『S−Report』  1/22号  協働でまちをつくるのだ!


 行政と市民の協働ということが理念的にいわれるようになって久しい。
 協働とは「公益的な活動を行う市民・団体と民間・企業や行政が対等な関係で、協力して公共的課題の解決にあたること」だが、その実態については地域において様々である。

   私も参加しているNPOと自治体の協働を考える自主研究会とさいたまNPOセンターでは「NPOと自治体職員が見て・聴いて・考えた ケーススタディノート 協働でまちをつくるのだ!」 (埼玉におけるNPOと自治体の協働に関する事例調査報告書 )が14に日発行された。  NPOと自治体を考える自主研究会は、これからの自治のあり方や公共サービスを模索している市民や自治体職員、NPO関係者が自主的に開く勉強会である。

 これまで、研究会の定例会の他に埼玉におけるNPOと自治体の協働に関する事例調査を行ってきた。  この調査はアンケート県内のNPO、市民組織と行政へのアンケート調査やヒアリング調査に基づき、ケーススタディを行った。  また、この調査を踏まえて調査した県内の協働事例をNPO関係者・自治体職員・市民に広く公開し共有するために公開学習会を開催した。

 「協働の一歩」ともに模索する市民、自治体職員、NPO http://www.janjan.jp/area/0308/0307295262/1.php                       

  補助金ゼロベースから始まる協働施策              http://www.janjan.jp/area/0310/0309286910/1.php 

 このほど、この調査結果をまとめてNPOと自治体職員が見て・聴いて・考えた ケーススタディノート 協働でまちをつくるのだ!」 (埼玉におけるNPOと自治体の協働に関する事例調査報告書 )が完成した。

 この調査の特徴は、依託調査ではなく日本財団の「協働に関する助成金」をもとにNPOと自治体を考える自主研究会の市民の自主的な調査であり、有志の自治体職員と市民・NPOが文字通り協働ですすめたことだ。

 協働についての論議はとかく原理原則論に終始しがちであり、現場の実態を把握しないまま「協働事業」がすすめられがちである。
 そのような中で、この報告書ばかりでなく、この有志の自治体職員と市民・NPOの活動そのものが「協働の初めの一歩」をすすめた。


「協働でまちをつくるのだ!」(埼玉におけるNPOと自治体の協働に関する事例調査報告書 )−NPOと自治体職員が見て・聴いて・考えた ケーススタディノート

 さいたまNPOセンター  http://www.sa-npo.org/  

−−−−   〜協働でまちをつくる。そして、まちを変える――

新しい公共の創造のために〜

 NPOと自治体職員が見て・聴いて・考えた 【ケーススタディ・ノート】
   協働でまちをつくるのだ      ――埼玉におけるNPOと自治体の協働に関する事例調査報告書――

 A4版116ページ 2004年1月発行 頒価:1,000円[税込]

 NPOと自治体職員がいっしょに協働事例のアンケート調査・ヒアリング調査を実施。

 さらに、具体的な事例検討(ケーススタディ)から「協働のあり方」をまとめた他に例を見ない調査報告書。
 協働のあり方」では、「まちは誰のもの?」「公益や公共とは?」から解きほぐし、「協働でまちをつくるのだ!」を大胆に提案。よりよい協働のために、NPOと自治体に必要な20のポイントを提示。

  NPOと自治体の「協働」を考える関係者に必読の書!

【目次】

 ▼第1章 総論……協働のあり方 20の提案  提案 (1)お互いに向かい合うのが大事。パートナーとして認め合うことから始めよう。/提案 (2)協働でとりくむまちの課題は、広く市民に開かれたなかで話し合い、みんなで共有していくことが必要。/提案 (3)どういうまちにしたいのかという目的と、資源を持ち寄るための役割分担を明確にしよう。……

 ▼第2章 アンケート調査……委託と共催 NPO・自治体それぞれの実態

 ▼第3章 ヒアリング調査……協働でまちをつくる埼玉の8つのとりくみ

 ▼第4章 公開学習会の記録……よりよい協働を進めるための5つのしくみ 他


【編集・発行】

 特定非営利活動法人さいたまNPOセンター/NPOと自治体を考える自主研究会  

  〒330-0064 さいたま市浦和区岸町4-25-15 小松ビル301
 TEL:048-835-4311 FAX:048-835-4312 E-mail:office@sa-npo.org

【注文書】  下記にご記入のうえ、office@sa-npo.org までお送りください。
 10冊以上は当センターが送料を負担します。


――

『協働でまちをつくるのだ!』(頒価1,000円)を[  ]冊注文します。

お名前(フリガナ):
団体名/所属先:
送付先住所:〒 TEL: FAX:

――

  地域情報研究所の講座・出展予定  



 第35回 全国小中学校環境教育研究大会 
  全国小中学校環境教育研究会事務局

  研究主題 「豊かな人間性を育む環境教育」  

 期  日 平成16年1月23日(金) 午後12時30分〜午後4時30分  
 会  場 東京都新宿区立大久保小学校  
      〒169-0072 東京都新宿区大久保1−1−21  
  内  容 展示・ワークショップ       

 地域情報研究所(NGO)・彩コミュニティSCOネットワーク


 埼玉NPOフォーラム2004

 主   催  埼玉NPOフォーラム2004実行委員会
 日   時  2月15日(日) 9:30〜
 場   所  会場 さいたま市 浦和一帯
 内   容  展示・ワークショップ

  イベントのご紹介  

 
  地球市民フォーラム2004 持続可能なくらし

 日   時  2月21日〜22日
 
 会   場 あーすぷらざ  
        住所:〒247-0007 横浜市栄区小菅ケ谷1-2-1  (JR根岸線本郷台駅徒歩3分)
 
 内   容 セミナー、ワークショップ     http://www.k-i-a.or.jp/news/globalcitizenshipforum2004.html

  ●セミナー 14:30〜16:30 あーすぷらざ1階会議室 「地産地消を考える 〜かながわの活動〜」  

  食品の安全性に対する不安と関心が高まっています。このセミナーでは、県内でおこなわれている農産物直売所の設置や水稲栽培収穫体験を通じた食農教育、体験農園の運営などの取り組みを紹介し、「食の地産地消」の活動に参加するきっかけを提供します。
  進行役:是永圭子さん(都筑区朝市応援団代表) 岩室晶子さん(NPO『I Love つづき』副理事) 事例発表者:平野フキさん(大熊生活改善グループ・都筑区)佐藤克徳さん(緑いっぱいすくすく田んぼ・緑区)大塚有三さん(境川第二農園・戸塚区)

  ●ワークショップA 13:00〜14:30 あーすぷらざ1階ワークショップ・ルーム
  「ゴミはなぜ増える?!」

  毎日大量に排出されるゴミをめぐる問題を軸に身近なところから環境問題を考え、私たちが日々の生活のなかで具体的に「できること」を提案します。 講師:羽角章さん(新しい環境学習を考えるネットワーク)

  ●ワークショップB 13:00〜14:30 あーすぷらざ1階創作スタジオ
  「スロービジネスをはじめよう!」

  これ以上地球を破壊しない方向での「ものづくり」「関係づくり」をビジネスにいかに組み込めるのか。近年、環境問題に深くかかわるなかで、若者たちが始めつつある新しいビジネスの実像と、その背後にあるコンセプトについて学びます。 講師:ナマケモノ倶楽部

  ●ワークショップC 15:00〜16:30 あーすぷらざ1階ワークショップ・ルーム
  「新アジェンダ21かながわを活かすには?」

 今年策定された「新アジェンダ21かながわ〜持続可能な社会の道しるべ」を実効性あるものにするためにはどうすればよいのでしょうか。単なる「宣言」に終わらせないために、個人、家庭、学校、地域、企業、自治体などでできること、とくにマイアジェンダの活用や交流について具体的なアイデアを共有します。 進行役:金光律子さん(かながわアジェンダ推進センター理事)

 主   催  神奈川県、財団法人 神奈川県国際交流協会

  地域情報研究所の講座・出展予定  

 
  地域通貨ワークショップ 「地域通貨”彩”考」

  主催 こども夢未来交換リング コミュニティ通貨“彩”推進委員会

 ●開催日時  2004年3月14日(日) 10:00〜

 ●会場    こども夢未来フェスティバル2004内      
          埼玉県県民活動総合センター(伊奈町)

 ●内容

 第一部 *事例報告* 10:00〜12:00     
         各地域通貨の取組み事例を報告して頂きます。
  
       *インターミッション* 12:00〜13:00
         ポスターセッション(展示)、地域通貨ワークショップ

 第二部 *輪になったワークショップ* 13:00〜14:30
      事例報告者及び地域通貨に関心のある人大勢及び
 
      *ラストセッション* 14:30〜
       ポスターセッション(展示)、地域通貨ワークショップ

 ご購読・ご利用規約
 
 ご意見、ご感想、ご要望をお聞かせください。
 掲載された記事を許可なく使用することはご遠慮ください。
 ご紹介または転載等のご相談は下記までお願いします。
 掲載している情報は各人の責任においてご利用ください。
 『S−Report』は既存の配信システムや問題になっているマイクロソフト社のメーラーを使わず「独自の配信システム」で配信しており、ホストマシン自体にもファイヤーウォール、「最新のワクチン」を導入し必ずチェックを行い対策を とっておりますのでご安心ください。