前日入りするはずが、思わぬハプニングで当日の早朝に埼玉に到着。宿泊先で4時間ほどの仮眠をとり、13時にさいたまスーパーアリーナに到着した。まずは、ツアーグッズを確認。この時間はまだ混雑はなかった。混む前にツアーグッズを購入。あとで、かなりの長蛇の列を目にすることになったのだが・・・早めに来て買っておいて良かったと思った。(笑)
その後、各関係者等からの花束を発見。そして、会場の周りを散策。ツアートラックも発見。開演までの時間を、当サイトを見ていただいた方にお会いしたり、久しぶりの方にお会いしたりと奔放して時間が刻々と開演時間に近づく・・・。
17時前に会場入り。さいたまスーパーアリーナという会場は初めてで、その大きさに期待と興奮が押し寄せる。いつものように、氷室との位置を確認する。思ったほど遠くはなかったが、予想より端の方だったので少しガッカリした。(笑)
17時を過ぎても、まだ始まる気配はない。考えないことにはしていたのだが、時間が近づくにつれて、オープニングが気になりなって気になってどうしようもない衝動に駆られていた。17時20分過ぎ?に、「まもなく開演します」というアナウンスが流れた。更に緊張感が高まり、いよいよ始まるのか・・・と、心の準備を。(笑)
照明が落とされ、メンバーが各々の位置に。そして、氷室も登場!すごい歓声である。2年半ぶりの生氷室なので、ファンも大興奮状態である。気になるオープニングは何なのであろう・・・。その疑問も間もなく解消されることとなる。
全く予想していなかったわけではないが、ちょっとビックリしたオープニングナンバーである。VIRGIN
BEATであった。そして、始まるや否やファンの歓声がさらに大きくなった。今まで、ツアーでVIRGIN
BEATを聴いてきたが、今回のライブが一番盛り上がっていた気がする。続いての曲はROXYだった。ライブ用にアレンジされていて、とても良かった。この曲は、凄く聴きたかった曲でもあり、またアレンジされているであろう事が予想できていたので、どういったアレンジになるのが気になってもいた曲であった。見事、期待以上の出来に喜びも隠せなかった。
続いての曲TO
THE HIGHWAYも生で聴いたことがなかったので、楽しみにしていた曲であった。「レコーディングの最中に、日本から15分でチケットが完売したってきいたけど、濃い連中ばっかり集まってるよな。(笑) えりすぐりの曲を見繕ってきたんで最後まで楽しんでいってくれ」みたいな事を言ったと思うのだが(記憶が・・・(汗))、その後のナンバー、DRIVE、LOVE&GAME、COOL、と続き、そしてここからバラードが続く・・・。BOOWY時代の曲であるJULIETも披露。個人的には、なかなか良かったとは思う。「15年たった俺の歴史の中で原点でもある曲」というような内容のMCで歌われた。
中でも、みんなが期待していた曲炎の化石は見せ所であった。まずは、下から炎が火の玉のような感じで舞い上がってくる仕掛けが施されていた。結構離れていたのだが、その熱気を十分に感じることが出来た。また、PVも流れていて、見事に演奏がPV通りに終わらせていたあたりは凄いと思った。次の曲のDEAR
ALGERNONも同じようにPVを流しながら演奏していた。
アルバムの話のMCがあって、その中から一曲と言うことで流れたのが、アルバムのタイトルにもなっているFollow
the windが披露された。もちろん、当たり前だが誰もが初めて耳にするこの曲を、誰もが聴き入っていた。とても感じの良い曲で、今までの氷室の曲には無かった感じの曲であった。そして、CRIME
OF LOVEを挟んでもう一曲新曲が披露された。LOVE
SHAKERという曲である。この曲は、今回発売されたシングルのカップリング曲と同じような感じの曲で、ラップ調である。意外に、氷室がラップを歌っていても良い感じに聞こえたのは言い過ぎであろうか・・・?そして、もう一曲Claudiaが披露。氷室から、ファンに対しての待たせすぎたお詫びの印であろうか?(笑)
第一部の締めくくりの曲はGONNA
BE ROGUE?である。何か物足りなさも感じたが、第一部が終わり30分の休憩となる。その間に、今までの曲を振り返ったり、セットリストの確認をしていた。
いよいよ第二部の始まりである。オープニングに何を持ってくるのか期待していたが、ここで最高の曲が流れた。そう、CALLINGである。この曲が、今回のライブで一番聴きたかった曲であった。もう、最高である。ただ、この曲を聴くと終わったような脱力感があったことは私だけであろうか・・・?。(笑)
WALTZの時であったが、最後の部分で歌詞を間違えてしまった。終わった後氷室は、「歌詞間違えちゃった」と照れくさそうに言った。そして、「15年間色々あったけど、成功もあれば失敗もあった」と言っていたのだが、この時、「これが俺の失敗の歴史」と言い放った。(笑)
このあたりから、「調子が悪い」というようになった氷室。確かに、楽しみであったライブではあったのだが、どこか今ひとつ盛り上がれない自分がいた。それが、どういったことでなのかはわからなかったが、それは最後の最後まで感じてしまったことであった。氷室の言う「調子が悪い」についてはライブが終わった後、色々と言われていた。耳につけているイヤホンの調子が悪いという見解や、本当に体調が悪かったという見解。真相はどうかわからないが・・・。
そして、第二部の終わりに向かって怒濤のビート系の曲が続いた。ラスト三曲にさしかかった時のことであったが、SEX&CLASH&ROCK'N'ROLLで、「後ろの奴らも楽しんでるかぁ〜」と聞いた後、「俺の方が楽しんでるよ」と、気持ちが良かったのだが、全体的にも言えることであったが、曲と曲の間がちょっと長いように感じた。どうしてもあいてしまうと、せっかく高ぶってきた気持ちが冷めてしまうのである。これは、次に始まるツアーで是非見直してもらいたい事であった。
「15年間ずっと俺の・・・」(・・・の部分は、何を言ったのか忘れてしまいました・・・大事な部分なのに・・・(汗))と言って披露された曲は、ラストにふさわしいANGEL2003である。が、いつものパフォーマンスがない・・・。マイクを胸に当てたり、お決まりのパフォーマンスが・・・。ちょっと、不完全燃焼のまま第二部も終了。
アンコールがこだまする中、氷室だけが登場。ここで、BOOWYのナンバーを披露した。生では初めて聴くBOOWYのナンバーだったので、感動した。が、調子が悪いせいか納得していないような様子が伺えた。そして、次の曲、魂を抱いてくれに引きずってしまうことになった。出だしの入りでミスをしてしまう氷室。曇る表情。正直、見ていて辛い部分もあった。これだけ、納得してない様子をあからさまにする氷室を見たことがなかったからである。歌い終わると、またステージを降りた。そして、2回目のアンコールに突入することになる。
2回目のアンコールの最初の曲はKISS
MEであった。ライブ向きではないと言い続けながら、久しぶりに聴いたので良かったりしましたが・・・。(笑)
続いて、ここできたかとおもったJEALOUSYを眠らせて。ただ、今まで聴いた中ではイマイチだった気がした・・・。そして、最後は・・・予想通りのSUMMER
GAME。(笑) そして、長いようで短かった休憩を挟んでの4時間強のライブは終了した。
ツアー後、色々な人達の感想を聞いたのですが・・・。結果は、良くなかったという意見が非常に多かった。個人的には、久々のライブで良かったことは良かったのですが、今までの満足感を味わってきたライブとは少し違ったツアー後の気持ちに、すこし納得したような気分でした。自分だけなのかな?という心配をよそに・・・。
調子が悪いと言っていた氷室。色々な部分でそう言ったのだと思うが、個人的見解では、ツアーメンバーの一体感が感じられなかったことが気になった。あと、久々の大きな会場ということもあり、オーディエンス側も一体感が薄れていた気がした。広い会場故の事かも知れない。スティーブ抜きで、どこまでやれるかということは、今回のツアーの見所だったのだが、それは次回のツアーで答えを出したいと思う。多分、このメンバーで次に始まるツアーを行っていくと思うので、そこで一体感を確認してからもう少し考えてみたい。一夜限りのライブだったので、仕方のない部分も多かったと思うので。 |