『S−Report』  3/24号 ハッピーワーク(Happy Work)


 埼玉県民活動総合センターでは毎年、「こども夢未来フェスティバル」が開催されている(主催:こども夢未来フェスティバル実行委員会、特定非営利活動法人彩の子ネットワーク)。フェスティバル期間中には、子どもたちは保育ボランティア(高校生)とともに、県民活動総合センター全館で自由に遊ぶことができるのだ。

 3月13日に開催された「こども夢未来フェスティバル2005」は、「子育ては、たいへんがステキ!」をテーマに、各種工作やメイク、ダンス、人形劇、体験学習、そしてトーク「子育て未来地図−パパとママはアナウンサーみんなで子育て」などが行われ、約5800人が来場した。
 中でも、子どもに地域通貨を使った仕事を体験してもらう「ハッピーワーク(Happy Work)」は、多くの子どもたちで賑わっていた。

 「ハッピーワーク」は、各地で行われているこどもフェスティバルやこどものまち「ミニさくら」の経験を生かして考案されたものだ。今回は、お母さんの地域通貨会議、こども夢未来交換リングコミュニティ通貨“彩”推進委員会(特定非営利活動法人彩の子ネットワーク)、地域通貨上尾ビレッジの3者が実施した。

 「ハッピーワーク」では、事前に他の出展者から子どもたちに仕事を提供する「おねがいメニュー(求人票)」を作成して貰う。子どもたちはこの「おねがいメニュー(求人票)」をみて、やりたい仕事を見つけ、出展者のブースやハッピーファクトリー(「ハッピーワーク」の中にある)で仕事を行い、地域通貨をもらう。その地域通貨で出展者が有料で提供している風船などと交換できる。また、ハッピーマーケット(「ハッピーワーク」の中にある)でリサイクル品のおもちゃやトレーディングカードとも交換できる。  

 この「ハッピーワーク」では延べ200人の子どもたちが参加し、中には朝からずっと「働き続けた」子どももいた。    この試みは一見では子どもに働くことを覚させる「職業体験」と同じように見えるが、『ハッピーワーク』では子どもたちは定型的な仕事をこなすのではなく、自主的に仕事を選択して、いろいろな作業を楽しく行うことが重視されている。
 また、ハッピーファクトリーでの仕事では、年上の子が年下の子に仕事を教えるなど、今では少なくなった異年齢集団でのチームワークが自然に形成されていた。

 お母さんの地域通貨会議では、「ハッピーワーク」をいろいろな団体として協力して行って行くほか、こどものまち「ミニさくらツアー」を行うほか、8月には「第1回お母さんの地域通貨会議 地域通貨当事者会議」を東京の多摩で開く予定とのこと。

◇ お母さんの地域通貨会議の活動主旨 「地域通貨」の持つ力を信じ、古くて新しいしくみと知恵を、未来へリレーするために、育ち、育てあうネットワークを作ることをもう一つの目的として、年4回程度のフォーラム開催を実施していきます。
 「お母さん」とは女性、子どものいる人だけを指しているのではありません。「育てる存在」を「お母さん」と考え、「消費」社会から「育てる」社会への提案をさぐっていきます。育てるということは、個々の伸びる力や可能性を信じて見守りながら、互いに支えあうということです。

  地域情報研究所予定



(財)住宅総合研究財団  第6回「住まい・まち学習」実践報告・論文発表会に下記2点を発表します。

 7.「こどもをきっかけとするまちづくりへの視点−異世代での協働、交流が育んだもの− 」   
  
  田中恒明(地域情報研究所)
  執筆者 田中恒明、長岡素彦(地域情報研究所)、山口邦子(共立女子大学)

 9.「上尾ビレッジカフェ「地域通貨で問題解決」−まち育てのひとつとしての地域通貨ビオトープ− 」    

 長岡素彦(さいたま地域通貨フォーラム/地域情報研究所)   

 第6回「住まい・まち学習」実践報告・論文発表会

  日 時 2005年4月2日(土)13:30〜17:30 終了後、交流会を開催します。

  会 場  建築会館302・303会議室
   (JR田町駅,都営地下鉄三田駅(浅草線・三田線) 徒歩5分、港区芝5-26-20 tel?:03-3456-2051)

  参会者  学校関係者、建築系・教育系などの研究者・実務者ならびに大学院生・学生、まちづくりなどの活動家、関心のある保護者の方などです。

  (財)住宅総合研究財団では、1993年より住教育委員会を設置し、住教育フォーラム等の活動を行っています。また、各分野・学会に分散している住まい・まち学習関係者が分野を越えて集い、成果・情報を交換・蓄積していくために論文集の作成・発表を6年前より毎年実施し、これまでに、学校教育・都市計画・建築・造園・美術・まちづくりなど幅広い分野の方々から、130編を越える論文が寄せられています。

  委員長  延藤  安弘(NPO まちの縁側育くみ隊 代表理事)
  委  員 小澤紀美子(東京学芸大学教育学部教授)
  委  員 木下   勇(千葉大学園芸学部助教授)
  委  員 町田万里子(元 筑波大学附属小学校教諭)
  委  員 細田 洋子(建築と子供たちネットワーク仙台)
  委  員 奈須 正裕(立教大学文学部 教授

  第6回「住まい・まち学習」実践報告・論文発表会聴講者募集 定員 50名 (申込み先着順)

  参加費 無料 (ただし交流会は会費1,000円)

  参加申込 こちらのフォーム,または,faxで

  (1)参加内容(発表会,交流会),(2)氏名,(3)所 属,(4)連絡先住所,(5)e-mail,(6)電話,(7)faxを下記まで送信して下さい。 *お断りする場合はご連絡いたします http://www.jusoken.or.jp/jukyoiku_form.htm

   申込・問合先 (財)住宅総合研究財団 住教育担当 
    〒156-0055 世田谷区船橋4-29-8 tel 03-3484-5381,fax 03-3484-5794


  関係イベント

-------------------------------------------------------------------------------
日本初の“こどものまち”(ミニミュンヘン)ミニさくらツアー募集
-------------------------------------------------------------------------------

 このツアーではガイド、解説(ツアー用ハンドアウト付)、ミニさくらコーディネーターのお話も聞けます。  このツアーは観光ツアーではなくスローツーリズムのスタディツアーです。 (営利を目的としたものではありません。)

■ミニさくらツアー日程  

  3/27(日) 斎藤担当、 3/29(火) 斎藤担当    4/1 (金) 長岡担当、 4/2 (土) 斎藤担当

集合場所(現地発着)

   ミニさくら受付前で「お母さんの地域通貨会議」のポスターを持ってお待ちしています。
  京成本線 志津駅から南中野行きバス 下志津小前下車
  アイアイモール(中志津中央商店街)に無料駐車場があります。

集合時間  必ず、事前申し込み願います。   各日 11:00 (要望があれば 12:00 13:00)

概    要 実費程度を頂きます。

 1.解説(ツアー用ハンドアウト付)(15分)

 2.現地見学コース(1時間弱)

 受付−銀行−放送局−職人工房−商品売り場

 3.ミニさくらコーディネーターのお話

 4.ツアー担当よりミニさくら・エコマネーサクラの話

 5.質問タイムなど(約15分)

主 催  お母さんの地域通貨会議/スローネットワーク Green Cafe


                ★★ミニさくらツアーお申し込み方法★★

1.Eメール  Green Cafe事務局    green@fv.mond.jp

2.ファクシミリ  Green Cafe事務局 049-233-0402 

3.斎藤または長岡まで直接お申し込みください。

いずれの方法でお申し込みの際にも、以下の申し込み内容をお知らせください。ファクシミリでお申し込みの際には、空欄に必要事項をご記入の上、この紙を送信してください。

-------------------------------------------------------------------------------

○参加希望日
○氏名
○連絡先(できればEメールアドレス)
○(もしおもちでしたら)ケータイNo.
○グループで参加の場合、ご自分をふくめた合計参加人数 ※参加費用はハンドアウトコピー代実費の予定です。(未定)                             

2005.2.24

◆■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇

 ♪スキルアップのフルコース♪ 〜パート1〜

      前菜・スープを召し上がれ♪

■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇


「春だ!自分に向き合い、新しい仲間を探してみない?」


●日時:平成17年4月9日(土) 10:00〜16:00

●場所:サイサンKSビル8階ホール(大宮駅徒歩10分)     
       http://www.saisan.net/

●主催:彩の国学生ボランティアネットワーク

●協力:埼玉県社会福祉協議会

●内容:

 ○食前酒〜初対面でも打ち解ける方法

 ○前菜・俺流サラダ  〜自分のやりたいことを見つけよう

 ○スープ・十人十色スープ 〜仲間を見つけていい味だそうよ〜

 ○メインディッシュは   

  6月11日(土)・8月13日(土)・10月8日(土)  12月10日(土)・2月11日(土)で食べよう!

●シェフ(ファシリテーター) 

 ○武田三奈さん(自分が変わる世界が変わるワークショップ)

 ○茂木昌克さん(ユース・トーク未来代表)

 ○彩の国学生ボランティアネットワーク

●参加費  学生  500円  一般 1,000円

●申し込み方法  

下記フォームをvc@fukushi-saitama.or.jp へ  

・・・・・・・・・・・ 申し込みフォーム ・・・・・・・・

氏名(フリガナ);
所属団体名(あれば):
学生参加者の方は学校名と学年:
連絡先     〒:         
住所:      
電話番号:      
携帯番号:       
Eメール:
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

●彩の国学生ボランティアネットワークってなあに?
 埼玉県内を中心とした大学、地域のボランティア同士の情報交換や横のつながりをつくるために有志によって設立されたネットワークです。
 メールでの情報交換や、2ヶ月に1回(偶数月)に定期的にサロンを開催しお互いのスキルアップをはかっています。

●今後のスケジュール

 5月7日・8日合宿
 1日目「アイスブレイクだよ〜大運動会」  2日目「テーマ別分科会」   防災・まちづくり・こどもをテーマに語ろう。

●問い合わせ先  社会福祉法人埼玉県社会福祉協議会
 〒330-8529 さいたま市浦和区針ヶ谷4−2−65  
電話048−822−1192 FAX048−822−1449
 Eメール:vc@fukushi-saitama.or.jp 担当:秋山

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


4月3日(日)『のりのり(海苔)ウォークラリー開催!』

 海苔のまち「大森」をめぐるスタンプラリー!

 どなたでも参加いただけます!(10歳以下は保護者同伴)  

春休みの家族イベントに、お友達と健康づくりに・・・是非ご参加下さい!  
団体さま歓迎!

・ゴールした方にはもれなく海苔に関するステキな商品をプレゼント!

・さらに抽選で豪華海苔商品も当たる!

・また、お名前に「の」と「り」のつく方!特典があります!
 (数量限定 証明するものをおもち下さい)

■参加費:300円(当日受付) 定員500名

■チェックポイント:こらぼ大森(スタンプカード発行)→海苔の松尾(平和島) →くじらオブジェ→海苔博物館→海苔会館→大森町商店街→海苔の碑 →こらぼ大森(約4km)

■受付時間:9時30分から12時30分

■受付場所:こらぼ大森(大田区大森西2-16-2  

 京浜急行平和島駅から徒歩7分駐輪可)スタート、ゴールとも:こらぼ大森

★平和島駅から参加したい方は、予約を!転送歓迎! 平和島駅から参加したい!という方はあらかじめメールemail : info@oomori-cafe.comにて「お名前」「連絡先」「参加人数」と「平和島駅」到着時 間をお知らせ下さいスタンプカードを平和島駅でお渡しします。

★当日はゴール地点のこらぼ大森で海苔イベント「みんなでつくろう!手巻きずし」 も開催しています!一日海苔づくしでお楽しみ下さい!

■雨天決行

■主催:大森まちづくりカフェ

■お問い合わせ 大森まちづくりカフェ事務局 たかだあや

[〒] 143-0015 東京都大田区大森西2-16-2 こらぼ大森内

[tel/fax] 03-3768-0051
[URL] http://www.oomori-cafe.com/

参加と協働を考えるサロン

●日時:平成17年4月20日(水)午後7時00分〜8時30分

●場所:浦和市民会館(さいたま市)浦和駅下車徒歩8分

●ゲストスピーカー 県こども家庭課 小峰さん  「次世代育成支援行動計画」や「子育て応援団」などについて

●参加費:500円(資料代)

●「参加と協働を考えるサロン」の申し込みは・・・ ・

協働→参加のまちづくり市民研究会(http://machiken.org)まで

・ E-mail:in-fo@machiken.orgまでお申し込みください。

・ なお、電話での問い合わせは (担当・矢嶋)までお願いします。  

 『 ケーススタディ・ノート 協働でまちをつくるのだ!
    −埼玉におけるNPOと自治体の協働に関する事例調査報告書 』 (愛称 「協まち本」)  

   編集・発行: NPOと自治体を考える自主研究会 (現)協働→(による)参加のまちづくり市民研究会  
   特定非営利活動法人さいたまNPOセンター   

  頒価: 1,000円(送料別)   発行: 2004年1月   A4版・116頁

◆ 第3回「日本NPO学会賞(研究奨励賞)」受賞! ◆

 2005年3月21日、「日本NPO学会第7回年次大会」において、『協まち本』が第3回「日本NPO学会賞(研究奨励賞)」を受賞いたしました。NPOが取り組んだ調査研究では初めての受賞です。   

▼NPOと自治体職員が見て・聴いて・考えた…

・NPOと自治体職員がいっしょに協働事例のアンケート調査・ヒアリング調査を実施。さらに、具体的な事例検討(ケーススタディ)から「協働のあり方」をまとめた他に例を見ない調査報告書。 ・「協働のあり方」では、「まちは誰のもの?」「公益や公共とは?」から解きほぐし、「協働でまちをつくるのだ!」を大胆に提案。よりよい協働のために、NPOと自治体に必要な20のポイントを提示。
・NPOと自治体の「協働」を考える関係者に必読の書!

▼「NPOと自治体を考える自主研究会」とは…

・2000年11月に、NPO法人さいたまNPOセンターの呼びかけで発足した、NPO活動実践者と自治体職員が「NPOと自治体の協働」のあり方を考えるプロジェクト。
・2004年6月のプロジェクト終了後、活動をさらに発展させるため、同年10月、有志のメンバーで「協働→(による)参加のまちづくり市民研究会」(略称「協まち研」)を設立しました。

・「協まち研」は、まちの課題を市民一人ひとりの参加によって解決するための「協働」のあり方を研究・提案する活動を、NPOと自治体職員のメンバーで行っています。

 本書は、NPOの入門書でも、協働の概論書でもありません。本書を読んでいただきたいと考えるのは、現に協働にとりくみ、あるいは、これからとりくもうとされているNPO活動実践者や自治体職員の方々です。とくに総論では、協働を始める段階や、協働にとりくんでいる段階、協働を振り返る段階で、議論や実践にご活用いただけるように、NPOと自治体にとって必要と思われることを20の提案にまとめました。また、協働にとりくむ前提として、解決しようとするまちの課題や「公益」「公共」をどのように考えればいいのか、そして、「協働」で何を目指そうとしているのかについても、できるだけわかりやすいことばで解説しました。
 本書は、NPOで活動する者と自治体職員による研究会のメンバーが、具体的な事例や現場から協働のあり方を考え、双方の視点でいっしょになって議論し、そのポイントをまとめたものです。まだまだ協働の多くが手さぐりでとりくまれている現状のなかで、一つの方向を示すことができたのではないかと考えています。本書が、それぞれのまちで、NPOと自治体とが協働にとりくむ際の一助となり、新しい公共を創造する「協働のまちづくり」に結びついていくことができれば幸いです。

●書籍のご注文は…

・下記の「注文書」にご記入の上FAXでお送りいただくか、注文書の内容をEメールでお送りください。
 ・・> FAX: 0480-67-1383   
 ・・> Eメール: pavian@mtc.biglobe.ne.jp 

・書籍代金と送料(送料は1冊・210円)のお支払いは、お届けする書籍に郵便振替払込書を同封いたしますので、到着後1週間以内にお近くの郵便局で払込みをお願いします。また、払込手数料はご負担願います。
  (担当) 松谷  TEL: 090-4547-3148 (平日は、昼休み、または午後6時以降にお願いします。お問い合わせは、できるだけEメールでお願いします。)


--------------------------------------------------------------------------------
 【 注 文 書 】  

  お名前  _________________  

  ご所属  ______________________  

  ご希望の書名・冊数  『協働でまちをつくるのだ!』  __冊  

  お届け先ご住所 〒______________________________  

  連絡先電話番号  _______________


 ご購読・ご利用規約
 
 ご意見、ご感想、ご要望をお聞かせください。
 掲載された記事を許可なく使用することはご遠慮ください。
 ご紹介または転載等のご相談は下記までお願いします。
 掲載している情報は各人の責任においてご利用ください。
 『S−Report』は既存の配信システムや問題になっているマイクロソフト社のメーラーを使わず「独自の配信システム」で配信しており、ホストマシン自体にもファイヤーウォール、「最新のワクチン」を導入し必ずチェックを行い対策を とっておりますのでご安心ください。