サイト内検索  過去の日記  表紙に戻る

 4月末日の日記   5月1日の日記   6月1日の日記 

04年5月31日(月) サウジ外国人襲撃事件,治安部隊が突入制圧。死者22人,負傷者25人

休みますね〜。

 

04年5月30日(日) サウジアラビアの石油関連企業や外国人居住地区襲撃。人質と篭城。

今年の夏は,キーロフではなくボリショイがロンドンで公演するそうですが,その主催者(招聘元?)のサイト。Victor Hochhauser という方です。(それとも会社なのかな?)

グラチョーワ/ウヴァーロフの『ドンキ』,ステパネンコの『白鳥』,ベロゴロフツォフの『スパルタクス』,ザハロワ/フィーリンの『ファラオの娘』,新作『ロミジュリ』の写真が見られるので,海外まで行くほどのファンでなくても一見の価値はあるのでは? (それとも,どこかでご覧になっているような写真が多いのかな?)
ギエムの『三つの愛の物語』ロンドン公演なども主催しているようで,ギエム@マルグリットの赤いドレスの写真も見られます。(これは私も見たことあるなー) 

あと,Ballet.co さんのボリショイ来英情報スレッドにも,ザハロワ/フィーリンの『ファラオの娘』の写真が。

それから,ボリショイでは現代作品1幕もののミックス・プロを最近上演したらしく,The Moscow Times からその記事。グラチョーワ/フィーリンの小さな写真が1枚あります。(フィーリンは髪が伸びましたねえ)

振付は,ポクリタール,ポソホフ,ラトマンスキー。
ポクリタールは,新『ロミジュリ』を振り付けた方。たぶん見たことはないですが,マトヴィエンコが新国立の会員誌インタビューで「今後踊ってみたい作品」として「ロシアならポクリタール!」と断言しておりましたから,かの地では評価の高いバレエ作家なのでありましょう。ポソホフは,元ボリショイのダンスールノーブルで,今はサンフランシスコで踊っているのかな。アナニアシヴィリの公演などによく来ていましたよね。ラトマンスキーは・・・皆さんご存知でしょうから説明省略。

で,どういう作品だったかですが・・・記事を読んでいないのでわかりませんのです。
興味のある方は,すみませんが,英語を解読してください。あるいは,MOCKBA*ballet*REPO さんをご覧になってもいいかも〜。(先月から,現地での観劇日記再開です)

☆本日のキーロフ 白夜祭開幕 グリンカ生誕200年記念 『皇帝に捧げし生命(イワン・スサーニン)

 

04年5月29日(土) 新庄市明倫中マット死事件民事訴訟で元生徒7人に賠償命令

せっかくだからダンサー・リンクを充実させようと思ってあちこち探してみたのですが,意外にないものなのね。
とりあえず,東京バレエ団の井脇幸江さんと東京シティ・バレエ団の黄凱を追加。井脇さんのところはかなり知られていると思いますが,黄さんのサイトもすばらしい充実ぶりです。(いつも,黄さんのファンの方はうらやましいなー,と思いながら眺めてるの)

ロシア方面では,もちろんもう現役ではないけれど,ボリショイのウラジーミル・ワシリーエフのサイトがありました。趣味は絵を描くことらしく,その作品の写真まで載っておりましたよ。(感心)
副産物として,どういう性格のサイトなのかよくわからないのですが,『愛の伝説』のサイトを発見しました。かなり重い感じで開きにくいのですが,写真がたくさんあって(スライドショー),どういう作品なのかイメージがわくと思います。

あとは,ABTのジリアン・マーフィーのサイトを追加。来年の1月にコレーラと『白鳥の湖』で来るんですよね。
この公演については,ジャパン・アーツこちらのページね。ちらしの写真が載っているだけですが,DMの申し込み先が「コレーラ係」なのでわかるように,スターの全幕を見せる趣旨の催しだと思います。コレーラがジークフリート向きかどうかは疑問な気はしますが,賢い企画ですよねえ,これ。お抱えダンサー(?)の全幕を上演するために,NBSは自分のところのバレエ団を使い,光藍社はロシアのバレエ団を呼ぶわけですが,なるほどー,国内のバレエ団を雇うという手法があったのかー。

マーフィーはたぶん見たことないのですが,写真を見た感じではオデットは似合いそうだから見にいこうかなー,と思いました。が,あら,でも,新国立の真忠さんの『白鳥』デビューと重なるじゃないの,というわけで直ちに断念。それにしても,牧と新国立で公演ぶつけて客を減らしてどうするんじゃい。(って,牧の公演ではないからしかたないか)

ん? 話がそれてしまった。
ええと・・・下世話な話題で恐縮ですが,マーフィーって,もしかしてスティーフェルの恋人なのでしょうかね?(それとも周知の事実なのかな?) 写真ページに「ボーイフレンドのスティーフェルといっしょに」という雰囲気のものが何枚かありました。それから,リンクのページに家族の個人サイトなども載っていて微笑ましいです〜。

ところで,このマーフィーのサイトからリンクされていたPointe Magazineという雑誌のサイトに行ってみたら,ヴィシニョーワのインタビューがありました。最新号に載ったみたいで,表紙も彼女。

マラーホフとは01年のマリインスキー・フェスティバルで初めて共演したのかと思っていましたが,学校時代の95年に,トロントでのガラでマラーホフが『薔薇の精』を踊ったときにパートナーとして招かれていたそうです。
そうかー。マラーホフはそんなに前から彼女に目をつけていたのかー,と感心。いや,「目をつけていた」というのは不適切な表現かな? ええと・・・「いっしょに踊りたいと思っていた」と言っておこう。

ベルリンでの『白鳥の湖』初主演のことも話題になっていました。オディールと思われる写真が載っているのですが・・・装置や周りの男性の衣裳が現代的に見えます。そういう演出なのかしらん?
05年のシーズンにABTで踊ることに関して芸術監督のマッケンジーと話し合っているとも語っていますが・・・マラーホフはベルリン中心になるのでしょうから,実現するのかなぁ??

さて,ヴィシニョーワの次はやはりザハロワの話題ですねー。
ということで,the danceview timesさんから,ABTでのカレーニョとの『ラ・バヤデール』の記事。すみません,内容を要約して紹介できるほど真剣に読んでいませんが,写真もありますのでよかったらどうぞ〜。

 

04年5月28日(金) バグダッド近郊で日本人ジャーナリスト2人が死亡(車両襲撃)

キーロフのパヴレンコの公式サイトができたそうです。

写真のページでは,なんだか妙なデザインだとは思うがとにもかくにもマントを着けたコルスンツェフ@ジャン・ド・ブリエンヌとか,後姿だけのル=リッシュ@放蕩息子なども見られます。

それで,と・・・。
コルプやらメルクーリエフやらパヴレンコやら皆でサイトを作るので,整理しといたほうがいいかなー,と思って,ダンサーのサイトへのリンクのページを作りました。
ついでにというか,この際だからというか,キーロフ以外のダンサーについても,たしかこの人のもあったなー,と思い出せる範囲で載せておきました。

中まで見ていないサイトもあるけれど,お勧めはやっぱりギエムかな。なんと形容したらいいのかわからないけれど,うーむ,さすがギエムはひと味違うよなあ,という感じがします。
ウイーン国立のジモーナ・ノヤの写真ページにはマラーホフやルグリも登場するし,パリオペのディディエールのサイトは若い頃の写真なんかすっごく貴重。懐かしいなー。バレエ初心者のころ,彼のティボルト見たのよ。

あと,ハンブルクのオットー&イリ・ブベニチェクのサイトには,2000年の世界バレエフェスティバルの詳細な表があって感心しました。縦軸にダンサー,横軸にAプロ,Bプロ,ガラプロと並んでいて上演作品が整理されていてとてもわかりやすいの。さらに,プログラムの各ダンサーの紹介ページに金ペン(!)でサインしてもらって載せるという入念な仕事ぶり。当たり前かもしれないけれど,斎藤友佳理さんのサインまでちゃんとあります。

書いているときりがないからこのくらいにしますが,お暇なときにあちこち眺めると,けっこう楽しめると思いますよん。

 

04年5月27日(木) 東北の地銀10行すべて黒字(7年ぶり)

《深酒したので休みました》

 

04年5月26日(水) 大王製紙進出断念問題で秋田県に違約金56億円返還命令

ものすごく世間から遅れた話題ですが・・・パリ・オペラ座ではスジェのマチュー・ガニオがプルミエを飛ばしてエトワールになったそうですね。多くの皆さまが既にご存知でしょうが,こちらのページ

見たことないダンサーですから「そりゃすごい。見るのが楽しみですなー」くらいの感想しかないわけですが・・・こういうときに,パリオペの公式サイトでまで両親について言及されるというのが,なんだか気の毒に思われます。

仕事の話で(それも公式発表で)親の話題が出てくるって,変じゃありませんか? 

たとえばですね・・・開発した新商品がヒットして会社の業績に貢献したとするでしょう? で,社長表彰かなんか受けてそのプレスリリースで,経歴の最初に「○○は当社元専務△△の息子」なんて書かれたら違和感ありませんか? もし私が当事者○○だったら,面白くないです。親に育ててもらった事実や遺伝や影響はあるにせよ,親が立派だったからってそれだけで成功できるはずがない。親の薫陶を受けたからって,誰もが同じ道で成功するわけではない。本人の業績は,なによりもまず,本人の能力と努力の成果でしょ? 次に評価されるべきは,仕事で育ててくれた上司や先輩でしょ? なんでいきなり親の話になるわけ?
松山樹子さんと清水哲太郎さんみたいな創業者と二代目社長のような話ならともかく,パリオペみたいな大企業でまで・・・と思ってしまいましたよ。(いや,企業ではなく官庁なのかもしれないが)

そういう意味で,ガニオは大変だなー,となんとなく思います。ま,こういうのを,余計なお世話っていうんでしょうけどー。

☆本日のキーロフ 『バヤデルカ』 ロパートキナ,タラソワ,コルスンツェフ ← ※こちらの掲示板によると,ガムザッティはテレシキナだったみたいですね。

 

04年5月25日(火) 地村さん,蓮池さん,他の拉致被害者について政府に情報提供済みなのを明かす

今日はちょっとご機嫌です〜。

この間の土日に牧阿佐美バレヱ団の「ダンス・ヴァンテアンX」があったでしょ。(セレナーデ/チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ/コンスタンチア/誕生日の贈り物) そのとき,スワンクラブのゲネプロ見学会が行われたそうです。(スワンクラブというのは,えーと,牧の後援会のようなものというか。ほかに「友の会」的なクラブ・デ・シャルドンというのもあって,私はこちらの会員なの。具体的にどう違うかというと・・・説明が面倒なので,興味がある方はこちらのページをどうぞ〜)

で,見学会に参加なさった方から,王子@先生業遂行中の目撃情報メールを頂きました。(ありがとうございます♪)
とても元気そうで(いや,膝以外は元気なんだろうとは思っていたけれど,そう聞けばやっぱり嬉しいわけよ),舞台上で,動きの見本を示しながらの指導もしていたとのことです。

「舞台上で」なんて読んでしまうと,「人に教えるのなんかどーでもいいから,自分で踊って私に見せてくれっ」と言いたくなってしまうわけですが・・・えへへ,無茶な要求をしてはいけませんね。「後進の育成も大切」なんて心にもないことを言う気はないですが,こういう経験も生かしてもっとすてきなダンサーになって戻ってきてくれると思いますよん♪

・・・くらいの殊勝なことは言っておかないとね。
実際には,「先生しているところもきっとかっこいいわ〜」なんて妄想して,でれでれしちゃっておりますのよ。うふふ。
牧か新国立で,彼を講師にしてパリオペのパスポートみたいな催しやってくれないかな〜? あら,それより,スワンクラブに入ればいいのかしら〜?

 

04年5月24日(月) 大手銀行の不良債権は02年から半減(3月期決算)

休みます。(疲れが抜けない)

☆本日のキーロフ 『愛の伝説』 グメローワ,オブラスツォーワ,クズネツォフ,シシェグロフ (英語サイト:ヴィシニョーワ,ゴルプ,コルプ,シショフ) ああ,もうっ,全然違うじゃないのっっ。一体全体どういうサイト運営してるんだか。ヒステリー起こしそうだわよ。 ← ※ こちらの掲示板によると,ロシア語版が正しかったようです。

 

04年5月23日(日) 拉致被害者曽我さんの夫は小泉首相との会談で米国の訴追免除保証を求める。

法事は無事終了。ああ,疲れたわ〜。

さ,久しぶりに王子のビデオを見ながらお酒を飲んで寝ようっと。(「久しぶりに」は「見る」にかかるのであって「飲む」にかかるのではない)

☆本日のキーロフ マチネ 『バフチサライの泉』 アモソワ,ノヴィコワ,チャシェガロフ(? ダレ?)

 

04年5月22日(土) 日朝首脳会談。拉致被害者(地村さん,蓮池さん)の家族5人が帰国

《というわけで,休みました》

☆本日のキーロフ 『愛の伝説』 ニオラーゼ,クズネツォフ,シショフ (英語版では,パヴレンコ,ジェロンキナ,クズネツォフ,イワンチェンコ)

 

04年5月21日(金) 裁判員法成立。09年からは殺人事件などの刑事裁判に国民が参加。

というわけで,休みます。

 

04年5月20日(木) 三菱ふそうトラックはシャフトの欠陥も隠蔽。96年から。

このところ,週末に法事を執り行う関係で忙しいので,とりあえず今日はお休みいたします。明日とあさっても休むかも。(まったく,なんだってこんなに面倒なんでしょ)

追加:表紙のカウンターが22万超え(いつもどうも〜)

☆本日のキーロフ フォーキン・プロ『ショピニアーナ/シェヘラザード/火の鳥』
ジェロンキナ,セロワ,コルプ,コルサコフ,ヤコブレフ,コンダウローワ(英語版:アモソワ,ジェロンキナ,トカチェンコ,コルスンツェフ,ヤコブレフ)

 

04年5月19日(水) イラク刑務所虐待事件,米の軍法会議始まる。

マラーホフの公演で『コート』を見ながら思ったこと。(=昨日載せたマトモな感想にはさすがに書けないこと)

これ,小嶋さんが踊るの見たいな〜♪

☆本日のキーロフ 『海賊』 ニオラーゼ,オスモリキナ,ルジマトフ,ポポフ (ロシア語版は,ニオラーゼ,クズネツォフになっとりますねえ) ← こちらの掲示板によると,ニオラーゼ(メドーラ),オスモルキナ(ギュリナーラ),クズネツォフ(コンラッド),ファデーエフ(ランケデム),コルサコフ(アリ)だったようですね。

 

04年5月18日(火) アルカイダ幹部,新潟などに潜入。中古車販売業を経営か。

「マラーホフの贈り物」の感想を載せました。けっこう長くなって力尽きたので,一覧表とか英語版は明日以降に。

 

04年5月17日(月) 民主党小沢氏,年金6年間未加入で代表就任を辞退。岡田幹事長,代表に。

今日もお休み〜。(王子の舞台がないと話題が少なくて困る)

 

04年5月16日(日) 共同通信社世論調査,78%は全議員の年金保険料納付状況公開望む。

お休みします。(冠婚葬祭関係で多忙な1日)

☆本日のキーロフ 『エチュード/アポロ/結婚』
ゴルプ,ゴンチャル,セレブリャコーワ,テリョーシキナ,イワンチェンコ,コルサコフ(英語サイトには全然違う名前が並んでおりますです)

↑おまけに,モスクワで同日に上演された「ウラノワ・ガラ」をご覧になった方から頂いたメールによると,ゴルプやゴンチャルはそちらに出演していたそうです。(お知らせ,ありがとうございます〜)
やれやれ,毎日「☆本日のキーロフ」なんて転記しているのがアホくさくなりますなー。

 

04年5月15日(土) 2010年サッカーワールドカップは南アフリカ開催

昨日の続きというか

ベルリンにはベルリン国立歌劇場とドイツ・オペラ・ベルリンとコーミッシュ・オペラと3つオペラハウスがあって,それぞれバレエ団を持っているようです。(コーミッシュ・オペラは,バレエというよりダンスのカンパニーなんじゃないかな)
で,私の印象としては,東西ドイツの統合以来ずーっと,3つのカンパニーをいっしょにして経費節減を図る(もしかすると,芸術面の充実も図るのかもしれないけどー)という話が出ていて,でも,いつまでたっても実現しない。

なんだか日本の行政のような進行速度だなー,どこの国でも役所というのはそうなのかなー,なんて思っていたのですが,秋からは,とにかく国立歌劇場とドイツ・オペラのバレエ部門の組織はいっしょになって「ベルリン国立バレエ」という名前のバレエ団になるみたい。
その新しいバレエ団のサイトがこちら。芸術監督はマラーホフですが,劇場が二つあるせいか,マラーホフ版の『ラ・バヤデール』や『シンデレラ』はもちろん,『マノン』やら『オネーギン』やら『ル・パルク』やら,バランシンやらベジャールやらキリアンやら・・・パリオペ並みではっ,という感じのすごいラインアップです。

うーむ,マラーホフはますます忙しくなるんでしょうねー。なんか最近の舞台を見ると,あまりそういうことに精力を使わないで,あと5年くらいは踊るほうに専念してほしいなー,と思ったりもするのですが・・・うん,まあ,余計なお世話ですよね。すみません。

ええと,で,このサイトの33ページによると,そのベルリン国立バレエ団は,来年6月にマラーホフ版『ラ・バヤデール』とベジャールの『ニーベルングの指輪』で日本公演をするということになっております。(うううむ・・・6月は上半期の末だからちょっと忙しいのよ,私・・・。来月だって,ルジマトフを1回しか見られないかもしれないというのに)

それにしても,どうせならヴィシニョーワをゲストに呼んで『マノン』やってくれないかなー,と思ってしまいますよ。日本公演にゲストを呼ぶかどうかなどわかりませんが,でも,もしヴィシニョーワ/マラーホフで全幕を見られるなら,私は『ラ・バヤデール』の1万倍くらい『マノン』を見たいわ〜。

と考えているうちに,そうか,ベルリンでの『マノン』はゴールデン・ウイーク前後なんだから,こっちが見にいけばいいのか,などということも思いつきました。王子(←念のための注:もちろんマラーホフのことではない)はまだお休み中かもしれないから海外遠征するならこのタイミングかな,と考えてみたりして。で,次の瞬間,全幕だとレスコーも出てくるなー,やめといた方が賢明だよなー,と理性を取り戻しました。(ん? そういう理由でやめるのは理性とは呼ばないか?)

話を戻しますね。
同じく35ページによると,11月は,キーロフがベルリン公演をするらしいです。(会場はドイツ・オペラ・ベルリンのほう)
11/23 ガラ
11/24,25,29 『ドン・キホーテ』
11/26,27(昼夜),28,30 『白鳥の湖』
海外で『ドンキ』とは珍しいような気がしますが・・・ヴィシニョーワの得意演目で,かつ,マラーホフとは踊れないものを選んだのでしょうかね?

ついでに,その他のキーロフ海外公演のメモ

第11回アスペンドス国際オペラ・バレエ・フェスティバル(トルコ)
7/1 ガラ
7/3 『白鳥の湖』
フェスティバルのサイトを発見しかねたので,トルコ旅行を扱う企業サイトのこのページとかこのページとか。うーむ,この写真は『アイーダ』のように見えますが・・・この野外劇場で踊るのだろうか??

モンテカルロ公演
7/16〜18 『白鳥の湖』
会場であるグリマルディ・フォーラムのサイトのこちらのページ。7月(July)を選んでくださいね。写真やキャストはないです。サイト内に客席の写真(というか動画?)があって,現代的ですてきな劇場の感じ。

ワシントン公演
05年1/11〜16(15は昼夜) ラトマンスキー版『シンデレラ』 
ケネディセンターこちらのページ。(たぶん)ヴィシニョーワ/メルクーリエフの小さな写真があります。オペラハウスは,平土間っぽく見えますが・・・どうなのかしらん。

あ,そうだ。マラーホフの話題に戻りますが,ふと思い立って,ロシア語で写真を検索してみたの。なんか同姓同名のアイスホッケーの選手とかチェスの選手(というのか? それとも棋士?)がいるみたいですが・・・とりあえず,ボリショイのサイトの中から2つほど引っかかってきました。ボリショイに出たときの記者会見舞台写真だと思いますが・・・うーむ・・・隣にいる方は,もしかしたらもしかしてコボーなのだろうか?
それから,ロシアのバレエ雑誌(「バレエ」というタイトルらしい)のサイトからこのページ,上から1/4くらいの位置。『ヴォヤージュ』かな?

そして,我ながら大ヒットは,この出版社のサイト。英語サイトはマラーホフの写真集のページしかないので笑ってしまいましたが,2ページほど内容見本が載っておってですね・・・おおっ,これはかの有名な,モスクワ・クラシック時代の当たり役の写真ではないのっ。貴重だわっっ。

☆本日のキーロフ 『ロミオとジュリエット』 ジェロンキナ/クズネツォフ(英語サイトによるとオブラスツォーワ/ファジェーエフ)   

 

04年5月14日(金) 小泉首相も年金未加入期間を公表。民主党代表は小沢氏。首相は北朝鮮再訪も表明。

目下のところ,ちょっとマラーホフモード。
というわけで,ベルリン方面のサイトをうろうろしていたら,こんなページがありました。マラーホフが芸術監督をしているベルリン国立歌劇場ではなく,ドイツ・オーパ・ベルリンのほう。たしか,国立歌劇場は旧東ベルリンで,ドイツ・オーパは旧西ベルリンでしたよね。

そう言えば,東西が別れている頃に旅行して,ドイツ・オーパでバレエを見たことがあります。「振付はプティらしいが,タイトルがフランス語だから見当がつかん」状態でオペラハウスに着いて,プログラムの写真を見て『失われた時を求めて』であるのがわかったという妙な(貴重な?)体験をしました。
国立歌劇場のほうは東ベルリン観光の途中に前を通りました。ポスターを見て,「おお,東側でも,フォーサイスの『ラブ・ソング』なんかやってるんだー」と感心。
うーむ,西とか東とか,今ではワケわかんない話でしょうかね。(すみません)

えーと,話を戻して・・・と。
ドイツ語だから内容はわからないけれど,このページの真ん中あたりに現代風の『ロミジュリ』の写真があるでしょ。(ユーリ・ヴァモス版らしいですが,かっこいいですねー) それで,ロミオが Andrian Fadejew と書いてある。おおっ,これはキーロフのファジェーエフではないのっ! と反応してしまったわけです。
いや,それだけなんですけどー。

 

04年5月13日(木) 与党・民主党が国民保護法案修正で合意。有事関連7法案成立が確実に。

リンクのページに,いちさんのサイト The Art's Room 内にある Ballet Room を追加しました。(バレエ以外はフィギュアスケートの話題がたくさん)

こちらのサイトは以前から充実したTV番組情報で知られているので,ご存知の方も多いと思いますが,最近フォーラムのページを作られたので,これを機会に皆様にご紹介いたしますね。
で,このフォーラムが,おおっ,これはスゴイ♪ というモノなの。話題別にスレッドができていてわかりやすい上に,守備範囲は広いし,貴重な情報もたくさん。皆様もご覧になってはいかがでしょうか。(今のところ書き込んでいる方が少ないようですが,多数の方が参加して盛り上がりますように〜)

で,早速,こちらで得た貴重な情報の伝達。
いちさんご自身が,新国立劇場のサイトに,未定だった来年のゴールデンウイーク『眠れる森の美女』のゲストキャストが載っているのを発見なさったそうです。
そのキャストを見ての私の感想は「ふーん,そう来ましたか」ですが・・・おそらく,多くの方々が驚き,かつ,喜ばれることと思います。チケットも売れそうでけっこうなことです。(どなたが来るのかは,そちらのフォーラムをご覧くださいね〜)

それにしても,新国立劇場のサイト運営というのは謎ですな。なぜ,こういう情報を隠密のうちに載せたりするのだろうか??? 

☆本日のキーロフ 『白鳥の湖』 アリーナ・ソーモワ/エフゲニー・イワンチェンコ (ふむふむ,このソーモワというのが,年末の新国立『くるみ』に来る方ですね)

 

04年5月12日(水) 公明党も神崎代表,冬柴幹事長など10人以上が年金保険料未納時期あり

本日もお休み〜。(仕事はひと段落して,メールのお返事書きなどに従事中)

☆本日のキーロフ 『白鳥の湖』 ニオラーゼ/コルスンツェフ(ロシア語サイトによる)

 

04年5月11日(火) 年金改革法案衆院を通過。14年連続で保険料上昇へ。

今日も休みますねー。(昨日と同じ状態)

 

04年5月10日(月) 民主党菅代表が国民年金保険料未納(未加入)問題で辞任

休みますー。(連休明けは忙しい)

 

04年5月9日(日) 爆弾テロでチェチェン共和国のカディロフ大統領暗殺。独立派が犯行声明

◇昨日の日記

ゆうぽうとで13時開演の『オン・ユア・トウズ』を見ました。
私はミュージカルに疎いので的外れかもしれませんが・・・そうですねえ・・・純朴な味わいという感じかな。

クーパー@ジュニアは,お茶目なシーンはかわいらしく,かっこいいシーンはかっこよかったです。歌も(専門家に比べると声量はなかったですが)それなりに上手に思われました。振付は・・・ううむ・・・そんなによくないんじゃないでしょうか?
ウィルドー@ヴェラは,芝居も踊りも私の好みではなかったです。
カヴァラッリ@コンスタンティンは,風采がよかったです〜。でも,踊りはさほどではなかったわ。
ジュニアの恋人フランキー役のアンナ=ジェーン・ケイシーという方の歌がとてもよかったと思います。

終演後,クーパーファンの友人とお茶を飲んだのですが,「よかった〜」とか「面白かった〜」と誉められなかったので,少し申し訳なく思いました。

その後,東京文化会館で『マラーホフの贈り物・Bプロ』

最初が『チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ』byセミオノワ/メルクーリエフで,これは見るのがちょっと怖かったのね。王子休演症候群が出る可能性が非常に高い演目だから。
でも,心の準備をしていたのがよかったのか,淡々としていて私にはつまらない上演だったのが幸いしたのか,大丈夫でした。(あ,メルクーリエフは,軽やかできれいに踊っていて,よかったと思います)
これなら今日は大丈夫そうだわ〜,ということで安心。

『ラクリモーサ』byクレンシュテッター こういう剥き出しの姿で踊るにはちょっと細すぎませんかね?
『アヴェ・マリア』byブラウン/リチャードソン おおっ,評判どおり面白いっっ♪
を経て,さあ,次はヴィシニョーワ/マラーホフの寝室のパ・ド・ドゥだわっ,と張り切ったところで落とし穴がありました。

というのは,幕が開く前に間奏曲が流れたのよ。あ,『マノン』なんだ,という事実を改めて認識して,その瞬間,小嶋さんのレスコーのことを思い出しちゃったの。で,悲しくなる・・・と。
こりゃまずい,と思いましたが,幕が開けば当然ながらそこにはマノンとデ・グリューしかいないわけで,その上ヴィシニョーワが有無を言わせぬすばらしさだったので,無事舞台に集中できました。

いやー,ほんと,ヴィシニョーワのマノンは見事ですね〜。容姿も雰囲気も役にぴったりだし,その上ほんとに踊りが上手なんだもの。(フェリは後者に難があり,ギエムは前者に難がある)
全幕で是非見たい♪ キーロフの次の来日で『マノン』やってくれないかなー。

マラーホフは,よかったと思うのですが,私の見たかった「マラーホフのデ・グリュー」とはちょっと違いました。
私のイメージの中にあるのは,7年前だったか10年前だったかに世界バレエフェスでフェリと踊ったときのものなの。エキセントリックなくらい情熱的なデ・グリューで,この情熱は(マノンの人柄とは関係なく)きっと不幸な結末をもたらすだろう,と予感させるようなものでした。
それに比べると,ヴィシニョーワとの舞台は,普通のデ・グリューでありすぎるというか,恋に夢中で幸福そうでありすぎるというか・・・。

で,あとから考えたのですが,もしかすると,これって,ヴィシニョーワが軽くてうまい上に,マラーホフのサポート技術も飛躍的に向上して,安定感がありすぎるパ・ド・ドゥだったからなのかも・・・。(なんというか・・・ちょっと危ないくらいのリフトのほうが,恋の切迫感が出るような気がするんだけど・・・これって邪道な感じ方でしょうかね?)
というようなコトを考えてしまうくらい,難しそうな技も易々と見せてもらって,流れるようでした。(・・・というわけで,技術的なパートナーシップから言えばこの二人の組合せはすばらしい,という気もした)

その次が『ライモンダ』byステパネンコ/ウヴァーロフで,これももしかすると悲しくなるかも,と危惧していたのですが,問題なし。たぶん,私がウヴァーロフに関しては不感症だからじゃないかな。(あ,客観的には,立派ですてきなダンスールノーブルだと思いますよん)
上演としては,アダージオがよかったと思います。

幕間には,ルジマトフファンの友人たちと立ち話になって,皆がヴィシニョーワのマノンを誉めまくり。「でもぉ,マラーホフがぁ・・・」とぶつぶつ言っていたら,「贅沢すぎる」と窘められました。

第2部は『アポロ』byマラーホフ,ヴィシニョーワ,セミオノワ,ヴェルデイユ
これはねー,私の見たかった「マラーホフのアポロ」で,うふふ,堪能しました♪ 
力強い太陽神なんかじゃなくて,もっと危うい美しさの美神だわ〜。後半のソロの最後,横ずわりになって指を伸ばした先にテレプシコーラが現れるシーンがあるでしょう? ああいうポーズの妖しい美しさが好きなの〜。う〜ん,エロティックですてきだわ〜。

さて,この幕間には,小嶋ファンの友人と立ち話。『マノン』の間奏曲はキツかった・・・ということで意見が一致しました。(しくしく)

で,第3部
『黄金時代』byステパネンコ/ウヴァーロフ 
えーと,断言はできないのですが,たぶん,クラブでのショーとして踊られるダンスだと思います。なのに,ウヴァーロフのあのTシャツ姿はなんやねん。

『アダージョ』byメルクリエフ
ロシアの現代作品にしてはヘンな振付でなくてよかったなー,と思いました。その代わり,凡庸だと思いますけどー。

『パリの炎』byヴェルデイユ/クレンシュテッター
特によくもなかったですが,今まで,(人脈の広さと言えば誉め言葉になるけれど)いろんなところから寄せ集めて公演をしているなー,という感じだったこの公演で,マラーホフのお弟子さん(? 部下?)どうしのパ・ド・ドゥを見られるようになってよかったなー,ベルリンでの仕事が成功するといいねー,という暖かい気持ちになりました。(余計なお世話ですかね?)

『レイトリー』byブラウン/リチャードソン
これも面白い動きが多く楽しめましたが,ひと晩に2演目見られたことを喜べるほど好きではないかも。

『コート』byマラーホフ
ブラヴォー♪♪♪

終演後は,ルジマトフファンの友人たちといっしょに食事をして,東京に泊まりました。

◇今日の日記

昼ころ帰ってきて,午後は地元の教室の発表会を見ました。
『眠り』全幕で,しかもオーケストラ付きという大イベント。

地元のアマチュアのオケだから,私の耳にも「ん?」が続出しましたし,舞台の上は各幕オーロラが交替するというものでしたが,装置もそれなりで,紛れもない全幕上演。狩の場面はだいぶ短縮されていましたが,3幕ではシンデレラとフォーチュン王子のパ・ド・ドゥ(アダージオだけなんですよね,これ)まであったのよ。
もちろん,小さなお子さんたちのたどたどしくも微笑ましい踊りも盛り込まれていて,しかも,「おお,ちゃんとした全幕♪」感を削ぐほど多くはなく,なかなか楽しかったです。

生徒さんの中にプロとして踊れそうな(=新国立や東バのコール・ドになれそうな)方はいない感じでしたが,プロローグのリラはイタリアン・フェッテをするし,1幕のオーロラはプロムナードで両腕を頭上に上げるし(アン・オーでしたっけ?),3幕のフロリナやオーロラは見覚えのあるとおりの振付で踊るし,立派なもんだなー,と感心。

デジレは谷桃子バレエ団の齊藤拓さん。(当たり前かもしれませんが)一際エレガントな立ち居振舞いで立派な王子でありました。特に手がきれいだわ〜。たぶん初めて見た方ですが,白いタイツも似合うし,踊りもなかなかよかったです。ただ,背があまり高くないのかな。あと,お顔立ちが今ひとつかも。(うーむ・・・小嶋さんと同じくらいのハンサム度というか・・・)

というわけで,強引に王子の話にしたところで今日は終わろう。

☆本日のキーロフ マチネ『ドン・キホーテ』 ニオラーゼ/シショフ(英語サイトではゼレンスキー)

 

04年5月8日(土) イラク人虐待で米大統領,国防長官が釈明から謝罪に態度変更

《お休み》

 

04年5月7日(金) 福田官房長官,年金保険料不払い問題で辞任

今日の深夜の衛星放送は,ロシア・バレエのスターたち(ザハロワ&マハリナ)ですよ〜。

詳しくは,NHKのこちらの番組表ね。直前にはパリ・オペラ座の『眠り』もありますね。こちらは,たぶん再放送なんじゃないかな。
マハリナ/ルジマトフの『愛の伝説』とか『若者と死』の映像なんか流してくれないかな〜,とかすかな期待を抱きつつ予約作業をしましたが・・・ま,無理な注文かしらね。

さて,明日はクーパー&マラーホフというハードな日程なので,体調を整えて臨むため,本日は以上。あ,明日はココも休みますー。

☆本日のキーロフ 『ロミオとジュリエット』 ゴルプ/ロブヒン(ってロミオ踊るタイプなのかな? と思ってロシア語サイトを見たらヤコブレフ(年長のほう)と書いてある。うーむ,キャラクテールだから絶対ロミオじゃないよねえ。ノーブルのほうのヤコブレフだろうか?)

 

04年5月6日(木) 大型タイヤ脱落事件で,三菱ふそうトラック・バス前会長など7人逮捕

昨日ロシア語サイトをうろうろしていたら,こんなページに行き当たりました。トップページはこちらみたい。サマーラというロシアの都市の新聞のようでもあり,辞書を引くと「重工業とビジネス」という新聞のようでもあり,どうも事情か飲み込めませんが・・・まあ,とにかく,クイビショフ・サマーラ・オペラ・バレエ芸術劇場というところが70周年なので,功労者の方にインタビューしている(いた)みたい。

で,古いバレエの写真があって,黒鳥のパ・ド・ドゥでジークフリートを踊っているのはドルグーシンらしい(マカロワがインタビューで印象的なパートナーとして名前を挙げていた方)とかもあるのですが,上の写真はなんだろうか? 

解読したところ,どうやら『チタラ』というタゴール(インドの詩聖として名高い方ですね。読んだことないけど)原作の作品をバレエにした気配ですが,うーむ,まるでブロンズアイドルですねー。(ん? インドの話だから当然のことなのか?)

 

04年5月5日(祝) アテネで連続爆弾テロ(五輪開幕100日前を狙う?)

◇雑談

今日は,実家でインターネットの使い方についての指導を行いました。ご隠居さんたちがそういう新しいことに挑戦するのは老化防止に有益だろうとは思うものの,いやー,教えるのはそりゃもうたいへん。忍耐心が試される貴重な機会でありました。

それでですね,なぜインターネットなどをする必要があるかというと,弟がサイトをやっているのですわ。で,「是非見てね」という趣旨で,帰省の機会にパソコンを買って基本的な設定だけして帰っていったわけ。
さっき指導状況を報告するために電話したら,「おねえちゃんもバレエのホームページでも作ったら? なにしてるのかわかって親孝行にもなるでしょ?」と勧められてしまいましたよ。わははは。

いや,私はサイトのことは親兄弟には言っていないわけです。バレエに関心のない人が見たってお経みたいに意味不明なものだもの,見せたって意味がない。それ以上に,「いやん,かわいい♪」とか「きゃあああ」などと書いてあるのを読んだら(つまり,私がなにをしているのか知ったら),老親が驚愕のあまり心臓発作か脳卒中を起こして倒れるかもしれん。かえって親不孝のもとだよねえ。

◇報告
昨日書いたマカロワの番組のメモですが,バレエ以外のシーンの出演者について,古いテープを引っ張り出してきて補足しておきました。

◇バレエの話

ヴィシニョーワ/マラーホフ『ジゼル』の追加(ちょっと思い出したこと)

1幕のマラーホフで印象的だったのは,手を後ろに組んだり,腕組みしたりしていたことです。ヒラリオンが現れてジゼルを口説いているときには,後ろのほうで素知らぬ顔をして後ろに手を組んで「お散歩のふりでもしようかな〜」という感じでぶらぶらしているの。とってもエラソーでとってもラブリー。腕組みは,狩の一行が見えなくなってジゼルの家の前に戻ってきたときにやっていました。ジゼルが村人と踊っているのを「僕の大切な人があそこにいる」と遠くから眺めやる風情。

で,「おお,うまいなー」と思ったし,すてきだったんだけど,そこはかとない違和感もありました。なんかねー,ケントとの舞台を見て,マラーホフは真剣にジゼルに恋をしているアルブレヒトだと確信していたんだけど・・・それとは違う気がしたの。まあ,全幕で見るのは今回が2度目だったし,前に見た舞台がどうだったかそんなに細かくは覚えていないから,こっちの思い込みというか勘違いかもしれないけれど・・・。

ヴィシニョーワの2幕について
私が思うに,ジゼルの「ウイリーらしさ」が最も出るのは,墓から蘇って最初に回転を続けるところと,身体を反らしながらの跳躍の連続で舞台を斜めに横切っていくところではないか,と。
ヴィシニョーワは,最初の回転は,すごい速さで回っていて「人間業ではない=異界の者」という感じでとてもよかったの。でも,直後に舞台から去るときに,小さな跳躍をした瞬間,いきいきしてしまったのでした。残念。身体をそらして(キョンシーみたいに?)跳ぶところは,私は頭を抱えたい気分でした。高く跳んでいるし,身体の反り方もとても美しいのですが,はつらつとしちゃって,もう・・・。

でも・・・こんな風に比較するのは不調法かもしれないし,意味があるかどうかわからないけれど,私にはザハロワよりはジゼルらしく思えました。1幕とは違う存在になっていて,それでもなおアルブレヒトを愛している,という感じはしましたもん。

☆本日のキーロフ 『白鳥の湖』 グメローワ(ペレンとの説あり)/コルスンツェフ

 

04年5月4日(休) 北朝鮮拉致問題で日朝協議再開。小泉首相は平壌出迎えの意向

2月に録画した「ロシア・バレエのスターたち」を見たのでメモ

ナタリア・マカロワ

『白鳥の湖』 オディールのグラン・フェッテ(スタジオ撮影らしい。白黒)
感想: 回転が速いっ! 速すぎっっ? のため,軸足の位置がずれていくのはいかがなものか。

『ジゼル』 1幕から アルブレヒトと舞台を跳躍して回るシーン アルブレヒト:バリシニコフ。
感想: バリシニコフの跳躍が大きくて見事。ただし,腕を組んで跳躍するときも一人で跳び過ぎているのはよろしくないと思います。

学校時代のレッスン。先生はセルゲイエフ

『レ・シルフィード』 ワルツ(でしたっけ? パ・ド・ドゥね) 白黒 パートナー:ソロヴィヨフ
感想: すてきです〜。清楚な感じもあり,夢見るような詩情もあり。
ところで,この場面で詩人がシルフの後ろに位置して二人で小さく跳躍しながら後ろに下がっていく動きがありますよね。あそこで詩人がシルフの羽根にさわっているのに初めて気付きました。それとも,最近は演出が変わっているのだろうか?

レッスン風景。邪魔をするお子さんがかわいいです〜。

ミュージカル・コメディ『オン・ユア・トゥーズ』 パートナー:ティム・フラヴィンという方らしいです。ミュージカル俳優の方でしょうか?

『レ・シルフィード』 プレリュード(ですよね? ゆっくりの曲) カラーでけっこう年齢がいってからの録画の感じ。
感想: 作りすぎの感じがして好きじゃない。

『ジゼル』 1幕 狂乱の場 アルブレヒト:バリシニコフ 

『ロミオとジュリエット』 振付:マクミラン(ですよね?) 寝室のパ・ド・ドゥ ロミオ:ダウエル

『マノン』 リハーサル 2幕で男たちに次々リフトされる場面 デ・グリュー役のダンサーは見たことある気がするんだけど・・・誰だろう? リハーサルと言っても,撮影を意識してきれいなレオタードとターバンを着けていましたし,男性たちはお揃いのグレーのスウェットスーツ。
感想: そういう簡素な衣裳なのに,すばらしく妖艶で物語を感じさせてくれて感嘆しました。

『ビギン・ザ・ビギン』 赤いロングドレスで黒い燕尾服の男性と踊る。
感想: よいですね〜。パートナーの方もすごくかっこいい♪ ゲイリー・クリストという方のようですが,ショーダンサーなのかしら?

『白鳥の湖』 グラン・アダージオ 1988年ロンドンで18年ぶりにキーロフと共演したときの映像 ジークフリート:ザクリンスキー
感想: マカロワがこんなに小柄な人だとは知りませんでした。そして,なんというか・・・現在のキーロフの『白鳥』,ロパートキナに代表されるオデットとはかなり違う感じ・・・。プロポーションも踊りから受ける印象も違う・・・。年齢的なものなのか,世代の違いなのか,アメリカ的になっているのか・・・。

『オネーギン』 振付:クランコ たぶん2幕の最後,鏡のパ・ド・ドゥ 19年ぶりにマリインスキー劇場に出演したときの映像 オネーギン:誰だろう?
感想: すてきだわ〜♪ ドラマチック。
あと,舞台上でアップする彼女を,コルパコワが袖からにこにこしながら見ていたのが印象的だったな〜。

『思い出のプルースト』=プティ振付『失われたときを求めて』から「囚われの女」の場 パートナー:ガニオ

ピンクのロングドレスで踊るショーダンス 共演:ノーマン・メーン・ダンサーズ

 

最初に,「お相手を務めていただく方」としてゲルギエフが登場したのでびっくり〜。まあ,お相手を務めるというほどではなく,すぐにいなくなったから,やはり忙しい人なのでしょうかね。
しかし,ゲルギエフってさー,「今のキーロフにはダンサーたちのリーダーになれる人材がいない」みたいなことをTVで言うってどうよ。

映像は,市販されている(いた?)ものがほとんどでした。バリシニコフとの『ジゼル』全幕の抜粋と,あとたしか「妖精ナターシャ」というビデオからとったものがほとんどじゃないかな。初めて見たのは,もしかすると,ソ連時代の黒鳥と『ショピニアーナ』と『オネーギン』だけかも。

全体の流れは,バレリーナとしての歩みを話しながらそれにふさわしい映像がはさまるという感じ。英国での亡命の話では,ダウエルとの踊りが入る,とか。
亡命当時のことについて,お父さんのほかにニコライ・オスタリツェフという方(当時キーロフのソリストだったそうです)が登場して話をしていました。

マリインスキーの舞台裏(それともロンドンでの久々の共演の舞台裏?)の光景で,最初にセリュツキーが写ったのでおおっと思いました。で,その後アユポワと抱き合う脇にほんのちょっと映ったのは,もしかしたらもしかして,ルジマトフではないだろうか???

☆本日のキーロフ フォーサイス・プロ(ステップテクスト/精密の不安定なスリル/イン・ザ・ミドル・サムホワット・エレヴェイテッド) 

 

04年5月3日(祝) 米軍イラク人虐待はCIA等関与による組織的実行の疑い

◇事務連絡
最近,サイト内検索機能がうまく働かなくて困っていたのですが,なんとか治せたみたいです。

◇雑談

TVでNHK杯体操選手権(アテネオリンピック代表最終選考)を見ました。
体操は,TV放送があれば喜んで見る程度には好きなの。で,ごひいきの笠松選手(脚がきれいなのよん)がいないので「なぜ?」と思ったら,ゲスト解説かなんかで出ていて,とほほ,先月の2次選考会で失敗していわば予選落ちだったらしい。とってもがっかり。

試合としては,女子のほうは先行した二人がそのまま逃げ切って代表になりましたが,男子は激戦。オリンピックの代表枠が6あって,4位までは自動的に決定して,あとの二人は5位〜8位の中から種目別のポイント合計(←詳細不知)で選ばれるの。4位争いと8位争いが気になって,優勝そっちのけで盛り上がってしまった。鉄棒と鞍馬の世界チャンピオン(鹿島選手)が4位までに入れないわ,昨日までの成績で12位だか14位だかだった中野選手が7位に上がって,1ポイント差で代表になるわで,ああ,面白かった〜。
美的側面の鑑賞としては,鹿島選手がラインがきれいでよいなー,と思いました。今度のオリンピックは笠松くんの代わりに鹿島くんを応援しようっと。(5位だがポイント勝負で選ばれたようでした)

NHK杯だけあって,どーもくんその他が場内にいましたが,選手に完全に無視されておりました。そりゃそうだよねえ。オリンピックに出られるかどうかの真剣勝負の最中に,よりによってああいう脱力系のキャラクターにうろうろされても困るわな。

◇バレエの話題

なにかあったかなー? えーと・・・昨日の晩は『ピンク・フロイド・バレエ』の放映があったけれど,見たら悲しくなるだろうと思ったので,録画だけしておきました。ちゃんと録画できたか確かめたいけれど,王子が復帰してからのほうが賢明なような気がする・・・。が,うーむ,それではいつになるかわからないではないか。(しくしく)
・・・というわけで,最初まで巻き戻してみたらそれらしきモノが写ったので,たぶん大丈夫でしょう。見るのはやっぱり先のことにしよう。ドゥガラーくんはちょっと見たいような気はするが「君子危うきに近寄らず」って言いますもんね。(←ちょっと違うか?)

あ,そうそう。マラーホフ@アルブレヒトの幕切れについてのメモ
墓の上の百合の花を抱えて,それを取り落としながら舞台中央奥まで下がっていきました。(派手にまき散らさないのが好ましいです〜) で,倒れて,上半身だけ起こして,差し伸べた片手にはジゼルが残していった小さな花があるの。(ここまでは,すてきだわ〜,と思って見ていた) そして,最後には,その花も取り落とし,自分も倒れ伏して幕となりました。(うーむ,あの花を落としてはいかんのではないか? ジゼルが残してくれた想いを落としていいの? それとも,もしかして力尽きて死んでしまったの? だとしたら,ジゼルの努力は無になるわけで・・・。でも,生き残ったのなら,あの花は倒れながらも最後まで持っていてほしいような・・・)

 

04年5月2日(日) 米英軍によるイラク人捕虜虐待が報道される。

バレエ作品のロシア表記の索引を作ってみました。
役に立つかどうかわかりませんが,作り始めたときは,あると便利そうな気がしたのよ。

より具体的に説明するとですね・・・7月にチェルノブロフキナの『カルメン』があって,日本初演だというカサトキナ+ワシリョフの『天地創造』も上演されますよね。
で,たしかこの作品の写真を以前にどこかのサイトで見たことがある・・・が,思い出せなかったの。で,検索しても引っかかってこないから,たぶんロシア語サイトだったんだろうなあ,と思ったわけです。でも,ロシア語のタイトルがわからなくて,困ったなー,と。で,そもそもロシア語で何か調べようとする度に作品名がわからなくて苦労していることもあって,連休で時間があるんだからこの際だっ,と作業してみました。

その作業過程で,記憶の中にあったページが見つかりました。なーんだ,モスクワ・クラシック・バレエのサイトの中だったのね。というわけで,こちら
ふむふむ,アダムとイブとか天地創造の話を忠実にバレエ化した感じですね。これはなかなか興味深い。楽しみ〜。

でもね,結局,このサイトは英語だったのよ。あははは。(どっと疲れが・・・)

それはそれとして,実はロシア語のフォントについてよくわかっていないので,ちゃんと読めるかどうか自信がありません。ウチのパソコンでは大丈夫なのですが,もし,不都合があったら・・・えー,すみませんが,諦めてくださいませ。自分のために作ったから,さらに研究する気力がわきません。
もしそういう事態があったら,悪しからず〜。

それから,ロシア語がおできになる方は,チェックして間違いがあったら教えてくださると助かります。基本的に,ロシア語の各種サイトからコピー&ペーストしているから,たぶん大丈夫だとは思うのですが,実のところ,私はアルファベットが読める程度なのですわ。
というわけで,よろしく〜。

☆本日のキーロフ フォーサイス・プロ(ステップテクスト/精密の不安定なスリル/イン・ザ・ミドル・サムホワット・エレヴェイテッド)

 

04年5月1日(土) EUに中・東欧5か国,バルト3国など10国参加で25か国,人口4億5千万人に。

◇雑談
ふーむ,世の中には贈賄の現行犯などというモノもあるのだなー,と感心。あ,こちらね。

◇写真発見
「ヴレーミヤ」という新聞のサイトから,マリインスキー・バレエフェスティバルのガラで『イン・ザ・ミドル・・・』を踊るロパートキナ。男性は,たぶんウラジーミル・シショフ。(マリインスキーのキャスト表だとコルプの名前ですが,違うように見えます)

◇TV番組のお知らせ
明日のNHK教育TV「芸術劇場」は『ピンク・フロイド・バレエ』だそうです。NHKこちら

◇更新記録
新国立劇場『ロメオとジュリエット』の感想

で,書きながら思ったのですが,トレウバエフがマキューシオだったのは,私にとってはよかったというか,助かったことだったような気がします。だって,きれいに踊るもの。

まあ,マキューシオ向きではないんだろうなー,とは思います。雰囲気から言って,ティボルトのほうがいいんじゃないのかな。マクミランのティボルトは踊らない役だからそういうキャスティングはないだろうけれど,グリゴローヴィチ版だったらいいかも。
あと,演技力に難がございますよね。今回だけでなく,レニングラード国立時代に見たマグダヴェヤ(バヤデルカ)は「わざとらしい演技」の見本のようだったし,去年見たグァーン(ラ・シルフィード)は「あんた,ほんとにエフィーを好きなんかい?」という感じでありました。

で,私は意見を変えました。
彼は演技より踊りで見せるダンサーなわけです。つまり,キャラクテール向きではない。したがって,王子を目指してほしい。(って,論理の飛躍?)

ロシアではプロポーションの問題があってキャラクテールだったかもしれないけれど,日本でならなんとかなりそうな気がします。まだ若いんだから,今後に期待しよう。
小嶋さんほどではないけれど山本さんよりは上手できれいに踊るんだし,山本さんほどではないけれど小嶋さんよりは背が高くてハンサムなんだし,けっこういけるのではないだろうか?

 

 4月末日の日記   5月末日の日記   6月1日の日記 

サイト内検索  過去の日記  表紙に戻る