キキョウソウとキキョウいろいろ

キキョウソウ

散歩の途中見慣れぬ花に出会った。 調べてみるとキキョウソウと呼ばれる北米原産の帰化種で写真のように葉が茎を抱き段々に花を付けるのでダンダンギキョウの別名がある。
日本古来の野生種のキキョウを見る機会は少なくなっているがこの帰化種のキキョウソウはあちこちで勢力を伸ばしているらしい。 1940年代に東京で確認されたのが最初であるとされ、関西方面に多いそうであるが、この地方でも6月から7月にかけて道端に現れるようになったようである。

キキョウの名を持つキキョウ科の花は本家のキキョウ以外にサワギキョウ、タニギキョウ、ヒナギキョウ、ツルギキョウ等の在来種とこの外来種のキキョウソウである。( 「キキョウと秋の七草」 「サワギキョウの容貌」 の項参照)
外来種のキキョウソウ以外は散歩がてらに見つけることはこの地方ではなかなか難しく、咲いている場所を目指していくしかないが、関西に行くと比較的低地の野原でタニギキョウやヒナギキョウの群落を目にする。 

  キキョウソウ

タニギキョウ

 ヒナギキョウ

タニギキョウ(谷桔梗)は4月から6月にかけ関東の山裾でも見かけるが、関西では低地の山裾にしばしば群生する。
ヒナギキョウ(雛桔梗)は夏から秋にかけて小さな可愛い花を付ける。 関西方面では野原のあちこちで群生している姿を見かけ、写真も関西に行った時に撮ったもので、この地方で見つけることは難しい。
キキョウソウ、タニギキョウ、ヒナギキョウは比較的低地で見つかるキキョウ(桔梗)の名を持ったキキョウ科の花たちである。

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