『S−Report』 11/27号 100年先の社会とNPO − まちづくりのあらたな展開を求めて−18
11月15日、東京ビッグサイトで「サミット2003 100年先から見てみよう」(地域、バイオマス、新エネルギー)が「100年先から見てみる会」の主催(後援 関連省庁、全国知事会,全国市長会,全国町村会)で開かれた。 このサミットは新エネルギーと地域をテーマに考えるもので、東京農工大学21世紀COEプログラム(「新エネルギー・物質代謝と『生存科学』の構築」)がコーディネーターをつとめた。趣旨は下記の通り。 「『地域協働のバイオマス・新エネルギー利用から、21世紀の日本を動かすパワーを実現しましょう』=新しい地域おこしの希望の火として、バイオマスや新エネルギーに地方から熱いまなざしが送られています。従来のエネルギーは中央集中的なシステムに支えられていました。それに代わる自然エネルギーとしてのバイオマス・新エネルギーの特徴は、地球環境にやさしいことのほかに、その広域分散性にあります。 そのため、その利用システムの構築という事業は、地域と専門家や市民集団との協働にもとづいて、地域の具体的状況に応じた形で進めてはじめて効果的に実現されるものであります。それは、地方分権型の国づくりをもになう歴史的な仕事といえましょう。 わが国の隅々にまだ残っている20世紀型の古い体質から脱却し、21世紀の豊かな地域発展のイメージを創造するには、従来の箱物行政に代わり、実質的に地方の力になる新技術等の導入を行っていくことが求められます。 そして、各種の旧体質や利害の交錯する中でどのような選択をして行くべきかが問われます。生活・社会形態もバイオマス利用技術体系もなお発展の中にあります。その歴史的な推移を見極めつつ、よい選択をし、50年100年後に意味があると認められるような選択をしていく必要があります。」 (サミット2003 100年先から見てみよう「地域・バイオマス・新エネルギー」) http://www.tuat.ac.jp/~estec/information/summit2003.html 主催者あいさつの後、経済産業省資源エネルギー庁、農林水産省などの政府の新エネルギー・バイオマス政策のついての説明があった。 その後、柏木孝夫総合資源エネルギー調査会新エネルギー部会長(東京農工大学BASE教授)が新エネルギー・バイオマスを、分散型エネルギーネットワークシステムとして構築すれば単なる代替エネルギーではなく新しいエネルギーシステムになりうると力説した。 また、増田寛也岩手県知事はあくまでも地方分権時代の新しい地域おこしにとっての新エネルギー・バイオマスの重要性を指摘した。 パネル討論としては、「あしもとみつめて−各地の『いま』から」は、主に岩手県葛巻町、静岡県水窪町、兵庫県一宮町、京都府八木町、高知県池川町、熊本県鹿本町などの自治体やNPO法人、大学などを中心に、新エネルギー・バイオマス実践報告と討論を行った。「未来みつめて−あしもとから」は、NPOやなまし県民政策ネットワーク、里地ネットワーク、えがお・つなげてなどのNPO法人等や自治体、大学などを中心に、日本の社会の将来像について語った。 この中で、特定非営利活動法人 えがお・つなげての代表理事 曽根原久司氏が100年後の市民社会におけるNPOについて語った。 特定非営利活動法人 えがお・つなげては、「農をはじめとした地域共生型のネットワーク社会を創ることを目的に、『村・人・時代づくり』を行っていくためのNPO法人」であり、各地で新しい農業や農山村交流、グリーンツーリズム、地域通貨などを展開している。 昨年、えがお・つなげてはバイオマスエネルギー交流フォーラムを開催し、議定書「バイオマス資源を活用した地域循環型社会に向けての宣誓文」を発表している。 曽根原久司氏はバイオマスやエネルギーとの関係でNPO・NGOの役割を語った。 「バイオマスやエネルギー分野に関して言えば、地域におけるコミュニテイ財産であるバイオマス資源との関わりや、またそれの産業化の関わりにおけるNPOの位置づけ、あるいは、地球レベルにおける再生可能エネルギー社会形成への価値観体系構築との関わり、また地域分散型エネルギー産業構築形成の関わりにおけるNPOやNGOの位置づけが理解できよう。この担い手としてのNPOとNGOなのである。」 「100年後の市民社会におけるNPO」特定非営利活動法人 えがお・つなげて 10月22日 政府の新エネルギー・バイオマス政策は、これらを単なる現在の社会システムのにおける代替エネルギーとしてしかとらえないが、既に各地の市民やNPO・NGOや自治体は新しい社会構想をもち、その新しい社会の新エネルギー・バイオマスを構想し、実践を始めている。 100年の計と言いながら「エネネルギー政策」に限らず10年も持たない政策しか立てられなかった政府や官僚は「100年後の市民社会におけるNPO」に学ぶことがあるのではないか。 特定非営利活動法人 えがお・つなげて http://www.npo-egao.net/ バイオマスエネルギー交流フォーラム http://www.npo-egao.net/c/iinkai/bioene/iinkai_bioene05.html
□ 今後の予定について □ エコプロダクツ2003 日時: 12月11日-13日 場所:東京ビックサイト 内容: 今回、地域情報研究所(NGO)ではエコクリニックフェイシス・麻布大学環境政策学科の学生と「エコプロダクツ2003」に参加し、学生、NGOが子供や住民と共に地域、商店街において実施可能な方法で生きたエコプロダクツの活用を行うことを展示、発表します。 子どもと学生がすすめるエコプロダクツ −環境・リサイクル活動をデザイン 現在、持続可能な環境社会のためにすばらしいエコプロダクツが開発されていますが、地域や生活者で充分に活用されているとは言えません。 それは、熱心にすすめられているエコプロダクツの開発や流通に比べて、エコプロダクツを地域や生活者に広く理解してもらい活用し、行動に結びつける仕組みがあまりないのからではないでしょうか。 もう既に、子どもと学生たちは地域に入り生活者とともにエコプロダクツを地域や生活者に広く理解してもらい活用し行動する仕組みも含めた環境・リサイクル活動をすすめています。 子どもと学生たちは環境・リサイクル活動を通じて地域やNPOとともに新しい持続可能な環境社会のための環境活動を実践し環境共育のデザインを始めています。 今回この「子どもと学生がすすめるエコプロダクツ」(地域情報研究所・FACES)ではそのような試みをしている麻布大学環境政策学科の学生たち!FACESとともに「エコプロダクツ2003」で新しい持続可能な環境社会のための環境活動の実践と環境共育のデザインをご提案します。 展示内容 [1]環境・リサイクル活動デザイン 1.麻布大学環境政策学科方式(EPAU Channel =EPちゃん)の環境教育・研究・政策実践の紹介 2.大学・地域・NPOをつなぐ学生の環境・リサイクル活動デザイン 3.コミュニケーションツールとしての似顔絵カンバッジの、学生による制作実演・販売 [2]環境情報ネットワーク及び市民研究支援 −eコミュニティを支援するコミュニティウェア『コメット』の活用 地域の情報循環により、情報共有をはかり、対話の「場」を作り、環境問題に取り組む仲間を広げる。 1.環境情報ネットワーク 1−自分のまわりの環境を知る 2−環境の動きを知る 3−仲間を知る 2.市民環境研究所 1−市民、NPO、行政、大学、企業等の“個人”が参加する仕組み 2−個人が調べたこと(市民研究)や、意見を発表しあう場の提供 3−ネットワ−キングの生成 3.eコミュニティを支援するコミュニティウェア『コメット』の活用 Eジャパン協議会のコミュニティウェア『コメット』を活用してインターネット上で環境情報ネットワーク及び市民研究支援を行う仕組みを提供する。 エコプロダクツ2003の当ブース http://xmldb.exism.co.jp/eco2003/search.asp?ID=85r0z
バリアフリーシアタージャパン武藤さんから 眠れぬ夜 公式サイト http://www.yi-web.com/~stage/kujira/yoru/ 【公演概要】 病院で深夜働く当直医師。こんな夜中に訪れるのはろくでもない患者ばかり、 いや患者ならまだしも思いもよらない訪問者が! メッセンジャーはいつも彼の傍らにいた! 海千山千プロデュース 第9弾 「眠れぬ夜」 原案 米山公啓 作・演出 鯨 エマ バリアフリーサポート 武藤琴美 ■Cast 安東桂吾 大沼美和子 小林香織 櫻井正一 澤山 薫 中川香果 仲田天使 成川知也 江崎 甲 土井美加 名取幸政 ■Staff 作・演出 鯨 エマ 音楽 森田浩司 美術 南 雅之 照明 久富豊樹 音響 石神 保 舞台監督 上野博志 宣伝美術 仲田天使 バリアフリーサポート 武藤琴美 協力 ワンダープロ 青年座 エンパシィ 東京モダンガールズ トモダチ マオーティーズインディアン 小口 宏 小池恭子 制作 海千山千事務所 野原陽子 ■公演日程 2003年11月26日 水曜日から12月1日 月曜日まで ■東京公演 中野ウエストエンドスタジオ 東京都中野区新井5-1-1スタジオライフ1F TEL.03-3319-2289 2003年11月26日 水曜日から12月1日 月曜日まで 11月26日水曜日 19時 27日 木曜日 14時 19時 28日 金曜日 19時 ※終演後武藤琴美のトークあり 29日 土曜日 14時 19時 30日 日曜日 14時 19時 12月 1日 月曜日 19時 ■富山公演 富山県民小劇場オルビス 富山県富山市桜町1-1-61マリエとやま7F TEL.076-445-4531 2003年12月3日 水曜日から12月4日 木曜日まで 12月3日 水曜日 19時 4日 木曜日 14時 19時 ■料金 前売・当日共 3,000円(日時指定の自由席) ■チケット取扱 海千山千事務所 TEL&FAX.03-5454-2478 チケットぴあ 03-5237-9999(東京公演のみ) 富山県民小劇場オルビス 076-445-4531(富山公演のみ) ■海千山千でのご予約方法 ○電話予約 03-5454-2478 ○FAX予約 03-5454-2478 お名前(フリガナ)、住所、連絡先電話番号、FAX番号、日時、枚数、チケット入手方法の選択(下記参照)、 以上の項目を記入してお送りください。お振込みをお選びの方には折り返し振込先のご連絡をさせていただきます。 ご予約後の、お支払いとチケットのお受け取りについてを下記からお選びいただきます。 公演当日に受付にてご清算、お受け取り。 事前に銀行振込して頂いて、当日受付けでお受け取り。 事前に銀行振込をして頂いて、郵送にてお受け取り。 ■バリアフリー観劇 ○車椅子でお越しのお客様には駅周辺から劇場までの通行しやすい便利地図を事前にお渡しします。 劇場近くの車椅子用トイレなども記載してあります。 ○目の不自由なお客様には音声ガイドがあります。 ○耳の不自由なお客様には、開演前に物語の概要を書面でお配りします。 ○障害のある方に付き添いでいらっしゃる方は無料でお入りいただけます。 その他、観劇に心配のある方は、海千山千にご相談ください。また、ご予約の際にその旨お申し付けください。 ■公演に関するお問い合わせ 海千山千事務所 TEL&FAX.03-5454-2478 当日のお問い合わせ 090-8083-6888
NPOレインボーの古川さんからです。 NPO・NGO大忘年会についてのご案内 「NPO・NGOがもっと協力しあって活動をしていくために、ネットワークをつくっていきたい。」というふうに考えられている方は多数いらっしゃいます。同じ趣旨で、「爆笑問題の田中」のお父さんで知られている田中正直さんが環境問題や平和をテーマにしたNPO・NGOの連合会を作ろうと今年の夏ころから各方面に働きかけています。 この趣旨には多くの方が賛同されるものと思いますが、NPO・NGOと一言でいってもその種類や考えはさまざまです。そのためコンセンサスはなかなかとれません。また集まってもわずかな違いを延々と議論をしてしまいます。 そこで、まず難しいことを言わないで、NPO・NGOで活動されている方が一同に会して、一年間の活動を報告しコミュニケーションをはかってはどうかという案が出、時期的に忘年会がいいのではないかということになりました。 この考えに賛同頂ける方はぜひ、ご協力頂きたくご案内させていただきました。 内容・詳細は未定です。いいアイデアがある方はお教えください。 1目的 NPO・NGOが一同に会して、一年間の活動を報告しあい、酒宴を通して親睦をはかる。 忘年会での経験をもとに今後、大花見などを行う。 このような場を設けることで、欧米のクラブ・サロンのようなものを創る。 2内容 大忘年会。 ただ、酒席を設けることでとどまらず、コミュニケーションがとれる工夫を凝らす。 さまざまな団体に働きかけ、担当者を募る。担当者を中心にMLを設け、準備してい く。 講演会・演奏などの企画を入れる。 3日時 12月23日 4参加条件 2000円+持ちより、ご祝儀歓迎