ミヤマママコナ
晩夏から初秋にかけて、山裾を散策するとママコナ、ミヤマママコナと呼ばれる奇妙な名前と面白い形をしたゴマノハグサ科の花に出会う事がある。 |
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ママコナ
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ミヤマママコナ
半寄生の一年草で、イネ科やカヤツリグサ科の植物の根に寄生するとされる面白い生殖の仕方をする花でもある。 半寄生と言うからには自立もできるという事で、自らも葉緑素を持ち光合成を行うが、他の植物からも栄養を取り、宿主がいない場合には全体も小さく、宿主がいる場合には大きくなるそうである。 寄生植物にはネナシカズラの様に全寄生するものとママコナの様に半寄生する植物が有り、半寄生が80%を占めるが、それでもほとんどは熱帯地方の植物で、散歩道で見られるのはこのママコナとカナビキソウ程度である。( 「ネナシカズラはエイリアン」 「カナビキソウは半寄生植物」 の項参照) |