「御宿かわせみ」が登場して以来、東吾とるいの年齢は永遠の謎であります。そこで小説が始まってから最新刊までの年表をまとめてみました。
年齢とあるのはるいの年です。正月を迎えると一つ年をとる「数え年」としました。途中、突然若返っていることがありますが、小説から読みとれる年齢で書きました。
他の登場人物については、下記の表を参考にるいの年齢にプラスマイナスしてお考え下さい。
また年表4に、「最新刊での子供達の年齢」についても記載しました。



「るい」さんの年齢に下記を+−して下さい。
東吾 源三郎 通之進 香苗 七重
−1 +1 +11 +1 −6

年表 1 2 3 4 5

  タイトル 年齢 年齢根拠 出来事
146 福の湯 2月 30 「その父も、私が十八の年に他界致しましたので・・・・・・」   
147 一ツ目弁財天の殺人 2月      
148 花嫁の殺人 4月      
149 お吉の茶碗 4月      
150 池之端七軒町 6月      
151 汐浜の殺人 9月      
152 春桃院門前 10月      
153 さかい屋万助の犬 11月      
154 怪盗みずたがらし 11月     東吾が船に乗って留守の間に、長助はるいの助言で大手柄
155 夢殺人 12月      
156 独楽と羽子板 1月 31    
157 柿の木の下 2月      
158 犬張子の謎 3月      
159 鯉魚の仇討 4月      
160 十軒店人形市 5月   るい「おいくつになられましたの」
正吉「十五歳にあいなりました」
先月仙五郎に初孫が誕生し、その祝いの鍾馗の旗を買いに人形市へ。結局5枚も買うはめに。
161 愛宕まいり 6月      
162 蓮の花 7月      
163 富貴蘭の殺人 9月      
164 横浜から出て来た男 9月      
165 蝦蟇の油売り 10月      
166 穴八幡の虫封じ 11月     畝源三郎のところに、この秋、五年ぶりで二番目が誕生し、お千代と名付けられた。
167 阿蘭陀正月 11月      
168 月と狸 1月 32    
169 春の雪 2月      
170 清姫おりょう 4月      
171 猿若町の殺人 5月     天下祭、日吉山王祭は翌日のことであった。
172 虹のおもかげ 7月   この前、麻生家で見かけた時は三歳の筈であった。あれから三年。 方月館からの帰り、溜池の辺りで、六歳になった麻太郎と偶然に出会う。
173 笹舟流し 8月     宗太郎を通じ、大村琴江殿に麻太郎を引き取りたいと伝えたが、断られた。
るいは懐妊したが、ぬか喜びさせたくないと暫く東吾に打ち明けずにいた。
174 迷子の鶏 9月      
175 月夜の雁 10月      
176 狸穴坂の医者 11月     麻布の大火で、方月館は無事であったが、仙五郎の家が焼けてしまった。
177 冬の海 12月      
178 源太郎の初恋 1月 33 源太郎は、この初春、七歳になった。 仙五郎が生れてくる子供のために、真新しい盥を持って来てくれた。
179 立春大吉 2月     立春の朝、ついに千春誕生。
名付親は通之進。
180 花の雨 3月      
181 春の高瀬舟 5月      
182 日暮里の殺人 6月      
183 伝通院の僧 5月   畝源三郎の娘お千代は、今年二歳。  
184 二軒茶屋の女 8月      
185 名月や 9月      
186 紅葉散る 10月   「御殿山へ出かけるのは二年ぶりだな」 麻太郎の母、大村琴江が斬られて歿る。
麻太郎は香苗に助けられ、その後神林家の養子となる。
187 金婆楼の姉妹 11月   千春は生後十ヶ月 宗太郎との賭に負け「宮川」の鰻を麻生家全員に届けるはめに。
188 冬鳥の恋 12月   麻太郎という少年は、東吾の話だと麻生家の花世と同じ年の五歳だと聞いている。 るい、神林家に歳暮に行き、初めて麻太郎に対面。
189 西行法師の短冊 1月 34 生後一年になる千春は暮の中からつかまり立ちをおぼえ、すぐによちよち歩きをはじめた。  
190 宝船まつり 1月      
191 神明ノ原の決闘 3月      
192 大力お石 3月     四年働いたお松が嫁入りのため暇を取り、その後に来たのがお石。
193 女師匠 5月     この春、麻生家では当主の麻生源右衛門の隠居願いが認められて、正式に宗太郎が麻生家を相続した。
194 長崎から来た女 5月   十数年ぶりの長崎はやはり活気に溢れ、相変らず賑やかであった。  
195 大山まいり 6月     長助が大山まいりに。
196 老いの坂道 9月      
197 江戸の湯舟 7月      
198 千住観音の謎 9月     重陽の節句に飾るため、蔵から千手観音を取り出そうとして、香苗さんが落として壊してしまった。
199 長助の女房 12月     長助が日頃の功労を認められ、お上から表彰された。
200 嫁入り舟 1月 35 千春は三歳になって、急に東吾に似て来た。麻太郎が神林家へ来て、すでに一年になっている。  
201 人魚の宝珠 3月      
202 玉川の鵜飼 6月     るいはお千絵に誘われて鵜飼見物に。
源太郎、お千代、千春、長助、お吉も一緒。
203 唐獅子の産着 6月      
204 三婆 8月      
205 鬼ごっこ 9月      
206 有頭坂今昔 10月      
207 浦島の妙薬 10月     東吾、宗太郎の用心棒として横浜に行く。
源太郎、花世、長助、お吉も一緒。
208 横浜慕情 10月      
209 鬼女の息子 11月      
210 有松屋の娘 12月      
211 橋姫づくし 1月 36    

| Home | Next |