『S−Report』  3/4号  まちじゅう**(こめこめ)マップ


 杉並まちじゅう**(こめこめ)マップの発表が終わり一区切りがつきました。
 地域情報研究所(NGO)は人イエまちネットワークと共催で「すぎなみコミュニティカレッジ」(東京都杉並区教育委員会)のまちづくりコーディネーター講座「まちじゅう**(こめこめ)マップ」を昨年12月から開始し今年2月に終わりました。  これは杉並区社会教育講座として行われ、”情報を加工し、発信する”「地域情報コーディネータ養成」として杉並区社会教育センター「セシオン杉並」等で行ってきました。    
 この講座の目的は、市民がこの地域情報コーディネータ講座を通じて、まちを活性化し、情報を活用したまちづくりコーディネーターとなり、まちづくりをすすめるためです。  
 この講座の目的は「社会の大きな変わり目にあたり、さまざまな分野で水平的な関係性の整備が今求められている。それは都市化の急速な進行により引き起こされた関係性の不具合などを、一人ひとりの自発的な取り組みによって解消していこうとする市民の近年の行動に現れている。これをより実りあるものとする基礎の一つとして、地域の情報が共有されていくことが大切である。そのためには地域の情報を読み取り、加工し、発信していく情報の取り扱い技術の獲得と、その担い手の育成が欠かせない。
 本講座は経年的に開催することを通して、当事者参加型のマップづくりという手法で杉並のさまざまな情報を整理し、市民の手によるデータベース構築を図るとともに、それを伝達し連続させていく地域情報コーディネータの養成をねらいとしている。今年度の企画はそのための基盤づくりに重点を置き、多様なテーマを貫く共通言語として「杉並アイコン」の提案も柱の一つとして位置づけている。」  

  この講座は杉並区に在住・在勤・在学の人および『杉並に関心のある人』を対象にしたもので、様々な方に参加していただきました。  
 地域で自主的に何かを行う場合やまちづくり、まち育てを行う場合いつでも問題になるのが、参会者が少ないとか、行っていることが理解を得られないということです。
 一方、多くの人からみれば何をやっているか分からない、参加する時間がないということになります。  
 北九州市のNPO法人「まちのカルシウム工房」理事長の竹内裕二さんは現在の衰弱しているコミュニティ姿を人の体でいえば 骨粗鬆症にかかっていると診断し、まちのカルシウム不足解消のためにまち育て「まちのカルシウム工房」を始めました。最初は、地元ではあまり積極的にまちづくりに参加する人は少なかったですが、毎回の活動を新聞にして全戸配布しました。その結果、次第に「住民のつぶやきを大切にしたい」という「まちのカルシウム工房」の姿勢が評価され「まちの健康診断カルテづくり」の参加者も増えてきて、今では地域の活性化に貢献しています。  このように情報共有・発信は重要です。また、今はインターネットもあり、いろいろな方法で想いや活動を伝えることができます。インターネットはこれから参加する人や参加できない人と情報を共有し、幅広いものとして行うようにするために便利です。
 まちじゅう**(こめこめ)マップでは、この講座で培うつながりとここにいた人とのつながりとインターネットで公開することのつながりをふたつのつながり紬出す試みを行います。  そのために、まちじゅう**(こめこめ)マップでは参加者が誰でも書き込めるホームページのようなウェブログ(WEBLOG)というものをインターネット上に用意しました。  この講座は参加型で、人イエまちネットワーク代表、おぎくぼ塾主宰の山田清氏、地域交流センター理事の橋本氏やグリーンマップ・ジャパン代表 堀内正弘氏、地域情報研究所によるワークショップを行いました。  また、実際にまちを歩く「まちあるきフィールドワーク」も行いました。
 この「まちじゅう**(こめこめ)マッブ特別まちあるきフィールドワーク」はライフスライスカメラによる無意識の地域を発見するフィールドワークでした。

 これらのワークショップによって今の杉並を表現する「杉並アイコン」を作成し、杉並**マップとして、「すぎなみうるおいマップ」、「まるこめボンのヤッホーまっぷ」などのマップを作成しました。  杉並とは何かということで検討して杉並らしさを表現したものが杉並アイコンとなりました。  また、これらのマップもマップをつくることが目的ではなく、杉並のいいところや問題点を地図上のアイコンに表すことでまちに働きかける方法を生みだしたことになります。  2月28日から29日にセシオン杉並(杉並区社会教育センター)でおこなわれた第7回杉並まちづくり博覧会(主催 杉並まちづくり博覧会実行委員会)の中でも「まちじゅう**(こめこめ)マップ」として出ました。  この中で区民参加者の前での発表し、マップの前で杉並り昔を語る人と会話が生まれたり、「当日参加型米米マップ」に多くの参加者が書き込みをしてくれました。  今回、講座を企画・運営する中で参加者から学ぶことが多いものでした。  今後いろいろなテーマでまちづくりをすすめる場合参考になる講座でした。
   杉並区社会教育センターより記録集が刊行される予定です。

  地域情報研究所の講座・出展予定


メルプロジェクト・シンポジウム  Media Bazaar!でメディア売りします。

■■ 2003年度東京大学大学院情報学環メルプロジェクト・シンポジウム ■■

■■ メディア表現、学びとリテラシー2004:メルプロジェクトの波延  ■■

○日 時 3月6・7日(土・日)
○場 所 東京大学弥生キャンパス(本郷)弥生オーディトリアム一条ホール   
○詳 細 http://mell.jp/

3月7日(日)12:30-15:15 Media Bazaar! (メディア表現リテラシーをめぐる型破りな知的交流ワークショップ。昼食を含みます)  Media Bazaar!で”モバザールスーツ”を装着して「ライフスライス」「地域通貨情報流通プラットフォーム」」「まちじゅう**マップ」「千代田こどもまちの記者」を売り(アピール)ます。
 


 環境まちづくりフォーラム・埼玉

 主   催  環境まちづくりフォーラム・埼玉実行委員会
 日   時  3月28日(日)10:00〜
 場   所  埼玉県川越福祉センター
 内   容 

  埼玉で活発化している環境まちづくりにつながる活動の交流を図り、個別のグループ活動では突破できない環境まちづくりの課題を解決してゆくためのプロジェクト創出を狙いとしたフォーラム


  地域通貨 


  魅力の地域通貨を広めよう! 地域通貨で生きいきした地域活動を! 

  「地域通貨ワークショップ」『地域通貨“彩”考!』

  〜ココで心に灯をともそう みんなの鼓動がウェーブになる〜

 こども夢未来フェスティバル2004のテーマルームの一つとして開催しますのでぜ ひご参加ください。


 日 時  2004年3月14日(日) 10:00〜16:00 

 会 場  埼玉県県民活動総合センター(伊奈町)302セミナー室

 第一部 10:00〜12:00  

 事例報告 
  @エッコロ(生活クラブ生協埼玉)/さいたま市
  Aキューポラ(川口ボランティアサポートステーション)/川口市
  Bオール(戸田オール運営委員会)/戸田市
  Cデナリ(コミュニティ活動支援センター埼玉支部)/上尾市
  D ナマケ(ナマケモノ倶楽部)/広域
  E レインボーリング(レインボーリング)/広域

  ファシリテーター 嵯峨生馬(日本総合研究所) アドバイザー   長岡素彦(地域情報研究所)

 第二部 13:00〜14:30 

  ワークショップ みんなで話そう! テーマ「ワクワクドキドキ『地域通貨』で楽しい人の輪づくり!」

  提案 <こども夢未来交換リング 地域通貨“彩”とひろげたい!> 北澤裕美子(彩の子ネット)

  *みんなで考えよう! どうしたらもっと“彩”が使えるようになる?
  * 他の地域通貨と一緒に使える!?
  * あなたと私の可能性が広がる・ワクワクする人の輪づくりへ

  ファシリテーター 嵯峨生馬 アドバイザー  小池清一(ぶぎん地域経済研究所)

  →→→→→→→→→→→ 実演コーナー →→→→→→→→→→→→

  9:30〜10:00  12:00〜13:00  14:00〜16:00     

 主催:埼玉県・埼玉県子育て環境づくり推進協議会・こども夢未来フェスティバル 2004実行委員会
 特定非営利活動法人 彩の子ネットワーク
   http://www.sainoko.net

 後援:埼玉県市長会・埼玉県町村会・埼玉県教育委員会・埼玉県社会福祉協議会
  (財)こども未来財団

  お問い合せ: NPO法人 彩の子ネットワーク tel048-770-5272

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