ベルモットのカクテル
【収録カクテル】 ベルモット・ハーフ&ハーフ クロンダイク・ハイボール ポンピエ アメリカーノ
季節はちょうど秋から冬への移り変わり、落ち着いてカクテルを飲みたいという
季節になってきましたね。今回は晩秋に飲むのにピッタリなイメージを持つ(?)
ベルモットを使ったカクテルを紹介させてただこうと思います。
※文中にある「ステア」は混ぜるという意味です
また、tspはティースプーンのことです
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【ピールについて】
今回紹介するカクテルの中でレモンピール・オレンジピールを搾りかける
というものがあります。これはカクテルの仕上げに果物の皮を薄く切ったものを
折り曲げて香りを飛ばし、風味づけをすることになります。

方法としては上の写真のように切った皮をつまんで持ち、
グラスの少し上で皮を折り曲げるようにしてピールして下さい。
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― 材料 ―
| ドライ・ベルモット | 30ml |
|
スイート・ベルモット |
30ml |
― 作り方 ―
1.グラスにドライ・ベルモットとスイート・ベルモットを同量入れます。
2.軽くステアして出来上がり。

※ ドライとスイートのベルモットを半々にする、酸味と甘味が程よく調和 した味わい
深いカクテルです。一般にはハーフ&ハーフというと淡色ビールと黒ビールを半々に
するカクテルが知られていますが、こちらも同じくらいによく知られています。
※ このレシピに少量のソーダを加え、オレンジピールを絞りかけると「アディントン」
というカクテルになります。(このアディントンをベルモット・ハーフ&ハーフと呼ぶ
場合もあるようです)
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― 材料 ―
| ドライ・ベルモット | 30ml |
| スイート・ベルモット | 30ml |
| レモンジュース | 20ml |
|
シュガーシロップ |
1tsp |
| ジンジャー・エール | 適量 |
・ フレッシュレモンジュースがないときは、SAKOのレモンジュースで代用して下さい。
― 作り方 ―
1.グラスにドライ・ベルモットとスイート・ベルモットを入れます。
2.上からレモンジュースとシュガーシロップを入れ、よくステアします。
3.ジンジャーエールを静かに注ぎ入れます。
4.軽くステアして、出来上がり。

※ クロンダイクは、19世紀末のゴールドラッシュで有名になったカナダの金山
の名前です。同じクロンダイクの名前を付けたものに、ウイスキーベースの
クロンダイク・クーラー があります。
※ 日本では古くから知られたカクテルですが、欧米ではクロンダイク・クーラー
の方がポピュラーです。
※ このカクテルは本来、ジンジャーエール以外の材料をシェークして作りますが
ここではシェークせずに作っています。
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― 材料 ―
| ドライ・ベルモット | 60ml |
| クレーム・ド・カシス | 15ml |
| ソーダ | 適量 |
― 作り方 ―
1.氷を入れたグラスにドライベルモットを入れます。
2.クレーム・ド・カシスを入れます。
3.ソーダを注ぎ、軽くステアして出来あがり。

※ またの名を「ベルモット・カシス」という、フランスで人気のあるカクテルです。
ちなみにポンピエの意味は「消防夫」です。
※ クレーム・ド・カシスをオレンジキュラソーに代えると「ベルモット・キュラソー」に
なります。こちらも良く知られています。
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― 材料 ―
| スイート・ベルモット | 30ml |
|
カンパリ |
30ml |
| ソーダ | 適量 |
― 作り方 ―
1.氷を入れたグラスにスイート・ベルモットとカンパリを入れます。
2.上からソーダを入れます。
3.軽くステアし、好みでレモンピールを絞りかけて出来あがり。

※ アペリティフ(食前酒)の傑作として知られたカクテルです。
※ アメリカーノはイタリア語で「アメリカ人」です。イタリア人がアメリカ人を
イメージして作られたレシピのようです。
※ カンパリに甘いスイートベルモットを加えているため、カンパリソーダ
などのカクテルと比べると飲み口の良い味になっています。
※ 基本的にはレモンピールを行いますが、レシピによってはレモンスライスや
オレンジスライスを飾るものもあるようです。
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いかがでしたでしょうか?強壮作用もあるベルモットを使用したカクテル
で、食欲の秋はもちろん、冬も乗り切れるのではないでしょうか?(^_^)
是非一度、お試しください。