超えて、こどもを取り巻く環境=「こどもの環境」の問題に関心や係わりのある研究者や実践者が集い、共に研究し、提言をし、実践してゆくなかで、こどもの成育に寄与する環境科学を確立し、こどものためのよりよい環境を実現することが、『こども環境学会』の目的です。
 こども達のために豊かな成育環境を実現することに関心を持っておられるすべての方々の参加をお待ちしております。  
  こども環境学会は、2004年5月の設立大会「こどもと環境:都市化の中のこどもたち」で、ロビン・ムーア氏(ノースカロライナ州立大学教授)、ロジャー・ハート氏(ニューヨーク市立大学教授)らをお招きして国際シンポジウムを開催しました。昨年度の大会においては、こどもたちを取り巻く環境の変化がこどもたちの成育に様々な影響を与えていることが幅広い学問分野から問題提起され、こどもたちの環境の改善に取り組んでいる様々な団体からは、その取り組みなどが紹介されました。

【本件のお問い合わせ】 こども環境学会 事務局長 中山豊

〒152−8552 東京都目黒区大岡山2−12−1(東京工業大学大内)

URL:http://www.children-environment.org

E−mail:info@children-environment.org

「みんなの声が大人を動かす!」専用メール: kids@children-environment.org

  関係イベント
 

   「ユビキタスネット社会の実現に向けて」

 さて、国連「世界情報社会サミット(WSIS)」のテーマ会合「ユビキタスネット社会の実現に向けて」のお知らせです。  

 2003年2月に第一回「世界情報社会サミット(WSIS)」の準備過程で日本のNGOが集まり、WSIS日本NGO委員会(Japan NGO Coordination Committee for WSIS)を形成しました。
 今回のテーマ会合「ユビキタスネット社会の実現に向けて」では政府と国際機関が主催ですが、そのWSIS日本NGO委員会を基礎に「市民が企画する市民社会セッション」として 『人間中心の包括的な開発志向のユビキタスネット社会』の企画をしてまいりました。
 
 この度、その概要が決まりましたのでお知らせすると共に、参加申し込みのご連絡をします。

  WSISテーマ別会議「ユビキタスネット社会の実現に向けて」 −いつでも、どこでも、何でも、誰でも− 目的 「いつでも、どこでも、何でも、誰でも」簡単にネットワークに接続できる「ユビキタスネット社会」の概念が、各国の政府や産業において大きな注目を浴びている。ユビキタスネット社会では、あらゆる人や物が結びつき、これまでとはまったく次元の異なるICT利活用の新たな革命が起こることが予想される。そこでは、人に優しい心と心の触れ合いが実現し、利用者の視点、利便性が融けこむとともに、個性ある活力が湧き上がる社会が実現されることが期待されている。  世界情報社会サミット(WSIS)ジュネーブ基本宣言及び行動計画でも、全ての人々が、ユビキタスに手頃な料金でアクセスが可能となる情報通信インフラを開発すること等の重要性が強調されている。この考えは、ユビキタスネット社会のビジョンとまさに共通するものである。そこで、ユビキタスネット社会に関するWSISのテーマ別会議を日本において開催することとし、その実現に向けた具体的方策や想定される課題への取組みについて提言をまとめる。

開催時期及び場所 2005年5月16日(月)、17日(火) 東京(京王プラザホテル)

主催者(共催)総務省、ITU、国連大学

会 場 東京 京王プラザホテル(東京都新宿区西新宿2-2-1 TEL:03-3344-0111)

参加者 各国政府、国際機関、民間企業、シビルソサイエティー(市民社会)等から約400名程度

会議構成

・開会式
・オープニングプレゼンテーション
・オープニングステートメント
・プレナリー

・分科会
(1)技術が拓く情報社会への展望
(2)人材育成(知識共有)
(3)デジタル・ディバイドへの取組
(4)人間中心の包括的な開発志向のユビキタスネット社会-市民社会セッション
(5)ユビキタスネット社会の実現に向けて
展示会場内で、ブロードバンド・モバイル・電子タグ等、ユビキタスネット社会に関連する最新技術、サービス、アプリケーションなどの展示を行う。

「ユビキタスネット社会の実現に向けて」 http://www.wsis-japan.jp/index_j.html

  締め切りが4/4となっていますが、その後も可能です。

  国連サミットの会合で政府と国際機関が主催ですが、前回と同じく”WSIS 4 ALL” の原則でおこなっています。   
  ”WSIS 4 ALL”  この意味を私はこう解釈しています。

 "The World Summit on the Information Society For All"

 「世界情報社会サミットはNation (国)、International organization(国際機関)、Private sector (民間、私企業等)、Civil society・NGO's(市民社会・NGO)の4者すべてのためのものである。」  


長岡の記事等  

 世界情報社会サミット開幕へ               http://preview.janjan.jp/world/0312/0312069150/1.php
 アジアの市民が描く、情報社会の未来像     http://www.janjan.jp/living/0310/0310237690/1.php   

 ICT(IT)は誰のもの − WSIS 4 ALL     http://www.e-tiiki.net/wk/2.htm


災害弱者・情報弱者について考える  

第2回 「災害弱者・情報弱者 基礎講座」


日 時 4月22日(金) 19:00〜20:30 予定

場 所  シーノ大宮内桜木公民館 費 用 

原則今回は無料ですが寄付として\100以上をお願いします。
    (福岡、新潟県中越地震災害、スマトラ島沖地震・インド洋大津波に向けて)

申 込  災害と避難・情報と能力研究会 事務局      NPOユニバーサルデザイン・ステップ   
   info-lab@cyber.email.ne.jp

内 容      

  1.消防設備の現況と課題(小澤代表)・  
  2.新潟中越地震災害ボランティアに参加して (さいたま市社会福祉協会職員 大橋さん)
  3.災害救助の現場から さいたま市災害緊急援助隊
   4.ディスカッション



 ご購読・ご利用規約
 
 ご意見、ご感想、ご要望をお聞かせください。
 掲載された記事を許可なく使用することはご遠慮ください。
 ご紹介または転載等のご相談は下記までお願いします。
 掲載している情報は各人の責任においてご利用ください。
 『S−Report』は既存の配信システムや問題になっているマイクロソフト社のメーラーを使わず「独自の配信システム」で配信しており、ホストマシン自体にもファイヤーウォール、「最新のワクチン」を導入し必ずチェックを行い対策を とっておりますのでご安心ください。