99/6/12

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Lちんと二人で千葉三昧だ。目標はオオクワとヒラタ。昼間は新規開拓、夜は灯下を中心とした採集だ。金曜日の夜、Yさん宅で飲んでいたLちんを強引に誘っての採集となった。Lちん宅を出発したのが11時前という、千葉採集ならではの重役出勤だ。(^_^;)


出発時にクワ道さんに電話してみた。なんと、山梨でヒラタのタコ採れに入ったらしい。(^_^;) 俺にも採らせてくれ〜〜〜〜!
【A地点】

まずはクヌギの並ぶポイントへ樹液の様子をうかがいに行く。まだ「つっかけ」を履いたままのラフなかっこうだ。(^_^;) たっぷり樹液を出している木もあったが、クワガタの姿は見えない。そのポイントの近くにいい感じのクヌギ数本があった。適当に樹液も出ていて洞もある。しかし、同じくクワガタの姿を見ることはできなかった。ここではカブトとノコ♂の死骸の一部を発見しただけで終わった。


【B地点】

コンビニで軽い食事を買って、クヌギの大木の樹液のチェックをした。先週の時点ではかなり樹液が出ていたのだが、今日はほとんど出ていなかった。洞にいるコクワを引き出しただけで終わり。


【C地点他】

去年から数回にわたり通っている畑横の3本クヌギをチェックする。近くにも数本のクヌギがあるのを今日発見した。いずれもまだ早いようで、虫がいない。ここにはヒラタがつくことを期待しているのだが、コクワとカブちんしかまだ見たことがない。

冬にLちんと発見した、たんぼ脇の1本クヌギを見に行った。場所発見に苦労したが、何とか見つけ出した。しかし、全く樹液を出しておらず、ここは×。また来月にでも来てみよう。


すでに昼を回ったが、コクワ2頭ほどを見ただけというスロースタートだ。このままではまずい。しかも、あ〜などはまだつっかけスタイルである。一旦ホームセンターへ行ってデジカメ用のフロッピーを仕入れてきた。これでようやく写真も撮れる。

全く計画を立てていないので、行き当たりばったりの採集だ。とりあえず、これまた冬に見つけた大コナラへ行ってみることにしよう。


【D地点】

大きな期待を込めて、Lちんと二人で去年発見した大コナラへ行ってみた。相変わらず洞はぼこぼこ空いているのだが、全く樹液が出ていない。いた虫といえばゲジゲジ数匹だけ。全く話にならない。かなりげっそりした。


成田で昼食。すっかりおなじみである。美味い。(^_^)

それにしても、こんなことでは全く採集記にならない。ただのあ〜さん日記だ。(^_^;)


【E地点】

満腹になった二人はヒラタを求めて果敢に出発するのであった。(オオクワは???(^_^;))

脱輪しそうな細い道を入って行くと、ふと目に止まったヤナギがあった。さっそく車を停めて行ってみることにした。

湿地横のヤナギ

あ〜は、ようやくここでトレッキングシューズに履き替えた。(^_^;) 行ってみると、3〜4本ほどの塊であった。コウモリガの食べかすがついており、取り除いてみるとノコ(原歯型♂)が頭を突っ込んでいる。2目達成だ。やっぱりヤナギに外れは 少ない。

成果の一部

ヒラタへの期待を込めて洞を見るのだが、入っているのはコクワばかりだ。

いつものやつ

あ〜は千葉のヤナギで一度もヒラタを採ったことがない。目につくヤナギには全部行ったつもりであるが、一度も見たことがない。いるのはいつもコクワとノコだ。なぜ???

結局ここでは10頭ほどのコクワと1頭のノコを採集した。


【F地点】

ようやく採集らしい採集をして、コナラへ向かった。その途中にあるクヌギに蝶がたかっていたので行ってみると樹液を出している。根元の下草をどかしてみると、コクワ♂ばかりが5〜6頭出てきた。なんでこんなにコクワばっかり採れるのだろう?(;_;)

コナラは全く樹液を出しておらず、虫の姿が全くなかった。


【G地点など】

外房方面をヒラタを求めて彷徨った。幹線道路より海側はクヌギもヤナギもほとんどない。それでもオオクワやヒラタは採れるらしい。

ここでまたまた例のごとく応援電話が入る。嬉しいかぎりだ。(^_^) クワ道さんからも電話が入った。ヒラタタコ採れにすっかり満足したクワ道さんはオオクワも狙わずに帰宅したらしい。(^_^;) こっちはこんな状態なのに......ああうらやましい。

かなりの時間をかけて徘徊したのだが、結局のところ全く成果を挙げることはできなかった。げっそりだ。(;_;)

ようやくヤナギを発見したのだが、コウモリガもついておらず×。ダメだ。


【H地点】

日没も迫ってきた。最後にクワガタを見てからかなりの時間が経過している。

ヤナギの群生地を発見したので突入することにした。ヤナギは今日はこれで終わりだろう。強烈なブッシュをかき分け、湿地帯に突入した。馬鹿だ。

湿地帯のヤナギの群生

クモの巣をとりながら根元を見てみると、洞が空いており、クワガタの姿が見えた。秘密兵器の出番である。難なく取り出せたが、やっぱりコクワのペア。(;_;) なんでコクワしかいない???(;_;)


【I地点】

日没になったので、我々はここで方針を変更することにした。少し標高の高い場所に行ってミヤマを狙うことにしたのである。あ〜としてはミヤマにはそんなに固執してないのであるが、やはり年に1回はミヤマを採っておきたい。1頭採れればそれで満足する。

ということで、去年見つけたミヤマの採れそうなポイントへ行ってみた。クヌギ林を絵に描いたような場所である。さっそく懐中電灯で木を見てみるが、去年滝のように樹液を出していた木がまったく樹液を出していない。(;_;) これはダメかと諦めかけたころ、Lちんが蹴った木からコクワが落ちてきた。いるにはいるらしい。(^_^;)

あ〜もクヌギと全然関係ない木にとまっているコクワを発見。完璧なコクワ地獄だ。

バサっと突然でっかい音がしたのでびっくりして見てみると、でっかいヒキガエルがいる。(^_^;) 写真に撮ったのだが、あまりにグロいので掲載するのはやめにした。(^_^;)

ある木の樹皮の部分に樹液を出しているところがあって、コクワと一緒に樹皮の下に隠れた小さいクワガタがいたので、引っ張り出してみた。スジであった。

小さいスジ。3目達成

3目達成である。それにしても小さい。(^_^;)

考えてみると、千葉で初めてスジを見た。

ということで、ちょ〜〜〜っとだけ満足して帰りかけたときに、なにげに照らした木に張り付く黒光りを発見した。

何だかよく光っているぞ!

ケツの丸さが何だかいつものやつとは違っている。そして黒さが違う。これはもしかして......ヒラタ!

ということで、Lちんを慌てて呼びつけた。さっき採ったスジを押し付けて、もったいぶって写真を撮った。

間違いない。ヒラタだ

すでに心の中から手が出ているのであるが、まずは写真だ。(^_^;) それにしても、2年ぶりの千葉ヒラタゲットである。長かった〜〜〜。しかも、先週の山梨での屈辱があるだけに嬉しさ倍増である。

それにしても、ミヤマ狙いでヒラタを採るなんて、なんとも複雑な気分だ。(^_^;) またしても千葉ヒラタはクヌギでの採集であった。あ〜が見つけた千葉ヒラタは3頭ともクヌギ。しかも♂しか見たことない。

越冬個体だった

よく見ると、フセツが1本欠けていたり、触覚も欠けていたりしてボロボロの個体であったが、あ〜としてはたいへん嬉しい。サイズは42mmであった。

そのあと、別の木にとまっている金色に光るクワガタを見つけたのであるが、ちょっと目を離したスキにいなくなっていた。ミヤマだったかも知れない。


【J地点】

今度は灯下採集だ。ポイントへ向かうのであるが、水銀灯や自販機ごとに停まって見ていくのでキリがない。(^_^;) 途中からは要所要所だけ停まるようにした。

川沿いに明るい水銀灯があったので降りてみると、さっそくLちんがコクワのペアを発見。さすがは灯下派である。あ〜は何も見つけることができなかった。時期が早いのか、新月でも個体数が非常に少ない。


【K地点】

とある峠の水銀灯に蛾がたくさんいたので車を停めてみた。何やらでっかいバッタが轢かれているなあと思いながら、よ〜〜〜く見てみると、どうも様子が違う。クツワムシかと思ったらミヤマであった。真っ二つになって、しかも潰れていたので何とも言えないが、かなりの大型であった。フセツがまだ動いていて、轢かれたばかりのようだ。もしかしてあ〜が轢いてしまったのか???

これがまともな状態ならめでたく5目達成というところであったが、残念ながら4.5目というところだろう。しかし、すでにミヤマが飛んでいるということは確認できた。


【L地点】

別の灯下ポイントでは成果は上がらなかった。仕方なく気になる台場クヌギを見に行った。相変わらず樹液が盛大に流れ出しているのであるが、残念ながらコクワが2頭いただけであった。


【M地点】

灯下でのミヤマを求めて彷徨った。しかし、コクワはおろか、カブちんすら落ちていない。気温も下がり始めたのでもう無理か。


【N地点】

ということで、灯下はスパっとあきらめて(遅いっちゅーねん。(^_^;))、あ〜がこれまで唯一千葉ヒラタを採集した実績のある場所へ向かうことにした。高速でもかなり距離があり、思いっきり時間がかかった。ほんとに馬鹿である。

まず畑の横の1本クヌギを見る。樹液の出はよくない。大型のコクワ♂を3〜4頭確認した。

次に、雑木林のポイントへ入る。あ〜が初めて千葉ヒラタを発見した木だ。ここは2年前は樹液を出していたが、去年は全く樹液を出しておらず、虫は全くついていなかった。ダメもとで行ってみると、なんと樹液が復活している!

樹液復活

軽く10頭以上のコクワがついていた。(^_^;) しばらくはここで採れそうだ。しかし、2年前にヒラタがいた洞にはコクワが3頭はいっていただけであった。しかし、コクワとヒラタは同じ洞に同時に入っていることもあるらしいので、次回に期待しよう。


【O地点】

ヒラタポイントからほど近い千葉市内のポイントをルッキング。毎年コクワしかいないのだが、数本ある道路沿いの木には今年もコクワしかついていなかった。(;_;)


【P地点】

次に回った場所は(まだ行くか(^_^;))、時間が遅いためか、外灯が半分消えていた。全く成果なし。

続いて樹液コース、こちらは去年コクワやノコが大量に採れた木が、なんと伐採されていた。(;_;) かなりショック。(;_;) 結局成果なしだ。長時間運転してここまで来たのに、さんざんであった。


【Q地点】

帰りがけにいっぱい虫の舞っている外灯を発見した。車を停めてみると、でっかいカブちんの♀が轢かれていた。いよいよカブちんも登場してくる。


【再びB地点】

期待を込めてのB地点、オオクワで5.5目達成と行きたいところであったが、残念ながら×。先週と同じ場所に巨大な甲虫がいた。1頭はカブちんの♂であったが、もう1頭は何の♀か確認できなかった。あれがクワガタなら間違いなくオオクワだろう。しかし、あれを採る手段は全くない。(^_^;)