山梨県
福島を見切ったので、どうしても千葉と山梨が多くなってしまう。今日もクワ道さんと、ポンちゃん、カンちゃんと山梨を襲撃した。前回はこのメンバーでオオクワ1♂、1♀をゲットしており、これまでとは違って完全に採る気で山梨へ向かった。
まずはヒラタで準備運動だ。この第一ポイントでクワ道さんと待ち合わせた。我々が到着して10分もしないうちにクワ道さんも到着。50mmのヒラタを静岡で採ってきた。これがまた太い。(^_^;) どう見ても同じサイズでも山梨産より太いと思う。
前回ヒラタが入っていた洞をチェックすると、今度は大きなコクワが3頭入っている。くそっ! しかし、その木の別の洞でヒラタを見つけることができた。
洞から顔を出すヒラタ
サイズは40mmくらいか。隣の木ではノコを発見し、とりあえず3目達成である。
さらに別の木を見る。かなり上の方まで登ったが、洞は少ない。根元は水に浸かっているのだが、その根元を見るとノコが3頭泳いでいた。(^_^;) どうやら、あ〜が木に登った振動で落ちてきたらしい。
もう一ヶ所、ヒラタ狙いでヤナギ林へ突入。クワ道さんが53mmを採った場所だ。今日は非常に天気が良く、ポイントはとても暑い。じっとしてても汗が流れてくる。クワ道さんはさすがにここでも2頭をゲット。他の3人はボーズに終わった。とにかく暑かった。
朝食を摂り、今度はヒメオオ・アカアシ狙いで移動する。これまで2度行って、アカアシ1♂のみしか採れていなかったが、今日は気温も高いので期待大だ。(^_^)
どえらい晴天
ここでの主な採集方法は、木を蹴ること。3本目を蹴ったところで、ポトっと音がしたので急いでそこへ行ってみると、見事にアカアシ♂が落ちていた。(^_^) そのあと立て続けに3♂♂をゲット。そのうち1頭は47mmで、これは自己ギネスを1mm更新だ。
他の3人も3♂♂、1♀をゲットしていた。カンちゃんは蹴ろうとした場所を見ると♀がついていたらしい。何ともカンちゃんらしい。(^_^;)
ここでの成果
ヒメオオやミヤマはいなかったが、アカアシ好きなあ〜さんとしては充分満足である。(^_^) それにしても、何度見てもアカアシは美しい。4目達成だ。
いよいよここからオオクワ狙いの探索が始まる。まずは最近実績のあるポイントから。
行ってみてびっくりしたのだが、もうとっくに廃れていると思った場所に他の採集者が3組ほど入っている。今日はかなりの人が山梨に入っている。福島と変わらない。
クワ道さんも今日は採る気だ
やはり人が入った直後には何もいない。クソ暑い中、材割までしたのだが、食痕を見つけただけで終わり。
ここも、この冬から夏にかけて実績のあるポイントである。1本素晴らしい木があるのだが、おびただしい数のカナブンがいただけであった。その近くの木も真剣に探したのだが×。ここで応援の電話が入る。ありがたい。(^_^) 相変わらず頑張っているようだ。
いつもの場所で昼食を摂り、再びオオクワ狙いだ。数本の台場クヌギがある林を発見、ここもカナブンばかりだ。(;_;) 懸垂で無理矢理木に登って洞を見たが、何もいない。(;_;)
この間、クワ道さんは途中で台場を見つけたということで、そちらの下見へ走った。スズメバチが多くて近づけないとのことであった。夜に期待だ。
ここでお土産に桃を買おうということになり、直売店を探したのだが、閉店や売り切れでまったくダメ。かなり広範囲なルートを一周し、無事に桃も購入。2周めに入ったときに目的の台場を発見した。ここも夜に期待だ。
以前、クワ道さんとたまちゃんが行った時に、たまちゃんが幼虫を持ち帰って見事オオクワに育てたという実績のある場所へ行くことにした。ここはクワ道さんが4年も通い続けた場所であり、あ〜が初めて自力で発見したエリアでもある。二人とも思い入れが強い。
1本目の台場クヌギからさっそく樹液がダラダラで、オオムラサキも多数ついている。期待は大きい。スジを採って一応5目達成だ。次の木ではノコやコクワが5頭ほど採れた。虫の数は非常に多い。
何本目かの台場クヌギで、再び大量のオオムラサキを発見し、近づいてみると樹皮が浮き上がったところに樹液を出しており、そこにクワガタがいる模様。まず大アゴの先端が見え、次におしりの先が見えた。「コクワ目」になっているあ〜としては、これが同一個体のものかどうか信じられないのであったが、どう見ても1頭の個体だ。上からライトで照らすと嫌がって下へ下りてくる。下りてくるときに、一瞬オオアゴが見えた。ん???今のは幻か?オオクワに見えたぞ???しかし、ちょっと先っぽだけ見えただけですぐに引っ込んでしまう。今度は下からピンセットで突いてみるが、やはり上に上がって先っぽだけ現れるだけですぐに引っ込んでしまう。まだ確信は持てない。
樹皮の下。見づらいが左の部分にクワガタがいる
何度か繰り返すうちにオオアゴだけ完全に見ることができた。オオクワ大歯型だ!!他の3人に「オオクワかも知れないよ〜」と声を掛ける。あ〜としては平静を装っていたつもりだが、どうやら声が上ずっていたらしい。(^_^;) 3人は慌ててすっ飛んできた。この状態で秘密兵器の存在を忘れていたくらいだから、完全に平静を失っていたようだ。(^_^;) カンちゃんはしっかりとミヤマを採ってきていた。(^_^) 6目めだ。
クワ道さんが問題のクワガタを上からのぞき込む。「太い!!」 さあ大騒ぎだ。上から出すか、下から出すか。最近大物を採るときはいつもクワ道さんと二人がかりだ。(^_^) 上からライトを照らして、さらに秘密兵器で上からつつく。悪戦苦闘を繰り返し、クワガタが半分出てきたところで押さえつけてゲット!!4年目にして初めて自力で採集したオオクワ成虫は62mmの♂であった。(^o^)
みんな大喜びだ。(^o^) クワ道さんなどは、前回自分が採ったときよりも喜んでいる。何年も通い続けた場所でオオクワが採れたのだから、それはうれしい。福島を捨てた甲斐があったというものだ。やはり拾うのとは達成感が違う。(^o^)
採集現場
そうやって浮れている中で、ポンちゃんが♀もいるんじゃないの〜?なんて言っている。全然耳に入らない。(^_^;) あ〜は満足して、こうやって写真など撮っていた。ところが、この♂が採れた場所に指を突っ込んだポンちゃんの表情に「!」が出た。「あ、いた!」この瞬間の表情が何とも言えない。(^_^;)「指先に♀が当たってる」
「なに〜〜〜〜ぃ???」と慌ててクワ道さんが上からのぞき込む。スペースは小さいので左目だけでしか見えないらしいのだが、確かに♀が見えるらしい。またまた色めき立ってきた。環境を破壊しないように、ありとあらゆるツールを使って♀を出す。♂も苦労したが、当然それ以上に♀には苦労する。かなりの時間をかけてようやく採ることができた。出てきた瞬間は♂かと思うほど大きな個体であった。ぴっかぴかの立派な♀であった。手にしてみるとまるまる太っている。これは42mmオーバーであった。
それにしても、この4人はここ2回できっちり一人一頭ずつを採集した。ポンちゃん・カンちゃんは福島と合わせて3連ちゃんだ。(^_^;) しかし、この二人に関してはツキではなく実力だろう。持っている情報量はハンパではない。
ペアを手にするクワ道さん。すでに日没だ
んんんんんん、満足。(^_^) この日のために採集を続けて、採集記を書いてきたのである。(^_^)
クワ道さんの見つけた台場を見に行く。大量の樹液にカナブンとスジがついていた。しかし、条件としてはばっちしだろう。毎回チェックだ。
ここでは木の上の方を脚立で見ないと意味がないのだが、近くの民家の人が花火をやっていて、脚立をかける勇気がなかったので断念した。(^_^;) ここでクワ道さんと別れる。朝の2時から家を出ているのだから、疲れるのも当然だ。(^_^;) 我々は延長戦へと突入だ。
スーパーの自販機の前に落ちているやつを探す。コクワ3♀のみであった。
有名街灯ポイントへ行ってみると、何組もの採集者が来ている。今日は親子連れも多い。成果はなし。同じくもう一ヶ所の有名ポイントでも成果なし。
樹液の様子を見に行こうとしたのだが、やはり先客がいて×。檜枝岐状態だ。
ここで一旦終了。帰り道は例によってサービスエリア灯下回りだ。(^_^) 釈迦堂でノコ♀、藤野で轢死体ミヤマ♀を発見。その他の場所は×であった。
コ :多数
スジ :多数
アカアシ:7♂♂、1♀
ヒラタ :多数
オオクワ:1♂(62mm)、1♀(42mm)
ミヤマ :1♀
ノコ :多数