このページの文章内から単語単位で検索:
(検索された単語にリンクが張られている場合には作動しませんのでページを更新してご利用下さい。
Fキーで次の連続検索可)
例、毛と入力して検索すると毛という文字のついている行へFキーを押すと連続的に移動できる。   
 事例から学ぶ かつらの注文・かつら事典
あなたの疑問は皆も知りたい情報なので、できるだけ事例を掲載します。
お客様と私とのやりとりの中にあなたの知りたい解答は必ずありますので何度も読みかえして下さい。
私も実際にはお客様に質問を答える過程で勉強し学び成長していますので遠慮なくご相談下さい。 お客様ができることはお客様に任すが基本なのでいくつも越えなければならないハードルがありますが
皆様頑張っておりますので貴方にもできないことはありません。

home  事例2へ  Q&A

 

  実例で学ぶ型紙→ 

私が受けて一番困る質問
   なになにが良いと思うのですがどうですか?・・・お客様の主観と私の好みの主観が一致すれば
   問題ははないとおもいますが通常はそのようにはなりません。
   300ドルカツラは大手から比べればウソのような価格なのでいろんなタイプに挑戦してもおつりの
   くる価格ですから迷っていたら試してください。そこから学べることが多いと思います。

誰もが知りたいのは妥当な毛密度です。事例のお客様の反応からご判断下さい。

男性用ツーペの場合事例で学ぶの経験からしても、主観ですが
 毛密度60%が普通か人によってもしかして少ないと思うひともあるかなという量です。
 毛密度80%は感じ方によってはもしかして多いと思う人もいるかなと言う程度です。
 フロント50%は妥当と思います、これ以上少ないとうまくないという感じです。
         通常フロントを除く全体は60〜80%が一般的に推奨です。

  経験から・・・実際の例では例えば毛量80%と指定してもその職人さんの感性による違いはある
          ので少ないと感じるときと多いなと感じるときがあります。また納品時の髪の長さが
          長いときは少なく感じますので、作るときは少ないより多めに注文したほうが無難と
          思います、多いのは間引けば済むので。

予算が限られていて心配です。価格はと言う質問も多いです。価格は価格一覧で明瞭に計算できます。
価格は詳細なオプションが確定して初めて計算できるものなので打ち合わせている過程ではハッキリ
言えないのです、しかしお客様は価格一覧のページで概略は把握できます。

注文項目が多くて困ると言う意見も多いです、これは仕方がない。注文項目が少なくて思い通り
できないことより迷うけれど多くの素材から思い通りのかつらを作れる喜びの方が大切ですから。

   経験から・・・事例から自分に近いものを選んでとりあえず注文してください。
            注文は製作内金の振込みが完了するまでは成立しませんので安心して下さい。
            注文ベースをたたき台にしてお客様の希望を探りながらいろいろな可能性について
            提案しお客様の納得をいただいてから製作内金の振込みを、お願いする手順です。
            正確には注文を完了してクーリングオフ期間後に確定します。

  事例1  事例2のページの先頭に書いてある内容は共に考えるヒントになるので必ず読んでください。
  あなたの迷いが晴れると思います。
Q&A

女性用トップピースの事例
分け目に人工皮膚を使わないどこからでも分けられるフリースタイルの事例
フロントを超自然に処理したバックスタイルの事例
左分け人工皮膚つけてフロントネットを装備した一体型の事例
クリップのサイズを大きくしたい事例
複雑な形のかつら製作依頼の事例
全頭のかつらの製作依頼の事例
フロントネットの幅を大きくしたい事例
女性用トップピースLRC-16ベースの事例
毛髪色サンプルについて
女性用トップピース自毛をネツトから引き出すタイプの事例
全面ネットのかつらにしたい事例

次ページへ〔1〕 〔2〕    



実例→

普段の手入れ法・・・シャンプーはカツラの場合原則つけおき洗いです。100%人工毛なら問題は
   ないのですが少しでも人毛が入っている商品はつけおきシャンプーにして下さい。
リンス・トリートメントは通常と変わりなくして下さい。

事例1 人工皮膚を使わないフリースタイル


大きなかつらです。おくれ毛も長いままの
未カットの状態で作られます。

カット前の状態。


つむじの人工皮膚はありません。
重量51グラム サイズ18×18
実際の事例で学ぶ
私のメール・・・お世話になっております。

        かつらの件ですが工場から送られてきたのですが
     クリップの位置
        ☆☆さんの指示とは違う位置についてきたのですがこのかつらのサイズ
        から考えるとこの方がバランス的にはすぐれていると思いますので
        実際に確認していただいてから修正するか判断したいと思います。

     毛髪の長さ 
        注文では10pですが余力を残して14〜15センチの仕上げになっています。
        通常の場合はこのようになります。
        この状態で自分の顔に合わすほうが良いと考えますがもし10pに
        しなければならないのなら修正します。
        このことも実際に確認いただき判断していただきたいと思います。

      フロントブリーチはしていないです。
        この件は修正させますがこのままでも問題はないと考えますが
        これも実際にみて判断して下さい。

      以上の問題について発送したいとおもいますのでご連絡下さい。

お客様からの返信・・・製品が本日郵送されてきました。ありがとうございます。
 
      @ クリップ位置は現状の位置がベストだと思います。
 
      A 毛の長さは問題ありません。
 
      B フロントブリーチもまったく問題ありません。
 
       よって製品を受け入れたいと思います。

私のコメント・・・すべて手作りなのでこのような問題が生じます。工場は長年の経験からよかれと
          思ってこのように状況で納品される事もありますのでご理解下さい。

      この中で最も重要なのが髪の長さですが短すぎるのはどうにもならないので
      注文時には15センチ(15センチまでは同一価格内です)以上が推奨です。
      私も統計的に多くのひとの髪の長さを測りましたが8〜13センチぐらいが
      多いです。納品されたかつらにスキ鋏をいれて多少調節カットをほどこすと
      8〜13センチぐらいになります、このひと手間でより自然になります。
      頭の大きいひとは必ず長めにしてください。かつらから生える状況は実際とは違う
      ので短すぎるのはどうにも調節できませんが長いのはカットすれば済むということを
      考慮して、とにかく希望より長めを注文してください。
      かつらベースから生えている状況は芸術的な自然さです、これは見事なものです。

私の提案・・・このかつらは標準より大きなかつらですから天頂部のどこかに両面テープを貼り付け
         られるベースを作ったほうがより安定的で安心感も満足できるとおもいます。
         通常考えられるのは旋毛に両面テープを張れるように人工皮膚をつけるのが
         ベストとおもいます。でもこのお客様のように人工皮膚をつけないというのも
         作ってみるとなるほどなと思えます。
好みですね。

お客様のその後・・・お世話になっております。先日、購入しましたかつらについて質問があります。
         毛量のボリュームダウンを行うサービスはあるのでしょうか?実際20%ダウン位したい
         のですが自分でやるのは難しいように思います。もし、このサービスがあるのでしたら
         料金がいくら位いかかるのかをご連絡ください。よろしくお願い致します。
         (ちなみに長さの調整はしましたが毛量については手をつけていません。)

私の返信・・・あらいスキハサミをたてに入れて(髪の毛に平行に入れます)毛量を調節するか
         少しづつ毛をわけて根元からカットすればできると思いますが。この場合でも
         あらいスキ鋏を根元に少しづつ入れます。普通の鋏は不適です。
         一度にうまくというのは失敗のもとですから様子をみながら少しづつカットします。
         プロにまかしても方法は同じです。
         毛量20%という感性は主観的な量なのでご自分で調節できるのなら、うまく出来と
         思いますが他の人がした場合は少なすぎるか切りすぎるかになりがちになりますが?

         いかがでしょうか?

お客様の返事・・・早速のご返事ありがとうございました。じっくり時間をかけて挑戦してみます。 
         余談ですがこのかつらは大手のかつらに比較しても全く劣らない良い作りだと思いました。
         今後もよろしくお願いいたします。


私の返信・・・納品された状態のままで髪の毛に平行にいれるのがコツです。長さの調整は
         毛量調節してから決めるのがプロの方法です。
         揃えることは必要ありません。バラバラが基本です。
         カットの考え方はホームページのカット方法をご覧下さい。

         次にご注文の時はより毛量を少なめに指定して下さい。
         しかしこれも主観的な量で工場でも一本一本手植えしてほぼ量というのは
         勘なので同じ量を指定しても同じにはなりませんから通常、カットにより
         毛量調節します。このときに上記に書いたような順序でカットします。

         一本一本丁寧に選んで時間をかければ切れます。

私のコメント・・・毛量調節を依頼されれば私もカットしますが毛量は主観的なものなので
          切りすぎたと感じる場合も切りたらないと感じられる場合もあることを前提
          にして下さい。料金はホームページに基本料金として表示済みです。
          ご来店いただき顔に合わせてバランスを見ながらカットできればベストなので
          行きつけの店に事前に依頼していただくのがベストと思います、自信のない方は
          お願いしておいて下さい。
          (理容店でもほとんどかつらをしていないのが現状ですから意外にいきつけの
          マスターなら引き受けてくれると思います。普段からいきつけをもっていることです。)

          カットの原則は毛量調節が先で長さを合わせるのは最後です。それに周りの
          先端がバラバラでなければそれ以外のところは長短あるのがカツラの場合には
          ベストです。通常の調髪的なそろえるカットはカツラの場合適しません。

          誰にも知られずにカツラに挑戦したいという希望を叶えるのも趣旨なので
          時間をかけてゆっくり挑戦してください。それができる適正価格と思っています。
性別: 男
ツーペ名: レースモノフィラメントベース 300ドル MICROSKIN
1フロントベース形状指定:  波状カットします
ベースの色2: 肌色
1毛髪の種類の選択 Hair: ヒューマンヘア(人毛 )(Fine human remy hair)追加10ドル
1毛髪の長さの選択 Hair Length: 10センチ(4in)
   写真のように注文は10pですが工場での出荷時はそれよりも長い状態です。
   カットによる調整余力を加味した状態での出荷される場合もあります。
   注文時の長さは15センチ程度がどうにもなるので推奨です。

カール指定2: 直毛のままにして下さい
2毛髪の量の選択 Density: 80%
1フロントスタイルの選択: 生え際の自然な仕上がり指定 natural frontal hairline 
2生え際の毛量: 生え際の毛量 50%
2フロントスタイルの選択: フロントベースをカバーするヘアライン base covering hairline
3アンダーノット埋め込みの選択 Under Knot: いりません。none
生え際ブリーチ: 生え際1cmブリーチする
    ブリーチ幅はネツトの部分により決まります。
分け目の植え方の選択2: 分け目は自然に隠す Hidden part or crown
1うぶ毛の選択: yes 入れる
1うぶ毛の種類の選択: チリチリの短毛 baby hair
   うぶ毛も工場での出荷時は思っているよりも長い状態です。
   カットによる調整は必要です。
   フロントネットの場合うぶ毛なしにしたほうが扱いやすいかもしれません。
    フロント人工皮膚の場合はうぶ毛、裏植えは適しません。
    うぶ毛・裏植えはフロントに厚みがある場合に適しますがうぶ毛はなくても
     よいように思います、そのほうが処理しやすいかもしれません。好みです。

   
バックスタイルの自然さを観察するとうぶ毛・裏植えなしで製作しますからその
   状態をみると昔はベースの厚みがあったので必要としたのですが現在のように
   薄いベースの時代には必ずしも必要を感じません。


1裏植えの選択: 裏植えします
   2006/7 から フロントネットの場合にはうぶ毛・裏植えは受注
         いたしません。技術進歩により必要なくなりました。

1結び目を脱色指定 Bleached Knots: Yes 脱色します
1周囲のポリコート指定 poly coated perimeter: ポリコーティングのみ
5ベースの厚みの指定 POLY: 普通
クリップの本数: 4
    この例ではクリップの位置・間隔は不適と考えます。間隔をもう少しあけて
    もう少し全体のバランス考慮したほうがベストです。

10リボンの選択: モノネットリボン
1イメージスタイルの選択: free style フリースタイル
縦のサイズ(センチ): ☆☆
横のサイズ(センチ): ☆☆
かつら頭周センチ: ☆☆
発注方法: 注文 発注内金として15000円銀行振り込み 残金代引き清算 配送料無料
2発送方法: シークレットパッケージを希望します
22クーリングオフ: 8日間のクーリングオフを希望しません
情報元: 検索エンジン
ご意見・ご感想: どこからでも分けられるフリースタイルを希望しているので分け目・
           つむじに人工皮膚は希望しない。


事例2  バックスタイル フロントネツト


フロントブリーチの特殊処理
  

実際の事例で学ぶ
お客様のメール・・・・白田様 いろいろとありがとうございます

  今、かつらが、到着しました!

  中身を確認いたしました。
  よい出来で、全然問題ないと思います。(すごく感動です!)

   お聞きしたいことがいくつかあります。
   ・添付の文中の事ですが、生え際は接着剤と両面テープとではどちらが良いのでしょうか。
   ・2種類のテープは、どう使うのですか。
   ・消耗品はどのような物が必要ですか。

  今回は、いろいろ勉強になりました。
  白田様のおかげで、自分の設計したかつらを作ることが出来ました。
  ありがとうございました。

私の返信・・・
   事例で学ぶのページをご覧下さい。写真で表現しています。

   頭皮と密着するほど皮膚と同化して見えなくなりますので接着剤で
   完全に接着できればより完璧にりますが剥がすときに、はく離剤を
   使わないと完璧にカツラが壊れます。

   両面テープを使う場合には片面の保護テープをベースに貼ります。
   これはベースを補強する意味と両面テーブの繰り返し張り替える
   場合のベースの保護になります。
   保護テープはできるだけ大きく張って下さい。その保護テープの
   上に両面テープを全面使って貼るか半分でも結構ですので
   適当に切って貼ります。
   私のお客様は半分にして3ヶ所に張っています。フロント2ヶバック1ヶ所
   これも事例で学ぶのページを見ればイメージがつかめると思います。

   両面テープーも一回ごとに剥がさないでその上に張って下さい。
   いい加減厚くなったら丁寧に剥がします。

   このカツラはフロントネットの繊細なカツラなので剥がすときは慎重に
   お願いします。ハードネットならかなり耐えられるのですがこの商品は
   芸術的薄さなのでその点をご注意下さい。

   はく離剤はトニックとか消毒用アルコールで代用できます。
   専用のクリーナもあります。

私の返信 追伸・・・
   カットする時に必ず乾いている状態でバラバラにカットして下さい。
   そろえるのは自毛とのラインと生え際のみでOKです。
   そろえるカットは必要に応じてすればいいと考えて下さい。

   通常のカットのように濡らしてカットすると失敗します。
   濡らしてカットするとその時は自毛とかおさまり位置がうまくできていても、セットすると
   縮んで思わぬ短さになります。濡らさないとカットできない人は周囲生え際の合わせる
   重要部位を残しておいてセットしてからそこをカットして合わせるという裏技も活用して
      下さい。

   特にカツラのカット・パーマの経験のない理容師・美容師さんにお願いすることもあると
      思いますのでこのページをコピーして渡して下さい。


   カツラの毛は処理毛なので通常以上に伸び縮みしますから乾いている
      状態でカットして合わせる事が重要です。

私のコメント・・・
   フロントブリーチ毛のパーマをかける場合に根元に十分な保護剤をタップリ塗布して
   できれば根元に一液がかからないようにパーマをかけるようにお願いして下さい。
   パーマ液も薄めてできれば一度テストしてからかけていただくようにお願いして
   下さい。カツラの毛は処理毛なのでパーマ液に弱いです。当然根元ブリーチ毛は
   非常に弱いので失敗しないようにお願いします。

   注文時に軽いウエーブを指示して先にパーマをかけておくと便利です。

お客様のメール・・・
    PS、かつらのフィッティングをいたしました。
    生え際は、すごく自然に決まって満足しています。
    もみ上げの上からこめかみにかけて、地毛が少し薄いので、
    そのあたりのフィッティングのコツなどありましたら、よろしくお願いいたします。

    方法の1・・・カットをしてしまった状態ならセットをしてスプレーで固める。
            もしベースから根元が立ち上がるのが原因なら軽くアイパー
            処理をする。これはプロに依頼してください。中性か酸性の
            アイパー液で低温で軽く処理する程度にします。
            アイパーで寝かすのではなく、処理毛なのでドライヤーがききやすく
            なる程度にかけると思って下さい。やりすぎると断毛します。

    方法の2・・・カツラの周囲は原則乾燥状態でレイャーカットにしてサイド後頭部の
            自髪(地毛)の量を考慮して調節する。
            かつらのふちの一列はセットしてからカットするぐらいでちょうどいい。
            この場合に私の経験ではお客様の自毛(地毛)は時間経過的に少なくなるもの
            と考えてて下さい、だから少し毛量を厚めにサイドと後頭部はしておいて
            も問題はない。後からいつでも少なくできるから。

    方法の3・・・型紙段階からその点を考慮した設計をする。
            印刷用の図面をご覧下さい、遇部の形に特徴があります、この形が重要
            な意味をもっています
。これはサイド前部(こめかみ辺り)と、もみ上げをカバー
            しやすくするための構造ラインです。
            このラインを描くときにそのへんのことをイメージしながら描くことが重要で
            ラインを点としてとらえて、できるだけせりだすように気持ちを込めながら前
            の点より次の点がでないように描き込みます。
            実線を型紙本体に描き込み正確に切り取り発注して下さい。
            難しいところですが何度か挑戦すればできます。
              

イメージなので実際はもう少しなめらかに
   方法の3の2・・・型紙全体をサイドの毛量が少ないことを考慮して大きくする。
             当然上記のラインを考慮して全体を大きくする。
              サイドに毛がなければベースを頭皮に接着させるのは簡単である。
             両面テープか接着剤で固定するのがベスト、金具は金具の厚み分浮く。
             この場合にポリコーテイングの幅を広く作る。
             約495平方センチ以内であれば価格は変わらないで作製可能です。


※既製品の遇部形状
私のコメント・・・私の恩師に○○先生という大先生がおりまして、その方の著作物の
          写真では髪の毛がありませんでしたが私がその先生の講義にはじめて参加した
          時に、あれ写真とは違うと思ってからカツラとわかるまで1時間かかりました。
          私の前を通るたびに生え際をじっとみたのですがオールバックの生え際を完全
          にだしているタイプであのように完全に生え際が出ているとかえってわからない
          ものです。そのかつらは生え際を人工皮膚の波状カットしたもので毛量も60%〜
          その下ぐらいでした。このように完全に生え際をはっきり出したタイプは人間の
          心理の盲点で以前の状態をしらなければわからないと思います。
          その当時、カツラの技術もかなり進んでいるなと感じました。
          バックスタイルは今でも最も難しいスタイルであることは今も昔も変わりありません。

          2005/12/5
          たまたま昨日買い物をしていたときオールバックのカツラの人と遭遇しましたが
          毛量が多すぎて不自然でした。生え際はノーマルなベースタイプでネットでも
          人工皮膚でもないタイプでした。白髪は入れてありました。
          カツラは毛量が少なめが自然に仕上がるコツかもしれません。
性別: 男
ツーペ名: スタンダードベース 300ドル TRANSBASE
2フロントベース形状指定: 直線カットします
ベースの色2: 肌色
1毛髪の種類の選択 Hair: ヒューマンヘア(人毛 )(Fine human remy hair)追加10ドル
3毛髪の長さの選択 Hair Length: 15センチ(6in)
カール指定2: 直毛のままにして下さい
1毛髪の量の選択 Density: 60%
1フロントスタイルの選択: 生え際の自然な仕上がり指定 natural frontal hairline 
2生え際の毛量: 生え際の毛量 50%
3アンダーノット埋め込みの選択 Under Knot: いりません。none
生え際ブリーチ: 生え際1cmブリーチする
分け目の植え方の選択2: 分け目は自然に隠す Hidden part or crown
1うぶ毛の選択: yes 入れる
 注、フロントネットの場合はうぶ毛の選択は不適です。
      A2-3の様なフロントベーススタイルでのうぶ毛・裏植えなら適します。
      2006/7仕様変更 うぶ毛は必要なし

1うぶ毛の種類の選択: チリチリの短毛 baby hair
 注、フロントネットの場合は不適
1裏植えの選択: 裏植えします
 注、フロントネットの場合は裏植えの選択は不適です。
1結び目を脱色指定 Bleached Knots: Yes 脱色します
2周囲のポリコート指定 poly coated perimeter: ガーゼ+ポリコーティングpoly with gauze
5ベースの厚みの指定 POLY: 普通
クリップの本数: 2
10リボンの選択: モノネットリボン
5イメージスタイルの選択: real pompadour ふんわりとしたオールバック
縦のサイズ(センチ): ☆☆
横のサイズ(センチ): ☆☆
かつら頭周センチ: ☆☆
発注方法: 注文 発注内金として15000円銀行振り込み 残金代引き清算 配送料無料
2発送方法: シークレットパッケージを希望します
22クーリングオフ: 8日間のクーリングオフを希望しません
情報元: 検索エンジン
ご意見・ご感想: バックスタイルなのでたて植えを希望
           留め金具は2ヶ所
           フロントコーテイング幅を両面テープが張りやすい幅にする。

フロントネットのベースの場合・・・うぶ毛・裏植えなし・ブリーチ処理  
フロントにネットがないベース
   ・・・うぶ毛・裏植え有りで可・・・この場合アンダーノット埋め込み可・ブリーチ不可

   2006/7仕様変更 うぶ毛は必要なし
  バックスタイルの場合は毛を後ろ向きに植えるのでうぶ毛・裏植えが不可なのです。

事例3 フロントネット 一体型左人工皮膚 結び目脱色


※1

※2

※1 フロントネットは実際の頭に装着してからその状況に合わせてカットするプロ仕様で納品されます。
 フロントの仕様により事前にカットされている場合とされていない場合があります、ネットは鋏で
簡単に切断できます。
※2 髪の毛の長さはこのお客様の場合13センチでの注文ですがこれもプロ仕様なのでお客様の頭に
装着してから調整カットできるような長さで納品されます。
左の分け目 フロント 右サイド バック


分け目人工皮膚のとき分け目人工皮膚一体型の場合のみフロントネットが使えます。
 フロントネットでブリーチを希望しているときは
   裏植え・うぶ毛は使いません。 黒いベースは合いません。
 フロントネットをブリーチしない場合には
   裏植え・うぶ毛は希望により使います。黒いベースも可

分け目を取替え型にした場合はフロントネットはできません。
   この場合には裏植えは必須    うぶ毛は好みにより入れます。  アンダーノットはできます。
   黒いベースも可。
                            参照 →

ご注文ありがとうございます。
サイトを管理しています白田と申します。
注文内容について該当しないものもありますのでご検討下さい。

>ツーペ名: スタンダードベース 300ドル TRANSPOSE
>1フロントベース形状指定:  波状カットします
      直線カットの場合は納品後にカットして頭形に合わせてカットしますが
      波状カットの場合は納品前に工場にてカットします。

      経験からは直線カットがよいように思います。主観
>ベースの色3: 黒
>3毛髪の種類の選択 Hair: 耐熱人工毛(Heatproof Synthetic hair)
      人工毛はセット等扱いにくいです。人毛であっては困る場合をのぞいて
   人毛をお薦めします。

>2毛髪の長さの選択 Hair Length: 13センチ(5in)
      13センチで注文はできますが15センチぐらいで仕上がってくることが多いです。

   長いのはカットすればよいのと標準が15センチだからです。ご了解ください。

>カール指定2: 直毛のままにして下さい
>2毛髪の量の選択 Density: 80%
>2生え際の毛量: 生え際の毛量 50%
>1アンダーノット埋め込みの選択 Under Knot: 前だけ 推奨 front only 追加$
     スタンダードベースのようなフロントネット場合には適応しません。

>分け目の植え方の選択1: 分け目などを自然に出す Natural part or crown
>1うぶ毛の選択: yes 入れる 推奨
>2うぶ毛の種類の選択: 直毛の短毛
    直毛の短毛になっていますが仕上がりの製品は短い状態で納品されないかも
 知れません・・・・この件については注文時に工場で確認をとります。

>2裏植えの選択: 裏植えしません
>白髪の植毛部位と割合パーセント: Front20
>白髪の植毛部位と割合パーセント: Side15
      型紙と紙の図面にその位置、範囲を記入してください。

>1結び目を脱色指定 Bleached Knots: Yes 脱色します 追加$
     人工毛の場合には適応できません。

>3分け目の人工皮膚の選択: 丈夫さで選ぶのなら Skin with gauze 追加$
      分け目に人工皮膚をつけるときは型紙と図面に分け目ラインを
   記入して下さい。

>3分け目の人工皮膚の色の選択: 薄い肌色
     ベースの色と人工皮膚の色は一致させるようにして下さい。
  
>2周囲のポリコート指定 poly coated perimeter: ガーゼ+ポリコーティングpoly
>with gauze 追加$
>5ベースの厚みの指定 POLY: 普通
   ク リップの本数 追加1本8ドル: 4
        型紙と図面に位置を記入して下さい。
    クリップの位置は全体のバランスもあって希望したところと若干ずれる
    ことが多いです。ご了解下さい。

>10リボンの選択: モノネットリボンMono Ribbon 追加10ドル
>2イメージスタイルの選択: left part 左わけ
>縦のサイズ(センチ): 24
>横のサイズ(センチ): 20
>かつら頭周センチ: 57
>22クーリングオフ: 8日間のクーリングオフを希望しません

以上 白田
検討してまた返信メールをお願いします。
   
変更後

>ツーペ名: スタンダードベース 300ドル TRANSBASE
>2フロントベース形状指定: 直線カットします
>ベースの色3: 黒
  人工皮膚とのかねあいでどうかなとおもうところがありますが
  正式注文時に工場と打ち合わせします。
  ベースのネットが黒と理解しています。

>1毛髪の種類の選択 Hair: ヒューマンヘア(人毛 )(Fine human remy hair)追加10ドル
  高級人毛 
>3毛髪の長さの選択 Hair Length: 15センチ(6in)
>カール指定2: 直毛のままにして下さい
>2毛髪の量の選択 Density: 80%
>1フロントスタイルの選択: 生え際の自然な仕上がり指定 natural frontal
>hairline 
>2生え際の毛量: 生え際の毛量 50%
>3アンダーノット埋め込みの選択 Under Knot: いりません。none
>分け目の植え方の選択1: 分け目などを自然に出す Natural part or crown
>1うぶ毛の選択: yes 入れる 推奨
>1うぶ毛の種類の選択: チリチリの短毛 baby hair
    脱色するばあいにはうぶ毛については選択できないかもしれません。
  通常バックスタイルのばあには入れない状態で脱色していますので
  今回のケースについては正式な注文時に工場と打ち合わせします。
  2006/7 から フロントネットの場合にはうぶ毛・裏植えは受注
         いたしません。技術進歩により必要なくなりました。
仕様の変更
>白髪の植毛部位と割合パーセント: フロント5%
>白髪の植毛部位と割合パーセント: こめかみ10%
    範囲を図面と型紙に書いて下さい。

>1結び目を脱色指定 Bleached Knots: Yes 脱色します 追加$
  フロント結び目の脱色のみです。
   脱色技術はバックスタイル・白人のツーペの場合に必要な技術なのですが
   日本人のような黒い毛髪・黄色の皮膚の場合は原則いらないまのですが
   あればより自然にできるのは事実ですが、工場の処理は結び目だけを
   繊細にブリーチしてくれるのであれば多少毛髪の強度は落ちますが自然
   にできます。しかし実際の仕上がりにおいて予定以上の範囲でブリーチ
   されてきます、それを私がヘアダイで補修していますので黒以外の毛髪
   の場合色調についての許容範囲について予めご了解いただくとともに
   そのような技術であることをご理解願います。

>3分け目の人工皮膚の選択: 丈夫さで選ぶのなら Skin with gauze 追加$
>4分け目の人工皮膚の色の選択: 濃い肌色
   ベースとの兼ね合いもあるので正式な注文時に工場と打ち合わせ
   します。

>2周囲のポリコート指定 poly coated perimeter: ガーゼ+ポリコーティングpoly
>with gauze 追加$
>5ベースの厚みの指定 POLY: 普通
>クリップの本数 追加1本8ドル: 3
   位置を図面と型紙に書いて下さい。
   全体のバランスから指定位置と違う場合が多いですがご了解下さい。

>11リボンの選択: 布地リボン黒Cloth Ribbon 追加10ドル
>2イメージスタイルの選択: left part 左わけ

>発注方法: 注文 発注内金として15000円銀行振り込み 残金代引き清算 配送料
>無料
      型紙等が確認できてから振込み先口座をご連絡いたします。
>1発送方法: 配達日指定、配達時間指定の宅配サービスを希望します、有料負担も理解しています
>20在庫切れの場合の指示: そちらで発送の準備が整いましたら日付・時間指定を
>打ち合わせしたいのでご連絡下さい。
>ウィッグお手入れセット: ウィッグお手入れセット7350円 送料無料商品
>22クーリングオフ: 8日間のクーリングオフを希望しません
>ご意見・ご感想: 型紙や図面はどこにあるのですか?
   注文の方法について  採寸のしかた   事例で学ぶ  の各ページ
 をご確認下さい。

以上白田
   
形紙到着後
の私のメール

お世話になっております。

かつらの型紙到着いたしました。
ご了解いただきたい件がいくつかあります。

(1)周囲のコーテイングの幅ですが3〜4センチがよいと思います。
実線で書かれている幅で計測すると3センチあります。
フロントは両面テープで固定するわけで4cmぐらいかと思います。
ただし工場の工程の都合上若干の違いはでます。

(2)赤線で書かれている→(やじるし)は白髪の位置を示していますか?

(3)フロントの生え際を脱色する指定になっていますがこの件の
説明が難しいのですが経験から工場での脱色幅の立ち上がりが
必要以上にされるケースが多いのでその場合に私がヘアダイを
使って修復しますのでこの点を事前にご了解下さい。
その場合フロントの白髪の根元が黒くなりますのでご了解下さい。

(4) フロントのうぶ毛を入れる場合の脱色の場合は通常はうぶ毛を
想定していませんので場合によりうぶ毛が入れられるかわかりませんが
このまま発注いたします。

(5)クリップの位置も工場の経験位置にお任せ願います。

(6)かつらの大きさを測りましたが全頭料金になると思います。
 これも工場へ発注して工場での判断になります。

以上 今のところ気が付いた件についてご連絡いたします。
いくつかの質問についてご解答願います。

発注については手付金として15000円を入金していただきますので
下記のようにお願いします。

  ↓
お客様のメール
(1)3〜4センチで了解します。
(2)赤線で囲んだ部分は、白髪を混ぜる部分の位置です。
(3)了解し、お任せします。
(4)了解します。
(5)お任せします。
(6)お任せします。
以上、よろしくお願いします。

  ↓
私からのメール
(2)赤線で囲んだ部分は、白髪を混ぜる部分の位置です。
赤線で囲んだ部分は理解できるのですが指定ではこめかみとフロントに
なっていますのでやじるし状の赤い線も白髪の位置と方向を示していると
理解しています。
なお工場にはできるだけ希望を伝えますが手植えで職人の感性にも
よりますので任せて下さい。

  ↓
お客様からのメール
白田さま
(2)については、お任せします。
よろしくお願いします。

  ↓
工場への質問
男性用ツーペでフロント毛量50%・人毛・フロント白髪5%・フロントネット
うぶ毛3段・ ベースの色黒
結び目脱色を希望の場合はうぶ毛は入れないほうがよいですか?
   
工場からの回答
フロントにブリーチの場合うぶ毛は入れないほうがいいです。
   
工場への質問
ただ先ほどのメールでは書きわすれたのですがこのお客様はベース
を黒を希望しているので黒のネットでブリーチしても意味がないかな
とも思いますがいかかて゛しょうか?
   
工場からの回答
そうですね、黒色のネットを使う場合ブリーチが必要ではありません。
   ↓
お客様へメール
お世話になっております。
工場と相談した結果です。

(1)ベースの色を黒指定
ベースのネットに黒を使う場合は根元のブリーチは意味がないので
必要ありません。
ブリーチしない選択の場合うぶ毛を入れられます。
うぶ毛は1〜3段まで可能ですが通常き3段です。
ただフロント50%の指定の意味が薄くなります。
(2)ベースの色を肌色に指定した場合透過しますのでブリーチ可能です。
この場合うぶ毛はないほうが良いです。
白髪はこの場合に人工毛が最適です。もし修復が必要なときに人毛は
染まってしまうからです。
人毛+人工毛白髪という組み合わせになります。

白髪に人毛を使う場合にはブリーチしてから白髪を入れます。
もう一つの方法としてフロントブリーチ範囲に白髪を使わないで
それ以外のところに白髪を入れてもらうというのも考えられます。
フロントブリーチの範囲は生え際から1cm以内です。
    
お客様からの回答
結び目ブリーチをして下さい。
   私のコメント・・・結び目ブリーチを選択の場合には裏植え・うぶ毛は入れられません。

ベースの色は肌色
   私のコメント・・・結び目ブリーチを選択の場合には黒いベースではかえってベースが
             見えるようになります。

うぶ毛は入れません。
    私のコメント・・・フロント結び目ブリーチの場合や毛量減量の場合にはうぶ毛を
              植え込むと毛量が増えてしまいますから自然になりません。

リボンは肌色のモノネット
    私のコメント・・・リボンの色はベースの色と合わせます。

白髪は人工毛にします。
     私のコメント・・・フロントブリーチを選択して白髪を入れる場合には人工毛にして
               下さい。(人工毛の欠点はご考慮願います。)
                但しフロントブリーチ範囲に白髪を入れないで人毛の白髪を
                選択することも考えられます。
   ↓
お客様への最終の確認
ツーペ名: スタンダードベース TRANSBASE
   フロントネットFine welded mono   ベースネット Fine welded mono
2フロントベース形状指定: 直線カットします
ベースの色3: 肌色
1毛髪の種類の選択 Hair: ヒューマンヘア(人毛 )(Fine human remy hair)
3毛髪の長さの選択 Hair Length: 15センチ(6in)
2毛髪の量の選択 Density: 80%
1フロントスタイルの選択: 生え際の自然な仕上がり指定 natural frontal hairline 
2生え際の毛量: 生え際の毛量 50%
分け目の植え方の選択1: 分け目などを自然に出す Natural part or crow
白髪の植毛部位と割合パーセント: フロント5%  白髪耐熱人工毛指定
白髪の植毛部位と割合パーセント: こめかみ10%  白髪耐熱人工毛指定
   
1結び目を脱色指定 Bleached Knots: Yes 脱色します 

3分け目の人工皮膚の選択: 丈夫さで選ぶのなら Skin with gauze 取替え型
4分け目の人工皮膚の色の選択: 濃い肌色

2周囲のポリコート指定 poly coated perimeter: ガーゼ+ポリコーティングpoly with gauze 
5ベースの厚みの指定 POLY: 普通
クリップの本数 追加: 3本
11リボンの選択: モノネットリボン 肌色  横と後ろ
2イメージスタイルの選択: left part 左わけ
その他 図面・型紙に実測で記入・指定
  ↓
工場からの連絡
分け目に取替え型人工皮膚を付けた場合にフロントネットは
不自然になりますのでできません。一体型の人工皮膚なら可能です。
  コメント・・・一体型の場合は極薄にできるのでネットのフロントにしても自然に
         なります。欠点は取替え型のようにベースがないので修理不可
  
お客様へのご連絡
変更後 2ヶ所のみ変更

白髪の植毛部位と割合パーセント: フロント5%  白髪耐熱人工毛指定
白髪の植毛部位と割合パーセント: こめかみ10%  人毛指定
   フロントは耐熱人工毛でこめかみは人毛
1結び目を脱色指定 Bleached Knots: Yes 脱色します 

3分け目の人工皮膚の選択: 丈夫さで選ぶのなら Skin with gauze 一体型
  ↓
お客様へのご連絡
お世話になっております。
納品できる状態ですがフロントの処理についてご了解いただきたくメール
をいたしました。このままで納品いたしますがよろしいですか?

『ホームページより抜粋
フロントネットの一部仕様により、実際に頭に装着してからフロントネットの余分な
カットをしたほうが自然に仕上げられますからプロ仕様のまま未カットの形で納品されます。
型紙にそって私がカットする場合も依頼されればいたしますが誰でも簡単にカットはできます。』

合計46080円 内金15000円  差し引き合計31080円
納品時に詳細の計算書同封

返信をお願いします。 白田

事例5

女性用トップピース  耐熱人工毛仕様 取替え方分け目人工皮膚


  28グラム 軟らかいのでプラスチック
  をあてて透過撮影 毛量70%

耐熱人工毛と人工皮膚
薄い肌色
女性用トップピース
縦 約 15センチ  横 約14センチ
フロントの状態     直線カット
ベースの色   肌色
ベース素材    Fine Mone
毛髪の長さ   13p
   (納品される場合に15センチぐらいで納品される場合が多いと思ってください)
毛髪の種類   耐熱人工毛  100%
   (私は経験から人工毛より人毛をお薦めいたします。人工毛は自由にセットが難しい
    です、ただしどの種類でも欠点も長所も両方ありますのでご検討下さい。)
毛髪の色    L4#
カール       3.5p
全体毛量     70%
    (毛量の好みは女性の場合慣れてくると毛量を増やしたくなる傾向があります、
                                  男性とは逆の傾向があります。)
フロント毛量   60%
うぶ毛       なし(トップピースの場合はないのが普通です)
裏植え       なし(トップピースの場合はないのが普通です)
アンダーノット  なし(トップピースの場合はないのが普通です)
リボン       周囲  肌色  
リボンの素材  モノネット
クリップ      4本
      (クリップの位置  図面に記入)
分け目あり           人工皮膚あり  Skin with gauze   取替え型   薄い肌色
          (分け目の人工皮膚は一体型という作りもございます)
分け目の植え方        分け目など自然に出す。
分け目の人工皮膚の幅   工場にまかせる
周囲コーテイング        Poly with gauze     厚さ普通   幅3/4インチ(約1.8p)
     ( Skin with gauze =Poly with gauze )
近いスタイル  1/2 left part
工場での微調整はまかせる。

事例6  人工ヒフなしフリースタイル 大きなクリップ



この型紙にはフロント中心線が明確に記入
してありませんが必ず記入して下さい。
フロントネットの実測
コーテイング幅の実測
クリップ位置の実測
各実測を型紙に記入していただけると
間違いが少ないです。

ツーペ名:  レースモノフィラメントベース MICROSKIN
1
フロントベース形状指定波状カットします
ベースの色2: 肌色
1
毛髪の種類の選択 Hair: ヒューマンヘア(人毛 )(Fine human remy hair)
3
毛髪の長さの選択 Hair Length: 15センチ(6in)
カール指定2: 直毛のままにして下さい
1
毛髪の量の選択 Density: 60%
1
フロントスタイルの選択: 生え際の自然な仕上がり指定 natural frontal hairline 
2
生え際の毛量: 生え際の毛量 50%
分け目の植え方の選択2: 分け目は自然に隠す Hidden part or crown
1
うぶ毛の選択: yes 入れる
1
うぶ毛の種類の選択: チリチリの短毛 baby hair
1
裏植えの選択: 裏植えします
         2006/7 から フロントネットの場合にはうぶ毛・裏植えは受注
         いたしません。技術進歩により必要なくなりました。
仕様の変更
         フロントネットの場合ネットだけのほうが透過しますのでより自然に
         見えるようになります。


         (説明が難しいのですがお客様の希望により通常しない方法でも
          うぶ毛・裏植えはそれでも構わないと納得のうえなら入れられます)

1
周囲のポリコート指定 poly coated perimeter: ポリコーティングのみ
5
ベースの厚みの指定 POLY: 普通
クリップの本数 : 4
11
リボンの選択: 布地リボン黒Cloth Ribbon 
6
イメージスタイルの選択: left crown 左側から流す


要望: クリップの形状を37×18o程度のものを希望します。

   かつらに取りつけた物4本とは別にクリップ4本を予備として
     発送時に同封して下さい。

型紙に毛流方向を記入しましたが分け目に人工皮膚は使いません、
     ベースネツトのままです。

2006/8 お客様からの要望  修理のお願い
 フロントにうぶ毛を植えて下さい。仕上がった製品の毛量が少ないので全体に20%の増毛を
 お願いします。特に分け目あたりの増毛に留意して下さい。
  ↓
 工場との打ち合わせの結果全体に20%増毛分け目付近30%の増毛。
 ベビーヘアの追加
  ↓
 お客様からのメール
 ツーペ届きました。 ベビーヘアの部分についてはこの位の長さで良いと思います。
 増毛の状態も満足です。   今後もよろしくお願いします。

   ベビーヘアの納品状態も一貫性が工場になく長いときもあるし短いときもありますので
   この辺もアバウトにご理解下さい。

  経験から
    この製品は前回時のときは毛量を80%で製作したのですが毛量が多いと感じたらしく
    今回は毛量を60%で製作したですが今度は少ないと感じて20%の増毛修理を依頼され
    ました。また今回のように部分的に毛量を変えることもできますし、フロントネットの場合
    原則ではベビーヘアはいらないとおもうのですが、お客の経験ではベビーヘアの効用
    を高く評価しているので組み込みました。

    かつらの作りかたは工場で絶対にできないこと以外はお客様の納得のうえならできない
    ことでもできますのでその辺はアバウトにご理解くださいませ。

    お客様の要望をできるだけ実現できるようにするのが当サイトのポリシーです。


お客様のメール
    クリップの形状を37×18o程度のものを希望します。前回のかつらのものは小さくすぐに
    とれてしまうのでこのサイズ程度のものをお願いします。

私のメール
    工場に問い合わせたところ希望のサイズのクリップがありますと連絡がありました。
    実物の写真をホームページに記載しましたのでご覧下さい。


事例7  特殊な形のかつらを作りたい


>左右側面の髪がうすいので、カバーするために特殊な出っ張りをつけたかつらを
>作りたいのですが
>このような かつら の、ベースデザインは、可能ですか ?

 以前にも答えたと思うのですが型紙を工場に送って相談してみないと基本的には
 わかりませんが(このようなケースでたのまれた経験が私にはないので)
 てきると思います。
 なぜなら製品化してあるものは特許に関連しないかぎりできます。
 しっかりした型紙を作り、できるだけわかりやすく実測で記入して下さい。
 補足として図面でもわかりやすく説明して下さい。実際の製品があるのならその写真
 をつけてください。毛流方向もしつかり記入して下さい。

 >生え際が、不自然なのでもっと自然にならないか
 と思っています。

 生え際は通常 ネットか人工皮膚かコーテイングベースの3種類のどれかを
 選択します。好みです。
 そのフロントの素材により処理のしかたが変わります。

 ○○様が不自然と考えている理由をなにが原因でそのように思っているのか
 説明して下さい。その理由がわかれば私なりのアドバイスができると思います。

>接着方法は、テープを使用しています。

>生え際を、より自然にしたいと思っています。
 自然にするという事の具体的にどこが不満で不自然とかんじるのか説明して下さい

>毛量は、全体60%  生え際40%程度を考えています。
 私の経験ではフロント50%がよいとおもいますが40%で発注すれば
 40%の植え方をしますが当然手植えなので50%と40%の違いは
 主観的な好みの違い程度になると思います。

 フロントの毛量が少なくするというのは土台のネット面積が見える範囲
 が多くなるということで50%以下は勧められません、全体の毛量が少ない
 のも勧められません、なぜなら全体に対してフロント50%だからこそ50%
 に少なくした意味が生きてくるからで、ご理解できますか?
 かつらは比較バランスと目の錯覚を活かすのがコツです。

>フリースタイルの髪型にしたいと思っています。(どこても分けられる)
 分け目・旋毛に人工皮膚を入れなければフリースタイルになりますから
 好みのところで流せと思います。そのような実例もありますが。

>製作可能であればベースデザインは、どれが適していますか ?
 ベースデザインは型紙の形で指定して下さい。原則説明できるデザインならば
 どんなデザインでも可能ですから具体的に型紙に実測で記入して下さい。
 複雑なデザインの場合にはセロハンテープでの型採りは3重にしてしつかり型を
 採って下さい。すべての基本ベースになるものですから。

 ベースデザインとは素材のことを言っていると思いますが素材は選んで下さい。
 ベース部品としてのベースデザインの写真はあくまでも考えるための参考で
 あって希望をかなえるためにはそれに合った素材を組み合わせて下さい。

 フロントを自然にするために脱色する場合にはネットの選択になりますが
 より繊細なネットはレースの選択をします。下記の質問にも関係するのですが
 繊細なものを選べば耐久性は落ちます。耐久性を選べば多少そこを犠牲にします。
 レースでもフレンチとドイツではドイツの方が固い感じがします。
 おもいきって人工ヒフのクリアという選択もできますね。

 ベースネツトは丈夫さでえらぶのならモノネットです。

> テープは、ベースの、どこにでも使用できますか ?
 コーテイング部位に通常は貼り付けますからテープを貼りたいところは
 コーテイングされているデザインにするひつようがありますが。
 欲を言えば髪の毛がより少ないところにコーテイングベースを作りそこに
 両面テープを貼るのが最もしつかり接着できます。
 ネットに貼るのは賛成できません、よごれるし接着力は落ちます。

>価格は、幾らですか ?
 大きさと作りかたにもよると思いますが工場で決めます。
 全頭料金以上になることはありません。
 また選択項目により加算されます。
 細かい選択がきまれば料金一覧表にあてはめて計算できますので
 それ以上にはなりません。明確な料金システムにしてあります。
 ただし一部素材技術に関しては工場の判断をまたなければ料金計算
 できないケースもあります。

>製作日数は、何日かかりますか ?
 通常は1ヶ月 手作りなので当然工場の受注が多いときには時間はかかります。
 工場が忙しいときに急がせれば当然ろくなものにはなりません、これが手作り
 の本質だと思いますがいかがでしょうか?
 急ぐときには加急料金を指定してください、しかし絶対の約束はできません。

> かつら の耐久性はどのていどですか ?
 ご存知かとおもいますが今○○様がご使用のかつらと同じ素材なら
 同じです。コーテングは劣化しますが300ドルかつらも百万のかつらも
 素材の違いはないとかんがえていますからどのかつらも耐久性に
 差はないとかんがえています。私の知らない素材で耐久性のある
 作りがあるとすればそのようなものもあるかも知れませんが
 私の知って範囲ではどのかつらも耐久性に差があるとは考えていません。
 耐久性は使い方によりかなり感じ方が違うと思いますしどの程度を
 傷んでいると判断するかにもよって違います。
 私のホームページのQ&Aをお読み下さい。
 現在のかつらは超薄ネットとポリコーテイングが主な素材で重さも数十グラム
 という繊細な製品なので耐久性の保障はいたしておりません。
 またかつら経験者の方がたからもこれまでの高級な製品との違いがないと
   高い評価を得ています。

 例えばモノネットとレースネットを単純比較すればレースの方が弱いし
 レースとポリスキンを比較すれば圧倒的にポリスキンは弱いです。かつらは
 これらの素材を適材適所で組み上げて一つの製品にするので耐久性と言われても
 答えようがないのです。一般的にはコーテイング素材を基準にその劣化速度を
 耐久性と評価しますが。
 私の経験でも10年以上使っている方のかつらは分け目の人工皮膚は毛が抜けて
 いても、ひびわれていませんがコーテイングはぼろぼろですし毛の色も当然かわって
 いますが、まだ使用しています。毛の色がかわってきたら作り変えをお薦めしますが、
 その方は十分に耐久性があると思っているとおもいますが、なにをもって耐久性と
 いうのか難しいですね。

 私、考えるにおしやれのためにかつらも作るのですから300ドルかつらで適時に
 作り変えておしやれを楽しむほうがよいと思いますがいかかですかね。
 現に私に注文いただいているお客様の多くに、より精巧に軽く薄く自然にと要望して
 傷んだらまた新しくしますからと言われるかたもおります、そのような技法を取り入れ
 た結果がベースデザインの多種類化になったわけですから。

私の個人的主観 違う考え方もあると思いますが・・・・?
 耐久性というのは現在の業界の実情によつて作られます。今の科学技術を
 もってすれば半永久的な製品は出来ると思いますが自然さとは機械でつくら
 ないから自然にできるところはあります、機械で作らないということは手作業
 の労働集約型の低賃金の第三世界の力に頼っているのが現実です、その
 手作業の仕事を数多く発注できるからその仕事が成り立つわけで半永久的
 製品では手作りは不可能なのです、またその工場で百万のかつらを百万
 で売っているわけではないので工場出荷価格に大差はないので今の耐久性
 が妥当ということです。また自然さと耐久性は相反する関係でもあります。
 自然さを求めれば耐久性は落ちると思います。今のかつらは薄いネット1枚で
 重さも数十グラムで昔のかつらと比べると繊細で超自然です。
 全面人工皮膚ならばフイルム一枚です、当然ネットが組み込まれてはいません
 からそれなりの耐久性ということですが最も超自然にはなります。

 このような業界の実情から世界のメーカー(日本の大手を含む)から受注して
 製造していますのでどのメーカーの製品も基礎的な素材に関して耐久性・品質
 にちがいはありませんが、大量に発注できる大手の方が製造原価は安くなります、
 これは資本主義の原理ですから。原料の供給先は日本を含む先進国で特に
 日本の人工毛は技術力は高いです。人毛は中国を含む東南アジアとインドです
 通常2地域の毛をミックスさせるのが日本人向けになるようです。
 日本人の毛は化学薬品に汚染されていますので使いません。

 具体的に詳細な選択した注文を受けてからそれをたたき台にして詳細に決めます。

 素人には難しいなんて言っていないでまずは一歩を踏み出したら。
  たたき台がないとお客様がどのような製品を作りたいとおもっているのか推測も
  できません、型紙と注文フオームからの注文内容から詳細を検討して希望の
  一枚を作るデータをメールで話し合いながらつくります。
  かつらの注文は手付金をお支払いいただくまで成立しませんのでわからない
  なりに安心して注文フオームからデータをおくりましよう。


  通常のヘアサロンで、よく注文をうけるのが普通でと注文されるお客様が圧倒的です
  普通のヘアスタイルというのはなんなのでしよう、そんなものありません。お客様は
  ご自分のスタイルが普通とおもっているようですがクセも頭の形も、毛の硬さも同じ
  なんてないのです。すべてがオリジナルで普通ではないのです。私のほうが知りたい
  ですよ、普通のヘアスタイルを。
  かつらも同じように考えていて標準があるとおもっているのか知れませんが
  標準はありません、すべてが世界に一つのかつらです。人間の頭と比較すれば
  当然工業製品ですからパターン化はできるのでしようがお客様の希望も作る職人
  も同じではありませんからおなじものはできないのです。


 私もすべてを知っているわけではありませんからわからないことは工場に質問を
 してお客様と一緒に勉強しているのでご理解下さい。
 ○○様のかつらそのものをサンプルとして工場に送るのも工場に理解をえる
 方法としては最も簡単な方法であります。
 ただしお客様の預かり物の返却についての責任は100%免責させていただきます。
 工場へサンプルを送るということは海外発送なので現状では100%安心な方法
 はありません、途中で紛失してしまうケースは十分にありますから。なくなっても
 よいと思われるものならサンプルとして預かります。


事例8  全頭のかつらを作りたい。

お客様からのメール
 こんにちは全頭脱毛症のものです。
 サイトを拝見しメールをさせていただきました。
 最近、新たにカツラを購入したく探しているのですが
 全頭用のタイプのオーダーはされていませんか?
 こういった薄い土台?では難しいのでしょうか。

私の返事
 問い合わせについて
 > こういった薄い土台?では難しいのでしょうか。
 基本的に毛髪がないほうが簡単です。
 全頭の型紙があれば全頭になります。
 全頭と部分の違いは面積だけです。どのように作りたいかが
 イメージできれば簡単です。
 当サイトに掲載してあるベースをそのまま頭全体に延長させてデザインすれば
 全頭になります。素材については全頭用にふさわしいのはモノネットです。
 注文製作なのでたいがいのことはできます。
 私の経験から全頭のほうが自毛との境がありませんからより自然なわからない
 かつらになります。

 私が実際に作った例ではその範囲は耳の生え際より5ミリ上まで、後頭部では後頭突起の
 ところまででした。通常のファッションウィッグでは後頭突起の下の衿元までですが
 アジャスターのない全頭でゆるみなく、取り外しが容易と考えると後頭突起あたりまでと
 思いますがいかがでしようか?できあがった型紙の範囲までを作ります。
 実際の注文時には新素材について工場の意見を聞いてから決められればと思います。

 カット・パーマの強さについて事前にいきつけの美容室にご相談してあると楽に作れると
 おもいますがいかかでしようか?
 かつらのベースと指定した長さ程度までは容易ですがデザインスタイルにするのには
 事前にご相談してあれるのがベストです。



フロントネットの幅を大きくしたい事例


フロントは直線なので実際の額に合わせてから切る。
プロ仕様なので直線は納品後にカットされる。
図面と実際の製品との比較

型紙の毛流の中心と植え込みの中心が一致
しているのでお客様の希望通りにできた。

この型紙の優れているのは毛流方向がシッカリ
書かれているところである、職人に希望の意思
を伝えるのにベストである。

1、お客様の要望でフロントレースネットの幅を2センチの幅広にした。
2、フロントレースネットとベースネットの境のコーティング幅をできるだけ小さくしたいという要望
3、クリップはご自分のがあるので好きな位置につけるので工場ではつけないでという要望
4、毛量100%でフロント60%でフロントから少しづつ増やす。
5、ベースネットはスパーファインネット  フロントはフレンチレース
6、ベース色はクリア
7、黒のモノリボン
8、ポリコーティング
9、毛髪15センチ希望  サンプル毛添付  高級人毛

かつらの注文で大切なのは型紙にシッカリとお客様の要望意思を書き込むことと、できるできないは
二の次で、とりあえず要望することです。工場ではお客様の要望を最大限かなえられるように技術的
検討をして、できないことはできないと言います。



女性用トップピースLRC-16ベースの事例


イメージを伝えるために写真を添付。このような
方法は職人への伝達にとても有効です。
写真は著作権の関係で画像処理

LRC-16ベースを基本にした。


写真は形安定のため透明フィルムカバーを
したまま撮影をいたしました。

髪の色はご本人の自毛をサンプルに
選定

お客様からの型紙はあまりにも情報が少なく
苦労いたしました。パートの長さも工場にまかせる
という指定でした。
人工皮膚は髪の毛の立ち上がりと超自然な
リアルを追求して新素材のシリコンにいたしました。

シリコンは毛穴からの立ち上がり具合を最も
リアルに表現できる素材です。さらに丈夫です。

肌色は女性なので薄い肌色にしました。
(1)  基本ベ-スはLRC-16   トップピースには最適なベースです。
(2)  左分け目あり   分け目人工皮膚 新素材シリコン
(3)  ボリーュームを出しやすい立て植え希望   
(4)  人毛    20センチ   色はサンプル色
(5)  リボンは布リボン 横と後ろ 肌色
(6)  毛量は全体90% フロント70%
(7)  クリップは4ケ所  大きめ
(8)  フロント裏植えする   フロントはPoly with gauze
(9)  イメージは同封した写真のように女性らしさを表現したい。
(10)  ベースネットはFine Mono
(11)  直毛
(12) 毛髪色は自毛をサンプルに添付

お客様のメール
  今日、受け取りました。
  ヘアスタイル、毛量など、とても満足しています。
  ありがとうございました。
  また、お世話になることと思いますが、宜しくお願いします。


毛髪色のサンプルについて
   自毛のサンプルを作る場合に特に女性の場合に毛染めしている毛髪のときには染めたてのタイミング
   で毛髪をカットして毛髪サンプルを作ってください。
     さらにその切り取った毛髪は作りたい希望色かよく観察して下さい、工場ではそれに近い色を
     選定しますが絶対に同じになるとは限りません。色の色調の判断はその職人の感性により
     違いが発生するのは自然なことです。

     製作されたかつらと自毛の色調が違った場合の対処方法は自毛をかつらの色に合わせて
     染めるのがベストです。

     すでに染料で染められている場合に注意しなければならないのは明るい色を暗くはできますが、
     暗い色を明るくはできません、この場合には一度、脱染してから希望色にしますが非常に毛が
     傷むのでお薦めできません。ここから学べるのはかつらの毛髪色はすこし暗めの色になるように
     自毛でサンプルを作る場合でも染めたての根元の毛髪をサンプルにするのがベストです。

     もしかつらの毛を染めるときには人工皮膚があるタイプはその人工皮膚が染まらないように
     十分に注意して染めればできないことは無いと思いますが難しいです。
     
   染められた毛髪は根元と毛先では通常、色が違いうのが普通ですのでその違いを認識のうえ、
   毛髪サンプルを作成して下さい。
   髪の毛は、特に染められた毛髪は光により違って見えますので、見る場所、条件にも留意して
   サンプル毛髪に相応しい毛髪を選んで下さい。

 厳密に色を決めたい方へ(心配な方へ)
   人工毛の毛髪サンプルがございますので、それを自毛と合わせて注文する方法があります。
   人工毛で色を選定して自毛もサンプルとして送れば自毛だけよりよりイメージが伝えやすい
   と思います。
   チャートサンプルは代引きで送りますがその費用をかつら製作の手付金として相殺清算する
   方法もございますのでご利用下さい。

女性用トップピース自毛をネツトから引き出すタイプの事例


    穴あき特殊ネットは伸縮性があります。
    鎖の平ロープのような構造です。
評価
  フロントの中心にクリップをつけましたが女性
  の場合にはこのタイプが良いようです。

ベースから指が簡単に出ます。
この穴あき構造もサイズ自由設計

かつらのみ 完成品 460ドル 
来店製作 カット デザイン型取り込み 1250ドル
で受注いたしました。(出張費用は含まない)

来店の場合は1受注 1250ドルで承っています。

人工皮膚の下へ指を入れてその皮膚の
色が透過されてより自然な色になって
いるのがわかりますか。

軽く軟らかい  重量40gで羽の様です。

以前のかつらは締め付け感があったが、今回
のは重さが軽いのでお客様も、このかつらは
着けているのを忘れてしまうという、感想を
いただきました。

またカールがゆるやかなので自毛の伸び具合
に合わせやすいので楽であるとの経過報告が
ありました。
カットについて
 カットする前に水に浸けてかつらのクセを戻します。
 水でクセを取ると自然な毛髪状態になりますから
 必須です。
 カットは荒いスキ鋏で縦入れカットします。
 濡れている毛は乾くと縮みますから、それも計算
 にいれてカットします。

 仕上がりはボリュームのある自然な感じになり
 ました、軽いパーマをかけてあるからでしょう。

 このかつらは自毛を出せるタイプでしたが実際に
 自毛とからませるとまた一味違った自然さが表現
 できてお客様も大変ご満足されました。

カット・デザイン料を含めて1250ドルで仕上げました。
かつらの製作代は460ドル
評価
 カール具合はイメージかつらより弱い感じかしたので
 もう少し強くしてもいいかもしれません。
 お客様は自然に自毛とからむので丁度よいとの感想
 でした。


注文過程


仕上がりのイメージ003モードウイッグを
希望・・・写真を添付すると職人さんが毛髪
の植え方・毛流方向をイメージしやすくなる
ので推奨します。

参考ベースLRC-18
上記の写真は工場に送ってイメージを伝えます。

工場への伝言
毛の植え方・毛流方向をこのスタイルになるような
イメージでお願いします。

工場との打ち合わせの結果幅広ネットはある程度自由にその升目サイズを調整製作できる。
  幅広ネットのままでは人工皮膚はつけられない。
  以上の2点のアドバイスにより下記のように設計変更した。


希望カールのイメージを実測A4印刷サイズで
丸をつけていただきました。
RC-5を使うということで調整中
注文詳細
女性用トップピース   ヘアスタイルイメージに写真を同封
            毛流、毛流方向は写真のヘアスタイルになるように
            お願いします
毛髪  高級人毛  15センチ  色・髪質は自毛を同封
  お客様の希望・・・ かつらのネットから自毛を出すことのできるかつら
  カール・・・自然なカールをつける。 強くなく弱くなく
参考に直径3.5センチのカール図面を添付したが希望は
あくまで写真のように仕上げられるカール具合を希望

毛密度  100%
このような構造の場合の毛密度はわからないので任す。
ベースネット  RC-5の応用   横と縦ライン 1.5cm×3cm を希望
フロント 裏植えあり
クリップ  5本  位置は図面に表示
リボン   全周
人工皮膚  シリコン  薄い肌色
フロント  直線カット

特別な留意
構造についてわからないところがあるので、任せますので写真の
ヘアスタイルになるような最適な製品を製作してください。

希望スタイルの写真を添付したのでそのようなスタイルが表現できる
毛髪の植え方を強く希望します。

自毛をかつらの間から毎日のブラッシングで引き出すので強度を
十分に保てる素材を選択して製作して下さい。

注意  カールについて
 カールの強さをイメージで伝えるのは難しい注文になりますが
   (1) 自毛でそのカールサンプルが取れるのなら添付するのがベストです。
   (2) 印刷イメージから決める・・・今回はこの方法をとりました。
   (3) カールチャートから決める。 チャートの貸し出しをします。

 毛髪色について
   (1) 自毛のサンプルだけでは女性の微妙な感じを伝えにくいので自毛サンプルで
      質感を伝えて色は人毛カラーチャートで決めることを推奨します。
      人毛カラーチャートの貸し出しをします。

 毛密度について
    今回は穴あきという特殊構造なので100%にしましたがこれでも多いとは感じられませんでした。
     毛密度チャートの貸し出しをします。

 穴あきの特殊構造なので追加の100ドルを加算しましたが特殊注文はほぼ100ドルで可能と
 思ってください。

基本ベース料金※6 300ドル〜450ドル〜 @300
人工皮膚(旋毛・分け目)
 silicon & Skin with gauze
10ドル
原則採用
 自然で丈夫です。10
ヒューマンヘア
  (人毛 remy hair)
10ドル 推奨10
髪の長さ別追加料金 (   15  )センチ
クリップ 1本 8ドル 8ドル×( 5  )本数 @40
リボン 10ドル @10
アンダーノット処理 前だけ8ドル
全体13ドル
結び目のブリーチ処理
 
35ドル
ベビーヘア※7 15ドル
ハードパーマ処理 30ドル
※2毛髪混合植え 15ドル
ASスパーコート 50ドル
シリコンコーティング 25ドル  少し厚くなりますが丈夫です。
全面Poly製品の補強
   Poly with gauze
50ドル
ベースのコーテイング
   Poly with gauze
10ドル  丈夫です。
#97 80ドル
フロント人工スキン※3 50ドル
半かつら〜全頭 
     495Cu以上
150ドル
その他特注 加算100ドル〜 @100  穴あき構造につき
合計 合計( 460     )ドル×120円 ※4
       =(  55200       )円
特急 1ヶ月以内で製作
※1
価格の20%増し 加急 合計(      )ドル×20%+=
貸し出しサンプル費用※5 @配送料を除く費用 (合計(      )ドル×20%+)−@=



全面ネットのかつらにしたい事例


折り返し構造でリボンはなし

分け目をハッキリつけない分け目
サンプルとして古いかつらを預かったのでわかりやすい
です。
この製品のベースはドイツネットで丈夫です。
人工皮膚はシリコンで色は濃い肌色 取替え型
リボンはモノネット
周囲のコーテイングはありません。
クリップは5ヶ所

ドイツネツトは丈夫なのでコーテイングなし
のかつらを作ることができる素材です。

シリコンの人工皮膚は最も丈夫で植えた毛の
立ち上がり具合は超リアルにできる新素材です。

分け目を自然にしたいということで
分け目ラインは入れていません。
お客様から預かったかつらはリボンを使用しない
でネットを折り返している特殊な構造です。

  ↓
 お客様のご了解のうえ折り返し構造で製作

注文詳細

ベースカラー   肌色
髪の長さ  15センチ
髪の種類  耐熱人工毛(#2 97%#5 3% ) 全体 #2 
      フロントからトップ・ツムジ付近まで
#53%混入 位置は図面指示
毛密度     60%
    コメント 毛密度60%は少ないと思うのですがお客さまの希望で60%で作ります。

カール   なし
人工皮膚  Sillicon   薄い肌色  取替え型  分け目ラインをつけない。
      位置とサイズは型紙に記入指示

      特別留意  分け目位置はお客様が決めたいのでハッキリつける
                   よぅな植え方をしないで下さい。自然にして下さい。
                   色白なので薄い肌色を希望しています。

ベースネット GERMAN NET
    コメント  ドイツネットは丈夫なので全面ネット構造のかつらの素材として最適だ。

裏植え    フロントにする。
クリップ   クリップは5ヶ所につける。クリップの種類(#2) 位置は図面指示

      特別注文  クリップはつけた5ヶとは別に5ヶを同封(予備)して下さい。

リボン   Mono Ribbon    全周  肌色  幅1.5センチ
       リボンなし→折り返し構造で製作に変更

   コメント  このかつらの構造はフロントにもクリップをつけるので全周のリボンは難しい
          のとサンプルのかつらが折込構造なのでリボンなしの折込構造に変更
          いたしました。

フロント形状   直線カット
ヘアスタイル 右の4/6分けスタイル 

フロントの流れが自然に軽く額に流れるように植えて下さい。
          分け目はハッキリつけないでどこからでも分けられるように。

コメント
    こちらのお客様は直毛タイプのベービーヘアを希望していたのですがファイバー毛であること
    毛量は少ない等をかんがみ自然にならないということで植え込みを断念しました。
    人毛の場合で毛量普通でフロントコーテングのような構造の場合にうぶ毛にふさわしい細い
    インド毛をベービーヘアとして植え込み自然なフロントを表現することができます。

次ページへ〔1〕 〔2