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トップページ> 映画> レビュー> 2002年> 2月
February, 2002
がんばれ、リアム
Liam
監督: スティーブン・フリアーズ
脚本: ジミー・マクガバン
音楽: ジョン・マーフィー
出演: イアン・ハート
クレア・ハケット
ミーガン・バーンズ
アンソニー・ボローズ
公式サイト(日本語)
お前もがんばれよ。 ★★★★
ポスターにデカデカと載ってる少年の顔。
な〜んにも知らなさそうなその純朴な子に、
オレのココロを癒してもらおっかなと
甘い気持ちで行ったのが大きな間違いじゃったわ。
いや、純朴だという点は全然間違ってないし、
あの子に罪はない。悪いのは、オレっす。

この物語の舞台が何十年前なのか
はっきりとはわかりませんが
今と置き換えても何の違いもないです。
世知辛い("せちがらい"ってこんな漢字なのね!)世の中を、
やっとの思いで、家族が肩寄せ合いながら生きてる、と。
で、世間の荒波に飲み込まれてしまったダメおやじがいて、
けなげな子供たちがいて、
懸命に家族を守るお母さんがいる、と。

この映画には、始まりも終わりもありませんでした。
子供の視点から見た
「生きるって、どーゆーこと?」という問いかけ。
生きることって、そうカンタンじゃ、ないんだね。
辛いんだよ。9割が辛くても、
1割しか楽しいことがなくても、
それでも毎日は続くんです。
ひかりのまち』でもダメおやじがぴったりだったイアン・ハートが
再びダメおやじを演じてます。
映画が良くできてたとかそういう問題ではなく、
この"痛さ"が理解できたという意味で、
★★★★の価値ありでした。

『がんばれ、リアム』じゃなくてさ、
がんばれ、リアムのおやじ!だってば。マジで。
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