湧水を飲んで「まずい」という人はいない。 しかし、おいしいと言われる水であっても、AよりBの方がおいしいという場合がある。 なぜ違うのか、その要因を調べてみよう。 厚生省(現厚生労働省)の「おいしい水研究会」では、おいしい水を次のように定義している。 |
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この中で、味の決め手となるのがカルシウムとマグネシウムで、これらの含有量を炭酸カルシウムの量に換算したのが「硬度」だ。 硬度が高すぎるとしつこい味になり、逆に低すぎると軽くだれた味がする。 一般に、硬度の低い水は癖がなく、飲む人によって差はないが、高くなると、おいしいと言う人とそうでない人とに分かれる。 カルシウムとマグネシウムのバランスで本当のおいしい水が決まる。 |