『S−Report』  8/21号  元中学校の体育館も、ビーチでも ”Be Good!!”−BeGood Cafe


 六本木の三河台中学校は、今は「みなとNPOハウス」です。
 この「みなとNPOハウス」をめぐる物語についてはこのレポートでも何回か触れてきましたが、NPOキャリナビ(2002/8/29号「巣立ちの宝箱 1年1組 −自分探しの行方」など )が入っているとても素敵なところです。
 どういうふうな所かというと、今年開かれた「みなとNPOハウス」の体育館で行われた一周年セレモニーでは、電気足りなくて消えてしまったというアクシデントが有りながら、入居NPOの方々は暗い中PAもなしで何事もなく進めることができたというエピソードがあります。
 このことを、その後のパーティーでカンボジアで小学校建設などをしている特定非営利活動法人JHP・学校をつくる会の代表笹平美江子さん(脚本家小山内美江子さん「金八先生」の作者)にお尋ねしたら、「カンボジアに電気はこないところはたくさんあるからね。」といわれてしまいました。
 つまり、ここは、そういうすごいNPOが入居しているところです。

 この元三河台中学校体育館で17日に「BeGood Cafe」が開かれました。

 「素敵ないいことを始めよう」をテーマとしている「BeGood Cafe」は「みんなと語るカフェ」であり、地球環境や現代社会に対して参加者が少しずつできることをする「ピースな輪」を広げるイベントです。
 「BeGood Cafe」は1999年から東京代官山で始まり、毎月1回、オシャレな空間でゲストの話を参加者が聞き、お互いの意見を交換する日本におけるカフェ型サロンの草分けです。

 通常、東京では青山のハナエモリビルや二子玉川のアレーナホールで開かれる「BeGood Cafe」ですが、今回は「3ケ月連続 学校シリーズ第1弾」としてNPO法人ネットワーク『地球村』代表高木善之氏をメインゲストに、この元三河台中学校体育館で開かれました。
 体育館とは思えないスタイシリッシュに演出された空間の中、真剣に環境問題の現状や世界・日本の問題点について語られ、また、参加者の自由なパフォーマンスや主張の場「オープンマイク」や市民活動・NPOのよびかけの場「NPOインフォメーション」のコーナーで、参加者たちは自分たちの情報や想いを伝えていました。
  また、今回は、「Be-in」というイベントグループによる平和についてのアピールも行われていました。
 しかし、ここは楽しく語るだけの場でもなく、また、スピーカーの意見を拝聴するのばかりでなく、参加者がその情報を聞き自分で考え行動するための場です。
 会場内には手作り感あふれるキッズスペースばかでなく、各種情報コーナーとオーガニックフード&ドリンクなどの“スローな”カフェが併設されておりゆっくりくつろぎながら参加できるようになっていました。

 「BeGood Cafe」はすでに全国各地で行われていますが、今後はさらに多くの「BeGood Cafe」が開かれる予定。また、地球環境に与える影響を少なくした製品・サービスを紹介する「エコプロダクツ2003」という今秋開催予定のイベントにも「BeGood Cafe」は参加し「BeGood Village」を開催します。

 さて、今年は冷夏で海岸も寂しいですが神奈川県茅ヶ崎市の「サザンビーチちがさき」では「BeGood Cafe湘南」がオープンしています 。
 この「BeGood Cafe湘南」は、近くの慶応義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)の学生が中心になり、ドーム建設を行い運営し、地域と一緒にオープンマイク、コミュニティ・カフェ、ワークショップビーチ寺子屋などを開催しているのです。
 なんかよくある現代風キャンスト(学生がやる海の家)みたいだと思うかもしれませんが、ここにはBeGood Cafeのスピリットや地域への想いが宿っています。

「学生生活も中盤にさしかかってきているにもかかわらず、いまいち、湘南の魅力を感じることができずに過ごしてきました。その理由は、地域の活動や、お店や、建物などのこだわり、制作過程、活動の裏側などが見えてこないからだなと感じていました。地域の魅力を引き出すワークショップ、活動や、お店や、建物などのこだわり、制作過程、活動の裏側などの可視化を行い、モノ、人の物語の力で、市場じゃ作れない湘南の魅力を”リ・デザイン”し、楽しみながら、自分の生活と、地域、社会とのつながり体験できるようなイベントを、地域の人にお客さんでありながら、イベントの作り手になってもらえる形で作ってみたいと思うようになりました。そんな、カフェ・イベントを自分が今住んでいる湘南という海や歴史のある場所で、ビーチというコモンズで実現してみたくなったのです。 これら、地域、名前、社会をつなぎ合わせるための仕掛け作りを、湘南地域のビーチという、誰もが気軽に参加できるコモンズで行っていきます。地域に住む人達にイベントの制作過程に参加しもらう仕掛け、地域の魅力を引き出すワークショップ、活動や、お店や、建物などのこだわり、制作過程、活動の裏側などの可視化を行い、モノ、人の物語の力で、市場じゃ作れない価値、エンターテイメントを創造し、楽しみながら、自分の生活と、地域、社会とのつながり体験できるようなイベントを展開していきます。自分の興味、楽しみを広げていくことで、自分なりの価値観を発見できる社会を目指します。つきましては、関係の皆様方には上記趣旨をご理解いただき、何卒ご協力賜りますよう衷心よりお願い申し上げます。」
 「設立経緯」BeGood Cafe湘南 http://begoodcafe.com/shonan/about.html  

  そして、BeGood Cafe湘南の8月30、31日の17時からはオープンマイクです。
「フラダンサー、中学生、シニア、湘南のアーティスト・ミュージシャン、漁師、大学生、職人、茅ヶ崎を愛するオヤジ、etcがそれぞれの哲学、仕事にかける思い、見えなかった部分のこだわりを自分の体験から語ります。
 いつも思っていたイメージを覆すような意外な一面を引き出し、会場参加型の対話型のセッションを行います。話しかけてみたくなるような人が見つかります。  地域の魅力に出会って⇒感じて⇒気づいて⇒考える」
  「オープンマイク」BeGood Cafe湘南 http://begoodcafe.com/shonan/  

 もう、これ以上は書く必要はないかもしれない。

  最後に、元中学校の体育館も、ビーチでも“Be Good!”


BeGood Cafe http://BeGoodCafe.com/  

BeGood Cafeの今後の主な予定

8月30日(土) 8月31日(日)安曇野 BeGood Cafe Azumino Vol.8「コミュニティ作りの基本」
9月13日(土) 福岡 BeGood Cafe Fukuoka Vol.2「私たちが未来をつくる」 〜 We imagine the future 〜
9月20日(土) 京都 BeGood Cafe Kyoto Vol.16「ハッピー エンディング!」

エコプロダクツ2003に出展しませんか?
12/11-13 BeGood Village @東京ビッグサイト

http://BeGood Cafe.com/village/index.html Be-in http://www.be-in.jp/


今年のBe-inは”Be here now”というテーマで9月11日明治公園で開催。

NPO-TV(みなとNPOハウス) http://www.npo-interface.tv/

みなとNPOハウス・オープン1周年記念イベントとして「夕涼みフリーマーケット in NPOハウス」

  8月24日(日)に開催

 

  地域情報研究所の講座・出展予定  

 
□ 今後の予定について □

 「さがみはら市民発のまちづくり」 さがみはら市民大学
  
  地域通貨とは 

  日時: 8月28日 19:00-20:30

  場所: 麻布大学 神奈川県相模原市

  内容: 大和市のラブ 講師: ラブズどこコミサポートセンター代表 渡辺敦    
       日本総合研究所 研究員 嵯峨生馬

   参加してデジタルコンテンツで協力します。

  イベントの御紹介


 みなとNPOハウス・オープン1周年記念イベント 「夕涼みフリーマーケット in NPOハウス」出店団体募集!

 昨年7月にオープンした29のNPO団体が入居する「みなとNPOハウス」 が1周年を記念してフリーマーケットを8月24日(日)に開催します。
 六本木は「六本木ヒルズ」がオープンし、多くの人が連日訪れる人気スポットとして賑わっており、さらに当日は麻布十番祭も開催されるというこ ともあり、かなりの人が六本木を訪れることが予想されます。
 会場は元々中学校の校庭だったということもあり場所に限りがありますが、出来る限り多くの出店を受け付けたいと思いますので、奮ってご応募くださ い。
 以下に出店要項を記載しますので、出店を希望される方は良く読んでいた だき、要項にそって、出店の申し込みを行ってください。 たくさんのご応募をお待ちしております。

◆開催日時:2003年8月24日(日)15:00〜19:00  
  ※当日準備12:00〜 当日撤去19:30〜21:00
  ※雨天時→中止        雨天時の判断 ・当日の午前8時の時点で判断  
     ・その後に天候が回復しても実施しない
     ・出店者は、開催連絡用の専用電話に各自で確認を行う
      ※専用電話の番号は、8/5以降にお知らせします

◆会場:みなとNPOハウスグランド(旧三河台中学校校庭/俳優座裏)    
 都営地下鉄大江戸線「六本木駅」6番出口徒歩1分  営団地下鉄日比谷線「六本木駅」4番出口徒歩4分

◆出店対象者:

●どなたでも出店できます。但し、「出店条件」は厳守して下さい。※18歳未満が出店する場合は、保護者の承認が必要です。

●港区関係(行政諸機関、港区内に事務所がある団体、港区民など)

◆出店申込:出店申込期間内に、みなとNPOハウス・ウェブサイト、あるいはFAXにて申しこんで下さい
※電話、郵送、E-mailでの申込はできません

◆申込期間:2003年8月23日(土)午後2時      
 ※先着申込順のため、区画数が埋まり次第申込を締め切ります

◆申込先:ウェブサイト:http://www.npo-interface.tv/      FAX:03‐5919‐3155(21世紀教育研究所内)

 申込時には、下記の点のご記入をお願いします。未記入の項目があった際は申込を受付けない場合もありますので、あらかじめご 了解下さい
( 1)名前(当日の責任者) ( 2)団体名/グループ名(個人の場合は必要ありません) ( 3)住所 ( 4)電話番号 ( 5)携帯電話番号 ( 6)FAX番号 ※FAX申込の方は必ずご記入ください ( 7)E-mail ※ウェブサイト申込の方は必ずご記入ください ( 8)「主な出店物」及び「目玉商品」(金額は書かなくても構いません) ( 9)出店者のアピール(100字以内でお願いします) (10)必要な区画数
 ※基本は1団体1区画ですが、複数区画を希望される場合はその旨明記して下さい。ただし複数区画使用される場合は、区画数分の設営実費が必要です。 なお、出店数を越える申込があった場合は、1団体1区画のみになります。 (11)車による搬出入の希望  ※希望される場合は必ずご記入下さい。申込時に記入がない場合は、車に よる搬出入は認めません (12)18歳未満の方は保護者の署名(ウェブサイト申込の場合は保護者の氏名)及び当日の保護者の緊急連絡先
※申込者には、申込受付確認後、「出店の可否」などの返信を致しますので、ご確認下さい

◆返信方法:ウェブサイト申込:メールにて返信FAX申込:FAXにて返信 開催日当日は、返信されたメールを印刷したもの、あるいはファックスを持 参し、受付で提示して下さい(出店許可証になります)

◆出店数及び出店面積:・最大80区画 ・1区画=2メートル×2メートル・出店場所は主催者が定めます

◆設営実費:・1区画 3,000円 ・港区関係団体 2,000円        
※1団体2区画使用まで応募できます。       
・設営実費は当日、会場受付にてお支払い下さい      
・設営実費は、会場設営に伴う諸経費等に充当します

◆出店条件:
1出店ができるのは、出店申込を行い、「出店許可証」を当日持参した方のみです
2社会通念上並びに法律に違反する物品の販売は禁止します       
 (例:ポルノ、麻薬、拳銃、盗品及び偽ブランド品、コピー商品、医薬品、嗜好品、自動車、携帯電話・PHS、など)
3飲食物の販売(会場で調理をするようなもの)は、主催者が行う以外は一切できません       
4開催中は、申込者本人が参加してください(代理出店、代理申込は不許可)       
5出店者が他に迷惑をかける行為を行っていると主催者が認めた場合は即刻退場していただきます。その場合の設営実費の払い戻しは行いません       
6雨天など中止時の確認は、出店者各自で行って下さい(主催者からの連絡は一切行いません)

◆主催:みなとNPOハウス
◆後援:港区 ◆協賛:六本木町会
◆問合せ・連絡先: みなとNPOハウス入居者団体協議会内「フリーマーケット実行委員会」
港区六本木4‐7‐14みなとNPOハウス4階・21世紀教育研究所(担当:林)
TEL/FAX:03‐5919‐3155  E-mail:info@edu21c.net  URL:http://www.npo-interface.tv/


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