日本の歴史認識南京事件 > 付録「南京旅行記」(3日目)

付録:南京旅行記 (3/3)

3日目; 新街口~五台山~玄武門/玄武湖~南京駅~上海~浦東空港~羽田

五台山

今日は良い天気だ。ホテルから上海路を通ってゆるやかな坂を登り、五台山(Wutaisyan)の脇から鼓楼(Gulou)まで歩く。南京事件当時、安全区があったところである。今は超高層ビルが立ち並び、当時の面影はまったくない。中山北路が中山路から分かれる5差路に鼓楼公園があるが、閉まっていて入れなかった。

上海路

五台山付近の上海路(安全区内)

玄武門、玄武湖

鼓楼の5差路から中央路に入り、しばらく行って右に曲がると玄武門(Xuanwumen)があり、その先が玄武湖公園になっている。入場料30元を払って城壁の上に昇る。城壁上の道は、中華門の半分くらいで狭い。しばらく北に向って城壁の上を歩きそのまま下に降りる。玄武湖公園は中国にはよくある公園で、太極拳をやっている人、ジョギングをしている人など、多くの人が思い思いの楽しみ方をしている。天気もよく気持のよいところだ。

玄武湖

玄武門の上から玄武湖をのぞむ

南京駅

玄武湖のほとりをゆっくりと歩いていくと、南京駅が見えてくる。南京駅は玄武湖のほとりにあり、玄武湖の向こう側に南京市街が見える。

南京駅

南京駅

南京~上海~羽田

南京駅から上海駅までは往路と同じように高鉄に乗る。切符は上海で入手済みだったので、今度はのんびりと待つ。停車駅の数は往路とかわりなかったが、最高時速は260キロくらいで、上海までは1時間40分の予定が10分遅れで到着。
上海駅から浦東空港まではタクシー。渋滞している高速道路をかなりのスピードで車の間をすりぬけながら走るので、ひやひやものだったが、50分ほどで到着、料金も200元とリーズナブルだった。南京駅を午前11時に出発して羽田空港着は午後8時。時差が1時間あるので、ちょうど8時間の旅である。

南京は近代的な街に変わり当時の面影はまったくないが、自分の足で歩き回ることにより、南京市内各所の距離感や高度差、城壁の規模などを感覚的に理解できたことは大きい。