★メール紹介・Q&A 第8回 2001/04/01
●アビシニア さん [Mail] からのメール
先日、初めて応募した作品が最終選考にまで残り、天にも昇る思いだったのですが、昨日、最終的には賞に届かなかったことが判明し、とてもとても落込んでいるところにこちらのホームページを見つけました。
公募作品の流れを順序だてて、じっくり読んでいるうちに随分と気持ちが落ち着いてきました。
知らなかったこと、知らずに応募していたことが多々あって、本当に参考になりました。
それにしても、最終選考に残った場合でも、電話連絡をいただいた時以外、編集部の方とお話しする機会などなかったのですが、その方が私の担当の方だったということなのでしょうか?
今となっては、もうわかりませんが。
作家を目指す方たちにとっては、とても励みになるページです。
今回、最終まで残ったのがまぐれにならないよう頑張りたいと思っています。
○和田曜介のコメント
私が耳にしている範囲では、初めて応募した作品が入選してしまったなどという人は、デビュー後に大変な苦労をするそうです。落としてもらえてラッキーだったと考えて、来年の入選を目ざして今のうちにたっぷりと余力を蓄えておきましょう。
最終選考に残った人への対応は、賞によってバラバラです。手取り足取り改稿までさせられる賞もあれば、電話一本で終わりの賞もあります。
また、最終選考に残ったという電話も、あなたの作品をプッシュしてくれた編集者が直接かけてくれる場合もあれば、スタッフが事務的に連絡をするだけの場合もあります。
最初に電話を受けた時点で、自分の作品の評価についていろいろ質問しておしゃべりをしましょう。相手のお名前も聞いておきましょう。留守に電話があったような場合は、こちらから折り返し編集部に電話をかけましょう。最終選考に残ったわけですから、遠慮する必要なんかありません。
もう落選が決まってしまったそうですが、今からでも遅くないですから、編集部に電話をかけてみましょう。
「先日、『○○』という作品で○○賞の最終選考に残った○○です。来年の応募に向けて少しアドバイスをいただけたらと思うのですが」
そんな感じで言えば大丈夫でしょう。
あなたが意欲を見せれば、相手はちゃんと応えてくれます。
せっかく最終選考に残ったわけですから、編集部に押しかけるくらいの気持ちで積極的に行動してほしいと思います。
がんばってください。
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