ウドムサイ

(山峡の田舎町ウドムサイ)


ウドムサイ:OudomXay

ヴィエンチャンから北に向かって飛行機で約1時間
山峡の小さな飛行場に20人乗りの軽飛行機で降りたつと
中国との国境に近いラオスの奥深い所に来たなという実感が湧いてくる。
ここウドムサイは中国貿易の拠点でもあり、多くの中国人を見かける
近隣のいくつかの山岳民族もマーケットに山の特産物を売りに来る
東西南北の道路が交差するこの地は古くから商業で栄えている


 ウドムサイ空港(2月5日)

 ヴィエンチャンから週4便の飛行機が降り立つウドムサイは、山峡の地にあって小さな盆地となっている。
 この飛行機は20人乗りの中国製軽飛行機で、今日は15人の乗客が乗っているが、重さのバランスを考えて、左右均等に座らせられる。高度も3300m位の所を飛ぶので、乱気流の上を飛ぶ時は、飛行機がガクンを落ちることもある。ラオスはほとんど山岳地帯なので、その高度では結構山の頂に近い所を飛んでいる事になる。空港職員は5名程度で、暇そうにのんびりとしている。







 町の丘の上にたつタート(仏塔)

 ウドムサイの唯一のシンボルともいえるタートは市の南の丘の上に建っている。勿論、ヴィエンチャンのタートルアンを見てきた目には玩具のように映る。しかしここからの見晴はよく、小さなウドムサイの町は一望できる。










 山岳民族の行商

 ここは東西、南北交通の交差点になるウドムサイのバスターミナルである。ここで、山岳民族は道端に行商のシーツを広げ、オレンジや、薬草などの山で採れた産物の行商をしている。
 この町にも大きなマーケットがあるのだが、どうやらこの少数山岳民族はそこで商売を行うことが出来ないようである。この道端が彼女達の唯一許される商売場所のようである。
 夕方暗くなった午後8時頃になっても彼女達はここで店を広げている。夜も自分の山に帰るわけではなく、その辺で野宿するようだ。品物が完売すると初めて自分の山に帰るらしい。




 
 中国人カップルと

 実に如才ない中国人カップルが近づいてきて、「デジカメで写真を撮ってほしい」と言ってきた。写真を撮ってデジカメで見せてやると急に仲良くなって、「一緒に朝食を食べよう」と言って来た。この写真は朝粥を川海苔で食べているところ。この代金は私がおごってやった。(3人分で、$1弱)
 ウドムサイは「雲南省から中国人が沢山国境を越えてやってきて、ここで商売して行く」と聞いていたが、中国人は抜け目がなさそうで、どこかおっとりしたラオス人と異質な雰囲気ををもっている。






 本物の地鶏の焼き鳥

 ラオスではほぼ100%が地鶏と言って良さそうだ。道端の店先で、中学生位の女の子2人が笑い声を発しながら、炭で地鶏を焼いている。
 ついおいしそうな臭いにつられて、店に座って焼き鳥と”ビア・ラオ”を注文した。地鶏は締まっていて、噛み千切るのに結構歯の力を要する。日本で食べる焼き鳥とは全く肉質が違う。筋肉質の肉という感じだ。味付けは”チェオ”というラオス味噌だ。ビールに地鶏で「ついにラオスの田舎にやって来たなー」と実感。






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