「御宿かわせみ」が登場して以来、東吾とるいの年齢は永遠の謎であります。そこで小説が始まってから最新刊までの年表をまとめてみました。
年齢とあるのはるいの年です。正月を迎えると一つ年をとる「数え年」としました。途中、突然若返っていることがありますが、小説から読みとれる年齢で書きました。
他の登場人物については、下記の表を参考にるいの年齢にプラスマイナスしてお考え下さい。
また年表4に、「最新刊での子供達の年齢」についても記載しました。



「るい」さんの年齢に下記を+−して下さい。
東吾 源三郎 通之進 香苗 七重
−1 +1 +11 +1 −6

年表 1 2 3 4 5

  タイトル 年齢 年齢根拠 出来事
75 閻魔まいり 1月      
76 蜘蛛の糸 3月      
77 神霊師・於とね 5月      
78 二十六夜待の殺人 6月      
79 女同士 5月      
80 牡丹屋敷の人々 6月      
81 源三郎子守歌 7月   盂蘭盆が近づいて、昨年非業に死んだ蔵前の札差、江原屋佐兵衛の法要 お千絵身籠もる
82 犬の話 8月      
83 虫の音 9月      
84 錦秋中仙道 10月      
85 酉の市の殺人 11月 23 来年がるいの生れ年と同じ干支  
86 春の摘み草 1月 24
  暮にお千絵死産
長助に二人目の孫が誕生、東吾が名付親に
87 岸和田の姫 3月   「あれから、二年半か」
「この前は、源さんが、けもの道で怪我をしたな」
 
88 筆屋の女房 4月      
89 夜鴉おきん 5月     お千絵二度目の妊娠で、つわりがひどい
90 江戸の田植歌 6月     和世が兄五井兵馬の墓を建てたとの連絡で西行庵を訪ねた。
91 息子 7月      
92 源太郎誕生 7月     畝源太郎誕生
93 夕涼みの女 8月      
94 大川の河童 8月   宗太郎「失礼ですが、お年はおいくつですか」
七重「五十八になります」
初めて、宗太郎と七重が会う
95 麻布の秋 9月      
96 忠三郎転生 11月   忠三郎は四年前、江戸を荒し廻った盗賊の首領 東吾と宗二郎が初対面
97 雪の夜ばなし 1月 25    雪の晩、宗太郎と七重の祝言
東吾と身投げしようとした女(清水琴江)の出来事
98 鬼の面 2月      
99 春の寺 2月     初めて通之進が東吾とるいの祝言について、年内には、と口にした。
100 梅若塚に雨が降る 4月      
101 みずすまし 5月      
102 天下祭りの夜 6月      
103 目黒川の蛍 7月      
104 六阿弥陀道しるべ 9月      
105 時雨降る夜 10月     寂々斎楓月(木挽町に住む茶の湯の宗匠)の古稀を祝う会
106 神かくし 12月      
107 麻生家の正月 1月 26   大晦日に麻生花世誕生
108 雪女郎 1月      
109 浅草天文台の怪 2月      
110 恋文心中 3月     東吾、講武所教授方仰せつかる。その後軍艦操練所で訓練を受けることに。
111 わかれ橋 5月      
112 祝言 6月     神林東吾と庄司るい、とうとう祝言をあげる
113 お富士さんの蛇 7月   源三郎「まだ、四十には、まだだいぶ間がありますよ」  
114 八朔の雪 8月      
115 浮世小路の女 9月      
116 ひゆたらり 12月   東吾が方月館の稽古にいかなくなって、まだ一年にもならないのに 東吾が方月館を去った後、松本伊太郎が方月館の師範代をつとめている。
117 びいどろ正月 1月 27    
118 黒船稲荷の狐 2月      
119 吉野屋の女房 2月      
120 花御堂の決闘 4月     東吾、通之進から神林家重代の銘刀、備前国長船在義光を譲られた
121 煙草屋小町 5月      
122 八丁堀の湯屋 6月      
123 春や、まぼろし 6月      
124 尾花茶屋の娘 9月      
125 雨月 10月      
126 伊勢屋の子守 12月      
127 白い影法師 1月 28    
128 梅の咲く日 2月      
129 矢大臣殺し 3月     長助のところに、三番目の孫(女の子)が誕生
130 春の鬼 4月      
131 百千鳥の琴 6月         
132 念仏踊りの殺人 8月     七重さんが二人目を身籠もる
133 松風の唄 9月         
134 おたぬきさん 10月      
135 江戸の馬市 11月      
136 冬の鴉 12月     「かわせみ」の餅つき
137 目籠ことはじめ 2月 29   二月八日は目籠ことはじめ
138 秘曲 2月   「花世よりも少し前に誕生なさったのですけれど、月足らずで、おまけに御難産でした」それから足かけ三年 東吾初めて三歳の麻太郎と会う
139 菜の花月夜 4月     東吾、宗太郎にすべてを打ち明け相談
140 マンドラゴラ奇聞 4月      
141 花世の冒険 7月       麻生家に第二子、小太郎誕生。
永代の文吾兵衛、小文吾初登場
142 残月 9月      
143 かくれんぼ 10月   五歳の源太郎 御殿山の麓の滝川家の茶会
144 薬研堀の猫 12月       
145 江戸の節分 12月     十二月十三日は厄払い。十八日は浅草寺の年の市

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