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海賊対策を名目としたソマリア沖への
海上自衛隊派兵反対! 自衛隊の武力行使反対!

『あーてぃくる9』第38号(2009年2月28日発行)より転載

支持率1桁、ボロボロ麻生政権は、128日安全保障会議でソマリア沖へ海上自衛隊を派遣することを粛々と決定した。しかも政府は、自衛隊の任務としての戦闘を戦後初めて容認したのである。ソマリア沖への自衛隊派遣は、日本が「戦争する国」へ飛躍する決定的な第一歩となろうとしている。第9条の改悪に反対するすべての市民・労働者は全力を挙げて議論をまきおこし派兵に反対しよう。「麻生内閣を認めないぞ!」の声を大きくあげよう。(全文を読む)


投稿 この棄民と昏迷の世界を変えるには・・・?  須田 稔K9MP(憲法9条・メッセージ・プロジェクト)事務局長、立命館大学名誉教授)

『第9条の会・日本ネット便り』No.6(2008年12月25日発行)より転載

 父親がケニヤ人のバラク・オバマ氏が、人種差別がいまなお根強いアメリカ合州国の次期大統領に選ばれたことは、衝撃的な大事件です。「万人は生まれながらに平等である」という「独立宣言」が謳う「自明の真理」が、230年余を経て遂に、政治の最高の指導者でも具現したのです。国務長官が64代目で白人女性マデレーン・オルブライト、65代目にアフリカ系アメリカ人男性コリン・パウエル、66代目にアフリカ系女性コンドリーザ・ライスに至って、人種と性の二重差別を、少なくともエリート階層では消滅したようで、瞠目してはいましたが。


 それでも、アフリカ系は全体として白人種より劣悪な状態に置かれていることはハリケーン「カトリーナ」の被害を観るだけでも明らかです。そして、パウエルもライスもブッシュの無法で凶暴な先制戦争の共同正犯になったことは、永年の公民権運動とその峰を築いたキング牧師たちの栄誉を汚す暗愚と隷従の証でした。(全文を読む)


2009.01.09 緊急アピール  イスラエル軍によるガザ市民大量虐殺をゆるすな!

 1月3日夜、イスラエル政府はパレスチナ・ガザ地区へ、とうとう、地上軍を侵攻させました。昨年、12月27日に開始した空爆で、すでに500名に上るガザ市民が虐殺されています。長期間にわたって国境が封鎖され、巨大な強制収容所と化したガザ地区で、前代未聞の大虐殺が強行されているのです。
 私たちは、このようなイスラエル政府の蛮行に強い憤りを感じます。これをけっして許すわけにはいきません。イスラエル政府を徹底的に弾劾しなければなりません。


 この1週間にわたる空爆と地上軍の侵攻こそ、この作戦が練りに練り準備に準備を重ねたものであることを示して余りあります。イスラエル政府の「ハマスのロケット弾」への「非難」などヤクザの言いがかり以下の代物でしかありません。また、事情通の言う「この作戦は、イスラエル2月総選挙に向けた現イスラエル政府与党の国民向けの示威行動だ」という訳知りの解説に、私たちは腹の底からの嫌悪を感じます。パレスチナ市民の血の量を競い合う議会選挙戦などというものは、一体全体何なのか。それこそ“狂気の沙汰”以外の何ものでもないではないか。恐るべき異常を異常とも感じないで語り合うことを、私たちは金輪際やめようではありませんか。私たちは、「恐怖」と「憤怒」の中にあるガザ市民の苦難のみならず、イスラエル権力者の扇動の中で「孤立」と「不安」を感じるイスラエルの労働者や市民の苦難をも想像すべきだと思います。こうした労働者や市民の生きた現実から目を離すべきではありません。彼らを勇気づけ、彼らと連帯して、イスラエル政府を弾劾し、直ちに戦争をやめさせるための闘いに立ち上がろうではありませんか。(全文を読む)


新テロ特措法の延長反対!
田母神空自幕僚長発言弾劾!
「戦争する国」へ驀進する麻生政権を許さない!

 麻生政権は新テロ特措法の1年延長を衆院で強行再議決しようとしている。おりから、航空自衛隊トップの田母神俊雄航空幕僚長が「わが国が侵略国家だったというのは濡れ衣だ」とする見解を懸賞論文で披瀝していることが明らかになった。防衛相は10月31日付けで彼を更迭したが、懲戒免職にすることもなく6000万円もの退職金を支払い「平穏」に退職させた。この田母神空自幕僚長は、今年4月、名古屋地裁が「イラク派兵は違憲」という判決を下したときに「そんなの、関係ねえ」と吐いて捨て、自衛隊幹部でありながら三権分立という民主国家の基本的構造さえ理解していないことを暴露した人物である。(全文を読む)


目取真さんのことばの刃は

今日の世界の激動の本質に突きつけられた

 目取真さんをお迎えして講演集会を実現したのは6月8日でした。あの日から、まだ4ヶ月しか経っていないにもかかわらず、ずっと遠い過去のように思えます。この4ヶ月間、私たちをとりまく世界はめまぐるしく激動しました。否、現に、まだその渦中にいます。
 世界がオリンピック一色に染め上げられた8月6日、グルジアのサーカシュビリ首相はアメリカ軍事顧問団の訓練をうけた精鋭部隊を投入して、親ロシアの南オセチア自治州政府の武力制圧に踏み出しました。しかし、それを予期していたかのようにロシア軍は、逆に、グルジア全土の軍事拠点を電撃的に制圧してしまいました。そして、これを契機に、グルジア・カフカス地方は、いまや、米ロの両軍が直接にらみ合う、“世界大戦の火薬庫”となりました。しかも、カフカスの米ロ対決を焦点にして、アメリカはチェコ、ポーランドへのMD施設建設、極東MDシステムの洋上司令塔=空母G.ワシントンの日本配備をおこない、ロシアは、それに対抗して、新型ICBMの実験をおこないました。私たちの世界は、現在、いつ何時、軍事的暴走が起こってもおかしくない、そんな危機に直面しています。(全文を読む)


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