United States Air Force Museum

   Wright-Patterson AFB Dayton, Ohio (案内図

 

 2000年3月中旬、米国オハイオ州デイトンにある USAF空軍博物館を訪問しました。デイトン空港から約1時間のライトパターソン空軍基地の隣の広大な敷地に巨大な蒲鉾格納庫形状の博物館が3棟。いかにもアメリカらしいスケールの大きさです。

 当日は昨夜来の積雪で一面の雪景色で、し〜んと静まりかえったなかに、大型機やミサイルがまるで雪祭りのオブジェのようにひっそりと佇んでいる様は、近代科学の歴史を物語る荒々しい機械とは思えませんでした。朝9時の開館にあわせてタクシーで乗り付け、まずは米国のこういった博物館では馴染み?の退役軍人とおもわれる表情に歴史の深さを感じる人達による歓迎の眼差しをうけ、逸る心を抑えつつ一つ一つの展示に見入っていくと、いつの間にかタイムスリップし空への憧れを現実にしていったパイオニア達と同化していくような気分を味わいました。

 デイトンはライト兄弟生誕の地で彼らの自転車屋が今でも保存され、初飛行の地こそキティホークではありますが、人間が自らの知恵という力で大空に飛び揚がった記念の場所です。展示館にはライト兄弟の使った風洞(レプリカ)、飛行機の特許証書(これが米欧の飛行機の歴史を左右させた・・・)など、話しでしか知らない歴史を目の当たりにする感激は飛行機ファンならずとも十ニ分に価値があります。

 1903年から年代を追っての展示は圧倒されるものがあり、実機体やエンジン展示だけではなく、飛行機の理論を理解できるようなされ、子供達が熱心にレポート作成している姿はこれまた欧米の博物館の常です。

 今回は仕事を終えた後1日だけ休暇をとれたことから訪問出来ました。丸1日で何とか全て回れるかと計画したのですが、結果は1902年から1945年までが精一杯で、戦後の近代機の展示館(写真の奥の建物)はそっくり見ることが出来ませんでした。皆さんが訪問されるときは是非2日間の計画をお奨めします。(上の各写真をクリックするとUSAF公式サイトにジャンプします)

ライト兄弟のフライヤー号特許から実用機へ

航空エンジンの系譜(1) 米国空冷星型エンジン(2)

私が撮影した写真を順次公開。(ここをクリック

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