1998年-秋版


98/9/1

千葉/船橋市(あ〜宅)

8/31にオオクワ1♀が脱走する。考えられないような状況で脱走してしまうのがヤツらのすごいところである。と、感心してる場合ではない。必死に探したが、さすがはオオクワで簡単に見つかるものではない。丸1日後に帰宅して部屋のドアを開けると、あっさり足元に落ちていて無事回収できた。何とかヨメに見つからずに事態を収拾。


98/9/2

千葉/船橋市(あ〜宅)

クワ部屋へ行くと、何とオオクワ1♀が足元を歩いている。昨日のやつとは違う。またもや信じられない状況からの脱走である。再びヨメに見つからず事態を収拾し、ほっと胸をなで下ろすあ〜であったが、今考えてみれば同じケースにもう1頭いたはずである。それがケースの中にいたかどうか確認していない。ちょっとヤバい。


98/9/6

千葉/A市、B市、C市、D市

千葉クワのGo-2さん、Yさんと予定通りポイントを回ることになった。春日部のRYOさんも同行することになり、うちまで来ていただいた。新検見川駅に11時半集合であったが、うちから15分で到着。談合坂や矢板北と違って、この身軽さはいい。

とりあえずYさんの家でいろいろ情報交換をした後、A市に向った。あ〜がけっこう注目していたクヌギからけっこう近いエリアに「いかにも」というクヌギがあった。太い胴回りにボコボコ洞が空いており、至る所から樹液が染み出している。そして無数のスズメバチが飛んでいる。こいつのせいでなかなか近づけない。しかし、ほれぼれと見とれる4人であった。

近くに同じようなポイントがないか雑木林をルッキングすることにした。クヌギはなく、クリ、アカガシなどがある。Go-2さんは広葉樹はほとんどわかるようで、1本ずつ教えていただいた。そしてアカガシの木の地上3mほどのところでクワガタを発見したのである。Yさんに網を取ってきていただき、捕まえてみるとコクワ♂であった。それにしても、アカガシでクワガタが採れるとは........

クヌギに戻ってつぶさに観察すると、小さな洞にコクワ♂が入っていた。大きな洞には.......これは来年のお楽しみだ。その後、近くのクヌギ林をルッキングした。樹液は出しているが虫はいない。シーズンは終了だろうか。

食事の後、B市のヒラタのポイントに案内していただいた。都市部であるが、立派なポイントである。ここもアカガシやスダジイである。ここは木が死にかけていて、コクワ♀が採れただけであった。

C市に移動してポイントを回る。ここもスダジイで、洞がボコボコ空いていたが、車を停めるところがなく、ぱっと見ただけで次へ。かなりの山奥へ進入し、オオクワが採れたというポイントへ行ったが、ここにあったのはアカガシであった。蚊がすごい。特に樹液が出ている木はなかったが、獰猛な蚊がガンガン襲ってくる。一気に数ヶ所を刺された。

最後にD市に移動してヒラタポイントを教えていただいた。ここもヤナギでもクヌギでもなく、ムクとアキニレ。4人で見回ったが、数頭のコクワがいただけであった。やはりヒラタも盆までということらしい。雨も降り出したのでお開きとなった。帰りにYさん宅に寄り、春日部のRYOさんがオオクワを産卵木とケース付きで持ち帰った。67mmの♂と45.8mmの♀という立派なペアである。


98/9/11,12

福島県

クワハウスのオフ今年4度目の檜枝岐となった。参加メンバは、あいあん氏&ご友人、ウチヤマ氏&Jr.、オオクワ初心者5号氏、春日部のRYO氏、クワ道の幼虫氏、コンちゃん氏(落としのコン)&ご友人、テキサス氏、松村氏&Jr.(タカ氏とくわへい氏は13日に合流)

このHPは文章ばかりでおもしろくないので、今回は写真をたくさん入れようと心に誓い、デジカメを持参したのに結局1枚も撮らないまま終わってしまった。次回は必ずバシバシ撮ろう。

−11日−

22時頃出発。春日部のRYO氏と連絡を取り、ほぼ同じ時間に西那須野塩原インターに到着した。コンビニで買物を済ませ、HOT SPARを目指して出発した。春日部のRYO氏のスカイラインについて行ったが、さすがに山道をてきぱき走る。あ〜も完全にシルビア時代の運転に戻ってしまった。(無謀であった)おかげであっという間にHOT SPARへ到着。懐中電灯で周囲を探すとさっそくノコの♀がゲットできた。幸先が良い。1時半頃ポイントに到着し、自販機や外灯を回った。気温は15度で、コクワ♀、ノコ♀を1匹ずつゲットした。これは恥ずかしながら今までで最高の成績である。今回はほんとに期待できそうである。明日になったらみんなに自慢げに報告しようと思った。その後、集合場所まで直行したが、その場所でキャンプを張っている人がいて止むを得ず反対側に車を停めて仮眠を取った。

−12日午前の部−

「あ〜さんまだ寝てる」という声で目が覚めた。見るとクワ道の幼虫氏がいた。クワ道の幼虫氏はこの夏は仕事に完全にハマってしまい、ほとんど採集ができなかったので、久々の登場である。会いたかった人なので思わず飛び起きてしまった。朝っぱらからボケをかましまくり、コンちゃん氏を交えて大爆笑の雨あられである。十年来の友人のようだが考えてみるとクワ道の幼虫氏に会うのは今回が2回目なのである。信じられない。特殊な趣味なのであっという間に同調してしまうのである。

おそらく7時集合組は揃ったであろうということで、6時40分であったが出発することにした。5名でコンちゃん氏の車に乗り込み林道を上るが、車内でも大爆笑の渦である。いつもの場所で車を降りてコンちゃん氏が運転しながら4人が歩いて見回るというパターンで採集開始。アカアシタコ採れポイントには何もいない。時期的にみんな下に下りてしまったらしい。随分下ってからようやくヒメオオ♂を発見した。が、3mの網しかなくクワ道の幼虫氏が前日購入した新品の5mを待つしかなかった。しかしなかなか下りてこない。どうやら例の朽木にくぎ付けになっていたらしい。さすがは朽木派である。で、いよいよ5mを使うときが来たのであるが、厄介なところについていて落としそうになったため、果敢に突入することにした。薮をかき分け網を差し出したが、結局それには入らずに落ちた。しかしちゃんと落ちた場所もわかっていたのでゲットすることができた。あいあん氏がいないと、こういうドタバタとなるのである。ちなみに48mmであった。

コンちゃん氏は、それを見てたまらず運転をご友人に任せ、先頭を歩きはじめた。しばらくはまた何も見つからなかったが、途中からヒメオオ、アカアシが順調に採れだした。ゆうべのコクワ、ノコと合わせて早くも4目である。あと1種類で5目達成だ。その1種は言わずと知れた夜採れるやつだ。みんなで「今日まではオオクワが飛んでくる」と決めつけた。まるで酔っ払いだ。

1個所ほど車での通過が危険な場所があり、そこからは徒歩で下りることにした。橋を渡ったところでコンちゃん氏がタコ採れ状態に入った模様で、5mの網を待ち望んでいた。みんなはそちらに向ったが、あ〜はあいあん氏が来る頃なので本線を歩くことにした。一人で堰のところまで下ったが、山菜取りの人がいるだけで何も発見できなかった。待てど暮せどみんなが下りてこない。何をしてるかと思ったら一生懸命採っていた。見事に見逃している。結局下りでヒメオオだけで十数頭をゲットした。アカアシも同じくらいか。そうこうしているうちにあいあん氏が到着した。我々のあとに入って、我々と同じほどの数をゲットしている......さすがだ。そしてちゃんと車で下りてきた.......さすがだ。

上りは車がないとキツい。なかなか採れないし、自然と足取りも重くなる。やっとの思いで車まで到着し、一気に頂上まで行った。そこでキャンプの2人組に会ったが、彼らもクワガタ狙いであった。ちゃんとヒメオオを数頭採っている。頂上付近で採ったそうだ。しかし麓から徒歩で登ってくるとはすごい根性である。アカアシが欲しいというので全て差し上げた。(あ〜も偉くなったものだ)少々早いが次の集合場所で休憩することにした。

−12日昼休みの部−

集合場所にはすでにオオクワ初心者5号氏が到着していた。初対面の挨拶を交わし、ゆうべ〜当日午前の結果を報告しようと思ったら、氏は実は昨日から来ていたとのこと。結果を聞くと「♀が採れましたよ」と。「もしかしてオオクワですか?」「ええ」とサラリと言うのである。あんぎゃ〜〜〜〜!見せて下さいよーということになり、覗いてみると「でっか〜」であった。本人は40mmちょっとでしょうと言うが、とてもそうは見えない。(実際あとで計ると43.5mmであった)そんなこんなで、ゆうべのノコ♀・コクワ♀や今日のヒメオオなんぞすっかり陰に隠れてしまったのである。

店に入ろうとしたときにウチヤマ氏も到着。一緒に昼食となった。ウチヤマ氏はここ数週間ですっかりオオクワ名人になってしまった。いろいろと極意をうかがうことができた。夜には連れて行ってもらおう。それにしても全く話が尽きない。このままだと3日3晩しゃべりっぱなしでも大丈夫だろう。

食事をすっかり食べ終わったころにあいあん氏たちが到着。テキサス氏と松村氏は初対面である。テキサス氏は初の檜枝岐でいきなり53mmのヒメオオをゲットしていた。(あ〜は50mmオーバーの経験はない)

−12日午後の部−

午後からはオオクワ初心者5号氏に教えていただいた材割りポイントに向うことにした。(午前中のメンバで)オオクワ初心者5号氏が脱輪したというので、途中で車を降り歩くことにした。コンちゃん氏(落としのコン)はそこで仮眠に入った。かなり歩いたが該当ポイントが見つからない。諦めかけた頃にすっげえ立枯れがあった。これはチェーンソーでも削れないだろう。よく見ると脱出孔らしき穴が無数に空いている。思わずナタで削ったが、硬い部分には歯が立たず、柔らかい部分は腐っていて適当な個所がない。クワ道の幼虫氏は木に登ってまで削ったが(さすがは朽木派)結果は×であった。珍しいテントウムシとタマムシの成虫、コメツキの幼虫を見つけただけであった。重い工具箱を手に車まで戻った。

その後は例によって温泉へ直行だ。何度入っても気持ちがいい。風呂上がりの梅ソーダもやめられない。風呂から出るとテキサス氏と松村氏もいた。みんなで飼育情報、採集情報、放虫問題など際限なく話した。あいあん氏も戻ってきて、いよいよ燈火へ出発だ。あいあん氏は機材を取りに知人宅へ向った。我々は買い出しへ。しかしあいあん氏にはいつもほんとにお世話になってしまう。燈火は全てあいあん氏の設備で、設営もほとんど一人でやってしまう。発電機のガソリンも全部あいあん氏が入れに行くのだ。

−12日夜の部−

現場に着くと、早くも2組が燈火を張っていた。6〜8月にはなかったことだ。とりあえず陣取りのためにmatsuda氏と組み立てた櫓を引っ張り出してきた。暗くなったころあいあん氏が到着、さっそく設営に取りかかる。見るたびに燈火セットはバージョンアップしており、期待は高まる。点火し、食事を摂ろうと思ったら早くもアカアシ♂が飛来した。気温も高いし期待大だ。しかし9月に入って虫の数が激減したことも否めない事実である。

今回は早めに外灯回りをしようと思ってウチヤマ氏を探すと、とっくにいなくなっていた。テキサス氏、松村氏とともにポイントへ向った。幸先よくノコの♀をゲット。ほんとに期待大だ。(これまで外灯ではオオクワ以外を1晩に1頭しか採ったことがない)そこでこちらへ歩いてくるウチヤマ氏を発見、全く別人であった。完全にオオクワの人だ。聞くと自販機で女の子が40mm♀をゲットしたらしい。すでに今晩も飛んできたようだ。一番のポイントにはすでに親子連れがスタンバイしていて、ほかの自販機にも張り付いている人がいた。仕方なくノコを採った場所で今回は張り込むことにした。「張り込み」は初めてであったが、結果は×。仕方なく燈火の場所に戻った。思わしい結果は出ておらず、仕方なくカメムシをもって5目とすることにした.....

帰りはルートを変えて××村を通った。これはと思われる外灯を全て見たが、残念ながら何も採れなかった。が、今回は史上最高に楽しいオフであったと思う。


98/9/14

おかげさまをもちまして、9/11に1000アクセスを突破いたしました。記念に差し上げられるものは何もございませんが、この場をお借りしましてお礼を述べさせていただきます。ありがとうございました。今後ともご愛顧賜りますようお願い申し上げます。


98/9/15

千葉/船橋市他

台風が接近しているというのに、家にいてもヒマだからという理由でヨメとあてもなく出かけた。途中で以前から目をつけていた船橋市内のクヌギを観察した。近づいてみると案外太く、台場チックに曲がりくねっている。しかも目の高さのところに洞がボコっと空いており、少し下の部分からは樹液が染み出していた。大物がいてもおかしくはないだろう。しかし虫が見当たらなかった。

オオクワ用の飼育ケースを買うためにホームセンターを探したが、改修中であったり、満車で入れなかったりで随分遠くまで走ってしまった。結局買ったのは佐倉市内で、ついでに成田や茨城などドライブして、帰りがけにポイントに立ち寄った。すると見覚えのある背格好の人がいた。千葉クワのYさんであった。Yさんの情報によると先週大きい♂が採れたらしい。木を見てみるとノコが数匹ついていた。そしてかなり上の枝に巨大な真っ黒い甲虫が見えた。もしかすると??

しかし、あの高さでは手は出ない。あ〜も様子を見に来ただけでヨメの機嫌も気になったので、そのまま帰ることとした。その後のことは、またY氏に聞いて報告することにしよう。

わざわざ遠回りして、先程の船橋市内のクヌギを見に行った。夜であれば何かいるだろう。んが、いたのはゴキブリ1匹。こりゃダメかな。

帰宅してオオクワのケースを見ていると下の方で何やら動いていた。掘り出してみると何と3令幼虫であった。また見逃していたらしい。成虫のケースで水分が多く、マットはほとんど腐っていると思うのだが、その中で生き続けるなんて大したものである。


98/9/19

千葉/A市、B町、C村、D町、E町

トナさんからの紹介で知り合ったキートンさんと採集に行くことになった。この日もキートンさんはお仕事ということで、夜の採集となった。

この日は昼間からすごいいい天気で、夜になってもほとんど気温が下がらないので時期的にはアウトなものの、少し期待が持てると思った。

この日購入した電池6本の懐中電灯(キートンさんもちゃんと6本のやつを持っている)で照らしてみると、いきなりコクワが数匹ほど目に飛び込んできた。洞の部分には何もいない。くまなく木を見るとスズメバチの数が異常に多い。いつまで活動を続けるつもりなのだろうか。上方の枝をふと見ると、50mm台後半のドルクスが見えた。あっという間に枝の裏側に回って見えなくなってしまったが、あれは何だったのだろう??やけに黒く光っていた。やはり懐中電灯にはオレンジのセロファンをかぶせておけばよかった。

そこはそれくらいにして、近くのクヌギ林へ様子を見に行った。前回涸れていた木でも樹液がだらだら出ている。大きなノコと大きなコクワがいた。ノコは翅に大きな穴が空いていた。ケンカでやられたに違いない。

次にキートンさんのポイントを回ることにした。キートンさんが自力で見つけたポイントである。行ってみると、畑の中の農道脇に等間隔に並ぶクヌギでとてもいい雰囲気である。こんな風景が千葉にあるのはうれしいことだ。コクワが山ほどいた。

もう一ヶ所キートンさんのポイント。ここも先程同様の雰囲気で、木は小さいが数は多い。コクワとスズメバチが活発に活動している。こういうところはいつまでも残して欲しいものだ。

ここからは新規開拓となる。夜の新規開拓はかなり無謀であったが、とにかくキートンさんに「ヤナギ」を教えてあげたかったので、川沿いに出ることにしたが、そこで素晴らしい自販機を発見した。よく見るとコクワ♂が飛来している。この時期でも拾えるとは思わなかった。で、川沿いではヤナギはあるにはあったのだが、ちょっと遠くて見られなかった。

自販機に飛来したコクワに勇気づけられて、別ポイントへ行くことにした。まずはいつものように「道」から入る。夏場はまったく無表情だった木が樹液をだらだら流している。ほんとに樹液はランダムである。カブト♂と大きなコクワがいる。今までで一番数が多い。例によってまた車にクモの巣を何個もかぶった。一周したあと、今度は「壁」だ。福島で学習したように、かなりいろんなところを照らしてみたが、いるのはカメムシばかりであった。残念。

ここからもう一ヶ所のオオクワポイントを探しに行くことにした。途中のコンビニで夕食を買い、食べながら走る。ポイントには行ったことがなく地名しか聞いていないので全く探し当てる自信はない(当たり前じゃ!夜行って見つかるか!)。それでも果敢に出向く二人であった。(一人じゃとても無理)

途中にいい水銀灯があったので、吸い寄せられて車から飛び降りる。もう完全にクワガタである。かなり細かく周囲を探したが、甲虫類は発見できなかった。電柱を見るとてっぺん辺りにはびっしりと隙間なくカメムシが埋めている。気持ち悪い。場所もショッカーが出そうな資材置き場だったので、いい加減に退散することにした。

気を取り直してオオクワポイントへ。地図で見る限り、目印も何もない。1台がギリギリで通れるような道を果敢に突き進む。ようやく該当する地名の場所にたどり着いた。確かに雰囲気はいい。しかしやはり夜なので遠くまでは見通せない。探す場所も道沿いに限られてしまう。途中の外灯でまたしてもコクワ♂を発見、期待は高まるばかりであるが、それとは裏腹に全く木は見つからない。道という道は全部走ったが、とうとうそれらしい木を見つけることはできなかった(当然じゃ!!)。そこまでしてしまう習性が哀しい。

帰りろうと思い車を走らせたが、どうやら脇道に入ってしまったようだ。よく見るとあぜ道のようだ。クモの巣を何個もかぶり、超狭い道を突き進む。(何度もバックしたが)やっとの思いで車が走る道に出た。ほっとする。

帰りにもう一回クヌギを見ることにした。やはりコクワばかりだ。50mm後半のドルクスの姿も見えない。あれはほんとに何だったのだろう??


98/9/23

千葉/栄町、成田市、富里町

ヒマだったので、ヨメと車であてもなく出かけた。このホームページに写真を増やそうと密かに企んで出かけた。栄町で魅力的な農道があったのでプラっと入ると、川沿いに出た。ヤナギなど多数あり洞がたくさんあったが、車を停めるところがなく通過した。いずれ行ってみよう。今度は山に入り、道沿いの木を車からルッキングすると、クヌギの大木に虫がたかっていたが、よく見ると全部スズメバチだ。

今月はさすがに多い。この道沿いのコナラにトラップの痕があった。この辺りもポイントなのだろう。ここから成田へ抜けるあたりは雑木林も多く、じっくり見てみたいものである。

成田市内にヤナギの密集地があったので、ちょっと寄ってみたが溝が手前にあり突入することはできなかった。(本格的な活動であれば苦もなく入るだろうが......)写真だけ撮影した。

夕飯時までかなりの時間があったので、少し遠くへ行くことにした。が、渋滞がひどく回避するために裏道を走っていると、何だか見覚えのある風景になった。前回のポイントである。車から見たが、やはり何もいない。いつもコクワが採れる木の写真だけ撮っておいた。(気が向いたら掲載する)

あとは多古、大栄、神崎、東、江戸崎と回ったが特に何もなかった。クワガタのいない木の写真だけ撮って帰ってきた。


98/9/25

千葉/船橋市

船橋のクヌギを見に行った。ゴキブリが2匹いた。


98/9/27

埼玉/越谷市、浦和市

川沿いのクヌギを見てみた。シーズンが終わっているので何もいなかったが、来年には期待できそうな感じである。適当な間隔を置いて並んでいる。

別場所にも行ってみた。案外クヌギが多い。雨が降っていて採集どころではないのだが、やはりスズメバチは3匹ほど活動していた。


98/9/30

この道に入った人が誰でも見るように、夕べもオオクワゲットの夢を見た。6/20にオオクワゲットの瞬間に立ち合ってからは、その手の夢の数は減っていたが、それでも週1回は必ず出てくるのである。


98/10/3

山梨/韮崎市近辺

今シーズン初めての本格的材割採集にクワ道(みち)の幼虫さんと出かけた。詳細はこちら


98/10/4

茨城県

ヨメがデパートに買物に行きたいと言うので西武に行くことにした。全身筋肉痛で、電車に乗るのは面倒だし、都心にも行きたくないし、船橋は駐車場が完成していないので、なぜかつくばまで行くことになった。これは完全に「ヒマヨメ日記」である。(あいあん氏命名)

某所で大量のヤナギ林を発見。しかし通過してしまった。来年のシーズンに行ってみることにしよう。(それだけかい!)


98/10/9

体調不良にて会社を休んだが、復活してきたので堀江さんの所へ産卵木を買いに行くことにした。国道296号は渋滞が激しく、最高スピードで30km/hくらい。ぴったり停ってしまうことも多く、2度と走るまいと心に誓った。結局1時間近くかけて八千代にたどり着いた。さっそくクワ道さんの分と自分の分のマットを購入、これが非常にきめ細かくいい匂いをさせている。それから産卵木が置いてある倉庫の方へ案内していただいた。いい材を選んでその場で切断してくれる。これも2人分で約20本ほどを持ち帰ることにした。今まで産卵木やマットに使ってきた金額と比較にならないほどの価格で、しかも大量に購入することができた。質もまったく違うだろう。満足満足。

帰宅後さっそくセットアップを開始した。4ペアのオオクワに対し再セットアップである。今までセットしていたものを分解してみたが、残念ながら産まれていなかった。既存幼虫は菌糸瓶4本のうち、1本の菌糸がほとんどなくなっていたので、思い切って堀江さんのマットに移し替えることにした。元気に潜っていったのでひと安心だが、これはどうなることやら......


98/10/10

千葉/某所

いい天気になった。ヒマヨメ日記パターンである。まずクリーニングをららぽーとに出しに行った。ついでにスポーツ用品店でヘアバンドを買い(キャッチボール用)、そのままキャッチボールへ出かけた。いつものように15分ほどでヨメがネを上げ終了となり、それからパチンコ行脚の旅へ出かけた。ヨメと行くときは必ず平台(ヒコーキ物)での勝負となるが、最近の平台は驚くほど遊べない。せめて時間稼ぎだけでもさせて欲しいのであるが、すごいスピードで球が無くなる。100円単位で遊べていた時代が懐かしい。結局数軒(10軒近く)で万単位の金が無くなり、仕方なく質素に食事をして帰ることとなった。帰りにポイントに立ち寄ってみると、スズメバチが3匹、コクワが5匹元気に活動をしていた。10月も中旬だというのに、まだいるとは思わなかった。コクワがいればオオクワも.....と思ってしまう。


98/10/11

千葉/八千代市ほか

キートンさんと樹液&朽木採集を行った。キートンさん宅に10時集合ということで、9時過ぎに出発した。キートンさん宅は堀江さんのところに非常に近く、国道296号沿いにある。296ではおとといひどい目に遭っており2度と走らないと心に誓ったばかりだが、早めに出たからという理由であっさりと296に乗ってしまった(意志薄弱)。すると296はがらんがらんで、20分であっさりと到着してしまった。

今回はキートン車で行くことにした(乗りたかったのだ)。まずキートンさんが目をつけていたポイントをルッキングすることにした。八千代市にもこんな場所があるのかというくらいの森で雰囲気は抜群であったが、日当りと風通しにやや難があるかもしれない。が、キノコだらけの切り株を削ってみるとやや大きめな食痕が出現し、土中に消えていた。ここでの結果はそれだけであった。

次に行ったのは、キートンさんポイントの4本クヌギ。この脇にあるクヌギとクワの朽木が二人とも気になっていたのだ。いい感じで朽ちており削りやすい部分が多い。幼虫がボロボロと出てきて、成虫も♀が2匹出てきた。あ、言うまでもないがコクワである。クワの木からも同じくらい出てきた。広葉樹なら何でもいいようだ。これをひっくり返すとでっかいヒキガエルが出現、ぶったまげた。

キートンさんが割り出したコクワ

ここの近くにさらに数本のクヌギがあるのを発見した。洞がある木は少ないが、洞を覗くとしっかりクワガタが入っていた。大アゴがヒラタに見えたので大騒ぎして気合を入れて引っ張り出すと、フツーのコクワであった。

それから食料を買い込み、クヌギを見に行った。スズメバチが1ヶ所に8匹もいる。怖い。以上。

スズメバチのせいで近づけない

その近くのポイントを開拓しようということになったが、その前に食事にすることにした。それにしてもいい陽気である。真っ昼間からビールで乾杯し、完全にピクニックである。場所もそういう場所なのだ。いい風も吹いて最高に気持ちがいい。ひと息ついて、ぼちぼち作業にかかった。最初はイマイチだったが、奥に入って行くと素晴らしい雑木林が広がっていた。ただかなり整備されていて朽木は少ない。それでも朽ちた切り株を削ると幼虫が数頭出てきた。が、酔っ払っているため数頭を☆にしてしまった。ごめんなさい。オオクワじゃないのがビデオと違うところである。

そこから先は完全なる新規開拓である。やたら細い道をデカい車でガンガン走る。気の向くままに走っているが、なかなかいいポイントがない。国道や県道は走らずに脇道だけで勝負した。結局車を停めることなくキートンさん行きつけのそば屋に入ることとなった。2枚いただいたが、これがうまい。今後何度も通うことになるのであろう。

次はヤナギルッキングだ。密集地帯に行ってみたが、やはり下草が伸びていて進入不能。しかしその近くに数本のヤナギがあり、クワガタはいなかったものの、ついにキートンさんにヤナギを覚えていただいた。それからヤナギを探しつつ北上を続け、オオクワ実績があると噂されるあたりをルッキングした。再び道なき道を走ったが、適当な木が見つからない。何本か削ってみたが×。途中で怪しい竹林を発見した。もしかして世にも珍しい竹の花か?と思い、一応写真だけ撮ることにした。

例によって下手くそで見づらい。

さらに北上を続け、ついに最果てまでたどりついたがいいポイントはない。クヌギはあるものの、ちょっと雰囲気が違うのだ。仕方なく今度は南下することにした。途中で大ヤナギポイントを発見した。これはすごい。大小さまざまな種類のヤナギが無数に生えている。来期はここにも通うことになるのだろう。

帰り道で再びルッキング。気温も16度くらいまで下がっていたが、ちゃんとコクワとスズメバチは活動している。ここのすごいところは、全く荒らされていないところだろう。このポイントを知っている人はかなりいると思うが、煙幕を入れるでもなく、生木を削るわけでもなく、ただ洞から出てくるのをみんなじっと待つのであろう。みんなにとても大事にされている木である。とても好ましい状態だ。


98/10/17

台風も迫っているし、採集にも行けないのでY隊員とパチンコに行くことにした。結果はY隊員が×であ〜は○。ステーキをごちそうした。この台風の中、何と福島まで行った人がいる。今年何回目なのだろうか??


98/10/18

茨城/美浦村ほか

ららぽーとに買物に行ったのだが、大渋滞ができており帰る気にもならなかったのでドライブをすることにした。茨城の美浦村(「みほ」と読む)にてクヌギ林を発見し、さっそく行ってみた。洞はないが、樹皮のめくれ上がっている部分が数ヶ所あった。しかし季節がら何もいなかった。来年に期待か。

千葉に戻ってポイントを見に行った。台風一過で気温が高かったので、ちょっとだけ期待していたのだが、すでにスズメバチはすべて姿を消しクワガタも1頭も見つからなかった。が、帰りがけに根元を見て度肝を抜かれた。何とアブラゼミが羽化している。10月も下旬になろうかというのに今ごろ真っ白なアブラゼミを見ることになろうとは思わなかった。クワガタが採れても不思議ではないだろう。


98/10/23,24

山梨/韮崎市ほか

コンちゃん、かずっきーさん達と材割採集を行いました。こちらをご覧下さい。


98/10/28

千葉/北部、中部

クワ道の幼虫さんと千葉を走り回りました。主に材割採集です。詳しくはこちら


98/10/29

本日2,000カウントを突破いたしました。みなさまありがとうございます。相変わらず記念品はありませんが、今後とも宜しくお願い致します。


98/10/31

くわスタのオフがあった。新宿に17:30集合だったのであるが、クワ道氏と早々と13時に落ち合い、パチンコ屋へ。クワ道氏はいきなり一発台がかかり楽勝体制へ。

突然携帯が鳴り出し、取ってみるとコンちゃんであった。「携帯買っちゃいました!」大笑いである。買ってすぐあ〜に電話したらしい。実際見てみると湯気が出ていた。(うそ)

あとはクワ道氏だけである。

何やかんやで集合時間になり、あいあんさん、ご友人、タカさん、チャチャイさん、未来さんと合流。実に楽しい時間を過ごした。あいあんさんはお約束のクワガタ持参だ。メチャクチャでっかいクワガタを持参されていたが、何度聞いても名前を覚えられない。コートジボアールだっけかなあ?アンチグアバーブーダだっけかなあ?少なくとも5回は聞いたはずだ。忘れてしまった。

途中でちろりんさんが合流、さらに楽しい時間を過ごす。

2次会からチヌさんが合流。Y隊員は朝が早いということで×であった。カラオケへ行き、盛り上がった。チヌさんの選曲がまたいい。私は臆病なので歌など歌えないから静かにしていたが(ウソこけ)、みんなの歌を聴くことができてよかった。(お前しか歌ってへんやんけ!)


98/11/3

千葉

あこがれのLAwinさんとついに採集に行きました。詳しくはこちらです。


98/11/7

LAwinさんにデジカメを返却しに行った。LAwinさんは幼虫飼育用のコーヒーの空き瓶を用意してくれていた。感謝!!

帰り道で旧同僚が脱サラしてたこ焼き屋をやっているので立ち寄ることにした。夕食直後で満腹であったが、勢いで1皿いただくことにした。1個あたりがかなりの大きさですんごいボリュームであった。これは大失敗。しかし空腹ならかなりお奨めである。幕張の「ドン・キホーテ」にあるたこ焼き屋である。


98/11/8

15日から海外出張→そのまま帰省して弟の結婚式→そのまま大阪出張と立て続けに予定が入っているのでなかなか今月は採集に行けない。この日も結局出張用の買物等で一日がつぶれてしまった。おかげで欲求不満がたまり、30cmの巨大幼虫を割り出した夢を見てしまった。

11/3付の採集記に写真を追加した。


98/11/11

クワ馬鹿の11月号にてクワ道の幼虫氏との10月28日の採集の模様がクワ道バージョンでご覧いただけます。


98/11/15〜21

米国/カリフォルニア州サンフランシスコ・ナパバレー・パロアルト、ネバダ州ラスベガス、アリゾナ州グランドキャニオン、ワシントン州シアトル

米国出張であった。米国の山を見てびっくり、樹がないのである。空から見る限りどこまで行ってもハゲ山が続く。見間違いかと思った。空港に降り立ち車で走っていると湿地性のヤナギに似た植物が荒れ地に点在していたが、はっきりとしたことは言えない。

郊外に生えている樹を見ると、ほとんどがマツで、時々ユーカリのような樹もちらほらと見える程度。とても甲虫の育つ環境ではなかった。

改めて山を見ると、やはりハゲていた。手も足も出なかった。


98/11/25

山口/岩国市、錦町 広島/大竹市、佐伯町、吉和村

実家に帰っていたのだが、忙しくて採集のチャンスは皆無であった。が、両親とヨメとあ〜の4人でドライブに行くというので、ちょっとだけのチャンスとなった。オノを持ち出そうと思ったが、あまりにも白い目で見られるのでやめてしまった。

目的地は高速に乗るまで決まらなかったのであるが、寂地峡に決定した。寂地峡までの道のりは想像以上に針葉樹が多い。植林が進んでいて、ブナ科の植物は滅多に見かけない。しかし、寂地峡の手前でついにクヌギの大木がいい間隔で並んでいるのを発見した。が、停めてくれとも言い出せず、指をくわえて見送ってしまった。いつかあそこに行くことにあるであろう。ちなみに標高は700m程度である。

寂地峡の観光を終え、隣にある神社に寄ることにした。ここの大杉は有名らしいが、無論針葉樹などには興味はない。しかし、見ておくだけ見ておこうと思って目を向けた瞬間、その向こうにあるシイタケ栽培が目に飛び込んできた。頭の中には「ヒラタ」しかない。走り寄って使用済みのホダ木を見つけて足でガシガシ崩したが、足のみでは限界があり、食痕を発見しただけであった。オノがあればぁぁぁぁぁ。ここのホダ木はめちゃくちゃ太く、近くに素晴らしいクヌギ林があるに違いないと思ったが、団体行動ゆえ、断念せざるを得なかった。

ここにもまた来ることになるのであろうか???


98/11/吉日

山梨

秋号の最後を飾るにふさわしい大記録が生まれた。

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