ダイナプックのコンセプトを提唱し、現在のコンピュータの基礎を築いたアラン・ケイ氏は現在、京都でALAN−K(Advanced LeAning
Network in Kyoto)プロジェクトをすすめています。
ALAN-Kプロジェクトはアラン・ケイ氏が提唱している創造性育成の教育のためのSqueak(スクイーク)という言語を使い、進められています。Squeakによる教育はロスアンゼルスにあるViewpoints
Research InstituteというNPOと、複数の学校で実践されています。
今月5日、第2回ALAN−Kプロジェクト講演会「21世紀を拓くIT時代の教育に向けて」が京都大学21世紀COEプロジェクト主催で、京都市のぱ・る・るプラザ京都で開かれました。
アラン・ケイ氏は基調講演「Real Children, Real Computing, Real Math, Real Science」の中で、ベースボールを学ぶよりプレイヤーを育てようと述べた。この意味は、今までの教育はベースボールのやり方やルールを教える教育で、学んだからといってベースボールをプレイするための教育が行われていたわけではないと。現在の教育では子供たちが知識として学ぶことはできても、知識を使って何かを行うことができなくなっていると主張しました。