『S−Report』  5/6号  学校居場所づくり こどもプロジェクト−4 e-tiiki.net04


 地域子ども教室が始まります。
 地域子ども教室とは「子どもたちに関わる重大事件の続発など,青少年の問題行動の深刻化や地域や家庭の教育力の低下等の緊急的課題に対応し,未来の日本を創る心豊かでたくましい子どもを社会全体で育むため,学校等を活用して,緊急かつ計画的(3ヵ年計画,平成16年度4,000校)に子どもたちの居場所(活動拠点)を整備し,地域の大人の教育力を結集して,安全管理員・活動アドバイザーとして配置し,子どもたちの放課後や週末におけるスポーツや文化活動などの様々な体験活動や地域住民との交流活動等を支援する。」 (文科省)ものです。

 しかし、地域子ども教室のため、何を、どのように行っていくのかが明確でない、多様な子供のニーズに対応できていない、適切な人材がどこにいるのか分らない、外部人材がいても適切な指導ができないなど多くの課題を抱えているのが現状です。
 こうした課題に対応していくためには、多分野にわたる様々な人材や団体・組織を ネットワーク化し、ニーズへの対応、情報や経験の蓄積・共有化、相互補完による新たなプログラム開発等を行っていく必要があります。

1.ネットワークへの視点

1−多様な分野のネットワーク

 「地域子ども教室 」では子供のニーズを視点として持つ必要があります。その場合、多様化するニーズに応えるためにも多様な分野のネットワーク化が必要となりま す。

2−適合人材・団体の存在

  地域や社会には様々な「地域子ども教室」に適した人材や団体等がいます。しかし、 そうした情報をなかなか持ち得ない現状から、適合人材を確保しえていないという現状です。このため、地域子ども教室の適合人材・団体等のネットワーク化 が必 要となります。

3−多様なプログラムの可能性

 特定分野はもちろん、複数分野での連携、協働により多彩なプログラムが可能となってきます。

4−子供と学校教育・社会教育とのギャップ

  子供と学校教育の仕組みが双方で必ずしも一致していないため、両者の情報マッ チングを行う必要があります。

5−子供の目線

  地域子ども教室は児童生徒の自主性、自立性を高めるためのものです。このため知識を一方的に与えるのではなく、子供達の目線で指導し得る人材が必要とな ります。


2.地域子ども教室サポートネットワークとは


 このような地域子ども教室 の推進のためには教育の専門家ばかりではなく、知恵・技のある人、ボランティアスピリットを持つ人、いろいろな専門性を持った人たちのサ ポートが必要になります。

 この地域子ども教室サポートネットワークは専門性を持つ人、団体、NPO等のネットワークで、「地域子ども教室 」へのサポートを行います。

 また、この地域子ども教室サポートネットワークのサイトで、情報提供や事例の提供を行いたいと思っております。   

  イペントのご紹介  



 グリーンパル・ピクニック in エコ・プチテラス  『野菜と笑顔があふれる空き地』 
   〜コミュニティを復活させた都市菜園の新たな可能性〜

 会場となる東京都足立区の「足立グリーンプロジェクト・六町エコプチテラス」は、もとは区画整理事業用地として7年以上放置された空き地でした。 そこが地域住民の手により開墾され、緑いっぱいの菜園に変わり、シティ・ファーマー達の憩いの場になりました。野菜や花畑、ドジョウの泳ぐ池もあるガーデンは、土の匂いでいっぱいです。人が集い、笑いあい、いっしょに耕すことで、新しい地域のつながりが生まれました。百聞は一見に如かず! みんなでバーベキューを楽しみながら、語り合いましょう。どなたでも参加大歓迎!

  ●日時:2004年5月23日(日)11:00〜15:00(受付10:30〜)  

  第一部 講演会 11:00〜13:00
  第ニ部 懇親会(バーベキュー) 13:00〜15:00

 ●講師:平田 裕之 氏 (足立グリーンプロジェクト代表) 

 ●会場:足立グリーンプロジェクト・六町エコプチテラス(東京都足立区六町1-11)
   ※駐車場はございませんので公共交通機関をご利用ください

 ●主催:グリーンパル(NPO birth プロジェクト) /足立グリーンプロジェクト  
   後援:足立区まちづくり課 / 財団法人足立区まちづくり公社


  ◆詳細・申し込み:http://greenpal.org/projects/cafe/vol6.html


 ご購読・ご利用規約
 
 ご意見、ご感想、ご要望をお聞かせください。
 掲載された記事を許可なく使用することはご遠慮ください。
 ご紹介または転載等のご相談は下記までお願いします。
 掲載している情報は各人の責任においてご利用ください。
 『S−Report』は既存の配信システムや問題になっているマイクロソフト社のメーラーを使わず「独自の配信システム」で配信しており、ホストマシン自体にもファイヤーウォール、「最新のワクチン」を導入し必ずチェックを行い対策を とっておりますのでご安心ください。