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トップページ> 映画> レビュー> 2004年> 12月
December, 2004
ターミナル
The Terminal
監督: スティーヴン・スピルバーグ
脚本: サーシャ・ガヴァシ
ジェフ・ネイサンソン
音楽: ジョン・ウィリアムス
出演: トム・ハンクス
キャサリン・ゼタ=ジョーンズ
スタンリー・トゥッチ
チー・マクブライド
ディエゴ・ルナ
バリー・シャバカ・ヘンリー
クマール・バラーナ
ゾーイ・サルダナ
公式サイト(英語)
公式サイト(日本語)
"ビッグ"なトム・ハンクス、爆笑。 ★★★★
キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』以来の
スピルバーグ&トム・ハンクスが組んだハートフル・コメディ。

主人公ヴィクター・ナボルスキーは
クラコウジアという東欧の国からアメリカに旅してきた
英語もしゃべれない外国人という設定です。
英語をしゃべれないトム・ハンクス、って
ちょっとムリがあり過ぎるんじゃねぇのか?なんて
観る前は思ってました。

でも、そのへんを"なんとなく納得させてしまう"ところが
トム・ハンクスらしさでもあるんでしょうかねぇ。
なんとなく、ありかなぁ、と思ってしまった…。

これがトム・ハンクスのトム・ハンクスたる所以なのかもね。

彼が一躍有名になったのは、
今回と同じようなテイストをもった映画『ビッグ』だったと思います。
現在の「演技派」的な扱いとは、またちょっと違った
コミカルでまっすぐな演技がすごく魅力的でしたよね。
今回のこの映画では、
あのころの感覚が戻ってきたような感じでした。

素のまんま、ボケにボケまくってる感じね!
すいません、マジで腹かかえて笑ってしまいました。

『ビッグ』で有名になったトム・ハンクスが主人公を演じ、
その『ビッグ』の脚本を書いたのは、
スピルバーグの妹であるアン・スピルバーグであったり
するところからも、この2本の映画のつながりを
感じずにいられませんでした。
そして、この映画は『ビッグ』のように
笑えて泣けて、難しいことは考えずに素直な気持ちになれる
いい映画だったのでした。
posted on 2004.12.26
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ハウルの動く城
Howl's Moving Castle
監督: 宮崎駿
原作: ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
脚本: 宮崎駿
音楽: 久石譲
出演: 倍賞千恵子
木村拓哉
美輪明宏
我修院達也
神木隆之介
公式サイト(日本語)
これぞ真のミヤザキ・ワールド? ★★★☆
オレがイチイチ説明するまでもない
世界のミヤザキ最新作でございます。
映画館は大盛況、お子さまたちも大挙し、
吸い込まれるかのようにして、スクリーンを見つめておりました。

予告編で「主人公は90歳の少女」という説明があって、
でも、画面にはどう見たってただのおばあちゃんが映ってて、
"なに?キモチだけ妙に若いババアが
若くて超イケメンの魔法使いに片想いする話か?"
と思ってたオレの想像力の欠如が、
映画を観て明らかになりました。

あぁ〜、そういうことだったのね。
それがそうなって、ああなって、あれがこうなると
最後はこうなっちゃうのか!

ということでした。
まぁ、だいたいは納得できたんですけど、
納得できなかった最大の一点があります。それは、

《ここは若干ネタバレなところなので、知りたい人は
 下の囲み内をマウスでドラッグしてご覧ください。》

「いったい、あの戦争は何のために起こり、
 だれが起こしていたものなのか?」ということ。

そのナゾを知りたいがためだけに、
もう一回ぐらい観に行ってもいいかな!とも思ってます。

-----
さて、今回の映画、オレにとっては不思議な映画でした。
映画を観てる間ずっと、画面に映るキャラクターよりも、
その声を担当してる人たちの顔を思い浮かべてたから。
ソフィーというよりも倍賞千恵子、
ハウルというよりもキムタク、
カルシファーというよりも我修院達也(カンペキ!)、
マルクルというよりも神木隆之介くん("待たれよ!")
の顔がね、思い浮かんじゃって。
そのせいで映画に集中できなかったとか
そんなことはないんだけど、なんか不思議な感覚でした。

-----
そして、ストーリー以上の存在感を示していたのが
音楽です、おなじみ久石譲さんの書いたメインテーマです。

まろやかで暖かくて、でも少しだけ哀しくて切なくて…
みたいな、あの曲を聴いてるだけで、
映画の雰囲気が2割増で良くなってた気がしますよ!
今回は音楽に助けられた部分が
(より)大きかったんじゃないかと、そう感じました。

以上、でも、『千と千尋』のほうが全体的には良かったと思う
ketsuの感想でした。
posted on 2004.12.05
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ニュースの天才
Shattered Glass
監督: ビリー・レイ
原案: バズ・ビッシンジャー
脚本: ビリー・レイ
音楽: マイケル・ダンナ
出演: ヘイデン・クリステンセン
ピーター・サースガード
クロエ・セヴィニー
スティーヴ・ザーン
ハンク・アザリア
メラニー・リンスキー
ロザリオ・ドーソン
公式サイト(英語)
公式サイト(日本語)
何事もほどほどにしておきましょう。 ★★★☆
アメリカの有名な雑誌記者が起こした
実際の事件をもとに映画化された、この作品。

人間の弱さをまざまざと見せつけられたような気がして
映画の出来とは無関係に、なんか"あ〜ぁ…"っていう
ため息しか出ない気分になってしまいました。

でも実際、こういう人って、いますよね。
いますよねっていうか、いそうな感じがします。
他人の目に対して人並み以上に敏感に反応する人。
誰にでも良く思われようとする人。
誰かに怒られる(非難される)のを極度に恐れる人。
すごくアタマがいいのに、その使い道を誤ってる人。

その逆の人もいますけどね。
他人のことなんてまったく気にしてない、
(良くいえば)マイペース
(悪く言えば)ジコチューの人とか
人からのアドバイスにも耳を貸さない人とか。

ま、どっちもどっちっていうか
そんな極端な性格にはなりたくないな、と思うところです。
天才とか大物と呼ばれる人ならともかく、
オレなんか単なる一般人ですから
ほどほどであることが肝要か、とね。

-----
そんな複雑な主人公を演じるのは
スター・ウォーズ』シリーズで大ブレイクしている
ヘイデン・クリステンセンくんです。
海辺の家』でもそうでしたが、
彼はこういう"繊細で複雑な性格の"役柄をやらせたら
ピカイチですね〜。アナキンだって複雑な性格してるしね。
いいのかもしれない!

もっともっといろんな作品で、彼の雄姿が観たい!
posted on 2004.12.05
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