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オーストラリア旅日記2000年
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2000年の5月〜6月に現地を旅行した時は、旅日記のようにして現地情報を発信していました。毎日の感想文よりも、その地をガイドするような原稿を作っていたので、情報として参考になるかと思い、まとめた形で最掲載することにしました。

こちらに紹介した文章の一部はFAQ集の地域別情報にも掲載しています。内容のダブりはお許しください。もしこちらに書いてあることでも何かご質問がありましたら、お気軽にお問い合わせください。

当時の旅行スケジュール
シドニー到着(1泊)〜タヒチ(タヒチ島2泊、ボラボラ島3泊)〜ゴールドコースト(3泊)〜シドニー(3泊)〜〜インディアン・パシフィック(1泊)〜〜アデレード(3泊)〜〜インディアン・パシフィック(2泊)〜〜パース(3泊)〜〜ケアンズ(3泊)〜帰国

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Log 11 シドニーに着きました

シドニーに着きました。ホテルは「12時まで部屋は使えないわ」ということで、ついさっきチェックインしたばかりです。午前中はシドニーの友人への連絡とインディアン・パシフィック号のチケット受け取りなどで時間がつぶれました。

シドニーはとてもいい天気です。日陰に入ると肌寒いものの、ひなたはぽかぽかで、朝のシドニー到着時の気温が12度という気候にも関わらず、半袖はおろかノースリーブ姿の人も数多くいます。

部屋に届いているはずの荷物が1個足りなかったり、飛行機の座席が私のところだけ詰めつめだったりと、多少のトラブルもありましたが、今はネットにも接続することができ、ほっと一息ついています。

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Log 16 大荒れのタヒチから

今はタヒチ時間の午後5時前。ボラボラ島は今日、午後の天気は大荒れで、雨も風も台風が来たかのような勢いです。

島のリゾート(ホテル・ボラボラ)に滞在しているのでちょっとだけ。

今私が滞在しているところはオーストラリアのヘイマン島のようにリピーター客が多いことで知られるリゾートですが、ヘイマン島とは全く違う造りと雰囲気のリゾートです。

ヘイマン島は3階建ての宿泊棟にいろいろなカテゴリーの部屋があるまさにホテル・スタイルのアコモデーションですが、ここは1部屋1部屋が独立していて、バンガロースタイルになっています。

考えてみると、オーストラリアの島リゾートっていうのはこういうバンガロータイプのアコモは少ないですね。でも1部屋1部屋が独立していないからプライバシーが保たれないかというと、決してそんなことはありません。

確かに目の前のビーチを独り占めというわけにはいきませんが、ベランダに出てもそれなりにくつろげるし、部屋だって決して狭苦しくは感じません。

タヒチに来るまではいろんな意味での期待感があり、それは想像通りまたは想像を裏切って満足させられるものが多くありましたが、「オーストラリアのリゾートってやっぱりいいな」と実感するところもありました。

予算の関係でタヒチをリゾート滞在地として選べない方もいらっしゃると思いますが、オーストラリアの島リゾートもけっこうイケてますよ。
なぜかタヒチのリゾートに泊まりながらオーストラリアのよさを再確認する管理人でした。

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Log 26 ゴールドコースト情報 その1

昨日のうちにゴールドコーストに入っていたのですが、タヒチからの長いフライトに疲れ切り、昨日は11時半にホテルに入ったもののルームサービスで食事を取り、14時半から深夜まで寝こけていました。疲れたー。

今日は朝10時に朝食をとり、ブロード・ビーチにある「パシフィック・フェア・ショッピング・センター」に遊びに行きました。このパシフィック・フェア・ショッピング・センターはサーファーズ・パラダイスからはちょっと離れているため、日本人観光客にはちょっと遠い場所です。しかし、入っているお店のバリエーションやショッピング・センターそのものの規模はレンジが広く、想像していたよりもずっと楽しめる場所でした。

ゴールドコーストは新しいアトラクションが増えているそうですが、こちらの「Point Out ポイントアウト」というフリー・ペーパーを見てみても確かに賑わいを感じます。割引クーポンも付いているし、情報量もなかなかのものです。日本語のものと英語のものの両方を見てみましたが、情報の偏りはそれほどなく、日本語のものだけをピックアップしても「損をする」ことはなさそうです。ホテルやショッピング・センターでピックアップできるはずですので、ゴールドコーストに着いたらまず入手しましょう。

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Log 27 ゴールドコースト情報 その2(カランビン・サンクチュアリほか)

今日は午前中にカランビン・サンクチュアリ、お昼はオアシス・ショッピング・センターに行き、夜はコンラッド・ジュピターズ・カジノのショーを見て、今部屋に帰ってきました。

カランビン・サンクチュアリは想像していたよりもずっと広い場所でした。ここはレインボー・ロリキート(ゴシキセイガイインコ)への餌づけができる場所として有名ですが、今日はその目玉の餌づけがあまりうまくいかず(鳥が集まって来なかった)、天気も悪かったので園の印象も地味なものとなってしまいました。

ただここは他の動物園と違って木登りカンガルーTree Kangarooの姿をよく観察できるのがとてもいいです。私も実際に木にするすると登るカンガルーの姿を見たのは今回が初めてです。

園の広さやつくりの感じはアデレードのクリーランド動物公園に似ているでしょうか。でもクリーランドの方がずっとマイナーな場所だからあまり参考になりませんね。すみません。

オアシス・ショッピング・センターはコンラッド・ジュピター・カジノを挟んでパシフィック・フェア・ショッピング・センターの反対側にあるショッピング・センター(以下SC)です。

ここにはケン・ドーンのアウトレットの店とかウールワースなんかが入っていますが、SC全体の雰囲気やテナントの顔ぶれはパシフィック・フェアSCのそれとはくらべものにならないくらい貧弱です。わざわざ足を運ぶ必要は全くありません、と申し上げておきましょう。

今日のメイン・イベントはコンラッドでのショーでした。コンラッド・ジュピターズはカジノがあるホテル施設になっているのですが、ここにはシアターもあり、3年ほど前まではマジック・ショー、現在はサーカス・ショーを見せてくれます。

ラス・ベガスのホテルではこういったホテルお抱えのパフォーマー(集団)によるショーの上演は当たり前のようになっていますが、オーストラリアではあまりありません。コンラッドの新しいショーについては全く噂を聞いていなかったので(前のマジックは素晴らしいと聞いていました)、それほど期待もせずに行ったのですが、その思いは見事に裏切られました。恐らくラス・ベガスのショーと比較しても見劣りのしない素晴らしいショーだったのです。

基本的にはサーカス・ショーですので、やっている内容を分析していくと、「今までのサーカスでもやっていたようなことに演出を加えている」と言えてしまうのですが、その流れの作り方や振り付け、舞台装置の作り方は「プロの冴え」を感じさせるできばえです。

私はもともとショー・ビジネスの世界が好きで、パリでもリドやムーラン・ルージュの舞台を見てきていますが、今日のショーのできはそのリドやムーラン・ルージュの舞台に並ぶほどのレベルだと思います。

もちろん舞台装置の違い(リドは舞台に潜水艦やヘリを出します)や、演目の多様性の違いはありますが、コンラッドで現在上演されている Inneuvreイヌーブル は必見のショーです。サーファーズ・パラダイスのホテルに泊まっていると、足を延ばすのがおっくうに感じられるかもしれませんが、ゴールドコーストに滞在しているのならぜひ見に行ってください。

GWにフランツ・ハラーレイとランス・バートンのショーを立て続けに見た私ですが、今日のショーは本当に楽しむことができました。

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Mail ゴールドコースト情報(コンラッド・ジュピターズ)

今回、私が滞在したのは「コンラッド・ジュピターズ・カジノ」というホテルなのですが、想像以上にいい場所だったので、ご紹介しておきます。

普通、日本人観光客が滞在するのはサーファーズ・パラダイスという場所ですが、ここはいかにも観光地という風情の街で日本人の客引きなんかも多くいます。

コンラッドはサーファーズから車で10分ほど南に下ったあたりのブロード・ビーチという場所にあるのですが、このブロード・ビーチには「パシフィック・ショッピング・センター」という巨大ショッピング・センターがあり地元のオージーで賑わっています。

いわゆる「おみやげ物」はゴールドコーストの方が見つけやすいでしょうが、観光客よりもローカルの人が多いので、何となく違う気分で観光を楽しむことができると思います。

このホテル、ロケーションもいいのですが、サービス面や館内設備もなかなかのものです。カジノを併設しているホテルのためか、館内の飲食店には24時間営業の店があるし、物価も安くおさえられています(客にはカジノでお金を落としてもらうため、宿泊代金などは安いことが多い)。

Webページの掲示板にも書きましたが、ここでは夜のショーは見逃せません。サーカス・ショーなのですが、演出と構成、出演者が素晴らしく、全く飽きることがありませんでした。

私は朝食(コンチネンタル・ブレックファスト)付きで155ドル(1万円ちょっと)というプランで予約しましたが、ヒルトン・ホテルの会員のためか運良く眺めのいい部屋をもらい、滞在を楽しみました。

サーファーズにないこともあり、世間ではあまり詳しく紹介されていないので、あえておすすめホテルとしてご案内しました。家族旅行でも2人の旅行でも、ゴールドコーストを訪れるチャンスがあるならお試しになることをおすすめします。日本のヒルトンのリザベーションで予約が可能です。

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Log 28 今はシドニーです

今日はシドニーの3日目の朝を迎えています。

シドニーは相変わらず工事中の個所が多いものの、街には活気があり、お店もおおぜいのお客さんで賑わっています。昨日は土曜日でしたし決算前のセール(オーストラリアは6月が決算月)もあるためか、デパートはごったがえしていました。

昨晩は最近日本のガイドブックにも掲載されるようになったYoshiiというレストランに行ってきました。私はビッグ・コミック・スピリッツに掲載の漫画「美味しんぼ」にお店の名前が出ていたので、こちらの電話帳でお店を見つけ、ちょうど1年前にも訪れています。

料理は基本的に同じ内容でしたが、相変わらずの素晴らしいもので、2時間半の夕食を楽しみました。

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Log 29 シドニー情報 その1(FOX STUDIO)

今日はFOX STUDIOに行ってきました。昨年の11月にできたシドニーでも久々の新しいアトラクションです。テーマ・パークだけでなく実際に映画を撮影するスタジオがあり、スター・ウォーズの2、3はここで撮影されると聞いています。

FOX STUDIOは入場料を払って入る「映画村」のゾーンと、入場料無料のショッピング&レストラン・ゾーンとがあります。映画村の方には「タイタニック」の沈没から脱出するアトラクションや、カンガルーやオウム、コアラなどがメイン・キャラとして活躍するステージ・ショーなどがあり、いったん入場すれば全部追加の入場料無しに入館できます。

さて、タイタニックのアトラクションですが…。

入場のタイミングにより「生き残り」チームと「一緒に沈没」チームとに分かれます。私は生き残りチームに入りましたが、タイタニック号乗船の感じや、脱出の際の船の動きなど、想像以上の臨場感を感じられました。

脱出の結末は? は「行ってみてのお楽しみ」としたいところですが、すでに映画村(ゴールドコーストのムービー・ワールドやアメリカのテーマ・パークなど)を体験している人は、わざわざ行く必要はないでしょう。

この映画村でのアトラクションには、「音響効果の体験」「メイクアップの見学」といった映画の舞台裏を覗くことができるものがありますが、恐らくゴールドコーストのムービー・ワールドでアトラクションを体験していればそれで十分というような気がします。

また日本語対応がほとんどないので、ショーもネイティブが早口にしゃべるナレーションによって進められますから、ヒアリングが苦手な方には、ショーの内容もよくわからないと思います。

まあ、それでも「ゴールドコーストに行くことがない」または「テーマ・パークには行ったことがない」という方は足を運んでも悪くないでしょう。

「タイタニック」を体験される方のためにひと言だけ。通路で待っている間にアナウンスされる注意点ですが、3点あります。最初は「携帯電話やポケベルのスイッチを落とすこと」。次は「アトラクション内でのカメラやビデオによる撮影は一切禁止であること」、3つめは「揺れでサングラスやなどを落とす可能性もあること」です。

2つめの「撮影禁止」は他のアトラクションでも同様です。看板に書いてある場所もありますが、アナウンスでしか案内されないこともあると思いますので、ご注意ください。

3つめの「メガネがすっ飛ぶかも」は脱出成功コースと一緒に沈没コースで揺れの激しさが違うようです。脱出成功コースの方は全く心配ありませんでした。

なおショーやアトラクションの見学に必要な時間ですが、片っ端から見ると考えて5〜6時間くらいでしょうか。10:00〜18:00が開場時間ですので、朝イチに行けば午後3時か4時くらいまで、お昼くらいに行けば閉園までに全てのものを体験できるでしょう。

市内からのトランスファーはバスを使うかタクシーを使うのが便利です。タクシーの場合、タウンホールから乗車して10分程度、10ドルから11ドルで行くことができます。送り迎え付きのツアーなんていうのも広告を見ましたが、1人75ドルでした。映画村の入場料は37ドル95セントですから往復のタクシー代を余分に見ても合計60ドル〜70ドルで済みます。2人以上で行けば足代はもっと安くなりますから、ツアーを使わず、自分で行った方がいいと思います。

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Mail シドニー情報(おすすめレストランなど)

シドニー情報は掲示板の方にFOX STUDIOの感想をupしてありますが、全体的にかかわる話をちょっと加えておこうかと思います。

●タクシーについて
他の都市ではあんまり体験しないのですが、シドニーのタクシー・ドライバーはなりたての人が多いせいかどうか、道を知らない人がよくいます。先日FOX STUDIOに行くのにタクシーを使おうと思ったところ、「どこ、それ?」と言われてしまいました。

FOX STUDIOのようなアトラクションを知らないというのはちょっと極端かもしれませんが、レストランなんかはきちんと番地を調べておかないと連れていってもらえない可能性があるので気をつけましょう。

あと乗車すれば分かりますが、タクシー・ドライバーを保護するカプセル付きの車があってぎょっとさせられるかもしれません。治安が悪い地域があるためとのことですが、他の都市ではまだ全然見かけていないものだけに、シドニーはやはり都会だな、と妙に感心させられました。

●週末はマーケットがおもしろい
土日のシドニーは市内のあちこちにマーケットがオープンします。ロックスのように観光客向けと思われる市があれば、チャイナタウンのパディズ・マーケットのように、雑多なものがごちゃまんと売られているパワーのあるマーケットもあります。

そうそう掘り出し物があるとは思えませんが、雰囲気を楽しむのもいいし、実際にいいものが見つかる可能性があるので、週末シドニーに滞在しているのならぜひ足を運びましょう。

●高級レストランでの食事
シドニーはメルボルン同様、様々なジャンルのいいレストランがたくさんあります。値段を見ると、1皿30ドル近い料理を出すレストランもあり、ローカルの感覚で見ればとんでもない高級(高価)なレストランもありますが、円高の恩恵を受けるためにも、今こそそういったレストランに足を運ぶといいと思います。

レストラン情報は掲示板にもupするつもりですが、よそ向けではないコメントをつけたおすすめの店を以下に紹介しておこうと思います。

★TETSUYA'Sテツヤズ 電話02-9555-1017
オーストラリアのレストラン業界関係者でこの店を知らない人はいないでしょう。漫画「美味しんぼ」にもたびたび登場する和久田哲也(漢字は不正確かも…)の経営する有名店です。はっきりいって旅行者向けではありませんというのも、夕食の予約は2カ月前から受け付けるものの、ほとんどすぐに席が埋まってしまうと言われているためです。そのうえ、食事は4時間ちょっとかかりますので、体調を整えて臨まないと、せっかくの料理とワインが楽しめない可能性(食べ疲れる)もあります。

それでもおすすめとするのは、やはりほかでは体験できないようなアイディアが盛り込まれたディッシュとめぐり会えるからです。ここでは料理1皿1皿にあったワインをグラスで出してくれます。
お昼なら比較的予約を入れやすいということです。ただしお昼のコースでも食事には3時間近くかかるという話ですので、気合を入れて行きましょう。

→あまりに「重い」食事なので、手放しでおすすめできる場所ではありません。しかし訪れる価値のあるレストランです。

★MERRONY'Sメロニーズ 電話02-9247-9323
日本のガイドブックで名前を見た記憶がないのですが、さっぱりしたフランチ風の料理を出すレストランです。ワインの品揃えと取り扱いもしっかりしています。

料理の単価は高めですが、市内の便利な場所にありますし、とにかく料理がおいしいのでおすすめです。またお店のスタッフのきびきびとした態度も好感がもてます。

→予算的に高くなってしまいますが、ワインと食事を楽しむならここは非常にいい場所です。

★CICADAシカーダ 電話02-9358-1255
地中海テイストの料理を出すお店で、「ワインの品揃えはシドニーいち」と、テツヤさんが話していました。ここもワインの取り扱いがよく、白ワインなら氷入りバスケットに、ということはやっていません。

料理はメロニーズよりもしっかりめの味のものが多かったでしょうか。あまり多くのものを試していませんが、味・食感ともに素晴らしいお皿ばかりです。

→昼食時にしか行っていませんが、ここもワインの取り扱いがよく料理もおいしい店です。

★YOSHIIよしい 電話02-9211-6866
シドニーでもっともアグレッシブなお寿司屋さんと言ってもいいかもしれません。ここに来たら、コースのおまかせ料理を注文することをおすすめします。有名なウニ玉子も入っていますし、「この食材をこの調理と味付けで…」と思わされるはっとするような料理が出てきます。

残念なのは、お寿司のわさびが平凡な点。食材の仕入れの関係で難しいのかもしれませんが、わさびの味だけが普通のレベルです。もっとも日本でも感動するほどうまいサビを使っている店をほとんど知りませんので、えらそうなことは言えませんが…。

→ガイドブックに紹介されたため日本人がどっと入っていますが、一押しの店です。量もそれほど多くないし、「オーストラリアの最前線の料理」を楽しむにはいい場所です。予算的にはおまかせコース料理が1人あたり60ドルです。日本酒もまともなものを置いてあるので、ワインではなく日本酒との組み合わせで食事を楽しむといいでしょう。

★雲海 電話不明
ANAホテルの上にある和食レストランです。味は「高級和食」屋さんの及第点の味なのですが、眺めが素晴らしいのでおすすめ。ハーバーブリッジとオペラハウスが一緒に見渡せる和食レストランはここだけです。

ここには畳の座敷になっている個室もあります。エクストラ・チャージがかかります(60ドルくらいだったかな?)が、家族旅行だったら奮発してここを押さえて、タタミ・ルームでの優雅な和食を楽しむのもいいでしょう。

→ 特におすすめはしません。でも、本当に眺めのいい場所なので、それだけは体験しておいても損はないと思います。

さらに追加で→レストランは基本的には予約を入れていった方がいいと思います。実際は予約なしでも入れることが多いでしょうが、「予約を入れていく」というのはオーストラリアでも常識に近いことなので、どうせ行くときめているのなら予約を入れておくべきです。予約は前日までに入れる必要などありません。当日の5時半くらいに電話して、「今日7時に行きたいんだけど」と伝えてもOKです。

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Log 30 インディアン・パシフィック乗車記その1

インディアン・パシフィック号はシドニーとパースを週に2往復、3泊4日で結んでいる長距離列車です。名前はシドニーのある太平洋とパースのあるインド洋を結ぶことに由来しているそうです。

列車の座席は、シートの席からエコノミーな寝台、一等寝台と分かれ、一等寝台の乗客は3食とも一等客専用のレストランで食べることができます。私は一等寝台を取ることができましたので、食事もそのレストランでとりました。

列車のチェックインは特にありません。ただ乗車の5日前までにリコンファームすることを求められます。また客室に持ち込まない荷物(大きめの荷物やスーツケース)などは、出発の30分前までに預けることになっています。

列車のトラブルのためかどうか、シドニーの出発は30分近く遅れました。14:55が出発、14:00に乗車できるはずだったのですが、乗車が始まったのはもう15時10分頃、出発は15時20分過ぎでした。

部屋には時刻表やオーバーナイト・キットが用意されています。一等寝台の部屋は1人部屋と2人部屋とがあり、2人部屋の方は室内にシャワー・ブースが付いています。実際に使用した感じでは1人部屋の洗面台&トイレの方が使いやすい感じがしました。

列車の運行表と地図とを見比べると、シドニーを出てしばらくと、アデレードに着くまでの間がずいぶんと時間がかかります。でも実際に乗車してみると、速度の極端な違いは感じられませんでした。

食事は3食とも2グループに分けられます。1回目のお客さんは朝が7:00、お昼が12:00、夜が18:00のスタートで、2回目のお客さんはそれぞれ1時間から1時間半遅れての食事開始となります。

食事の内容は、同じ鉄道会社の管理・運行によるザ・ガンThe Ghanよりもいいものでした。メニューも豊富ですし、料理のできも豪華に思います。特に夕食は選択の幅が広く、どれにしようか迷いました。

ベッド作りは夕食の間に行われます。部屋に帰るともうベッドが作られているので、まだまだ起きていたい人にはかえって不便かもしれません(ベッドは座席よりも30〜40cm高い位置にきます)。そんな時はラウンジカーに行きましょう。

なんだか一般的な話だけでずいぶんな量になってしまいましたので、私の乗車体験談はこの次の書き込みで…。アメリカの新聞社の取材を受けるというハプニングもありました。

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Log 32 インディアン・パシフィック 乗車記その2

シドニーを遅れて出発したインディアン・パシフィック号でしたが、その遅れは夜のうちに取り戻したようでした。私は食事時間が遅い方のグループだったので、食事を終えて部屋に戻ってくると時間はすでに10時前。すぐに床につきました。

列車の振動はけっこうなものです。翌朝、みんなが「昨日はよく眠れた?」と挨拶していましたが、やっぱり熟睡は難しいくらいの揺れを感じました。カタンコトンと揺れるだけならいいのですが、区間によっては縦揺れするところもあり、「ちょっとバンピー(縦にゆれることをいう)だったよね」というと、昼食で同席になったおばあちゃんが「きっと四角の車輪を使ってんのよ」と顔をしかめていました。

食事をとる車両には4人掛けのテーブルが並んでいて、好きなところに座って食べていいことになっています。なんとなく最初に座った席に戻る感じにはなりますが、同席する人がいつも一緒になるかというとそんなことはありません。

最初の食事はシドニーを出た日の夕食でした。同席となるのが分かっているので、カップルの人もだいたいは横並びに座っています。私の前には、他の乗客とは違う感じの2人の男性が座りました。1人はキャノンの最高級機種にこれまた高価なレンズを付け、さらにパワーアップのためのバッテリー・アダプターまで付けています。とっさに「取材で乗っているのかな?」と思いました。

夕食は3コース(前菜、メイン、デザート)で、それぞれ3種類〜5種類のお皿から自分の食べたいものを選びます。ほとんど会話もしないまま(向こうは2人でべらべらしゃべっていた)デザートまで進んできた時に、カメラマンとおぼしき男性の左隣に座っている大柄なアメリカ人が話しかけてきました。

話をしてみると、やはりインディアン・パシフィックには取材で乗車しているそうで、彼らはパースまでずっと乗っていくとのことです。カメラマンはオーストラリア人、記者はUSA TODAYの人でした。

とりあえずその晩はいろいろなことを話して分かれましたが、翌朝の朝食も一緒になったのでその時はメモを取りながらいろいろと質問をされました。今までは私の方が質問をすることの多い立場(仕事)だったので、人から取材されるのはなかなか新鮮で面白いものでした。

インディアン・パシフィック号はシドニー〜パース間で4か所に2時間くらいずつ停車します。その停車地では1時間ちょっとのバス・ツアーに参加できるので、私もブロークン・ヒルのツアーに参加しました。

ブロークン・ヒルは日本人には全く関係のない土地のようですが、実は大阪の吹田市と姉妹都市になっているそうです。ツアーのドライバーさんが、「うちのカミさん、大阪から戻ってきたばかりなんだよ」と話していました。私も数年前にシドニーで開かれた旅行業界のコンベンションの際にブロークン・ヒルの観光局の人と話をし、その時に姉妹都市の関係にある話を聞いたことを思い出しました。

USA TODAYの2人もブロークン・ヒルのツアーに参加していましたが、彼らは後半はほとんど別行動で市内を見ていたようです。私もオーストラリア映画「プリシラ」に登場したホテルを見たくて市内のメイン・ストリートまで出てみましたが、ぴったりするものは見つかりませんでした。

バスに乗り列車に戻ろうとした時に、「右手のホテルがプリシラのホテルだよ」のアナウンスがあり、思わず車を停めてもらって写真を撮りました。地図で確認すると列車の駅のすぐ近くで、向こうにはインディアン・パシフィックが見えています。こんなに近いのなら中も見たかったなあと思ってしまいました。

ブロークン・ヒルは想像していたよりもずっと大きな町でした。やっぱり全く足を踏み入れたことがない町を歩くのは新鮮でいいですね。慣れた町でリラックスして過ごすのもいいですが、未体験ゾーンでちょっと緊張しながら歩いたり、ものを見たりできるのは旅ならではの楽しみだとあらためて感じました。

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Log 34 アデレード情報その1(ハーンドルフのツアー)

アデレードは実は私の一番のお気に入りの都市です。理由は? と聞かれるとちょっと困ってしまうのですが、南オーストラリアで出会った人々がみんな親切で個性的なのと、街もちょうどいい規模で多様性を持っているからでしょうか。

今回は2年ぶり5回目の訪問となるのですが、以前からお世話になっている方とも会うことができたし、アデレードに来るたびに覗いているスポットを訪れることもでき、アデレードでの3日間はあっという間に過ぎてしまいました。

今回、観光らしい観光は何も予定していなかったのですが、アデレードの日本語(人)案内所、ジャパン・デスクのみなさんのおすすめもあって、3回目のハーンドルフ観光に行ってきました。

ハーンドルフは名前のとおりドイツ系の移民が作った町で、現在は様々なお店が並ぶ小さいながらも雰囲気のある町並みを作っています。アデレード市内からは車で25〜30分くらいの距離にあり、ツアーも催行されています。私もジャパン・デスクの方のおすすめのツアーに乗って行ってきました。

アデレード発のツアーは他の地域に比べ、格安と行ってもいいほどの低料金の設定となっています。ハーンドルフ行きのツアーも1人29ドルでアフタヌーン・ティー付きというもので、日本円に換算すれば2000円程度で半日ツアーに参加できます。

ツアー内容はシンプルですが、けっこう中身のあるものでした。今日の参加者は18人、ほとんどが70歳台と思われるおじいちゃのばあちゃんです。ツアーはドライバー兼ガイドのCraigさんが案内してくれました。

ハーンドルフまでは高速を使えばあっという間です。でも行きは眺めのいいルートを、ということでワインディング・ロードを、寄り道しながらのドライブです。1:30にアデレード市内を出た車は1時間以上かかってハーンドルフの町に着きました。

このツアーでは、最初にMuggletonマグルトンというお店でアフタヌーン・ティーを楽しみます。スコーンに自家製のジャムとお茶というシンプルなものですが、そのおいしいことと言ったらもう…。ハーンドルフを訪れたら絶対に外せないポイントだと感じました。

アフタヌーン・ティーのあとは完全に自由行動です。2時間近い自由行動の時間をちょっと持て余すかな? と思いましたが、様々なお店を覗いていくうちに時間はあっという間に過ぎました。参加するまでは地味なツアーのように想像していましたが、道中の説明も面白く、充実した午後を送ることができました。

日本語でツアーの予約を対応してくれるJapan Deskは南オーストラリア州政府観光局のすぐ近くにあります。様々な閲覧用の資料もありますので、no idea のままアデレードに入っているなら、ぜひこちらを訪問されることをおすすめします。電話番号は(08)8212-1788です。近々Webサイトもオープンされるということですので、その時はこの掲示板でもご案内します。

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Mail アデレード情報(南オーストラリアについて)

掲示板にも書きましたが、アデレードは私が一番好きなオーストラリアの都市です。今回、2年ぶりに再訪してさらにその感を強く持ちました。

南オーストラリアは日本では地味な存在ですが、実に様々な観光要素がある州です。フリンダーズ・レンジのようなアウトバックがあれば、マレー河のような大河クルーズを体験できる場所もあり、アコモデーションのレンジの広さや観光地のキャラクターの多さは、オーストラリア全体で見てもアドバンテージがあると思います。

今回はインディアン・パシフィック号に乗車する関係から3泊4日の滞在でしたが、できればあと1週間ほど滞在したいと思うほど、見ていない場所が残っています。

南オーストラリアは観光情報が実によく整っています。ツアーのパンフレットも簡単に入手できますし、市内交通の利用方法のパンフレットも非常に詳しいものが入手できます。ツアー代金も安いので、費用的にも安くおさまるデスティネーションです。

季節的には4月後半からかなり涼しくなってしまうので、いわゆるベスト・シーズンが短い(9月下旬から4月くらい?)のと、日本語対応の現地ツアーがほとんど存在しないために、一般の日本人観光客にはあまり注目されていないように感じられます。

そのため、日本語のアテンドをつけたパッケージ・ツアーを組もうとすると、費用がかさんでしまうためか、南オーストラリアについては個人旅行で組んだ方が安くあがります。

アデレード情報と書きながら南オーストラリア情報になってしまいました。

日本語対応がほとんどない、と書きましたが、市内の南オーストラリア政府観光局のすぐそばに、In Front Travelという日本人スタッフが常駐する旅行会社があります。日本からのパッケージ・ツアーのアレンジもこちらでおこなっていらっしゃることが多いのですが、個人旅行で現地を訪れた時にもとても頼りになる会社です。

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Mail アデレード情報その2(アデレードから行けるみどころ)

アデレードはしっかり計画されてできた都市なので、道路が碁盤の目のように張りめぐらされ、とても分かりやすい作りになっています。またお店はランドル・モールというモール沿いに、レストランはグージャー・ストリートという南西部の通りと、ランドル・モールのさらに東に続くランドル・ストリート(イースト・エンド)に固まっているので、ショッピングも食事も一定のエリアを歩くことで満足できます。

ランドル・モールにはショッピング・センターがあればアーケードもあり、お店をくまなく覗いていこうとすると狭いエリアにあるにも関わらずかなりの時間がかかりそうです。

今回は探している本があって、目につく書店は全て覗いていたのですが、たまたま見つけた目立たない間口の書店で、もう入手をあきらめていた本(版元に問い合わせたが絶版・品切れだった)が見つかり、とてもhappyな気分になりました。

アデレードはなんとなく文化の香りがする街です。書店も多く目につくし、レストランもアデレード・ヒルトンのグランジというレストランに代表されるように、名店が存在します。

ということで、アデレードから行けるおすすめ・スポットを…。

●ランドル・モール
特にショッピングのあてがなくても行ってみるといいでしょう。昼食ならマイヤー・センターMeyer Centreの地下がおすすめです。様々なジャンルのお店が入っているので、いろんなメニューから食べるものを決めることができます。

●ランドル・ストリート(イースト・エンド)
メルボルンを歩いているような気になるエスニックの雰囲気がする通りです。レストランとしては「ユニバーサル・ワイン・バー」というお店がおすすめの店としてよく紹介されています。ここには「いろどり」という和食を出すお店もあり、以前ここの手伝いをしていた日本人のシェフが今は池袋に「バロッサ」というお店を出していると聞きました。帰国したらさっそく行ってみようと考えています。

●ハーンドルフ
ドイツ系移民が作った町で、今は完全な観光タウンとなっています。新しくできたマグルトンというお店のジャムやピクルスが有名で、試食もさせてもらえます。ツアーによってはここでのアフタヌーン・ティーが込みになっているものもあります。

今回は行きませんでしたが、ジャーマン・トレイン〜という列車の博物館(?)はけっこう楽しむことができました。最後には巨大ジオラマがあって、実際に列車を走らせてくれるのですが、動かしてもらうとただ見えている以上によくできているのがわかり感動モノです。
入場料はかかりますが、時間が十分にあるのならおすすめです。

●グレネルグ・ビーチ
アデレード市の西側にあるビーチです。きれいな砂浜が続く小さなタウンがあり、今は1本しか残っていない約70年前に作られたトラムでアクセスすることができます。

まあはっきりいってこれというものはないのですが、海岸線を見に行くとすがすがしい気分になれますので…。

●カンガルー島
アデレードに来ていて3泊ほどの日程の余裕があればぜひ足を運んでほしい島です。名前のとおりカンガルーもたくさんいますが、野生のコアラ(島に元からいたわけではありません)をたくさん見ることができる、まさに動物ランドという感じの島です。

飛行機で行って帰る1日ツアーもありますが、できることなら島に宿泊して2日間かけて観光することをおすすめします。個人対応の4WDツアーのオペレーターもいて、彼らのツアーに乗ればゆったりと詳しい島の説明を聞くことができます。

●バロッサ・バレー
お酒好きにはたまらない場所です。ワイナリーが集中して存在し、その多くで試飲をさせてくれます。土地に起伏があるので、風景もいい場所です。小さいながらも雰囲気があり、おいしい食事を出してくれるアコモデーションもあるので、ここに滞在するのもいいでしょう。ただし足の確保(レンタカー)は必要です。

●フリンダーズ・レンジ
ここに行くにはアデレードで数日の余裕がないと厳しいでしょう。最高の地層見本が見られる場所です。またアウトバックを体感するにもいい場所だと思います。

以上が、私が実際に足を運んでいて、まあ行きやすいと思う順から並べたおすすめ観光地です。ガイドブックにも紹介されている場所ばかりですが、あえて列挙してみました。

アデレードのベスト・シーズンですが、夏場はもちろんですが、秋口や春も紅葉を見たりワイルド・フラワーが咲くのを見ることができていいと聞きます。月でいうと9月〜10月頭が春、4月下旬から5月上旬が秋という感じでしょうか。今回は季節の到来が早い、と現地の人がいうとおりとても寒い日々が続きました。

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Mail インディアン・パシフィック号情報(全線走破の印象)

アデレード発の2泊3日のインディアン・パシフィック号は間もなくパースに到着です。シドニーから合算して合計4532kmの列車の旅も終わりです。大陸の広さを実感するのにはいい旅でしたが、思っていたよりもずっと早く時間が流れ、あっという間の旅でした。

掲示板にも書きましたが、インディアン・パシフィック号は乗客のために停車地で参加できるショート・ツアーを用意しています。そのため2時間ほどの停車時間があっても、ツアーに参加すると列車に戻って間もなく発車ということになるので、けっこう忙しいのです。

また変な話ですが、夜は列車の揺れがひどくて眠れないので、昼間は眠くなり稼働時間(?)がさらに短くなります。

個人差があるかとは思いますが、インディアン・パシフィック号のような長距離寝台列車で熟睡するのは難しいことかもしれません。ベッドの寝心地はすごくいいのですが、とにかく列車の振動のすごいことといったら…。

食事は朝・昼・晩ともに何種類かのメニューの中から食べるものを選ぶことができます。夕食は一番充実していて前菜が3種類から、メインが5種類のプレートから、デザートは3種類の中から選ぶことができます。

食事は4人がけのテーブルに案内されます。このインディアン・パシフィック号の旅で最もたいへんなのは、この食事の時の「会話」かもしれません。

オーストラリア人はフレンドリーな人が多いものの、やはり愛想のない人もいます。またインディアン・パシフィック号の一等寝台車で旅行しているのはお年寄りが多いため、世代のギャップもあります。
だいたいは旅の話をしているうちに食事が終わりますが、我々の英会話能力不足もあって、ほかのテーブルほどには話がはずみません。最初に乗ったシドニー〜アデレード間はUSA TODAYの記者と一緒だったので、会話が進みましたが、アデレード〜パース間では会話に苦労しました。

どうせ乗るならシドニー〜パース全線走破といきたいものですが、特にこだわらずインディアン・パシフィック号の旅を楽しむのが目的なら、アデレード〜パース間の乗車くらいがいいかもしれません。

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Log 36 パースに着きました

今朝、2泊3日のインディアン・パシフィック号の旅が終わり、予定よりも30分早くパースに着きました。

パースは2度目と、私のオーストラリア体験でも最も「薄い」街ですが、以前と比べてずっと活気があるような印象を受けました。街は相変わらずきれいだし、午前中の「市内観光&ホテルまでの送り届け」の半日ツアーの説明を聞いて初めて分かりましたが、市内の交通システムも実によくできています。

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Log 44 オーストラリアは寒いです

ケアンズは熱帯にある場所です。パースから移動してきたので、着いたらさぞかし暖かいだろうと思っていたのですが、パースで着ていた上着が手放せないほど涼しい気候でした。

今回の旅程ではアデレードが最も寒かったのですが、オーストラリア中が寒波に襲われているようで、ここ数日は雪が降ったという報告もあります(キャンベラ、ブルーマウンテンなど)。

これからオーストラリアにいらっしゃる方は、ガイドブックにある7〜8月(真冬)の気温を想像して衣類を準備された方がいいかもしれません。例年なら最高28〜30度はあるはずのケアンズが、今日は最高23度くらい、最低はたったの13度だったそうです。「暖かいところが好きでケアンズに住んでいるのに…」とこぼしていたタクシーのドライバーはトレーナーを着込んでいました。

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Log 45 ケアンズは今日も寒かった…(ケープ・トリビュレーション)

今日はディントリーとケープ・トリビュレーションというところを巡る1日ツアーに行ってきました。

このエリアには熱帯雨林があり、エリアそのものが世界遺産にも指定されています。数年前、熱帯雨林に凝っていた(?)時にディントリーに滞在してずいぶん見て回りましたが、その後しばらくこのエリアを訪れることがなく、4年ぶりくらいの訪問になりました。

見るものは特に変わりはありませんでしたが、以前訪れている時よりも私自身の知識がupしているので、ガイド産の説明が実によくわかりツアーを満喫できました。

で、表題の「寒いケアンズ」ですが、なんと今日は最低気温が7度だったそうで、今日のツアー・ガイドの弁によれば「おれは15年間ここに住んでいるけど、今日は最も寒い朝だ」とのことでした。彼の記憶では10度よりも下がったということもまだ2度目のことらしいので、記録的な寒さと言っていいと思います。

前回の書き込みをちょっと訂正しておきます。「今の時期の最高気温が28〜30度」と書きましたが「27〜28度」の間違いでした。ごめんなさい。日向に出るとずいぶん暖かい(暑い)ので体感温度の印象で書いていました。訂正しておきます。

くどいようですが、これからオーストラリアを訪問しようと考えられている方、オーストラリアはメチャ寒ですからくれぐれも防寒具の準備をなさった方がいいと思います。
また乾燥もひどいですから、顔や手足につけるクリームの用意もお忘れなく。がびがびになってしまいます。

あと、こんなに寒い時期でも「日焼け止め」は必須アイテムです。身体で感じる温度が低いので、日向で太陽の光を浴びていると暖かくて気持ちいいのですが、その間も紫外線は容赦なく肌を襲っています。SPF30を超えるくらいの強力な日焼け止めを使いましょう。

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Log 46 今日は映画に行きました(ケアンズで映画)

今日のケアンズはちょい曇り空。でも気温はそこそこに上がり、やっと腕まくり〜半袖姿で歩けるようになりました。

今日はゆっくりと起き、中華のお店で飲茶ランチをとり、それからケアンズ・セントラルというショッピング・センターに行きました。
このケアンズ・セントラルは4年か5年くらい前にできたショッピング・センターでケアンズ駅に接する(間に駐車場がありますが…)形で建っています。

ケアンズ市内は、それこそゴールドコーストのようにお土産物屋さんが多いのですが、ケアンズ・セントラルにはシドニーあたりでも出店しているようなメジャーなブランドのお店も入っており、なかなかの賑わいを見せています。

今日は特に買い物はなかったのですが、ひととおりお店を見てみようと思いここを訪れました。

2時前くらいにもうウインドウ・ショッピングも終わり、帰りそうになったのですが、6月1日からオーストラリアで「M:I-2(ミッション・インポッシブル2)」が公開になっていたのを思い出し、このショッピング・センター内にある映画館に行ってみることにしました。

切符売り場に行ってスケジュールを見ると、ちょうど2時開演の会があります。入り口には行列ができていますが、スター・ウォーズ公開の時(昨年の6月)ほどではないな、と思い切符を買いました。

待つこと10分ほどで入場が始まりました。中に入ってみると、客席はじゅうぶんに余裕があり、みんな特に真ん中の席には座ろうとしません。列の後の方に並んでいたにも関わらず、ちょうど真ん中あたりの見やすい座席に座ることができました。

Webページのコラムでも書きましたが、映画館内にはホット・ミールとホット・ドリンクは持ち込めないことになっています。また映画の切符も入場定員数までしか販売しないので、切符には開演時間がプリントされます(このシステムはここだけのものかもしれませんが…)。昨年、スター・ウォーズを見ようとした時には、あと2回分が満席でだめだけどどうする? と聞かれてあきらめた記憶があります。

映画はもう、ジョン・ウー監督のいつものパターンにおおはまり。テンポのいいアクション・シーンが次々と登場し、主役のトム・クルーズが実にかっこよく描かれています。
拳銃の弾を取り替える時に、完全に撃ち終わってから弾倉を床に落っことしてチェンジしたり、敵地に潜入した時に親玉の手下に変装するためのマスクを持っていたり、なんてのは無視して楽しみましょう。

映画を見るまですっかり忘れていましたが、M:I2はオーストラリアが舞台となっています。シドニーの風景がたびたび出てきますので、行ったことがある方には懐かしい景色が見られることでしょう。ちなみに仲間を敵のアジトに潜入させる時に基地としている場所は、ブロークン・ヒルだそうです。マッド・マックスの撮影にも使われた、映画ではけっこう登場する土地ですね。

舞台がシドニーということもあり、オーストラリアらしいセリフも出てきます。ブロークン・ヒルの基地に主役のサポートをする仲間がおりてきた時に出迎える言葉は「グッダイ・マイト」だし、競馬場でトム・クルーズたちがもぐり込ませたスパイの女性を、悪役一味の1人が追いかけ、そこを邪魔したトム・クルーズの仲間に呼びかける言葉も、皮肉をこめた「サンキュー・マイト」でした。

以前、ブリスベンで映画を見た時には映画館の作りが今イチだな、と感じましたが、ケアンズ・セントラルの今日の劇場(No.6)は椅子の座り心地もよくカップ・ホルダーも付いています。またスクリーンの見え方もいいし、音響も優れていました。

ちなみに大人1人の映画料金は$11.50です。ここでは曜日による割引があるかどうかはわかりません。支払いにはクレジット・カードも使えます。

追加情報:映画半額の日
ケアンズ・セントラルのこの映画館では火曜日が半額の日となっているようです。

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Log 49 無事に帰国しました(帰国便のフライト)

寒い寒いケアンズから帰ってきました。でも、東京も昨晩からはずっとさわやかな天気なので、今日はゆっくりと過ごしました。明日は最高気温が30度だそうです。まるでダーウィンなみの気温ですね。

ケアンズからのフライトは1時間15分遅れの出発となりました。同じくらいの時間に出発する名古屋行きの便はさらに遅れており、2時間10分の遅れとなっていました。早めに空港に来ていた人は4時間待ちになってしまったようで、疲れ切っていました。

2時間くらいの遅れとなるとミール・クーポンやフリー・ドリンクをふるまってもよさそうなものですが(あのNWですらドリンク・フリーにしていました)、何もなかったようでした。おかげで軽食の売店は行列が絶えることがありませんでした。

ケアンズからのフライトのシート番号は11番でした。普通ならC(ビジネス)クラスにかかる番号なので、密かに期待したのですが、搭乗券はあくまでもエコノミーのそれ。

機内に入ってみると、「2階へどうぞ」と案内されました。以前はアッパーデッキは「ビジネスの椅子をそのままにしてあるエコノミークラス」ということが多かったのですが、階段を上がってみると残念…シートはエコノミーのものでした。

でも11番シートはジャンプ・シート(乗務員が座る向かい合わせの椅子)で足元広々。荷物を置くスペースが小さい(窓側にちょっとあるだけ)ものの、快適なスペースです。

カンタス航空はFFPの会員になっていると、座席のリクエストを事前に登録しておくことができます。「前の方・後ろの方」とか「窓側・通路側」といったことを国際線、国内線の場合に分けて登録しておくことができます。

今まではインター(国際線区間)を格安航空券(IT運賃の航空券)で飛んでいたため、日本からのフライトは希望通りの席を取ることが難しかったのですが、今回はゾーン・ペックス運賃の航空券(最安の正規航空券)だったため、全ての区間が希望通りのアサインメント(座席の割り当て)と
なりました。

でも、カンタス航空はとにかくポイントを貯めるのが難しいですね。完全なノーマル(正規)運賃で飛ばないと、ポイントが70%計算になるので日本〜オーストラリア往復(6万ポイント)分のマイレージを貯めるには、成田〜シドニー間を何往復もしなければなりません。

でもカンタス航空のマイレージは、4区間まで周遊できるペックス航空券(ゾーン・ペックスよりもさらに使いやすい航空券)のような使い方をできるので、インターで使うよりはドメス(国内線)で使う方がお得です。なぜならオーストラリアはドメスの航空運賃が非常に高いからです。

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