★メール紹介・Q&A 第9回 2001/05/01
今回はこの1ページだけです。ごめんなさい。
●Sanadeen さん からのメール
サーチエンジンで見つけてたいして期待もしないでクリックしてみたら、もう目からウロコでした。3月末に初めての応募をしたばかりだったというのに、あと2週間早くこのサイトを知っていればと、感動と後悔がごっちゃになった興奮状態で読んでしまいました。
ああ自分は非常識な応募原稿を送ってしまったんだあーと落ち込んでいるところに、追い打ちをかけるように、編集部から電話がかかってきました。もしかして最終選考に残ったんだろうか? でもまだ早すぎるしなあ、と一瞬で期待と不安が爆発し、緊張しながらおそるおそる話を聞いてみると、なんと「印刷ミスで読めないページがあるから、もう一度きれいに印刷して送り直せ」という内容でした。あああああ、恥、恥、恥!
締め切りぎりぎりだったのでプリントアウトしたやつを見もしないでそのまま送ってしまっていました。
しかも電話をかけてくださったのは編集長様でした。ああ、初めての応募だというのに、私は非常識な応募者として編集長様に名前を覚えられてしまいました。
もうどん底です。ショックで立ち直れません。
○和田曜介のコメント
実は、こういう不備のある応募原稿は、すごく多いんですよ。印字の状態が悪くて1ページ丸々読めなくなっていたりとか、ページが抜けていたりとか、毎回必ず一人や二人います。こういうのは、封筒に入れる前に一回でも自分で読んでいれば回避できることなので、本当に気をつけたいところですね。
それで、かなり落ち込んでいる様子なので、一つ良いことを教えてあげます。
Sanadeen さんの作品は一次選考を通過しています。
捨てる作品だったら、わざわざ送り直させたりはしないからです。送り直させたということは、上位の選考にエントリーするために、きちんとした原稿が必要だったということになります。
電話をかけてくれたのが編集長さんだったというのは、文面からみて、ただの偶然だと思いますが、まだ一次選考の途中の段階で編集長さんに名前を覚えてもらえたというのは、怪我の功名、ラッキーなことだったと考えておきましょう。落ち込まなくて大丈夫ですよ。
ただし、間違っても、編集部から電話をもらうことを期待して、わざと原稿に不備を作る、などということは、やらないように。