2002年から2007年まで、その時々の興味のあることを書いたページの記録です。
アナログマン辻永
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アナログマン辻永 2002

 ある日のこと、工房の裏の千秋公園を散歩していると、年配のご婦人に声をかけられました。よく道を尋ねられるのですが、その日はなんと「この携帯電話どうやってかければいいですか。」と携帯電話を手渡されてしまいました。

 私の頭の中は、どよ〜んと曇り思考は停止。おそらく立ちすくむこと約3秒。「や〜、わからないですねえ。」と答えながら携帯電話を返しました。尋ねた相手が悪かった。私はいまだに携帯電話も使ったことがないメカ音痴なのであります。

 そんなデジタル機械についていけないアナログ生活の私が、その時々適当なことを書いていきます。いちおう副題は「増えるあとがき」ということなんですが、我ながら意味のよくわからない副題であります。中身もやっぱり内容の定まらない、行き当たりばったりとなりそうな予感です。本当は「あとがき」ではなくて「らくがき」かもしれません。




2002年12月13日 アナログマンその7
「雪-ああ世界は美しい」

雪景色1 雪景色2

 「雪-ああ世界は美しい」というのは、佐野元春の曲名です。冬になって最初の頃は、毎年そう思います。でも…、最初だけですね。

 地域・年代限定ネタですが、上の左側の写真は、むかしの明徳小学校のグランドのあった場所の今朝の写真です。グランドを斜めに使って端から端まで走って、それでやっと50メートルという、狭いグランドでしたね。ちょうど、スタート地点のあたりに立って写した写真です。いや、ゴール側だったかなあ? いまは、市立図書館「明徳館」の、建物脇の庭のような空間になっています。私の工房から徒歩2分くらいです。

 右の写真は…、毎年一度はあなたもやっていますよね!? もしかして、泳ぐマネなんかしていませんか。寝ころんだ時の、見上げる空が気持ちいいんですよね。うつぶせは、顔が冷たくて口の中が苦くなっちゃうだけだけど。誰もいなくてチャンスと思って今朝やってきたら、直後に犬の散歩の女性が通っていきました。犬はわれ関せず。女性は、まずい物を見た時の目のそらし方で気づかないふりをして通っていきましたが、きっと気持ち悪かった事でしょう。こういう時は子どもが一緒だと気兼ねなくできるんだけど。

 ところで、徹夜仕事をしていて「もうだめだ眠い」と言う時には、佐野元春の曲を聴きます。若い頃に聴いていた曲を聴くと、目が覚めるんですね。先日2日間徹夜で52時間くらいまったく眠ることができなかったのですが、その時はいつにも増してお世話になりました。アルバム【THE CIRCLE】の一曲目【欲望】のイントロで目が覚めます。
 この日はブランコに乗っている夢を、立って作業しながら見てしまい、夢の中でえいっと足をけり出したら、実際に自分の右足が動いて空を蹴り、あやうくずっこける所でした。なんでブランコだったのかなあ。

 でも、もう体力無いですね。理想は早寝早起き朝仕事です。理想とはほど遠い生活をしておりますが、今日は早く寝ます。夜中の2時に起きてしまったので、眠いです。予定は9時半に就寝。

 明日教室なのに、夕食にニンニク味噌をたっぷり食べてしまいました。リンゴ食べて牛乳飲んでから寝ようかな。教室の生徒さんに作り方を教わったニンニク味噌なんですけど、とってもおいしいんです。


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2002年12月05日  アナログマンその6
「怪しいアクセスカウンター」

 2・3日前にトップページのアクセスカウンターが1000を超えました。何となくめでたしめでたし。ちょうど1000回目に当たったのは、家の娘でした。ところで、このカウンターの数字は、かなりいい加減です。自分で設置するまではわからなかったのですが、ものすごく大雑把なところがあります。

 カウントの仕組みは一つではないようなのですが、それらはCGIというプログラムなのだそうです。フリーで配布されているカウンターもありますが、私が利用しているのは、プロバイダー指定のカウンターです。HPを見る時に使っているブラウザ(インターネットエクスプローラーなど)の情報を取得して、カウントしていく仕組みのようです。

 このとき、セキュリティーソフトなどで、ブラウザ情報に制限が掛けられている場合などはカウントされません。わたしも、自分のHPを開いた時に、最初はカウントもされないしカウンター自体が表示されないので、カウンターを上手く設定できないと思って何度もやり直していたのですが、実は自分のセキュリティーソフトの機能でカウンターが動作していなかったのです。

 ページの作り方によっては、カウントが増えやすくすることもできそうな気がしますし、逆に、検索などからカウンターを置いていないページを開いて、そのままカウンター設置ページを開かなければ、来訪があってもカウントはされません。

 そんなことで、カウンターの数字はとっても怪しいんだなと、自分で設定してみてわかったという話であります。でも、数字に不正に手を加えられていない限りは、十分に目安になりますよね。アクセスが100万回を超えているようなページもありますし、すごいですね。

 ちなみに数えてはいませんが、私のHPのカウンターは1000回のうち700回くらいは自分じゃないかなと思っています。(はずかし〜。) 画面の間違い探しは、HP作製ソフトよりもブラウザで見た方がわかりやすいので、何度も自分のHPを開いてチェックしています。それでしょっちゅう細かいところを直しています。

 このままいくと、1万回の時には、7000回は自分で開いているのでしょうか? 100万回達成するためには、70万回は自分で開かないとなりません。とってもむなしい話ですね。その前に、30万回も誰かが見てくれるわけないな。と言うことは、99万回くらい自分で開かないと100万回にはならないですね。はあ〜、考えるだけでむなしすぎる〜。でも、数年後カウンターの数字が異様に増えていたら、その時は怪しい〜。

 (カウンターの数字は自由に変えることができます。HPを公開するサーバーやドメインを変えた時などに、前の数字を引き継ぐ事を想定した機能ですが・・・。)


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2002年11月18日 アナログマンその5
「髪にはホルモン。ヒーターにはプリンカップ。」

 前回、髪の話を書きましたが、そのあと床屋さんと話をする機会がありました。バッグの注文に来てくださった女性が、床屋さんだったんです。わたしの髪のことを話したら、「大丈夫かなあ?と不安に思いながらも、一生大丈夫なタイプ」といわれました。それを聞いて、心配するのは損だと思い、これからは自信を持っていこうと思った次第。

 その時の話の中で、耳より前側の毛は女性ホルモンが影響して、耳より後側は男性ホルモンが影響しているんですって。前から来ている人は、女性ホルモン系の育毛剤が、後ろ(上かな)から来ている人は、男性ホルモン系の育毛剤が効くのだそうです。ちなみに、同時に来ている人は両方必要なんだそうですよ。間違って使うと意味がないとのこと。知っていましたか。わたしは全然知りませんでした。

 前に効く育毛剤は、眉毛にも効くのだそうです。ふさふさの眉毛で老後を過ごしたい人は、眉毛に育毛剤塗ってみますか。白眉毛対策は聞き忘れたので、この次聞いてみようかな。

 ところで、今年は寒くなるのが早くて、しばらく前から一日中暖房を使っていますが、なぜか出番が来たはずのファンヒーターが姿を見せない。どうやら灯油タンクの受け口のフィルターの部品が行方不明だったようなのです。タンクの弁を開くピン状の部品と一体化のフィルターだったから、それがないとヒーターが使えないのです。(暖かいところに住んでいる人にはわかりにくいかもしれませんが、灯油を少しずつヒーター本体に供給するための、ちょっとした単純な部品があるのです。)

 部品がないことを私が知ったのは、昨日の日曜日。超寒がりの私はあせりました。バーナー3年保証というのを買っていたのに、これじゃあ意味がないじゃないかと、必死に考える私。(今年が3年目) 日曜日でメーカーのサービスは休みで問い合わせはできないし、普通はここで翌日を待つところ。しかし、その時私の頭の中では、一つの考えがひらめいた。「いける。プリンカップを使おう!」

 なぜか私の仕事場にはアルミのプリンカップがありまして、それをハンマーで叩いて形を絞り、ツバの所をペンチで調整。なんとぴったりの部品になるではないですか。あとはドリルで穴をあけて、適当なフィルターと使っていない石油ストーブから弁を開けるピンの部品を持ってきて、じゃ〜ん完成!(見た目は汚いけど)

 文にすると、わずかに3行くらいでしょうか。実際には失敗もあり2時間くらい。ついにプリンカップはヒーターの部品に生まれ変わったのでした。メーカーの人が見たら、多分だめだと言って怒るだろうなあ。ともあれ、本当にこれで良いのかという疑問を残しつつ、我が家のファンヒーターは燃えているのであります。あと1年か2年がんばってくれ、ヒーターくん。 


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2002年11月07日 アナログマンその4 
「朝の事件簿:白眉毛。」

 自分の年って、ふだんは忘れているのですが、友達と会った時なんかに、自分も年取ってきているんだなと感じますよね。自分自身で年を感じたのは(まだたいした年ではないですけど)、実は、鼻の毛に白い物を見つけた時でした。恥ずかしい話ですが、私はそうだったんです。
 白髪は20代から多かったのですが、まさか…。ところが昨日の朝、歯を磨きながら何気なく鏡に映った自分を見て、眉毛にホコリが付いていると思ってとろうとすると、これがなんと白眉毛なんですねえ。いや〜、まいった。しかもそれが長いんです。引っ張ったら簡単に抜けてしまいました。抜いた眉毛をしげしげと眺めてしまいました。
 中学生の頃から、床屋のお姉さんに絶対に髪が薄くなると言われていたのですが、そちらは今のところセーフです。もしかしてこれから白く薄くなっていくのでしょうか。それが似合うように何か準備をしておかねば…。ちなみに20代の初めに美容院でも危ないと言われました。その後はこの十数年髪を自分で切っているので、誰にも何も言われていませんが。

 ところで、先日娘の友達から「どうして髪がSilverなの?」と聞かれました。「Silver」というとなんか格好いいですね。意味もなく得意な気持ちになってしまった私です。気持ちはほとんど幼稚園児レベルと言うことでしょうか。でも最近の幼稚園児はSilverなんて言葉を使うんですね。折り紙の銀紙をシルバーなんて言っていたら、なんか寂しい気もしますけど。


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2002年10月28日 アナログマンその3
「鉄は飴のごとく柔らかく、川蟹は こんみりと うまい。」

 先日、鍛冶職人の布川さんの新しい工場を尋ねてきました。布川さんは五城目鍛冶の担い手です。工場はもちろん、職人の町として伝統のある五城目町にあります。初めて見る機械の数々。そして実演してくださった革包丁作り。最高におもしろかったです!
  工場はまだ調整中の機械類もあったのですが、火をたいて革包丁を作って見せて頂きました。ふしぎ!とても不思議な感じでした。小さな材料が見る間に革包丁の形になってくる。途中、その工程の意味や作業のコツなどの話をうかがい、材料の中でどんな変化が起こっているのかを想像しながら拝見しました。

 見ていると、形がどんどん変わっていき、いとも簡単そうに作業をされているのだけれど、これがやってみると超難しい。やってみるとと言っても、何か作った訳じゃないですよ。とても作れやしません。ただ、赤く熱した鉄の棒を叩いてのばしただけなのですが、手打ちでやってもうまく伸びないし、スプリングハンマーという大きな機械を操作させて頂いても、まったくコントロール不能でございました。この機械を使ったときは、鉄の棒が飴のごとく伸びてくねって反っくり返ってしまいました。う〜ん、すごい!鉄って柔らかい物だったのだ!!
 工場は自作の機械類が整然と並び、とても使いやすく考えられていました。これからどんな物が、ここで生み出されるのか楽しみです。

 ところで、布川さんの工場のある五城目町は、朝市で有名なところです。私たち(夫婦に子供3人のオールキャストでお邪魔したのだ。)がうかがったときもちょうど市の開かれる日でした。早速朝市に繰り出して買ってきたのが、川蟹と川海老です。川蟹はゆでて、川海老は唐揚げにしていただきました。うまかった! おいしいものを食べると、うるさい子供たちも静かになるし、うれしいひととき。
 私の祖母が、「川蟹を食べさせたいなあ。みそが こんみりと おいしいの。」 と言っておりましたが、「こんみり」を味わってきました。「うん、こんみりとうまかった。」 (「こんみり」は、祖母がよく使う言葉です。意味はわかるようなわからないような…。最近では言葉にしにくいおいしさの時に、私も「こんみり」を使っています。川蟹のみその味?もちろん複雑で表現不能な味。「こんみり」でした。)

 川海老を売っていたおじさんが、生でも食べれるんだようと言いながら、生きている海老をむしって食べて見せたのですが、布川さんご夫妻と私もつられて1 尾ずついきました。ぷりぷりしておいしかったけど、本当に大丈夫だったんでしょうか。何となく不安ですねえ。川海老は唐揚げがやっぱ1番かな。川蟹と川海老、また食べたいな。
 川蟹をつぶして作る「ガニ鍋」もおいしいんだそうです。いつか挑戦しよう。
 

川蟹 川海老
川蟹。ツメにふさふさの毛が生えている。これはオス。オスの方が足の毛が多い。男性ホルモンか? 川海老。透き通っていてとてもきれい。そして生きが良い。1キロ3000 円。高いのか安いのか?

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2002年10月16日 アナログマンその2 
「写真は難しい」

 自分の写真をこの1週間の間に何度か差し替えました。最初白黒だった写真をカラーに替え、次は表情が怖いという声があり少しは良さそうなものにまた替えたりと・・・。でも、やっぱり今ひとつと言われてしまい、少々悩んでしまいました。ところが、ある時自分で画面を開いてみたら、確かに無愛想。もし、この写真が知り合いだったら、もっと笑った方がいいんじゃないかと、自分でもいうだろうなと思いました。

 なかなか自分の顔を客観的に見るというのは難しいことでした。思うに、いつも自分の顔を見るのは鏡の中でありまして、その時は決して笑顔ではないんですね。寝ぼけていたり、疲れていたり、普通の時でも笑ってはいないですよね(あなたは笑ってる?)。自分の笑い顔ほど見慣れないものはないわけです。
 今回載せた写真も、自分で見ると嫌な奴に見えるんですけど、きっと人と会うときは私も笑っているんだろうと思って、自分でも慣れるようにしてみようと思いました。ちなみに、姪っ子からは合格をもらいました。

 この写真は実はがんばって写しました。撮影は次女(6歳)。初めての本格的写真撮影で、3秒シャッターを押して、その後5秒数えてまた押してという繰り返し。さらに、何もないのに笑うなんてことはできないので、長女(8歳)がカメラのそばや私の目の前で、いろいろな芸を見せて笑わせてくれました。一番受けたのは「みのむし」という題名の「いもむし」みたいに体をくねらせる一発芸です。写真は全部で250枚くらい撮影したでしょうか。それでも使えそうな写真はほんの少しで、本当に難しいと思いました。
 だいたい親の写真てあんまり無いものです。こんかいは、デジタルカメラを心からありがたいものだと思いました。娘たちにはもっと感謝!


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2002年10月9日 アナログマンその1 
「最初のあとがき」

 なかなか進まないながらも、ホームページを作り始めた今日この頃。パソコンを今年の5月から使い始めてちょうど5ヶ月となりました。いまだに思い通りにはならないけれど、何とか使えるようになってきました。最初は本をたくさん買い込んで、いったい何冊買っていくら使ったのか。恥ずかしいくらい買ってしまいました。そのころは、ソフトにヘルプがあることを知らなかった私です。

 最初はデジタル機器手強しと思っていたのですが、最近はこの道具も勘で使うものだと考えるようになってきました。あれこれやってみて、うまくいったらOK!勘で使うというのはいいですね。
 
 むかし算数で2進法を教わったとき、意味がさっぱりわからなかったし、デジタル処理が何なのかなどまったくわかりません。でも、実際に使うときには,勘がものを言う十分にアナログなやつだと、パソコンについてはそのように考えるようになりました。
 ホームページも行き当たりばったりで勘で作っています。けっこう楽しい作業です。こまめに更新するようなサイトではないけれど、長く続けていきたいと思っていますので、今後ともよろしくお願いします。


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