1999年・夏を振り返って


激しかった1999年の夏が去った。こんなに頻繁に活動した年はなかったので、印象に残ったことを記憶が途切れないうちにまとめておこうと思う。
【第10位】

2年ぶりの千葉ヒラタゲット

あ〜の活動の中心は千葉のオオクワ・ヒラタを狙うことが本来中心であった。どうしても採れる方に向かって流されるので、ヒラタなら山梨、オオクワなら韮崎・東北へ流れてしまいがちだ。

これを機会にもう一度足元を見直さなければ....

99/6/12


【第9位】

南会津でLちんがオオクワ1♀をゲット

人のいない檜枝岐を存分にLちんと探索。さすがLちんが気温11度、大雨の中で見事にオオクワ1♀をゲット。翌日はヒメオオも今年初ゲットし、印象深い旅となった。

このLちんのオオクワの探し方はとても勉強になった。新潟でオオクワ採集できたのもLちんの探し方を見たからである。

99/6/19


【第8位】

新潟でオオクワ2♀♀を採集

外灯という外灯を全部見回って根性で見つけ出した初日の♀、何気なく立ち寄った灯下で採集し、クワ道さんに握手攻撃の仕返しをした2日目の♀。なんともうれしい。

99/8/7


【第7位】

アカアシポイント新規開拓、自己ギネス更新

アカアシは美しい。アカアシブラックには何とも言えない高級感がある。檜枝岐でアカアシに飽きているという事実もあるのだが、自分で見つけたアカアシポイントで自己ギネスを更新したというのはとにかく嬉しい。50オーバーの採集できる新規ポイントを必ず見つけたい。

99/8/24


【第6位】

ヒメオオポイント新規開拓(秋田・岩手)

ヤナギの採集を自分がどれだけ好きかを認識させられた。アカアシでも何頭見つけても嬉しいものだ。情報なしで足で歩いて見つける。何ものにも代えがたい満足感がある。

99/8/24


【第5位】

オオクワ♂62mmを樹液採集

念願のオオクワ樹液採集だ。夢にまで見たことが現実になった。自分で初めて見つけた台場の場所、クワ道さんが4年も通い続けていた場所だ。いるかどうか半信半疑だった場所で、ここで採集した幼虫をたまちゃんがオオクワに化かしたことが大きい。

採集したのは自分であるが、ここは4人のうち誰が行っても採れた。偶然あ〜が最初にその木に行っただけだ。7/10の採集で完全に手ごたえを掴んでいたので、この日はほぼ確実に採れると思っていた。そういう意味ではランキングとしては低いのだ。

この木が壊されたことは大きなショックである。

99/7/24


【第4位】

ヒメオオポイント新規開拓(長野・新潟)

この夏の印象深いできごとと言えば、どうしてもクワ道さんと行った東北・上信越の旅がまず出てくる。地獄→天国を経験したこの旅は、この採集記の縮図にもなっていると思う。もっともっとハッピーエンドになることを目指して今後も頑張らなければ!

ヒメオオの新規開拓なんて、これまでできるわけがないと思っていたのだが、案外探せばいるものである。この旅で開拓した長野産・新潟産と、前述の秋田産・岩手産を合わせて今年は4県で新規開拓をした。あいあんさんは群馬、Lちんは青森で開拓しているし、今年はみんな収穫が多かったと思う。

99/7/30


【第3位】

檜枝岐を見切ったこと

とにかく大きな決断であった。採れるのはうれしいが、その過程に大きな疑問を抱いた。

・ひたすら飛んでくるのを待つ

・場所取りをする

・限られた場所で情報は氾濫し、その中で有象無象を相手にオオクワの採り合い

・オリジナリティは何もない

・他人が採集したときの嫌な気分

・自分が採集したときの嫌な気分

檜枝岐に行く人を批難するつもりは毛頭ない。いろいろ人によって意見は違うだろうが、とにかくこれはあ〜のスタイルではない。慣れ親しんだ檜枝岐をあとにするのは辛いが、ポリシーを貫くために見切った。これが大きな転機になった。オオクワを採集したことよりも印象深いのである。それほど大きなことだ。

あ〜だって檜枝岐は大好きだ。上に列記した項目が多少でも減るときがあれば率先して行きたい。

99/7/16


【第2位】

クワ道さんがオオクワ♀、カンちゃんがオオクワ♂を樹液採集

人に教えてもらった木で採ったわけではなく、クワ道さんが開拓して冬も夏も通った場所である。やはり半信半疑で探してクワ道さんが♀を採集したときの感動は忘れられない。材割で出した幼虫がオオクワに化けたことも嬉しいが、やはり成虫採集とは格段の差がある。冬に苦しんで、この夏初めてのオオクワゲットだっただけに、感動は大きかった。

その直後にカンちゃんが♂を採集し、完全に勢いづいた。このカンちゃんの探し方を見たことはこの後の活動の大きな布石となった。自分がオオクワを採集したときよりも大きく印象に残った出来事だ。

99/7/10


【第1位】

オオクワポイント新規開拓

何と言ってもこれは大きい。ここにたどり着くまでに本当にしんどい思いをしていただけに喜びは大きい。実際に採集したのはクワ道さんであるが、何せ二人で開拓したポイントである。当然、自分のことのように嬉しい。

「人のケツを追っかけても何の自慢にもならない」

既存ポイントに見切りをつけ、自らしんどい道を選んだだけに達成感は大きい。

99/7/30


こうやってみると、千葉ネタがほとんどないのが淋しいところだ。もう少し千葉にも注力しなければ......