『S−Report』  2/3号 地域通貨In上尾  ― BE ORIGIN―   もう一度地域通貨−14


 地域通貨の数は確かに増えたが、終わってしまった地域通貨も増えた。
 これをもって地域通貨の一時的なブームは去ったという人もいる。
 確かにブームが去ったということもあるが、うまくいかなくてやめた地域通貨は多い。

 1月30日に埼玉県上尾市で上尾ビレッジカフェ 公開フォーラム「地域通貨In上尾  ― BE ORIGIN―」が開催された。
  (共催 NPO法人コミュニティ活動支援センター、こども夢未来交換リングコミュニティ通貨"彩"推進委員会、特定非営利活動法人 彩の子ネットワーク、ナマケモノ倶楽部地域通貨族、お母さんの地域通貨会議、さいたま地域通貨フォーラム)

 「上尾ビレッジは2004年に上尾ビレッジカフェを開催しながら、地域通貨アッピーを運用してきました。今回の上尾ビレッジカフェ公開フォーラムはその総決算と2005年の新たな取り組みを市民と上尾で地域通貨を運営されている2つの団体である特定非営利活動法人コミュニティ活動支援センター、こども夢未来交換リングコミュニティ通貨"彩"推進委員会の方々とともに考えていきます。」(案内文より)

 “いのち、たべもの、こども、しぜんを育む地域づくり 地域の問題解決”をサブテーマに、上尾ビレッジのこれまでの概要の説明と目指すところ(指針)をつくるローカル・アジェンダ〜(地域活動計画)を作成と地産地消としての「上産上消」を説明した。
 次に、上尾地域通貨の取り組みの報告として地域通貨デナリを運営するNPO法人コミュニティ活動支援センターの学生と地域通貨彩を運営するこども夢未来交換リングコミュニティ通貨"彩"推進委員会のお母さんによる上尾での報告があった。
 その後「地域の問題解決 地域通貨In上尾」では上尾ビレッジの提案として「上産上消・地産地消や子育てから発する生命自然主義」を発表しパネラーとともに上尾の3つの地域通貨の連携とそのための上尾ビレッジカフェなどの検討を行った。 その後「地域通貨ワークショップ」ではこれを受けて地域通貨を使用して上尾ビレッジカフェのアイデアを作成し、一人一人発表を行った。

  さて、地域通貨では「地域通貨をやってみたいという人」と「地域通貨をやっている人」「コンサル」が「まちの人」や「商店主」を指導して「地域通貨」を立ち上げたり、「まちづくりをやりたいという人」と「まちづくりの専門家」が「まちの人」を指導するというような「地域通貨」「まちづくり」が多くみられる。

 上尾ビレッジではこのような地域通貨にあるような「地域通貨をやってみたいという人」が自ら実践もせず地域通貨の講座・学習会を延々と行ったり、地域や地域課題を無視して、地域通貨を必要としていない「まちの人」や「商店主」に地域通貨をやらせようというの、とは別の道を模索したのでいろいろな試行錯誤があった。

 このことによって、上尾ビレッジカフェ「地域通貨で問題解決」は地域通貨で地域の問題に取り組む地域通貨の本来ののあり方の再出発の端緒は提示出来たのでないか。

 このようにこれからの地域通貨は「地域通貨ブームは去ったにもかかわらず、なぜやるのか?」という問いへの答えを探しながらの活動になるのではないか。
 


  地域情報研究所予定


「まちづくり博覧会」

「まちじゅう**マップ2004 まち自慢の種を探そう」はパネルによる活動発表及びプレゼンテーションします。

日 程  2005年3月5日〜6日 午前1時開始

場 所 セシオン杉並展示室(杉並区梅里1-22-32)

内 容

  「まちづくり博覧会」は、杉並区の「街づくり助成」を受けた団体の発表と、情報交換、交流の場です。このイベントでまちづくりについて発表したい団体を募集しています 。

  対象とするかた まちづくり活動団体(杉並区内に限りません)

問い合わせ先  まちづくり博覧会 事務局 電話 03-5306-1045 ファックス:03-5306-1045
【申込み】ファックスでお申込み下さい。

 
すぎなみコミュニティカレッジ(杉並区教育委員会社会教育講座)
  まちじゅう**マップ2004 まち自慢の種を探そう 方南・和泉編・西北編  

 企画・運営 (有)人イエまちネットワーク/地域情報研究所  

 広報すぎなみ10月21号 平成16年10月21日 NO.1695  
  http://www2.city.suginami.tokyo.jp/library/file/sg1695.pdf

 ・フィールドワーク始めました。

  まちじゅう**マップ2004 まち自慢の種を探そう

   http://www.doblog.com/weblog/myblog/28993

  ・講座の進行 http://sugi.blogtribe.org/
 
  ・全体 方南・和泉編 http://www.e-tiiki.net/w/s/  西北編 http://www.e-tiiki.net/w/n/

 ・ 2003/2004 http://www.e-tiiki.net/w/

  関係イベント

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”はじめよう!つながろう!環境まちづくり
            環境まちづくりフォーラム・埼玉” 
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  このフォーラムは、”埼玉県内の環境まちづくりに取り組む、あるいは関心を 持つ市民・事業者・行政が一堂に会して、お互いの実践を交流し、学びあい、 つながって支えあいましょう”という目的で開催するものです。
  当日は、6つの分科会の議論を踏まえて、「生活と体験をつなぎ、持続可能な 地域をつくる」というテーマでパネルディスカッションを行います。
  また、 2005年から始まる「持続可能な開発のための教育の10年」の活動にも貢 献することを目指します。

○日時:2月6日(日)10:00〜16:30

○場所:東松山市総合会館  東松山市松葉町1−2−3  東松山駅東口より徒歩10分
     電話0493−23−2221

○参加費:500円

○分科会の内容:

(1)カッパ分科会   ”川と人、どんなかかわりを持ってきた”
  ミヤコタナゴは増えるか、合併浄化槽の威力、   元荒川・新河岸川の自然回帰・今も生きているかすみ堤

(2)メダカ分科会  ”小川の魅力的な生き物をどう守る”
 NPO法人黒浜沼周辺の自然を大切にする会、  熊谷市ムサシトミヨを守る会、大岡エコクラブ・ヤリタナゴ調査会

(3)キツネ分科会  ”里山で引き出す・伝える地域の力”
 森林公園での「緑の循環交流会」の活動、玉川村の里山保全活動(もりんど)  と地域の子どもたち・大人たちの関わり、東松山の「市の川・車堀の会」の  活動と寄居町のログビルダーとの連携  

(4)ミミズ分科会  ”ごみを減らしリサイクルを進める暮らしは可能か?”
 彩の国環境大学修了生の会、4Rアクション実行委員会、  NPO法人小川町風土活用センター、東松山市生ごみ資源化研究会

(5)マナズ分科会  ”省エネと創エネの知恵”
 埼玉県(地球温暖化防止活動推進センター)、川口市民環境会議(エコライフデー)、所沢市(省エネビジョン策定)、NPO法人足元から地球温暖化  を考える市民ネット江戸川、NPO法人小川町風土活用センター  

(6)タケノコ分科会  ”子どもの居場所を考える”
 考える市民の会(地域住民の声から始まった八幡沼整備を通した子どもとのふれあい)、NPO法人インフォメーションセンター(「土よう日の学校」  「河童会議」からみた子どもの居場所の重要性)、子どもを対象として環境  学習「百の地域も一つの感動から」、所沢市における環境学習

○参加申し込み・お問い合わせ先

・鳥居(春日部市)電話&FAX048−737−6501
・浅羽(川口市) 電話070−5204−8830 wd2r-asb@asahi-net.or.jp
・森屋(東松山市)電話&FAX0493−39−2635
・毛利(志木市) 電話&FAX048−471−4275  qwj11624@nifty.com
・小森(東松山市)電話0493−27−6698   komori@ryufo.com
・長岡(川越市) cyberlab@jcafe.net

○ポスターセッション展示希望団体も募集しています。
 机1台、パネル1枚。  希望される方は、上記連絡先にお申し込みください。
 申し込み締め切りは、1月28日(金)です。

○主催:環境まちづくりフォーラム埼玉実行委員会
  後援:埼玉県 東松山市
  助成:(財)サイサン環境保全基金


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        ユニバーサルデザイン県民大会

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日時 2月8日(火)13:30〜17:00

場所 彩の国さいたま芸術劇場(さいたま市中央区)

内容 

  講演「ユニバーサルデザインについて=井上滋樹(博報堂情報デザイン一部長)  

  活動団体や自治体のユニバーサルデザインに配慮した取組事例

  ☆NPOユニバーサルデザイン・ステップも発表します。

  手話・パソコン画面による同時通訳付き。保育あり。

費用 無料

定員 150人(抽選・ご参加いただけない場合のみ連絡します。)

申込み 2月3日(木)(消印有効) までに、はがきかEメール(住所・氏名・電話場号、保育希望の場合はその旨を明記)で、県文化振興課まで。

(〒330-9301所在地記入不要・e-mail a2875-05@pref.saitama.lg.jp ・048-830-2879・FAX048-830-4752)  

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