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トップページ> 映画> レビュー> 2002年> 11月
November, 2002
マイノリティ・リポート
Minority Report
監督: スティーブン・スピルバーグ
原作: フィリップ・K・ディック
脚本: スコット・フランク
ジョン・コーエン
音楽: ジョン・ウィリアムス
出演: トム・クルーズ
コリン・ファレル
サマンサ・モートン
マックス・フォン・シドー
ピーター・ストーメア
公式サイト(英語)
公式サイト(日本語)
第75回アカデミー賞音響効果編集賞ノミネート
歪んでいるのに、どう見ても正統派! ★★★★
さて、『A.I.』以来のスピルバーグ監督作品ですね。
このお方、世界のトップに君臨し始めてから、
一体どのくらい経つのでしょう?
そんな大御所が、これほどまでにクールで挑戦的な映画を作るなんて!

1.まず、原作者が同じということで、
  当然『ブレードランナー』との比較をしたくなるところですが、
  『ブレードランナー』ほどのビジュアル的なインパクトはありません。
  でも、どちらの映画が近未来により近いかというと、
  断然本作でしょうね。
  映像技術の進化と、
  スピルバーグのナチュラルな感覚からできたものと思います。

2.映し出される映像が、その場面に応じて主張するんです。
  時にはクールな青、時には疑惑の灰色、
  時には神からのお告げのような反射光。
  これらが、見事なコントラストと統一性を保ちながら
  ねじれたストーリーとともに進んでいく。

3.俳優陣が、脇役も含めて豪華で、適材適所な感じでした。
  特にコリン・ファレル。
  彼の映画は初めて観ましたが、よかったですねぇ!
  あのゲジマユに惚れる女性もたくさん出ることでしょう。
  その他、サマンサ・モートン、ピーター・ストーメアは
  当然のような存在感だし、
  もちろんトム・クルーズのことなんて言うまでもありません。

4.スピルバーグ=ファンタジー映画、と思っている方。
  考え直してくださいね。
  もうそんな時代はとっくに終わってるのです。
  『シンドラーのリスト』、『ジュラシック・パーク』、
  『プライベート・ライアン』。
  そして本作も、血が吹き飛びます。
  純真な正義のヒーローも登場しません。
  彼なりのリアルで歪んだ感情の描写が出てるんだと思います。
  甘くないですよ!

書くだけ書いちゃいましたが、あんまり伝わらない文章ですね…。
最後にまとめると、『12モンキーズ』と『逃亡者』を足して
そこに『バニラ・スカイ』を一滴たらしてシェイクしたような
そんな映画だと思いました。
どう、おもしろそう??
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ジョン Q
John Q
監督: ニック・カサヴェテス
脚本: ジョン・ケアンズ
音楽: アーロン・ジグマン
出演: デンゼル・ワシントン
ロバート・デュヴァル
ジェームズ・ウッズ
アン・ヘシュ
公式サイト(英語)
公式サイト(日本語)
良くできたヒーロー、誰でもなれそうなヒーロー ★★★★
どこかの雑誌で
「泣ける映画」=「良い映画」だとは限らない!
と言ってた人がいた。
ほんとにそうなんだろうか?
そう思いながら、この映画を観ていました。
ガマンして、ガマンして、それでも泣いている自分がいました。
そう、これは良い映画なのです。
けっこう都合のいい話でしたが、それでもよかったのです。
しかも、センチメンタルな感情に訴えるだけじゃなく、
映画の中で訴えたいことがキチンとアピールされているのです。
だから、どこかのお涙ちょうだいの映画とは一味違うのです。

でも、「良い映画」=「賞を獲るべき映画」ではありません。
この映画がアカデミー賞を獲ることはないでしょうけど、
良い映画でした。★はかなりオマケしてます。
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チェンジング・レーン
Changing Lanes
監督: ロジャー・ミッチェル
脚本: チャップ・テイラー
マイケル・トルキン
音楽: デヴィッド・アーノルド
出演: ベン・アフレック
サミュエル・L・ジャクソン
トニ・コレット
ウィリアム・ハート
シドニー・ポラック
公式サイト(英語)
公式サイト(日本語)
ちょいといい話 ★★★☆
映画館でこの映画の予告編を見てたときは
"またお決まりの安易なドタバタアクション・サスペンスか…"
と思い、ほとんど期待もしないで観ましたが、
なかなかどうして!
下世話な映画になりそうなところを、ギリギリのところで抑えて
少しは考えさせてくれる物語になってるじゃん!

いざというときにだらしない役柄がピッタリなベン・アフレックと
カタブツで説教臭そうなサミュエル・L・ジャクソンの取り合わせが
意外といいのでした。

それにしても…。
トニ・コレットやウィリアム・ハートという名役者が出てるにも
かかわらず、出演時間が少ないじゃないよ!えぇ?
ウィリアム・ハートとサミュエル・L・ジャクソンなんていう
ゼイタクな絡みがもっと観たかったぜ!
(関係ないけど、『スモーク』の
ウィリアム・ハートとハーベイ・カイテルの共演なんてサイコーです!)
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プロフェシー
The Mothman Prophecies
監督: マーク・ペリントン
原作: ジョン・A・キール
脚本: リチャード・ハテム
音楽: tomandandy
出演: リチャード・ギア
ローラ・リニー
ウィル・パットン
ルシンダ・ジェニー
デブラ・ミッシング
公式サイト(英語)
公式サイト(日本語)
実際にあった話だそうですが… ★★☆
この映画、題材というか作風が、
前に観た『ロスト・ソウルズ』に似てるんだよなぁ。

超常現象を扱う映画で、しかも割とお金をかけて作ろうとすると
・凝りに凝りまくった映像美
・煽るだけ煽りまくる戦慄の音楽
・登場人物が、とにかく一切笑わない
こんな風になってしまうんでしょうかね?

ずっと恐い顔をしてるリチャード・ギアって、それでいいのかい?
かっこいいんだか、どんクサいんだかよくわかんない映画…。
でも、実際にあんな目には遭いたくないなぁ、絶対。
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