NEO FASCIO -TURNING POINT-　REVIEW 　インストから始まる・・・イメージ映像であろうか、その映像とともに・・・そして幕が今開かれる！！ 　一曲目であるNEO FASCIOである。衣装も、アルバムのイメージを連想させる感じだ。まだ、オープニングということもあり、動きも少ない。しかし、最初からオーディエンスにパートを歌わせるあたりは、観客の心をつかむコツを知っている。 　二曲目はESCAPEだが、まだオーディエンスもノリきってない感じを受ける。しかし、この曲は意外にテンションがハイになる。 　そして、三曲目のCHARISMAだ。氷室の顔を見る限りでは満足そうなのだが、この一曲目から三曲目までは、イマイチノリきれないナンバーが続く。 　四曲目のCOOL、ここからが真骨頂である。会場内の雰囲気もガラリと変わり、氷室の動きも軽快になり口調も軽快だ。ギターの友森は一回転、キーボードの西平もご機嫌に頭をシェイクさせている。それほど、ノリの良い曲なのである。ビデオを観ているだけでも、その興奮が映像から伝わってくる。 　五曲目にして、バラードであるMISTY。氷室の歌声の素晴らしさを感じることが出来て、またすごく感情を込めながら歌っているような感じが伝わってくる。聴かせる曲だと思う。 　六曲目は、名曲であるDEAR ALGERNON。今回、氷室自らアコースティックギターを持っての演奏である。なかなか、こういった姿を見ることは出来ない。このアコースティックバージョンは、凄く良かった。聴く価値アリだと思う。ちょっと、歌詞を間違えて歌ってる箇所があるが、人間だから仕方がない・・・。それもまた、氷室の魅力である。（笑） それにしても、ギターを弾きながら歌っている姿もまた格好良い。ボーカリストとはいえ、意外にギターを持ってる姿も似合っていた。（笑） 　七曲目のSEX&CLASH&ROCK'N'ROLL。いよいよ、中盤から後半に突入していく。ここから数曲が、第二の盛り上がりである。クライマックスへとまっしぐらだ。この曲はライブ用にアレンジされていて、ポップな感じからとても格好良くロックな仕上がりに変わっている。ライブでは定番になっていて、後半にはかかせないナンバーになっている。曲の間奏の部分で、メンバー紹介が行われる。 　そして、休む間もないまま怒濤のビート系ナンバーが続く。TASTE OF MONEY、SUMMER GAME、ANGELと、ライブで常に歌われているナンバーが、オーディエンスを興奮の渦へと誘う。SUMMER GAMEでは、曲の間奏に入る前に、愛してるぜ○○BABY！（○○には会場名や地名などが入る）と、オーディエンスの心を揺さぶる。そしてANGELでは、ツアーに参加しているCHARLIE SEXTONのギタープレーが炸裂！ANGELの最後に、お決まりになっているドカーンと花火が！ 　いよいよ佳境に突入していく。ここで、名曲であるバラードALISON。凄く感情移入した歌い方で、心に何か伝わってくる・・・。映像を見ながら聴くのもまた良い。関係ない話なのだが、結婚式の二次会で歌ったことがあるのだが、認知度が無かったようで誰も聴いてなかったり・・・。本人だけが、自己満足の世界に。（笑） 　そして、最後の曲となるCALLING。これまた名曲で、最後にふさわしい壮大な曲だ。色々と考えさせられ、ずっと聴き入ってしまう・・・。氷室も、かなり感情を込めながら歌っているように映像から見受けられる。スタジオバージョンも良いのだが、ライブバージョンはもっと良かった。 　歌が終わり、Thank you！を連発。そして、また合おうな！愛してます！！と言って一礼をする氷室。そして、ステージを後にする・・・。粋な男である、氷室という人物は。（笑） 　最後に、ライブ映像ではないが、彼のオフショットらしきものが流れる。普段見ることが出来ない映像と共に、バックにLOVE SONGが流れている。愛車に乗って運転しているシーンとか、野球のグローブをはめて壁にボールを投げて遊んでいるシーンなどが流れている。妙に歌とマッチしていて、良い感じであった。 　 SET LIST 曲順 曲名 お勧め度 Opening OVERTURE ★★★★★ 1 NEO FASCIO ★★★★☆ 2 ESCAPE ★★★★☆ 3 CHARISMA ★★★★ 4 COOL ★★★★★ 5 MISTY ★★★★☆ 6 DEAR ALGERNON ★★★★★ 7 SEX&CLASH&ROCK'N'ROLL ★★★★★ 8 TASTE OF MONEY ★★★★★ 9 SUMMER GAME ★★★★★ 10 ANGEL ★★★★★ 11 ALISON ★★★★★ 12 CALLING ★★★★★ Ending LOVE SONG ★★★★★