エノキグサは畑や道端の雑草で、普段はほとんど目に付く事も無いが、花期になるとその独特な姿が印象的である。 花序は葉脈に付き、上部に小さな穂状の雄花、基部に編み笠状の総苞に抱かれた雌花を付ける。 葉が榎(エノキ)の葉に似ていることからエノキグサ(榎草)の名があるが、編み笠状の総苞から採ったアミガサソウ(編み笠草)の別名の方が分かりやすい。 トウダイグサやオオニシキソウ等と同じトウダイグサ科の植物で、なるほどと思わせる花序の形である。( 「トウダイグサの花の構造」 「オオニシキソウの輝きの一瞬」 の項参照)
次へ
最初のページへ戻る