The one night stands tour "Collective Souls" 1998 REVIEW

 最初に、早送りでステージの組立のシーンや、観客の入り、そして氷室が車に乗って登場してステージ裏に入っていくシーンと、メイキング風にステージの裏側を垣間見ることが出来る。
 実は、このツアーの最終日に参加していたのである。プロ野球の横浜ベイスターズの本拠地、横浜スタジアムがツアー会場だ。2daysあったが、最終日の映像も使われてることを知って、とても楽しみにしていた。また、映像を確認して、見たシーンなどが映っているのが確認できたときは、すごくうれしかった。ただ、ここでMCがあったのにとか、知ってるが故の苛立ちもあったが・・・。なにせ、今までツアーに行った会場の映像が使われることなど無かったので・・・。知らなければ、何とも思わなかったのだが。(笑)
 オープニングナンバーは
RE-BORNである。このツアーには、氷室の憧れであるギタリストのスティーブが参加している。早速、その実力を魅せてくれる。氷室との絡みも最高で、今までずっと一緒にやってきたかのようだ。彼の存在が、このライブを大きく左右している。とにかく、格好良いギタリストである。
 続いて
NATIVE STRANGER。このつながりも非常に良い。もちろん、スティーブの存在を十分アピールできている曲でもある。序盤からいきもつかさずLOVE&GAMEへと・・・。オーディエンスも、メンバーも、もちろん氷室も、テンションの高さが十分に伝わってくる。また、スティーブが音の出る光線銃?を使ってのパフォーマンスも、しっかりと映像で確認できる。(笑)
 そして、ずっとライブで歌われている曲
CRIME OF LOVEへと移行する。ただ、この曲はライブ向きではないことは前々から言っているが、スティーブのギターテクはさすがである。次にFLOWER DIMENSIONである。この曲は、壮大な雰囲気をもっているが、やはりライブ向きではない・・・。氷室自身は、気に入っているみたいだが・・・。
 最初に耳にしたとき、何の曲かわからなかった曲が
DRIVEである。スタジオバージョンよりもとても格好良く、アレンジして良かった。この曲の時の映像に、少し手を加えているみたいだ。そして、ここでもスティーブのギターテクが・・・。しかし、ここで注目して欲しいのは、スティーブの陰に隠れているが本田の動きにも注目して欲しい。何回口を開けているか、気になって気になって仕方がない・・・。(笑)
 続いては
LOST WEEKENDである。このあたりでメンバーも、左右に動き出し氷室も良く走っていた。戻るときも、しっかり走っていた。(笑) メンバーが、とても楽しく演奏している姿が印象的であった。
 聴いたことのない曲が流れる・・・。新曲か?思わずそう思ったのだが、氷室はステージを降りて下がっていった。何故だろうと不思議に思っていたのだが、その疑問が少しずつわかってきた。そう、スティーブのソロ演奏が用意されていたのである。中盤のギターテクは必見で、多くのファンが彼を魅了し、拍手喝采を浴びていた。大袈裟な言い方かも知れないが、氷室ファンがスティーブを本当の意味で受け入れた瞬間だ。映像であっても、スティーブのギターテクを見れるのは大きいと思う。
 氷室曰く、実はスティーブソロを含め、次の曲である堕天使
WALTZと、魔のバラード集らしい。(笑) 氷室がMCでそう言っていたし、またこうも言った。観に来ている奴らも、かなり辛いと思うと、笑いながら・・・。(笑) ビデオでは、そんなMCは入っていないが・・・。
 そして
STRANGERである。実は、ここでもMCは入っていないが、STRANGERの作られたいきさつを氷室が教えてくれた。この曲も、回を重ねるごとに格好良さが増していく。
 そして、ここからは氷室ワールドである。もう、誰も止められない!王道のナンバーが、これでもかと怒濤のように続いていく。
JEALOUSYを眠らせてNO MORE FICTIONWILD AT NIGHTTASTE OF MONEYANGEL、感想など言わなくても、映像を見てもらえれば十分伝わるであろう。オーディエンスの反応もとても凄いし、氷室も走りながら歌っていた。(笑) 映像もとても良く、氷室だけでなくメンバーも良く動いていた。やっぱり野外は最高である。(笑)
 
ANGELの時には、クロムハーツの創世者であるリチャードが紹介されていた。また、10年かけてやっと辿り着いた歌詞と言っていたように、歌詞の一部が変わっている。ANGELは映像も最高だし、トータルでも過去最高の出来だったと思う。
 アンコールは、これまた好きな曲の魂を抱いてくれだ。まさか、ライブで歌ってもらえるとは思っていなかったので、かなりうれしかった。また、歌っている姿が格好良い!この映像も必見だ。あと、説明が遅れたが、衣装はほぼ全身クロムハーツで身を固められていた。ツアー用に、衣装を作ってもらったらしい。もちろん、メンバーも身につけているらしく、氷室がプレゼントしたらしい。(笑)
 続いて
KISS MESEX&CLASH&ROCK'N'ROLLへと続く・・・。これも裏話であるが(誰でも知ってるとは思うが・・・)、実は曲順が微妙に違っている。正確には、ビデオ用に取り直しした為、歌い直したのである。SEX&CLASH&ROCK'N'ROLLは、本当はここではなかった。何故歌い直したかというと、スティーブのギターにアクシデントが起こったのである。なので、当日観に行った人は二回聴けたのである。得?したのだ。(笑) またMCでも、SEXは好きかい?などとおちゃらけてみたり。(笑)
 この季節にふさわしい
SUMMER GAMEが、最後のトリである。ここで、お決まりのセリフであるもういっちょいっていいですか?もういっちょいっても良いですか?と言葉を投げかけ、曲が始まる。氷室自らカメラを持ち、所々でその映像が使われていた。あと、曲が終わった後、最後にライブでは観たこともないような花火が打ち上がった!魅せる方でもしっかり用意していた。(笑)
 いつものように、THANK YOUTHANK YOU 愛してますと、感謝の気持ちを伝えステージを去っていく・・・。その後も映像は続いていた。ここまでカメラが入ったのはKING of ROCK SHOW以来である。最後に車に乗って、会場を去っていく氷室。ビデオを観ている人も、本当に終わったなと感じるであろう。(笑)
 しかし、年を重ねるごとに格好良さが増す氷室。一体、彼はどこまで格好良くなるのであろう。進化し続けている・・・。映像も良かったし、かなりお勧めのライブビデオであることは間違いない。

  SET LIST

曲順
曲名
お勧め度
1
RE-BORN
★★★★★
2
NATIVE STRANGER
★★★★★
3
LOVE&GAME
★★★★★
4
CRIME OF LOVE
★★★★
5
FLOWER DIMENSION
★★★★
6
DRIVE
★★★★★
7
LOST WEEKEND
★★★★★
8
DEMENTIA
★★★★☆
9
堕天使
★★★★★
10
WALTZ
★★★★★
11
STRANGER
★★★★★
12
JEALOUSYを眠らせて
★★★★★
13
NO MORE FICTION
★★★★★
14
WILD AT NIGHT
★★★★★
15
TASTE OF MONEY
★★★★★
16
ANGEL
★★★★★
17
魂を抱いてくれ
★★★★★
18
KISS ME
★★★★★
19
SEX&CLASH&ROCK'N'ROLL
★★★★★
20
SUMMER GAME
★★★★★