パニック・ルーム |
Panic Room |
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監督: |
デヴィッド・フィンチャー |
脚本: |
デヴィッド・コープ |
音楽: |
ハワード・ショア |
出演: |
ジョディ・フォスター
フォレスト・ウィテカー
ジャレッド・レト
ドワイト・ヨーカム
クリスティン・スチュワート |
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公式サイト(英語)
公式サイト(日本語) |
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早く!逃げろ!急いで! |
★★★★ |
全国公開(5/18)よりもちょっとお先に、観てきました! いつも思うんですが、このデヴィッド・フィンチャー監督の映画、 最初のタイトルバックがとにかくすっばらしい!
もう、これを観ただけでも満足しちゃったぐらいです。
そして、フィンチャーの好きな縦横無尽のカメラワークの中を
駆けずり回るジョディ・フォスターのチチが揺れておりました。
ブルブル。
ストーリー的には、『セブン』や『ファイト・クラブ』のような
斬新さはないのかもしれないけど、
その分、正統派スリラーとして十分楽しめました。
そして、ジョディ・フォスターを含めた配役の良さで、
密室での出来事が臨場感たっぷりに伝わってきたような
気がしますね。(口調が評論家っぽくて、イヤですけど...。) 特にフォレスト・ウィテカー! この人の配役がズバリでした。
もう1回観に行ってもいいかも!
そして、次のフィンチャー+ブラピ作品、
または『ミッション・インポッシブル3』か? にも大期待したいところ! |
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▲TOP |
ビューティフル・マインド |
A Beautiful Mind |
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監督: |
ロン・ハワード |
原作: |
シルヴィア・ネイサー |
脚本: |
アキバ・ゴールズマン |
音楽: |
ジェームズ・ホーナー |
出演: |
ラッセル・クロウ
ジェニファー・コネリー
エド・ハリス
クリストファー・プラマー
ポール・ベタニー |
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公式サイト(英語)
公式サイト(日本語)
第74回アカデミー賞作品/監督/脚色/助演女優賞受賞 |
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フツーにすばらしい。 |
★★★★ |
ロン・ハワード監督といえば、
『バックドラフト』や『アポロ13』など
「映像で魅了し、ストーリーで泣かす」
そんな感動作を作った方ですよね。 で、今回のこの作品も、まさにそんな感じ。
最初の数十分くらいは、 "ふぅん、これがアカデミー賞作品なのねぇ。"って感じで
割と冷静に観れてたと思うんだけど、
ロジャー・ディーキンスの映像があまりに見事で、
視覚効果もさりげなくキレイで、
流れるようにストーリーに入り込めましたね。 ラッセル・クロウもジェニファー・コネリーもエド・ハリスも ポール・ベタニーも、あの小さな女の子も、よかったよぉ。
残念なのは、「もっと観たかった!」ってこと。
話がどんどん先に進んじゃうので、
もっと一時代の細かいところまで観てみたいなぁと思いました。
(特に前半部)
ほんとは★★★☆ぐらいかなぁ?と思ったんだけど、
「もっと観たい!」と思ってる映画にその評価では
ちょっとマズいかなと思ったので、 やはり上のような点数になりました。甘い?
p.s.
アカデミー賞という観点で言えば、
こいつに作品賞をあげることには賛成、 ただし、純粋な映画の出来という観点で言えば、
やっぱ『ロード・オブ・ザ・リング』かな? |
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▲TOP |
ブラックホーク・ダウン |
Black Hawk Down |
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監督: |
リドリー・スコット |
原作: |
マーク・ボウデン |
脚本: |
ケン・ノーラン
スティーヴン・ザイリアン |
音楽: |
リサ・ジェラード
ハンス・ジマー |
出演: |
ジョシュ・ハートネット
ユアン・マクレガー
トム・サイズモア
ジェイソン・アイザックス
ウィリアム・フィッチナー
エリック・バナ |
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公式サイト(英語)
公式サイト(日本語)
第74回アカデミー賞編集賞受賞 |
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「無意味なこと」の意味 |
★★★★ |
10年前に実際に起こった戦争についての映画。
ここ最近絶好調のリドリー・スコット節炸裂!な
ソリッドな映像の中、ひたすら戦闘が続く。 ずっと終わらないんじゃないかと思うほど、その一日は長く続く。
国vs国、民族vs民族、強いものvs弱いもの。 遠巻きから見てる人や、直接手を下さない人から見ると
そういう"大義名分"や"正当化するための理由"
っていうものがあるのかもしれないが 実際に最前線で敵と向き合っている戦士達にとっては、 戦場に入った途端にすべての「理屈」が吹っ飛んでしまうんだ。 なぜ自分は人を殺し、仲間を殺されなければならないのか。 そんなことさえ考えられない。 遠巻きに映画を「傍観」してるオレには、その無意味な死、 しかも膨大な数の死を見てるだけでも辛かった。涙が出た。
でも、彼らにとっては、
その一瞬一瞬をやり過ごすだけで精一杯なんだ。 意味を見つけてるヒマは、ないんだよ。
戦闘に入る前のジョシュ・ハートネットのセリフと、 戦闘が終わった後のエリック・バナのセリフがすべてを語っていた。
なぜ戦うのか? それは、自分が生きるため。 身近な仲間が生き延びるため。 それだけさ。
自分のサラリーマン生活と、なんとなくダブってる感覚でした。 レベルは天と地ほども違うけど、ね。 |
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▲TOP |
ロード・オブ・ザ・リング |
The Lord of the Rings : The Fellowship of the Ring |
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監督: |
ピーター・ジャクソン |
原作: |
J・R・R・トールキン |
脚本: |
ピーター・ジャクソン
フラン・ウォルシュ
フィリッパ・ボウエン |
音楽: |
ハワード・ショア |
出演: |
イライジャ・ウッド ヴィゴ・モーテンセン ショーン・アスティン イアン・マッケラン アンディ・サーキス リヴ・タイラー オーランド・ブルーム ビリー・ボイド ドミニク・モナハン |
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公式サイト(英語)
公式サイト(日本語)
第74回アカデミー賞撮影/音楽スコア賞など受賞
作品賞などノミネート |
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運命は続く… |
★★★★★ |
原作は、とてもとても有名らしい「指輪物語」という古典小説。 もちろん、読んだこともありません。 この映画がなければ、そんな本があることすら知らずに 一生を終えたことでしょう。 でも、本作を観てると、作っている人たちがいかにこの本を 大事に思ってるかがわかります。ストーリーの展開などは、 原作を知らないのでなんとも言えないけど、 とにかく原作の雰囲気がありありとそこにあるのです。 重厚な感じが、画面の中に常に横たわってる感じ。 それは、一瞬たりともなくなりはしませんでしたね。
この映画はよく、『ハリー・ポッター』シリーズや
『スター・ウォーズ』シリーズと比べられているようですが、
この際ですからはっきり言っておきます。
『ハリー・ポッター』なんて屁みたいなもんです。
比べちゃいけない。
『スター・ウォーズ エピソードT』は言うに及ばず、 トリロジーの最高傑作『帝国の逆襲』をも超えていると思いました。 (『スター・ウォーズ』命のオレがここまで言うんだから、 ちょっとは信用してくださいね!)
この物語には、人間の営みの理想と現実がつまってると思う (今後の展開も含めて)。 いろんな心の葛藤、礼節、友情、勇気、そして運命とは? 人として何をし、何を考え、何を大事にすべきか。 人間の根源とは何かを、これからも見せてくれるんでしょう (今後への期待も込めて)。 設定は難解だけど、中身はいたってシンプル。 そして、その映像美がすごい! 『スター・ウォーズ』とはまた違った意味で、すごい! 画面のどこにも破綻がないのです。違和感がないのです。 ほんとにあんな世界があるようにしか見えないのです。すごい。 流れるようなカメラワークってやつも、すごいんじゃない? かなりお金かかってるっぽく見えましたけど。
この第1作目は、その壮大な物語の序章としては 最高のスタートを見せた作品ですね。 いやはや、ここまですごいとは思ってなかった! |
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