『S−Report』  1/27号 学生が築いた大学地域連携 淵野辺ボンバイエ!


  前回の「淵野辺ボンバイエ!−地域・学生・NPOの協働交流フェスティバル in 淵野辺」は嵐はそれたといっても嵐に近い天気だった。しかし、会場に入るとそんなこと気にならないほどの熱気だった。
  22日、神奈川県相模原市の麻布大学で開かれた「第2回 淵野辺ボンバイエ!− 地域・環境・こども」はそれを上回る熱気だった。

 オープニングでは楽しくて参加者がお互いに知り合えるゲームを行った後でまず、「大学地域連携プラットフォームシンポジウム」が行われた。  

  このプラットフォームとは民学産官の共通の基盤のことであり、NPOサポートセンターが大学・地域・市民のプラットフォームを首都圏だけでも6つあり、相模原・町田大学地域連携方策研究会を中心とした「相模原・町田大学地域連携プラットフォーム」はその一つである。 本シンポジウムでは、相模原・町田大学地域連携プラットフォームの成果と今後について話し合われた。
 まず、相模原・町田大学地域連携方策研究会事務局・相模原市パートナーシップ推進課渋谷勝美課長は相模原市としてはさがみはらパートナーシップ指針を定めて市民協働のまちづくりを推進している。従って、大学地域連携を推進したいとの発言を受けて、麻布大学政岡俊夫学長がこれからの大学は地域に貢献する方法として市民大学など従来のやり方を超えて、大学の知的財産を活用し地域に貢献できると語った。
  具体的には麻生大学のもつ技術を生かして大学と市による生ゴミの商品化などが考えられると述べ、あわせて学生の雇用創出につなげたいと主張した。
 NPOサポートセンター山岸秀雄理事長)がこれを受けて、地域も大学も大学地域連携によってコミュティビジネスを起こすことが必要であり、その実施にあたっては大学や地域にそのコーデネートを行う人材が重要であると述べた。  今回、このシンポジウムで麻布大学と相模原市とNPOのそれぞれ責任ある立場の発言によってよって相模原・町田大学地域連携プラットフォームの一つの具体的な姿が見えてきた。
 その後、第2回全国大学生環境活動コンテスト入賞を果たした麻布大学の学生環境サークル「じーな」の発表学生・子ども・商店街の協働のまちづくりの名場面をスライドで紹 介しながら語る「淵野辺スライドショー」、ステージパフォーマンスで由野台中学校バンジーチャイムや”麻布大学環境娯楽学科ZAP☆ee”のパフォーマンス、青山学院大学のオ・スリーズによるジャグリングなども披露された。

  その間、子どもたちは麻布大学内にある環境配慮の施設を一緒に見学する「子どもエコ探検ツアー」を行い、ステージでその成果を発表した。
 また、今回の参加団体は地元のカルピス株式会社相模原工場、コニカミノルタビジネスエキスパート株式会社、株式会社東洋精米機製作所など企業、かながわ環境カウンセラー協議会(KECA)相模原支部、NPO法人建物と人と環境のフォーラム、PVさがみはらなどの市民団体、相模原市立由野台中学校、神奈川県立海老名高等学校などの学校、そして、レインボーリング、お母さんの地域通貨会議などの地域通貨団体まで多彩であり、それぞれがこどもと市民や参加者と交流をはかっていた。
 この小学生から大人まで幅広い参加と交流により「地域・環境・こども」の大学地域連携の姿が見えてきた。 「淵野辺ボンバイエ!」は麻布大学環境保健学部が主催し、同学部環境政策学科の学生を中心とした淵野辺ボンバイエ運営委員会によって企画・運営される参加型交流イベントです。(中略)
 2003年5月31日の第1回淵野辺ボンバイエは、その後淵野辺商店街と学生の連携、おまつりのごみ分別ボランティアを通した学生と子どもの連携を生み出しました。淵野辺はまさに学生、子ども、商店街・企業、市民、行政の協働のリング(産官学民の共同基盤・舞台=プラットフォーム)になりました。淵野辺における学生と地域が協働した環境まちづくりの成果を振り返るとともに、相模原・町田全域にひろがり、世界へとつながるあらたな連携を模索します。
 本事業は、文部科学省の委託を受けて相模原・町田大学地域連携方策研究会のモデルプロジェクトとして実施されます。  再びゴングが鳴り響く!」  (淵野辺ボンバイエ!実行委員会)

 多くのまちで民学産官などの連携の試みは行われている。それてそれぞれすばらしい効果を上げているところも多い。  しかし、学生が地域に出ていくことで地域の連携を生み出た学生発の大学地域連携が生まれたのはここふちのべが初めてではないか。  既に、社会を担っている大人が行う民学産官連携と未来を担う子どもと学生が始める新しい地域連携に間に協働が行われることが次の時代を築くのではないか。


  地域情報研究所予定


A.まちじゅう**マップ2004    まち自慢の種を探そう   方南・和泉編   


会場  方南会議室及び方南・和泉地区、
対象  杉並区在住・在勤・在学のほか、杉並区内の各地に関心のあるすべての人々
定員   20名
受講料 なし   教材費等 各 1,000円

開催日

1.11月 2日(火)18:30〜20:30 

 講座全体の進め方
 先駆者が語る「まちづくり観光(インバウンド)」前野淳一郎(技術士)

2.11月13日(土)13:00〜16:30

 フィールドワークとミニ自慢大会〜みんなで歩いてまち自慢の種を探し、ほんの少し自慢しあおう。

田中恒明(地域情報研究所)長岡素彦(地域情報研究所)

3.11月27日(土)13:00〜16:30

 フィールドワークとミニ自慢大会〜みんなで歩いてまち自慢の種を見つけ、ほんの少し自慢しあおう。

  田中恒明(地域情報研究所)長岡素彦(地域情報研究所)

4.12月14日(火)18:30〜20:30

  大自慢大会〜みんなで探して見つけたまち自慢の種を知ってもらおう

  渡邊くるみ 和泉保健センター(和泉保健センター)

5.1月11日(火)18:30〜20:30

  ワークショップ〜みんなで見つけたまち自慢をマップに落とし込んでみよう 山田清(人イエまちネットワーク)

6.1月25日(火)18:30〜20:30


  ワークショップ〜みんなで作ったまち自慢のマップを完成させよう

   山田清(人イエまちネットワーク)


B.まちじゅう**マップ2004      まち自慢の種を探そう 
  
西北編  

会場 西荻地域区民センター及び西北地域

対象 杉並区在住・在勤・在学のほか、杉並区内の各地に関心のあるすべての人々

定員 20名 受講料 なし 

教材費等 各 1,000円

開催日

1.11月 9日(火)18:30〜20:30

  先駆者が語る「アートでまちづくり」村田達彦(西荻まちメディア)

2.11月20日(土)13:00〜16:30

  フィールドワークとミニ自慢大会 〜みんなで歩いてまち自慢の種を探し、ほんの少し自慢しあおう。

  田中恒明(地域情報研究所)長岡素彦(地域情報研究所)

3.12月 4日(土)13:00〜16:30

  フィールドワークとミニ自慢大会 〜みんなで歩いてまち自慢の種を見つけ、ほんの少し自慢しあおう。

  田中恒明(地域情報研究所)長岡素彦(地域情報研究所)

4.12月21日(火)18:30〜20:30

  大自慢大会〜みんなで探して見つけたまち自慢の種を知ってもらおう

  村田達彦(西荻まちメディア)

5. 1月18日(火)18:30〜20:30

ワークショップ 〜みんなで見つけたまち自慢をマップに落とし込んでみよう 山田清(人イエまちネットワーク)


6.2月 1日(火)18:30〜20:30

ワークショップ 〜みんなで作ったまち自慢のマップを完成させよう 山田清(人イエまちネットワーク)

  関係イベント


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  地域通貨In上尾 上尾ビレッジカフェ 公開フォーラム

        ― BE ORIGIN―

“いのち、たべもの、こども、しぜんを育む地域づくり 地域の問題解決”  

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上尾ビレッジカフェは2004年に上尾ビレッジカフェを開催しながら、地域通貨アッピーを運用してきました。今回の上尾ビレッジカフェ公開フォーラムはその総決算と2005年の新たな取り組みを市民と上尾で地域通貨を運営されている2つの団体の方々とともに考えていきます。

1.日 時  2005年1月30日(日) 13:30 〜 16:00 

2.場 所  埼玉県上尾市 上尾プラザ22 (上尾駅西口徒歩2分)

3.主 催  「上尾ビレッジ」上尾市委託生涯学習グループ 

4.共 催
 参 加   NPO法人コミュニティ活動支援センター  こども夢未来交換リングコミュニティ 通貨"彩"推進委員会  特定非営利活動法人 彩の子ネットワーク レインボーリング ナマケモノ倶楽部地域通貨族 お母さんの地域通貨会議 さいたま地域通貨フォーラム

5.参加費用:資料代500円。※500円支払いの方、200a(アッピー)付きます。

6.内 容  (1)上尾ビレッジの概要・趣旨
        (2)上尾地域通貨の取り組みの報告 
          特定非営利活動法人コミュニティ活動支援センター
           こども夢未来交換リングコミュニティ通貨"彩"推進委員会
        (3)地域の問題解決  地域通貨In上尾 

       【上尾ビレッジの提案】

       テーマ: 「いのち、たべもの、こども、しぜんを育む地域づくり
                −上産上消・地産地消や子育てから発する生命自然主義」  

       パネラー  ・NPO法人コミュニティ活動支援センター
                ・こども夢未来交換リングコミュニティ通貨"彩"推進委員会 
               ・お母さんの地域通貨会議
               ・上尾ビレッジ (4)ブレイク 〈 上尾ビレッジマーケット 〉

        (5)ワークショップ 「 新しい地域通貨ワークショップ」
        (6)上尾ビレッジインフォメーション
        (7)まとめ 主催 上尾ビレッジ 若島 敏夫(わかしまとしお) E-mail: agriwaka@crocus.ocn.ne.jp
                           河野磨美子(かわのまみこ) E-mail: mamikokawano@hotmail.com


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”はじめよう!つながろう!環境まちづくり
            環境まちづくりフォーラム・埼玉” 
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  このフォーラムは、”埼玉県内の環境まちづくりに取り組む、あるいは関心を 持つ市民・事業者・行政が一堂に会して、お互いの実践を交流し、学びあい、 つながって支えあいましょう”という目的で開催するものです。
  当日は、6つの分科会の議論を踏まえて、「生活と体験をつなぎ、持続可能な 地域をつくる」というテーマでパネルディスカッションを行います。
  また、 2005年から始まる「持続可能な開発のための教育の10年」の活動にも貢 献することを目指します。

○日時:2月6日(日)10:00〜16:30

○場所:東松山市総合会館  東松山市松葉町1−2−3  東松山駅東口より徒歩10分
     電話0493−23−2221

○参加費:500円

○分科会の内容:

(1)カッパ分科会   ”川と人、どんなかかわりを持ってきた”
  ミヤコタナゴは増えるか、合併浄化槽の威力、   元荒川・新河岸川の自然回帰・今も生きているかすみ堤

(2)メダカ分科会  ”小川の魅力的な生き物をどう守る”
 NPO法人黒浜沼周辺の自然を大切にする会、  熊谷市ムサシトミヨを守る会、大岡エコクラブ・ヤリタナゴ調査会

(3)キツネ分科会  ”里山で引き出す・伝える地域の力”
 森林公園での「緑の循環交流会」の活動、玉川村の里山保全活動(もりんど)  と地域の子どもたち・大人たちの関わり、東松山の「市の川・車堀の会」の  活動と寄居町のログビルダーとの連携  

(4)ミミズ分科会  ”ごみを減らしリサイクルを進める暮らしは可能か?”
 彩の国環境大学修了生の会、4Rアクション実行委員会、  NPO法人小川町風土活用センター、東松山市生ごみ資源化研究会

(5)マナズ分科会  ”省エネと創エネの知恵”
 埼玉県(地球温暖化防止活動推進センター)、川口市民環境会議(エコライフデー)、所沢市(省エネビジョン策定)、NPO法人足元から地球温暖化  を考える市民ネット江戸川、NPO法人小川町風土活用センター  

(6)タケノコ分科会  ”子どもの居場所を考える”
 考える市民の会(地域住民の声から始まった八幡沼整備を通した子どもとのふれあい)、NPO法人インフォメーションセンター(「土よう日の学校」  「河童会議」からみた子どもの居場所の重要性)、子どもを対象として環境  学習「百の地域も一つの感動から」、所沢市における環境学習

○参加申し込み・お問い合わせ先

・鳥居(春日部市)電話&FAX048−737−6501
・浅羽(川口市) 電話070−5204−8830 wd2r-asb@asahi-net.or.jp
・森屋(東松山市)電話&FAX0493−39−2635
・毛利(志木市) 電話&FAX048−471−4275  qwj11624@nifty.com
・小森(東松山市)電話0493−27−6698   komori@ryufo.com
・長岡(川越市) cyberlab@jcafe.net

○ポスターセッション展示希望団体も募集しています。
 机1台、パネル1枚。  希望される方は、上記連絡先にお申し込みください。
 申し込み締め切りは、1月28日(金)です。

○主催:環境まちづくりフォーラム埼玉実行委員会
  後援:埼玉県 東松山市
  助成:(財)サイサン環境保全基金


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        ユニバーサルデザイン県民大会

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日時 2月8日(火)13:30〜17:00

場所 彩の国さいたま芸術劇場(さいたま市中央区)

内容 

  講演「ユニバーサルデザインについて=井上滋樹(博報堂情報デザイン一部長)  

  活動団体や自治体のユニバーサルデザインに配慮した取組事例

  ☆NPOユニバーサルデザイン・ステップも発表します。

  手話・パソコン画面による同時通訳付き。保育あり。

費用 無料

定員 150人(抽選・ご参加いただけない場合のみ連絡します。)

申込み 2月3日(木)(消印有効) までに、はがきかEメール(住所・氏名・電話場号、保育希望の場合はその旨を明記)で、県文化振興課まで。

(〒330-9301所在地記入不要・e-mail a2875-05@pref.saitama.lg.jp ・048-830-2879・FAX048-830-4752)  

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