『S−Report』  1/29号  文化発掘隊 − こども「まちの記者」による地域発掘と広報


 地域情報研究所では文化発掘隊というプロジェクトを行ってます。
 今回、第6回千代田まちづくりサポート助成を受けて「こどもまちの記者による地域発掘と広報」というプロジェクトを始めます。
 千代田まちづくりサポート事業は(財)千代田街づくり推進公社が進めるもので、千代田を活気ある、住みよい、魅力的なまちにしていこうという市民レベルの取り組みに対し、公社が助成を行うという制度です。 

  文化発掘隊は各地の今は失われ、あるいは忘れられたり表に出てきていない文化を発掘し、情報発信していくための活動を行っています。これまで「池袋モンパルナス」「馬込文士村」「田端文士村」などの活動グループと連携しながら地域文化の発掘に取り組んできました。こうした活動の中で地域の生活や文化をこども達が学んでいくことの大切さを実感してきました。  

 千代田区ではまちづくりサポート事業をはじめとして優れた活動を行っているグループ、様々な歴史を刻んできた人たちが数多くいます。そこで、こども達が千代田区の生活や生活史を発掘(取材)、発信していくという方法で千代田区のまちづくりに取り組もうと考えました。

 これまで地域の歴史や文化、活動等地域の生活や生活史が子供の視点から語られることはあまりありませんでした。総合的な学習などで地域について学ぶという機会はあっても一部地域での学習であったり、その結果もクラス内での発表にとどまり、広く情報発信していくということはないのが現状です。
  一方、まちづくり活動を行っているグループの中でも互いによく知らなかったり、区民がその活動をあまり知らないということもあります。これらを解消する手段として様々な広報、PRが行われていますが、これまでの情報発信が必ずしも有効であるとはいえません。

  こうした観点から、千代田区の生活や生活史をこども自身が直接取材し、情報提供、発信していこうというのが本活動企画の骨子です。  こども達が聞き書きを通じてまちの生活や生活史を発掘し、伝えていくことで地域への理解や興味、愛着を深めていくことを目指します。
 また、この活動を通じてこどもと地域の人達との世代間交流、まちづくりグループ間の交流を図っていきたいと思います。  さらに、こども達が自ら情報発信していくことで、千代田区の新しい広報のあり方を検証して行きます。  具体的にはこども「まちの記者」・語り部が千代田区民やまちづくりグループ等への聞き書きを行い、こどもの視点からみた千代田区を行政広報誌、自治会やまちづくりグループの広報誌などに情報提供を行っていくほか、インターネット上での情報発信を行っていきます。

 また、この活動を通じて区民やまちづくりグループ等との世代間交流やグループ間交流を促すことにもつながると思います。
 同時に、一方的、大人の視点からの情報提供が多かったこれまでの広報を、子供の視点からの情報発信を行っていくことで、千代田区発の新しい広報のあり方を区内外にアピールしていけるのではないかと考えます。  まちづくりサポート事業やまちづくり活動など千代田区では優れた取り組みをおこなっていますが、より広く広報、PRしていく上でもこども「まちの記者」による情報発信は重要な役割を担うと考えます。

 具体的な活動内容としては、聞き書きの専門家から指導を受けた後、こども達が「まちの記者」・語り部としてこれを支援するサポーターとともに対象者または対象グループに聞き書きを行います。その結果を行政広報誌、サポート通信、町内会誌、まちづくりグループ広報誌などに情報提供するとともに、サイト上でこども達が情報発信を行います。 また、活動の締めくくりとして「まちの記者」による公開発表会を行い、その成果を区民等の前で発表します。

 この活動により次のような点を目指したいと考えています。

1.こども達が自分達が暮す千代田区への理解や興味、愛着を深めて欲しいこと。
2.この活動経験を通じて将来的なまちづくりの担い手に育って欲しいこと。
3.聞き書き対象者やサポーターとの世代間交流やまちづくりグループ間等の交流が進んで欲しいこと。
4.こども達が自ら情報を加工、整理、発信する力をつけて欲しいこと。
5.区民やまちづくりグループ等にまちづくり活動等も含め生活、生活史などを知って欲しいこと。
6.まちづくりグループ等の活動の活性化や検証につながって欲しいこと。
7.こどもの視点を含めた新しい広報のあり方を検証したいこと。
8.区外に千代田区をPR、アピールしていくこと。
9.これらを通じて千代田区のまちづくりと活性化に寄与したいこと。

 この活動のため、千代田区民、千代田区街づくり推進公社、千代田区、まちづくり活動グループなどと広く連携していきたいと考えています。
 
 文化発掘隊  http://www.e-tiiki.net/sr/

  地域情報研究所の講座・出展予定  


 埼玉NPOフォーラム2004

 主   催  埼玉NPOフォーラム2004実行委員会
 日   時  2月15日(日) 9:30〜
 場   所  会場 さいたま市 浦和一帯
 内   容  展示・ワークショップ

 環境まちづくりフォーラム・埼玉

 主   催  環境まちづくりフォーラム・埼玉実行委員会
 日   時  3月28日(日)10:00〜
 場   所  埼玉県川越福祉センター
 内   容 

  埼玉で活発化している環境まちづくりにつながる活動の交流を図り、個別のグループ活動では突破できない環境まちづくりの課題を解決してゆくためのプロジェクト創出を狙いとしたフォーラム

  イベントのご紹介  

 

 子育てサークルリーダー研修 

 詳 細  http://www.sainoko.net/ri2004.htm 

 日 時  2004年3月13日−14日
 
 会 場  埼玉県県民活動総合センター(伊奈町)   埼玉県県民活動総合センター
 
 〒362-0801 埼玉県北足立郡伊奈町小針内宿1600
 大代表  048-728-7111    FAX  048-728-7130   
 交通アクセス http://www.kenkatsu.or.jp/trafic/top.html  

 主 催 厚生労働省  (財)こども未来財団  
 共 催 子育てサークルリーダー実行委員会
       特定非営利法人彩の子ネットワーク  
 後 援 文部科学省・埼玉県・埼玉県教育委員会・社会福祉法人全国社会福祉協議会
       社会福祉法人埼玉県社会福祉協議会・恩賜財団母子愛育会 日本子ども家庭総合研究所
      財団法人いきいき埼玉・伊奈町伊奈町教育委員会

  地域情報研究所の講座・出展予定  


  魅力の地域通貨を広めよう! 地域通貨で生きいきした地域活動を! 

  「地域通貨ワークショップ」『地域通貨“彩”考!』

  〜ココで心に灯をともそう みんなの鼓動がウェーブになる〜

 こども夢未来フェスティバル2004のテーマルームの一つとして開催しますのでぜ ひご参加ください。


 日 時  2004年3月14日(日) 10:00〜16:00 

 会 場  埼玉県県民活動総合センター(伊奈町)302セミナー室

 第一部 10:00〜12:00  

 事例報告 
  @エッコロ(生活クラブ生協埼玉)/さいたま市
  Aキューポラ(川口ボランティアサポートステーション)/川口市
  Bオール(戸田オール運営委員会)/戸田市
  Cデナリ(コミュニティ活動支援センター埼玉支部)/上尾市
  D ナマケ(ナマケモノ倶楽部)/広域
  E レインボーリング(レインボーリング)/広域

  ファシリテーター 嵯峨生馬(日本総合研究所) アドバイザー   長岡素彦(地域情報研究所)

 第二部 13:00〜14:30 

  ワークショップ みんなで話そう! テーマ「ワクワクドキドキ『地域通貨』で楽しい人の輪づくり!」

  提案 <こども夢未来交換リング 地域通貨“彩”とひろげたい!> 北澤裕美子(彩の子ネット)

  *みんなで考えよう! どうしたらもっと“彩”が使えるようになる?
  * 他の地域通貨と一緒に使える!?
  * あなたと私の可能性が広がる・ワクワクする人の輪づくりへ

  ファシリテーター 嵯峨生馬 アドバイザー  小池清一(ぶぎん地域経済研究所)

  →→→→→→→→→→→ 実演コーナー →→→→→→→→→→→→

  9:30〜10:00  12:00〜13:00  14:00〜16:00     

 主催:埼玉県・埼玉県子育て環境づくり推進協議会・こども夢未来フェスティバル 2004実行委員会
 特定非営利活動法人 彩の子ネットワーク
   http://www.sainoko.net

 後援:埼玉県市長会・埼玉県町村会・埼玉県教育委員会・埼玉県社会福祉協議会
  (財)こども未来財団

  お問い合せ: NPO法人 彩の子ネットワーク tel048-770-5272

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