★Q&A・第1回(つづき)
Q.推理小説の梗概の書き方で、下読みさんの「書け」派と「書くな」派の割合はどのくらいなんですか?
(桃のナース さん)
A.賞によって下読みさんのメンバーは違いますから、わかりません。
ただ、私の周囲では、10人の下読みさんがいたならば、「書け」派が5人、「書くな」派が2人、残りの3人は「推理小説は例外的にどちらでも良い」派という感じです。
個人的には、作家型や編集者型の下読みさんに「書け」派が多く、評論家型の下読みさんに「どちらでも良い」派が多く、読者型の下読みさんに「書くな」派が多いような印象を持っています。でも、たまたま私の周囲がそんな感じなだけかもしれません。
Q.新人賞に入選したのですが、受賞パーティーではアガってしまっていて、どなたと何をお話をしたのか、まるっきり覚えていません。どうすれば良いでしょう?
(Tyler さん)
A.新人さんは基本である担当編集者との人間関係がきちんとできていれば、とりあえずOKですから、そんなに深刻に気にしなくても大丈夫です。
実は、同じような内容のメールを複数の人からもらいました。けっこう、みんな、そんなものなのかもしれませんね……。
Q.地方に在住していると、新人賞でデビューした後に、何か不利なことがあるでしょうか?
(Rosen さん [Mail] [HP] )
A.今は電話もFAXもネットもありますし、それに日本の編集者の多くは出張が大好きで、北海道でも沖縄でも、よろこんで飛んで行きます。また、作者に上京していただく際の旅費やホテル代なども編集部でご用意します。あなたに編集者を動かすだけの作家としての実力があるならば、どこに住んでいようと何ら問題はありません。
ただ、業界のイベントなどは、どうしても東京に集中しますから、何かと口実を作っては編集者や作家仲間と飲み歩きたいというような人は、東京近郊に住むと大吉かもしれません。
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