グアムに行ったのは、2005年、6月でした。 私の「常夏の楽園」はハワイと思いこんでいたんですが 「グアム」も、まさに常夏の楽園という名にぴったりの場所で、 私の中の世界感が変わった瞬間でもありました。
グアム行きの決め手は国内感覚で旅行できることでした。 セントレアの夜便だと金曜の仕事を終えてからでも間に合うのです。 そして月曜の早朝帰国だとそのまま出金だってできてしまうかもしれません。 わずか3時間半で日常とは別世界のリゾート地に到着です。 しかも時差というのが、日本より1時間早いだけなので時差ぼけなんてありません。
南の島グアムは海底火山によってつくられた珊瑚礁に囲まれた マリアナ諸島最大の島です。 南の島の素朴さと都会の利便性、そして南海の楽園リゾートが同居する トロピカル・アイランド「グアム」は、海洋性亜熱帯気候に属した年間平均気温約26℃の常夏アイランドです! サンゴ礁に囲まれたクリスタルブルーの海は、色とりどりの熱帯魚の宝庫。 また輝く自然に抱かれた地での、心地よい開放感。 そして輸入関税のかからない自由貿易港でのショッピング。 リゾート気分で楽しむ世界各国の料理など、 グアム旅行は、いつもの日常生活とはちがって別世界のようでした。
別世界と言えば忘れられない二つの思い出があります。 一つは行きの飛行機、一度は座ってみたかったビジネスクラス。 こんなこともあるのね、エコノミー料金でビジネスクラス。なんてラッキー!! ビジネスの座席はすごかった!!座席の広さは勿論のこと、リクライニングするとベッドに近いくらいシートがたおせます。 そして足かけもスット伸びてきます。 左右のアームのしかけには驚くばかり。とにかく何でも一通り試しちゃいました。 快適な空の旅が満喫できて気分は最高!
空港に着いて入国審査の職員のユニークさには笑わされた。 どこの入国審査でも必ず問われるのが「ここにきた目的は?」と。 どこから見たって観光旅行なんですけど、ここグアムの入国審査員は「ハネムーン?」と笑っちゃうようなことを言います。 そして顔がゆるんだところでパチリと顔写真と指紋を取ります。 そういう面倒な審査も悪印象を思わせることなくむしろ親近感を覚えました。
空港はきれいで、空港内は冷房がかなり効いてて通路には動く歩道もあったりして、まさに快適そのものでした。 そんな感じで私はグアムに初上陸したのです。
今回の旅行で特にこだわったのが宿泊ホテルの立地場所でした。 それはこの旅行のコンセプトがリゾートだから! グアム島内でもっともにぎわっているのがタモン地区。 このタモン地区はグアム最大級の免税店「DFSギャラリア・グアム」 や ショッピング・モールの「ザ・プラザ」 などがあります。 そして各国の料理が楽しめる各種レストランもいっぱいで迷ってしまうほどです。 このタモン地区を選んで大正解でした。
早速ツアーデスクで半日観光のオプショナルツアーとその夜のディナーショーも忘れずに予約しました。 オプションツアーの半日観光はいくつかのスポットを巡りました。 ではそのスポットをご紹介します。
「恋人岬」
タモン湾の北端に突き出す岬で、グアムのシンボルともいえる観光のハイライトです。 海抜123メートルの断崖になっており、展望台からは、タモンの美しい海岸線をはじめ、イパオ岬、オロテ岬までを一望のもとに見渡すことができます。 公園内は設備の行き届いた遊歩道や休憩所などが完備されています。
「恋人岬」は、スペイン統治時代に、チャモロの美しい娘が、結婚を迫るスペイン人総督から逃れ、チャモロ人の恋人と永遠の愛を誓い、髪を結びあってこの岬から身を投げた、という悲恋伝説からこの名が付けられたそうです。
日本にもいくつかの恋人岬がありますが、 私は静岡県の土肥、新潟県の柏崎市は行ったことあります。 どこの恋人岬も銀の鐘をガランガランガランと鳴らしてきましたよ。
「スペイン広場」
ここはタモン中心部から車で15分くらいのところにあって 1736年〜1898年までスペイン総督邸があったが、現在はサンゴ岩の塀やあずま家とテラスなどが残っている。中庭にあるチョコレートハウスと呼ばれる建物の壁や屋根は典型的なスペイン建築。
「ラッテ ストーン公園」
ラッテ ストーン公園はスペイン広場の向かいにある、高さ2.5Mのコケシ状の石柱が8本、2列に並んで立っている国立公園です。 マリアナ諸島に残る石器時代の遺物とされる。宗教的な意味合いを持つとも、高床式建物の土台とも言われているが、その実体については未解明だそうです。
「チャモロ ビレッジ」
ホテル街から西へ、バスで約15分ほど走ると グアムの歴史をそのまま再現したスペイン風の村があります。 敷地内には本場のチャモロ料理や地元の人の大好物を集めたグアムのお菓子、ハンドメイドのチョコレート・ショップ、手作りジュエリー、ムームーの店、無料の水族館などがありました。
ざっとこんなスポットを観光しました。 そうそう、おもしろい体験をしました、それはガイドさんに進められてヤシの実を食べたことでした。 ヤシのジュースはシンガポールのセントーサ島で、ヤシに穴を開けてストローをさしてのんだことありましたけど、実を食べたことはなかったです。驚いたのは食べ方なんです。飲み終わったヤシをお兄さんがまっぷたつに割ってくれます。そしてお皿にキッコウマンの醤油とわさびを用意してくれます。 まるでお刺身を食べるようにヤシの果肉を割り箸でそいではわさび醤油につけて食べるのです。 あらぁガイドさんが言った通りだ、まるでイカサシの食感です。 おいしかったなぁ!!
半日観光もあっという間に終わりあとはディナーショーまでフリータイムです。 タモンの中心街に戻ると周辺を散策することにしました。 ショップやカフェにも行ってみました。
前から一度行ってみたかったアメリカンエンターテイメントレストランの 「ハードロックカフェ」に入ってみました。 名古屋にもありますけど……。 ここは世界40カ国106都市に展開するロックをテーマにした エンターテインメントレストランです。 音楽、ボリューム満点なアメリカ料理、サービス、「メモラビリア」と呼ばれる 貴重なコレクション、インテリア、オリジナル・ロゴグッズと楽しむ目的は違っても、 訪れたすべての人達が「アメリカ」を、また「エキサイティングなロックの世界」 を 体験できるテーマレストランです。 店内みんな陽気でおもしろく楽しいティータイムでした。
夜はポリネシアン・ディナーショーに出かけて行きました。 南国の雰囲気漂うミュージックショーから華麗なポリネシアンダンスショー、そして迫力満点のファイヤーショーが繰り広げられ、幻想的でした。 食事はバイキングでお酒はカクテルをいただきました。 そのカクテルは南国らしいはでな飾りでトロピカルムードを高めてくれました。
翌日は楽しみにしてたパラセーリング。 こわくないかしら、大丈夫かしらと気持ちはドキドキでしたけど、グアムで絶対にやってみたかったパラセーリング。
パラセーリング体験をするには まずは事前にパラセーリングショップに電話予約します。 そしてボートが出航する15分前までにショップへ集合します。 ボートが停留している港へは歩いて3分ほどで、 スタッフも一緒に移動するので安心でした。 日焼け止めローションをたっぷりつけたら、ボートに乗り込みます。
素晴らしい晴天と真っ青な海、海は快適でポイントへ移動。 出航してしばらくはボートの迫力を満喫しました。 とてもすがすがしくて最高でした。 ポイント地点に到着したらライフジャケットを装着。 携帯電話など落としてしまう危険のあるものは全て外し、裸足の状態でスタンバイです。 「青いグアムの空へテイクオフ。」 ボートの先端部分に取り付けられたパラシュートを装着し、いざ大空へ! 高度はぐんぐんと増し、高度40mまであっという間。 パラパラッとパラシュートがやさしくはためく音。 なんて大空は静かなんだろう。 下界から聞こえる音は遠くに感じ、 まるで鳥の気分で青空を優雅におさんぽって感じでした。 グアムの空に浮かびながら、海の広大さを満喫しました。 これが二つ目の別世界でした。
ホテルに戻り、次はホテル内のプールで楽しみました。 室内プールから海の砂浜に出るとパラソルがいくつもあって カヌーもたくさんあって水辺の遊びはまるで子供のよう。 温水プールで久しぶりに浮かんだり泳いだりと楽しめました。
最後にグアムのスーパーマーケットでお買い物。 Kマートが品揃えがいいと聞いたのでシャトルバスで出かけて見ました。 ここは食料品や生活雑貨はもちろん、衣料品やおもちゃ等のホビー用品・ スポーツ用品、電化製品に至るまで...なんでも揃うスーパー・マーケットです。 また店の入口にはピザなどのフードコートもありました。 店舗内は広すぎて迷子になってしまいそう。行き慣れた日本のスーパーと違い、 グアムのスーパー・マーケットは豪快でおもしろいものが見つけられる楽しい場所でした。
3泊4日のツアーで、最終日もフライト時間が早かったので 正味2日しかなかったけど「グアム」という魅力を感じるのには十分すぎる時間でした。
ここグアムはリピーターになってしまうかもしれません。 今度はレンタカーで島内をドライブし、きれいな海辺のレストランで朝食したり サンセット・サンライズを見てみたい。 そして夜はドレスアップして太平洋に浮かぶ砂の宮殿 「サンド・キャッスル」で ゴージャスなディナーショーにも出かけて行きたいです。
グアムというところはホテルはもちろん、ビーチ・ショップ・レストラン、 どこに行っても、みんな陽気で明るくて「これぞ南国」と感じました。 リゾート地にもいろんなところがありますが、 グアムというのは気取った感じのバカンスじゃなく、 大人でも子供が海で遊ぶかのように陽気にそしてアクティブに 過ごせるリゾート地だと感じました。 そしてそういうリゾート地に、「格安で遊びに行ける・気軽に出かけられる」というのが 一番の魅力だと思いました。 何度行ってもあきることなく、 グアムリゾートを満喫することでしょう。