 |
 |
|
 |
|
|
 |
|
 |
|
 |
|
 |
|
 |
|
 |
 |

この画像をクリックするとamazon.co.jpの各商品紹介ページにジャンプします。試聴や解説、たくさんのレビューが読めますので、ぜひ参考に! |
|
 |
トップページ> 映画> レビュー> 2005年> 9月 |
 |
September, 2005 |
 |
シンデレラマン |
Cinderella Man |
|
 |
 |
監督: |
ロン・ハワード |
脚本: |
クリフ・ホリングワース
アキヴァ・ゴールズマン |
音楽: |
トーマス・ニューマン |
出演: |
ラッセル・クロウ
レネー・ゼルウィガー
ポール・ジアマッティ
クレイグ・ビアーコ
パティ・コンシダイン
ブルース・マッギル
コナー・プライス |
|
 |
 |
公式サイト(英語)
公式サイト(日本語) |
|
 |
この映画、一点の曇りなし。 |
★★★★★ |
第2次世界大戦前、大恐慌の嵐が吹き荒れるアメリカで
ビンボーのどん底から這い上がって、世界王者に登りつめた
英雄的ボクサー、ジェームズ・J・ブラドックの人生を描いた作品。
『ビューティフル・マインド』のゴールデンコンビ、
ロン・ハワード監督&ラッセル・クロウ主演でお送りいたします。
いやぁ、それにしてもすげぇ映画でした。
テレビのCMで、あの井筒監督が
「ひさしぶりに、いい」とかなんとか言ってて
胡散臭ぇなぁ…と思ってたんですけど、
たしかにいいですね。久しぶりじゃないけど、いいですね。
これ以上ないほど潔くて、まっすぐで、
わき目もふらず感動街道一直線!
しかもバツグンの集中力で作られる作品って、少ないですよ。
主演のラッセル・クロウとレネー・ゼルウィガーが
登場するシーンは、すべて、渾身の力が込められてました。
ただ、夫婦二人がテーブルに座ってるだけのシーンなのに、
二人の無言の気迫というかオーラというか、
目には見えないけど研ぎ澄まされた何かを感じずには
いられない、そんな雰囲気がすごかったです。
そして、その二人が築く家族を見つめる映画的視点、
ボクシングシーンの描き方に無駄がなく、ブレがない。
「アメリカの良心を汚すわけにはいかない!」という
根性が座っていたのかもしれませんが、
とにかくここまでビシーーーーーっと作られたら
もうこっちは泣くしかありませんって。降参。
これ以上のボクシング映画が存在するのかどうか、
それを確かめるために
まだ観たことのない『レイジング・ブル』を
レンタルしてきたいと思いました。
この映画、アカデミー賞を獲っちゃうかもなぁ〜。
(作品、脚本、主演&助演男優、主演女優、編集、音楽あたりで)
って、総ナメかよ!? |
|
posted on 2005.09.19 |
|
▲TOP |
サマータイムマシン・ブルース |
Summer Time-Machine Blues |
|
 |
 |
監督: |
本広克行 |
原作: |
上田誠 |
脚本: |
上田誠 |
音楽: |
HALFBY |
出演: |
瑛太
上野樹里
与座嘉秋
川岡大次郎
ムロツヨシ
永野宗典
本田力
真木よう子
佐々木蔵之介 |
|
 |
 |
公式サイト(日本語) |
|
 |
ユル〜いノリで「バック・トゥ・ザ・昨日!」 |
★★★★★ |
『踊る大捜査線』シリーズの本広克行監督が
ヨーロッパ企画という劇団が作った舞台を見て
「おもしろい!」と思って映画化した、っていう本作。
もう、まちがいなく、おもしろいです!!
【イントロ】
舞台は、とある田舎町にある大学。
クソ暑い夏休み、SF研究会の部室で
ユル〜い大学生活を送る部員5人。
SF研のくせにSFの意味すら知らない彼らの前に
「タイムマシン」が現れた。
とりあえず、「昨日へ行って、壊れてしまった
部室のエアコンのリモコンを取ってこよう」と
タイムスリップを試みたことから、彼らのドタバタが始まる…。
【タイムマシン映画なのに…】
オレ史上最高傑作にランクインしている
タイムマシン映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』
という作品があります。
これも、それまでの「タイムマシン」のイメージを打ち破る
斬新かつ大胆な切り口で時空の超越を描いていましたけど、
本作も負けてはいませんでした!
「時空を越える」という、超シビアな現実を前に
ユル〜く、ユルユルな学生たちがドタバタ笑わせてくれる。
そんな相反する世界を見事に両立させつつ、
細か〜なところまでマニアのツボをくすぐる設定もありつつ、
(『バック・トゥ・ザ・フューチャー』や『スター・トレック』、
そしてヴィダル・サスーン!)
ひとつの物語としてカンペキに昇華されていたわけです。
大爆笑しながら、なんだかんだで
最終的に「ポン!」とヒザを打ってしまった
この不思議な魅力。ヤラれました。
【コイツら、本物の大学生じゃ?】
なんて思ってしまえたほど、
大学生っぽい雰囲気がプンプン漂っていましたよ。
なんなんでしょ、あの自然な感じは!?
なんなんでしょ、あの日常感は!?
なんなんでしょ、あの「あうんの呼吸」は!?
なんなんでしょ、あのくだらなさは!?
登場人物、すべてがサイコーでしたわ。
ホームチームの与座!
最近テレビでもあんまり見かけなくなってたけど、
元気そうじゃん!おもしれぇじゃん!
脇役のみんな、初めて見た人たちばっかだけど、
アンタらのことは、オレは忘れない!
ぜったい忘れない!
これからも、どんどんがんばってほしい。
アンタらにはその資格がある。
真木よう子さん、かわいい。ラブ♪
-----
以上、これだけ絶賛しとけばいいだろ!
とにかく、素晴らしき脱力系SFコメディです。
こういうの、大好きよ。
肩の力を抜いて、映画館へ笑いに走ろ〜。
あぁ、もう一回観に行きたいわ。
舞台だって観てみたいわ! |
|
posted on 2005.09.04 |
|
▲TOP |
August,2005 | back number | October,2005  |
|
|
 |