7月11日::景洪―>孟罕―>曼坎河村―>景洪(泊)・・・84km
Google Earthで探したタイ族寨村の拉把村を探訪すべく、景洪から30q南の孟罕までミニバンで下り、そこからメコン川をフェリーで渡って、対岸の山中深くにある拉把村を訪れるべく歩き出した。途中でお店があったので、立ち寄って拉把村への行き方を筆談で尋ねた。すると、現地の人が言うには、拉把村へ行くは、山中を30qほど歩かないと行けないとのこと。「タイ族の寨村なら8qほど先にお祖母ちゃん出身の曼坎河村があるからそこを訪れてはどうか?」と筆談で言っているようなので、行き先を変更した。但し、バス・ルートはないので、ヒッチ&ハイクを覚悟して行くことにした。
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孟罕−>曼坎河村:孟罕からメコン川をフェリーで対岸に渡る |
歩き始めたら、後ろから3輪タクがやってきたので、それを雇い(30元)、タイ族寨村の曼坎河村に向かう |
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曼坎河村に向かう途中のタイ族の高床式家屋。1Fは作業場で、2Fが住居。 |
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曼坎河村:国境近辺の山中にある30戸ぐらいのタイ族寨村 |
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曼坎河村からの帰りは、バイクをヒッチし、この渡しまで送ってもらい、再びメコン川を渡り孟罕へ戻る |
景洪=シーサンパンナ市のメイン通り:ここでホテル泊
(エアコン・風呂付で120元=1,700円) |
7月12日:景洪―>孟海―>孟混―>孟遮(泊:60元=850円)・・・96q
景洪=シーサンパンナはタイ族自治州の州都で、人口38万人の雲南省南部の中心地でもある。大きな町は近代化も進んでおり、旅の醍醐味に欠けるので、早々に田舎に退散することにした。
Google Earthの情報では、50q西にある孟海への途中にハニ族とラフ族の寨村があるとのことであったが、孟海行きのバスは、高速道路を快調に走り1時間ほどで孟海についてしまった。今までの経験から、「高速道路ができると、民俗文化は廃れる」という傾向にあり、多分ここも近代化が進んでしまっているだろうと思い、途中のハニ族とラフ族の寨村はスキップすることにした。着いた孟海も大きな町で、早々にパスすることにして、15q南のプーラン族の孟混へミニバスに乗り替えて向かった。田舎の孟混も期待に反して近代化が進み、短時間で切り上げて30q北西の孟遮へヒッチハイクで移動し、そこに宿をとった。
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景洪バス・ターミナル:切符を買う際、割り込みが多い |
バス・ターミナルから各市町村へバスが運行している |
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孟海バス・ターミナル:田舎はミニバスが主流だ |
孟混:この辺はお茶の産地で茶摘み女性たちが集う |
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孟混:刈入れたお米のもみ殻はコンクリート道路上へ天日干しし、乾燥したら袋詰め |
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孟混の南にあるプーラン族部落の曼广尤村 |
孟混の曼广尤村:庭で籾干しをしていたお嬢さんが「お茶でもいかが?」と言っているようなのでお邪魔した |
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孟混の曼广尤村:家族の中に加わり昼食をごちそうになった。ごはんは、お櫃からもち米を手に取って自分で適当に握り、漬物や香辛料を添えて食べる。その家の2階からの眺めは素晴らしいが最近の近代的建物が不釣り合いだ。 |
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孟遮:ここはプーラン族とタイ族、ワ族などの田舎町だ。ここでも町のメイン通りの半分は、米籾の天日干しに使われていた。その同じ通りが翌朝は一変し、通りいっぱいが朝市の市場と化す。 |
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孟遮:少数民族の人たちが朝市に繰り出す。おばちゃんが束ねているカボチャ菜のスープはとても美味しい。 |
米粉で作ったうどん”ミーセン(米麺)”も雲南主食の一つだ。 |
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孟遮:豆腐は日本の木綿豆腐そのもの |
ラッキョウ漬、切干大根、山菜の煮しめ、豆腐煮 |
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客4人乗りの輪タクをおかあちゃんが運転し、15才の娘が片言の英語で観光ガイド。7才の弟は金魚の・・ |
景真八角亭:孟遮から東に5qに、国の重要文化財である16世紀のタイ族仏教建築。 |
7月13日:孟遮―>孟満―>瀾滄―>車回―>孟連(泊=60元)・・・150q
雲南省の西南部、ミャンマーに国境を接している孟海県のこの地域は、主にラフ族、プーラン族やハニ族の部落が点在する。Google Earthで下調べはしてあるものの、実際に現地を訪れてみないと、求める民俗文化が残っているかどうかはわからない。そのため、長距離バスは避けてミニバスの乗り継ぎで、現地に入ってみて趣向に合うかどうかを判断し、合わなければ早々にスキップすることにしている。今日は中々趣向に合う部落に巡り合えず、150qも移動してしまった。
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孟満:部落の通りに面したお店で、腹ごしらえにミーセン(うどん)を頂く。お店の傍らで子供達が勉強中。 |
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孟満:瀾滄に向かう途中の山中の部落 |
車回:ラフ族の部落 |
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