西 盟 地 域



(岳宋村:普洱=プーアル茶を摘むワ族の娘さん)


西盟地区はミャンマーと国境を接する地域で、
山岳地帯一帯に茶畑が栽培されている。
少数民族としては、ワ族、ラフ族、タイ族、イ族などで
世界的にも有名な”プーアル(普洱)茶の生産を生業としている。
茶畑は200㎞四方にも及ぶ広範な産地が広がり
比較的裕福な収入源として、この地を潤わしている。

孟連―>岳宋―>西盟―>普洱
(7月14日~16日))

7月14日:孟連―>西盟―>孟卡鎮―>岳宋(泊:20元)・・・153㎞

朝、
孟連のホテルで「この辺にラフ族かイ族の部落はないか?」と尋ねたら、6㎞ぐらい離れたところにラフ族部落があるとのことで、バイク・タクシーで部落を訪問した。しかし、町に近いのでやはり趣向を満足できず、さらに奥地のミャンマー国境の山岳辺境の地であるワ族岳宋まで足を延ばしてみることにした。
孟連のラフ族部落:塀で囲まれた昔ながらのたたずまいを保っている
孟連のラフ族部落:年配の人は民俗衣装で生活をしている 
孟連のラフ族部落:農作業は昔ながらの農法で
孟連のラフ族部落:働き手の水牛や放し飼いの鶏、鯉の養殖
 西盟から孟鎮までのミニバス(40㎞:25元)  孟卡鎮:ワ族中心地のバス・ターミナル(標高2000m)
 岳宋:2500mの山岳高地で、すぐ先はミャンマー国境 岳宋:20軒ほどのワ族の集落 
 岳宋:公的宿泊所も訪問客がなく”戸閉め”・・・
今夜泊めて欲しいのだが・・・?(何とか泊まれた)
岳宋:ワ族の民家で歓待を受け筆談で3時間ほど談笑 
7月15日:岳宋―>西盟(泊:70元)―>普洱(泊:60元)・・・325km

少数民族の生きた民俗文化を求めて、「これも、求めているものとはちょっと違う?」と思いつつ、「辺境の地であれば求めるものが体感できるのでは?」との思いが、予定外の訪問地:辺境の
”岳宋”まで足を運ばせてしまった。しかし、ここにもモータライゼーションと携帯・インターネットの近代文明の波が押し寄せ、求めるノスタルジアの感傷的体験は充たされなかった。”もはや、我がノスタルジアの終焉なのか?
翌日、多少の失望感を残したまま岳宋を後にし、50㎞ほど山を下りて
ワ族自治県の県城
西盟に向かった。そして西盟でタイ族部落を訪れ一泊した後、プーアル茶の聖地:普洱(プーアル)へと移動した。 

岳宋:朝方けたたましい”キーキー!”という豚の悲鳴で目が覚めた。後で広場に行くと豚が切り刻まれていた。  岳宋:朝採りの野菜(まくわ瓜とバナナ)を持ってきて、帰りに日用品を買って帰る。 
岳宋:山の斜面に、茶畑が広がる。丁寧に新芽を手摘みするので品質が高い。
岳宋:こんな山奥でも学校は立派。結構豊かな所? 岳宋:孫の子守をするお祖母ちゃん
西盟:ワ族の県城だけに民俗色のある街並みだ 西盟の孟梭鎮:西盟から6㎞北方にあるタイ族寨村
孟梭鎮:タイ族の村では、いまだに仏教が生活の中に深く根付いているようで、女性たちがお供え物とお布施を持参して、何やらお坊さんに相談してる。お坊さんは古めかしい書類を取り出し、熱心に説いている。
孟梭鎮:お堂の中ではお坊さんの読経が流れ、村人が身体を横たえて瞑想している。 孟梭鎮:修行中の小僧(12才)は、サボって遊んでばかりしている。
孟梭鎮:タイ族部落はかなり近代化が進んでしまった 孟梭鎮:一方で若い女性たちの中にも民俗色は残る
 孟梭鎮:昼間から池の之端でマージャンやカードに興じている村人。  
 
西盟―>普洱への高速道路沿いに延々と茶畑が続く  西盟―>普洱:高速道路のドライブインで昼食 
 普洱:プーアル茶本場のお店の上品な女将さんに色々なプーアル茶を試飲させてもらい、お土産を購入 普洱:お店の外の路上では、女の子の誕生日パーティが 
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