『S−Report』  7/28号 社協ともまちをおもしろくする  さんよう−みなとフィールドスタディーズ−3

 
 今回のさんよう−みなとフィールドスタディーズの目的の一つは、市民・NPOと社会福祉協議会との協働について各地で教えて頂くためです。
  社会福祉協議会(社協)といっても知らない人もいるかもしれませんが、各市町村には一つ以上ある社会福祉を推進している社会福祉法人です。

 今年はさいたまで「社協とNPOとの協働調査プロジェクト」を自主的に集まった社協職員と市民・NPOが新しい公共の下での社会福祉の担い手として「社協とNPOとの協働」を調査していくものです。
 この調査は誰からも命令されずに自主的に社協職員と市民・NPOが一緒に論議して、調査に行くことが特色です。  
 ですから、私の単独のはフィールドスタディーズはこのプロジェクトの調査ではありませんが、埼玉県社会福祉協議会に各地域の社会福祉協議会をご紹介を頂きました。

 山口では社会福祉協議会が企業・NPOとの協働を進めています。

 企業へのボランティア活動やボランティアフェスティバルへの参加を呼びかけることから始め、企業のボランティア活動を促進するモデル事業所を定めて企業に実施したてもらう「企業ボランティア活動促進モデル事業」を行っています。  今後は、企業社会貢献セミナーなどを通じて、更に企業主体のボランティア活動を促進するだけでなく、「勤労者マルチライフ支援事業」により会社員のボランティア活動への参加拡大を目指しています。
 また、「企業・NPO協働ふくしのまちづくりセミナー」等を通じて企業だけでなくNPOとの協働の促進も行っています。  

 広島では社会福祉協議会は小地域活動のへの参加を市民に呼びかけています。

 広島県の事業「織人さんの地域づくり」を社会福祉協議会が行っており、市民が地域で社協とも地域づくり活動を積極的に行うことを目指しています。

  高齢者の方々が培ってきた豊富な経験や知識を活かして,地域づくりに取り組んでいただくとともに,生きがいづくりや健康づくりを図っていただくことを目的として,地域課題に即したテーマについての研修や体験学習,地域づくり活動プランの作成などを行う「織人さんの地域づくりのつどい」を実施します。

  平成16年度 高齢者地域づくり活動促進事業「織人さんの地域づくり集い」の受講者募集 (広島県)
   http://www.pref.hiroshima.jp/fukushi/tyouju/h16_koureisha/  

  広島ではNPOと社協の「協働」ではなく、地域での活動を通じて「現場で協働をはかる」ということを目指しているようです。

 兵庫では社会福祉協議会がボランティア活動やNPO活動の促進、生協やNPOとの協働を進めています。

 その活動は多岐に渡っていますが、特色あるのは地域通貨(エコマネー)を県と社会福祉協議会が推進していることです。  
 2002年に兵庫県と生活復興県民ネットで地域通貨支援事業で地域通貨(エコマネー)の運営費を助成し、2003年には社会福祉協議会が地域通貨(エコマネー)の運営をモデル事業として取り組んでいました。
 その後、兵庫県内各地で中山間地を中心に地域通貨(エコマネー)を通じても社協と市民の協働を進めています。  各地域で地元の社会福祉協議会からもお話をお聞きして、具体的な事も数多くお教えいただきましたが、どこも中山間地、諸島部という超高齢化地域、過疎地域を抱えており、切実地域のな課題解決なために多様な活動をしていました。

 このフィールドスタディーズを通じて「社協ともまちをおもしろくする」ことは可能だと思いました。

 さて、さいたまでも「社協とNPOとの協働調査プロジェクト」をきっかけとして社協とNPOの協働の試みが始まっています。

 7日7日に主に市町村社会福祉協議会を対象に社協とNPOの協働を考える「ボランティアコーディネーターNPO研修会」を埼玉県社会福祉協議会、さいたまNPOセンター共催(おそらく、さいたまでは初の共催事業)を開催しました。  
  「社協とNPOは、住民が地域福祉活動に積極的に参加できるよう、また、お互いの事業が効果的に推進されるよう連携していく必要があると考えます。しかしながら、地域によっては、相互の情報共有が不十分であったり、協働を進めるに当たってのきっかけづくりに苦労しているケースも見られます。
 本研修では、社協とNPOとの協働を念頭に、事例発表や社協とNPOとの意見交換を通じて、相互の特性を踏まえ、今後の役割分担や協力関係のあり方について理解を深めることを目的としています。」
 社協とNPOの協働を考える「ボランティアコーディネーターNPO研修会」より
 ここでは事例報告と埼玉県社会福祉協議会が市町村社協に出した協働に関するアンケートなどをもとに論議がかわされました

 また、8月28日にさいたまNPOセンター、埼玉県社会福祉協議会共催(おそらく、さいたまでは2回目!!の共催事業)のシンポジウムを開催する予定です。(日程以外のタイトルなど変更になる可能性がありますが。)

 社協とNPOとの協働を考えるシンポジウム   仮称「NPOと社協でまちをおもしろくする!」

 日 時 8月28日(土)午後
 場 所 さいたま市生涯学習総合センター さいたま市
 内 容    
      ・事例・先進事例報告
        ボランティアセンターの立場から 権利擁護の立場から   NPOの立場から  県社協の立場から
      ・調査報告       
      ・質疑応答

   これから、「社協ともまちをおもしろく」できそうです。

         

  地域情報研究所予定


 ウェブアクセンビリティセミナー

 開催日時 9月8日  場  所 彩の国すこやかプラザ(さいたま市浦和区針ヶ谷4丁目2番65号)
 対 象 者  自治体、社会福祉協議会、社会福祉法人、公益団体、NPO等、企業、ICT(IT関連)関係者
 会   費  無料(予定)
 共  催 アライド・ブレインズ株式会社、地域情報研究所、NPO ユニバーサルデザイン・ステップ
 後  援 社会福祉法人 埼玉県社会福祉協議会(予定)

  千代田こどもまちの記者


 千代田こどもまちの記者の取材が始まります。以下、8月の取材予定です。

  「新聞はこうしてできる」「国会議事堂に行こう」 「区役所って何をするところ」 「環境について知ろう」 「KIDS festival in 大手町」  
 

  NPOユニバーサルデザイン・ステップ

 

  NPOユニバーサルデザイン・ステップの活動が埼玉新聞で紹介されました。

  「車いすで買物できるか点検 川越の量販店でNPO」

 川越市泉町のショッピングセンター「UNICUS南古谷」でこのほど、バリアフリーチェックが行われた。 耳が不自由な人、目が不自由な人が二人、高齢者、二人の幼児を持つお母さん、ボランティアなど、色々なケースから十人あまりが参加して、それぞれの立場で、広いショッピングセンターの駐車場、二階建ての店内などを点検した。  車いすは、NPOユニバーサルデザイン・ステップ(さいたま市)代表の小澤勇さんが体験乗車しながら、陳列棚の高さ、深さ、とりやすさ、駐車場からの導入路などをチェックした。

   以下記事  http://www.saitama-np.co.jp/news07/25/17l.htm

  ユニバーサル デザイン ステップでは社会福祉法人さいたま市社会福祉協議会の「いってみよう!やってみよう!」でユニバーサルデザインのお話、体験ワークショップをします。 
  また、トイレプロジェクトに参加します。

  タイトル「いってみよう!やってみよう!」 ボランティア・市民活動団体によるボランティア学習企画
 
  主催:ボランティア・市民活動団体と社会福祉法人さいたま市社会福祉協議会 
  企画:ボランティア・市民活動団体

  団体bQ4  「ユニバーサル デザイン ステップ 〜身近なユニバーサルデザインをみつけよう〜」

  親子で身近なユニバーサルデザインをみつけよう 親子対象
   8月14日−15日 浦和ふれあい館 10:00〜12:00 13:30〜16:00

  先生の障害者体験から見たユニバーサルデザイン 教員対象
   8月28日−29日 浦和ふれあい館 10:00〜16:00

  −ユニバーサル デザイン ステップより参加希望者へ−

  親子で障害者・介助者体験を通して今できることを親子で考えてもらいます。 幼稚園・学校の先生を対象に、体験を通して様々な立場の問題をワークショップで提案し、意見交換して今後に役立ててもらいたいと考えています。

いってみよう! やってみよう! さいたま市社会福祉協議会 http://www.saitama-j.or.jp/~ursyakyo/IY.html

トイレプロジェク ト
 トイレでまちづくり講座 9月より

目的

1)障害者スポーツ大会の参加者が、浦和を楽しんでいただけるよう、ユニバーサルなトイレ情報を収集しマップとして届ける。
2)講座参加者(岸町周辺の住民)といっしょにトイレを切り口に考え、マップづくりのプロセスをまちづくりのきっかけの一つとする。


  Act for the Earth 2004

 

  ▽▲▽ Act for the Earth 2004 ▽▲▽

    -演劇とワークショップを通じて環境問題を考える-

  高校演劇No.1を誇る京華学園演劇部と市民、研究者、教育者、学生がコラボレートし練り上げた、心で感じる人と環境の新時代・・!

 日時:2004年8月7日(土) 北区滝野川会館

 12:30 開場 13:00 演劇開演 14:45 ワークショップ開始 16:30 終了予定

 ★演劇「ホッチャレ〜森と川と鮭と〜」   京華学園演劇部(顧問:伊藤弘成)劇団文化座, 劇団FAN☆FARE
 ※優先券により中央付近の座席確保が可能です。ただし演劇が始まってからのご入場の場合無効となります。

  ★ワークショップ

  @<相手との理解をはかる>〜京華演劇の作り方〜 担当:朝倉暁生(江戸川大学社会学部教授)

  A<自分を表現する>環境問題の演劇的アプローチ 担当:ナガノユキノ(演出家)

  B<現場に向き合う>あなたの街にゴミ処理場がやってきた 〜合意形成体験ワークショップ〜 
    担当:川畑隆常(国立環境研究所NIESポスドクフェロー)
  ※ワークショップは3つの中から1つ選んでの参加となります。先着定員制ですが優先券により予約可能です。

  公演協力券(優先券):一般1000円、大学生500円 一般券:無料

  公演に関するお問い合わせ、チケット予約は  Email/info@act-earth.org FAX03(3293)4704
  いずれもAct for the Earth宛でお願いいたします。
 
  詳しくは・・・⇒http://www.act-earth.org/ 会場までの交通

 JR京浜東北線 上中里駅東口 徒歩7分  JR山手線 駒込駅東口 徒歩10分 地下鉄南北線 西ヶ原駅 徒歩7分

  主催:Act for the Earth 共催:(財)北区文化振興財団
  後援:環境省、東京都環境局,学校法人京華学園,北区生活環境部環境課,北区教育委員会,
      文京区教育委員会,東京私立中学高等学校協会,(社)日本環境教育フォーラム,劇団文化座,
      オーガニックシアター,劇団FAN☆FARE,北区子ども劇場,NPO法人Eco119
  協賛:トヨタ自動株式会社,INTEGRITY SCARAB Inc.


 上尾ビレッジカフェ「地域通貨で問題解決 −地域通貨の底力」


 上尾市依託生涯学習グループ 生涯学習講座

  上尾ビレッジカフェ「地域通貨で問題解決 −地域通貨の底力」

 この度上尾ビレッジという地域の問題解決のための新コミュニティが発足しました。6月5日、上尾市から委託生涯学習グループとしても認定されました。 上尾ビレッジとは、分かち合いのお金「地域通貨」によって、人と人の暖かいつながりをつくって行きたい、という想いから発足した会です。人やモノとのつながりを楽しみながら、同時に、地域通貨を活用しながら、ゴミ問題、子育て、地産地消等、地域のさまざまな問題の解決策を、皆で考えていきたいと思います。 上尾市を中心に活動予定ですが、市外のメンバーも多数おります。

  何だかちょっと面白そうと思った方、一緒に楽しんでくださる方、ぜひご一緒に上尾ビレッジにご参加ください! 上尾ビレッジでは、各地で地域通貨を実践されている方々をお招きして、上尾ビレッジカフェで公開学習会を行なっていきます。地域通貨体験ワークショップも随時行ないます。ぜひお気軽にご参加ください! 

  (内容は若干変わる可能性があります。ご了承ください。そのため転載はご遠慮願います。)

■予定

上尾ビレッジカフェ Vol2 第2回公開学習会

 日 時:8月1日(日) 13:30 〜 16:00
 場 所:上尾市コミュニティセンター (JR上尾駅 西口 徒歩15分) 048-775-0866
 内 容:○講義『地域通貨で問題解決@・・・ ゴミ問題』     
        講師:アースデイマネー・アソシエーション 代表理事 嵯峨生馬
      ○ミニワークショップ 『体験しよう!地域通貨』

上尾ビレッジカフェ Vol3 第3回公開学習会  

 日 時:8月29日(日) 13:30 〜 16:00
 場 所:上尾市プラザ22 第一会議室 (JR上尾駅 西口 徒歩3分) 048-777-4441
 内 容:○講義 『地域通貨で問題解決A・・・ 助け合い』
        講師:COMO倶楽部運営委員、ちょうふ地域通貨さ〜らの会企画委員 斎藤美冬  
       ○ミニワークショップ 『体験しよう!地域通貨』

上尾ビレッジカフェ Vol4 第4回公開学習会

 日 時:9月26日(日) 13:30 〜 16:00
 場 所:未定
 内 容:○講義『地域通貨で問題解決B・・・コミュニティづくり』     
        講師:地域通貨みたか会議 岡崎昌史   
      ○ミニワークショップ 『体験しよう!地域通貨』

上尾ビレッジカフェ Vol5 第5回公開学習会

 日 時:10月31日(日) 13:30 〜 16:00
 場 所:未定
 内 容:○講義『地域通貨で問題解決C・・・環境とフェアトレード』    
        講師:ナマケモノ倶楽部 間宮俊賢&関本洋司(地域通貨族)   
      ○ミニワークショップ 『体験しよう!!地域通貨』

上尾ビレッジカフェ Vol6 第6回公開学習会

 日 時:11月28日(日) 13:30 〜 16:00
 場 所:未定
 内 容:○講義『地域通貨で問題解決D・・・子育て』      
       講師:こども夢未来交換リングコミュニティ通貨"彩"推進委員会 鈴木玲子     
      ○ミニワークショップ 『体験しよう!地域通貨』

上尾ビレッジカフェ Vol7 第7回公開学習会

 日 時:12月26日(日) 13:30 〜 16:00
 場 所:未定
 内 容:○講義 『地域通貨で問題解決E・・・地域を越えて』      
       講師: レインボーリング運営委員会理事 伊藤義人  
      ○ミニワークショップ 『体験しよう!地域通貨』

上尾ビレッジカフェ Vol8 公開フォーラム

 日 時:1月30日(日) 13:30 〜 16:00
 場 所:未定  内 容:○『地域の問題解決  地域通貨In上尾』     
   コーデネーター:地域情報研究所 長岡素彦     
    ○ミニワークショップ 『体験しよう!地域通貨』

毎回、上尾ビレッジカフェトーク(インフォメーション)、ポトラックなどを行う予定です。

・上尾ビレッジカフェトーク(インフォメーション)  参加者の情報交換の場
・ポトラック−(関係資料等頒布−但し、上尾マネーを使用)  

上尾に関係することで、特定の宗教、特定の政治に関係なく、非営利であればお申し出下さい。

■各回参加料は300円+地域通貨上尾マネー(200a=アッピー)、又は、500円(200a=アッピー付き)となります。

  NPOユニバーサルデザイン・ステップのイべントのご紹介


 NPOユニバーサルデザイン・ステップでは川口ボランティアサポートステーションでの小学校の総合的学習の時間等でユニバーサルデザインのお話、体験ワークショップをします。
 

◆川口市 教員夏期講習◆  

川口市 教員夏期講習    7月22日(木)9時30分〜11時40分  

「教師のためのボランティア講座」教員夏期講習
 
 川口市内の小学校の先生の学習会(於.リリア11F大会議室)  
 「ボランティア活動の紹介」(体験事例として)    
  ・車イス体験発表場面
  ・パネルやパワーポイントによる発表


 NPOユニバーサルデザイン・ステップのサイト
  http://www.e-tiiki.net/u/

 NPOユニバーサルデザイン・ステップの活動のページを更新しました。
  http://www.doblog.com/weblog/myblog/11786

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