元 陽 地 域


(元陽:ハニ族の梯田=棚田)

雲南省は84%が山岳地帯なので稲田の大半は梯田である。
それらの中でも、ハニ族の作りあげた
”元陽梯田”は格別に美しい。
これら梯田の歴史は1000年以上も前に遡るとのこと。
元陽の棚田の中でも、
壩達、多依樹、猛品の3つ梯田は出色だ。
元陽に至る山岳地帯の細いでこぼこ道は、
300㎞も移動するとさすがにお尻が痛くなる。
元陽に至る途中、100か所以上にわたる崖崩れは
とても修理しきれるものではなく、放ったらかしである。

(7月17日~18日)
普洱―>江城―>緑春―>元陽

7月17日:普洱―>江城―>元陽(泊:70元)・・・316㎞

普洱から江城の中間点ぐらいまでは、快適な高速道路であったが、途中から山岳地帯に入ると、道が極端に狭まり、未舗装のでこぼこ道路で、その上至る所でがけ崩れが道の半分くらいまで土石流を押し出し、何時通行止めに出くわすのではないかとはらはらしながらミニバスの乗り継ぎで
元陽に向かった。1日で100か所以上のがけ崩れに出くわすのは、多分ここではニュースにもなっていないのであろう。元陽にやっとの思いでたどり着く10㎞ほど手前で、ついにタイヤがパンクしてしまった。

 普洱->江城:深い山岳地帯の中に作られた高速道路は快適だ。途中の景色は、茶畑や梯田が広がる。  普洱->江城:山岳地帯の中にイ族やタイ族の部落が現れる
江城:南のラオス国境に近い町 
 江城:町に買い出しに来た娘たち 江城―>緑春の途中での道路工事人夫たち 
黄草岒:Googleではこの辺にハニ族の梯田があるはず 黄草岒:小さな町の上の山に上がったら、小規模の梯田が現れた。 
元陽:あと10㎞の山中でミニバンがパンク 元陽:パンクの為、乗客は全員車から降ろされて修理
7月18日:元陽

元陽のバスターミナルに着くと、すかさずミニバスの若い運転手が近づいてきて話しかけてきた。私が中国語が分からないと察すると、すぐさま英語の話せる女性から彼の携帯に電話させて、彼の携帯を通じて私とその女性とで英語での会話となった。用件は3つで、一つは宿泊ホテルの斡旋と、も一つはミニバン観光ガイドの斡旋、それに観光ガイドの英語通訳の斡旋である。英語通訳は断って、ホテルとミニバン観光ガイドを頼んだ。3つの梯田ツアーが1日コースで250元(3500円)とのことである。

元陽”猛品梯田”:もっとも大きな梯田で、10㎞四方もありそうで、中々カメラ・アングルの中に収めきれない。
元陽”多依樹梯田”:こちらの梯田は近くまで行けるので、山裾に広がる梯田の景色が楽しめる。右端にはハニ族の茅葺屋根の”摩茹房”というキノコ型の家々が景色にきれいに調和している。
元陽ハニ族の”勝村郷” 茅葺屋根の”摩茹房”住居 
 元陽ハニ族の”勝村郷”:集落の集市に出かける女性とブランコで遊ぶ子供たち 
元陽の集市:近隣の少数民族の人たちが、朝採りたての野菜などを籠に詰めて売りに来る。
彼女たちの服装から”イ族”の人たちのようだ。
 
元陽のバスターミナル:これから自分たちの村に替えるため、バスを待っている人たち。
(左)この地域では珍しいプーラン族、(右)イ族の人たち。
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